(以下引用)
なお2024年6月現在、一体化に関して免許保有者がとり得る措置は次の3パターンです。
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1.一体化せず、従来の免許証を使用する
2.一体化にともなって免許証を返納する(1枚持ち)
3.一体化後も免許証を保有し続ける(2枚持ち)
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実は免許証とマイナンバーカードの一体化はあくまで任意であり、1.のように従来の免許証を使い続けることは可能です。
つまり一体化したマイナンバーカードがなくても、運転中に従来の免許証を持っていれば免許証不携帯にはなりません。
また2.はカードの枚数が減って管理しやすくなるものの、運転中は免許証と同様に携帯・提示義務があるため紛失しないよう一層の注意が必要となり、紛失すると再発行されるまでは運転ができないと考えられます。
なお過去に、一体化したマイナンバーカードの再交付に関して警察庁の担当者は「運転免許証と一体化されたマイナンバーカードを紛失した場合に、新たなマイナンバーカードに運転免許の情報を記録するための手続については、可能な限り円滑に行われることとなるよう、関係省庁と検討してまいります」と説明していました。
現在再発行にかかる期間は明らかにされていませんが、「マイナ保険証」の場合は最短5日間と言われており、再発行にはある程度の期間を要する可能性があります。
ただし2.のように免許を返納した後でも、再び免許証の交付を申請することは可能です。
そして3.は一体化したマイナンバーカードと従来の免許証の両方を持つパターンです。
日常的に運転するドライバーで紛失した際の影響が大きい場合には、万が一に備え2枚持ちを検討しても良いかもしれません。
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政府は免許証とマイナンバーカードの一体化の運用を開始した後、スマートフォンに免許情報を記録する「モバイル運転免許証」の実現を目指す方針も明らかにしています。
今後は免許証をめぐって大きな変化が起こることが想定され、その動向が注目されています。