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なぜフランス人は妥協を嫌うのか

フランス人はなぜあれほど傲慢で他者と妥協しないのか(これを「フランス中華思想」と言う人もいるが「中華人民共和国」への侮辱になりそうなので、私はこの語は使わない。)ということを考え、確か、イギリス人はcompromiseに対し肯定的で、それを「english compromise」とか言うと、昔、ものの本で読んだ記憶があったのでネットで調べると、それは見つからない。記憶違いかもしれない。
もっとも、イギリスのcompromiseも怪しいもので、表では妥協したように見せかけて、相手をうまく騙すのがイギリス式交渉術の常であり、(有名な例が、今の中東混乱の起源となった第二次大戦時の「三枚舌外交」。)それはユダヤ式交渉術でもある。
さて、english compromiseは見つからなかったが、下のような記事を見つけ、フランス人がなぜ妥協しないのか、つまり、「自分は絶対的に正しい。相手は絶対に間違っている」という態度を取るのが常であるのかが分かった気がする。これは言葉の習得を通してフランス人の体に浸み込んだ本能なのである。(笑)

もっとも、妥協を嫌うのはフランス人だけではなく、白人全体の基調音である。
私は「ファミリー・ガイ」というアメリカのアニメが好きなのだが、キチガイ揃いの家族の中で唯一他者への思いやりと自制心を持った女の子は、周囲のほぼ全員から無視され、あるいは嫌われるのである。それは、「妥協」、すなわち「自分の要求水準を引き下げての他者との協調」とは欧米文化では「自尊心の欠如」と見做されるからではないか、と私は推測している。他者と戦い、自分を認めさせ、自分の地位を確立しようとしない人間(東洋的な穏やかで謙譲な人間)は、あちらでは「クズ」なのである。

なお、フランス人は皮肉が好きだが、ユーモアには欠けている、と私は思っている。皮肉は他者への冷酷な断罪であり、嘲笑である。シャーリー・エブドの絵を見て笑える人間は、フランス以外の国では少ないだろう。フランス文学全体を見ても、かなりユーモアに欠けている。せいぜいが下ネタしかない。それを「ゴーロワ的笑い」などと持ち上げる向きもあるが、なに、ラブレーの作品に代表される、幼児的な下ネタのことである。映画などを見ても、笑いのセンスはゼロに近い。




(以下引用)

compromiseが信用の失墜を意味するわけをフランス人に尋ねた

Twitterがcompromiseされた

英語の動詞に compromise というのがあって、「譲歩」「妥協」と理解していたのだけれど、先日のTwitterのDNSクラッキングを伝える英語の海外サイトをいくつか読んでいるうちに「譲歩」「妥協」とは解釈できない文脈に何度も出くわした。


たとえばこれね。


Biz Stone, the co-founder of Twitter, posted a blog saying: “As we tweeted a bit ago, Twitter’s DNS records were temporarily compromised tonight but have now been fixed.


Twitter hack claimed by Iranian group - Channel 4 News
拙訳
Twitterの設立者 Biz Stone はブログでこう述べている。「ちょっと前にも言ったけど、今夜TwitterのDNS記録が一時的に危険な状態になった。でも復旧したよ。もう大丈夫。
ある人に教えていただいた表現。
Your card is now compromised.
オタクのカード、セキュリティ的によろしくないですよ。

手元の英和辞典は compromise をこう記述している。


━━[動](他)

  1. 〈紛争などを〉妥協して解決する, 示談にする
  2. 〈信用・名声・評判などを〉危うくする, 傷つける, 汚す;〈能力を〉弱める
【小学館プログレッシブ英和中辞典第4版】

語源の話。compromise は接頭辞 compromise から成る。直訳すると「双方の約束」。対立する人たちがいる。第3者がそれを仲裁する。それに従うことを双方が約束する。換言すれば「譲歩」「妥協」。ここまでは誰でもわかる。しかし「信用・名声・評判などを危うくする、傷つける、汚す、能力を弱める」の感覚が生まれる理屈がよーわからん。

フランス人の compromise の感覚、語源学

綴りが示すように compromise は大昔(15世紀)のフランス語に由来する外来語である。Twitterにフランス人の following/follower がいることを思い出した。こういうことは英語のネイティブよりもフランス語のネイティブのほうが詳しいかもしれない。で、質問した。Many a thanks, @simplextrig.

  1. compromise は "to mutually accept third-party arbitration" (双方が第3者の調停を受け入れる)である。
  2. "when you give up decision to a third party, you're no longer in control" (決定権を第3者に委ねるのだからもはや物事を自分で制御しない、ということだ)
  3. ここから compromise の "to put something into danger" の意味が派生したのではないか。

あと、これはあまり関係ない話だけど、compromise って名詞でも動詞でも main stress が先頭の音節に置かれる。よく考えてみると非常に珍しい事例だ。機会があったら15世紀のイギリス人に質問してみるか。

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