工藤明彦という人のブログから転載。占星術を趣味か仕事にしている人のようだが、この記事は占星術とは無関係である。なかなか面白いので転載する。
この前の金星の太陽表面通過が占星術的にどのような意味があるのか知りたくて調べているうちに行き当たったブログである。
下記記事とはまったく関係ないが、占星術の話をする。
私は「星座」を中心とした占星術はまったく信じていないが、宇宙の動きが地球上の人類全体の運命に関係するというのは、面白い考えだと思っている。
西欧の魔法的秘密結社「ローゼンクロイツ」の思想では、太陽系の星々に次の数字が与えられている。
1 土星
2 水星
3 火星
4 太陽
5 金星
6 木星
7 月
である。これらは4の太陽を中心に逆時計回りに並べられる。
したがって、順番的には5の金星の次に来るのは6の木星だ。これは「誠実、正直、保護、拡大、発展」などを表す吉星である。つまり、金星が太陽面を通過したというのは、金星の時代が終わって木星の時代が来る、ということで、金星の象徴する「恋愛、性欲、虚飾、華美、軽佻浮薄」といった20世紀後半の特徴は衰退し、自然で質朴、温和なものが好まれるようになるのではないかと、私は勝手に想像しているのである。
ついでに言うと、金星の前の時代が(4の太陽は中心点なので飛ばすのだから)火星の時代であり、これが戦争の星であること、20世紀前半が戦争の時代であったことは言うまでもないだろう。
なお、この考察は「In deep」中の記事を参考にした。
蛇足だが、少し前に、金星と木星が並んで観測されたそうである。これは金星と木星の交代を意味してはいないだろうか。
(以下引用)
日本の「タブー」
テーマ:西洋占星術
2012年05月08日 11時29分17秒
今日は占星術には直接関係のない記事になります。
昨日久しぶりに新宿へ行き、本とDVDを数点買ってきました。その中の1冊が
川端幹人『タブーの正体!』(ちくま新書)
――― という本です。
「タブー」に関しては以前から関心があり、何冊か読んではいましたが、この本も面白く、昨夜0時に少し読んでみようとページを開いたのですが、3時間かけて一気に読んでしまい、今日は少々寝不足気味です。
この本の主旨は、経営的に追いつめられているマスコミが、「権力者」に対して批判できなくなっている、ということです。
「権力者」には、
①.右翼などの「暴力」を武器とするもの。
②.政治や官僚などの「権力」を武器とするもの。
③.大会社や大手プロダクション、巨大宗教団体などの「経済」を武器とするもの。
などに区分され、それぞれ多くの実例を実名で記しています。
私が記憶しているのは、2001年、SMAPの稲垣吾郎が道路交通法違反と公務執行妨害で逮捕されたとき、講談社系新聞が通常逮捕された容疑者に使う「○○容疑者」という呼び方ではなく「稲垣メンバー」と記していたことです。この時の違和感は今も覚えています。この本が指摘しているように「ジャニーズ事務所に遠慮した」ということなのでしょう。
このような「相手が誰であるかによって態度を変える」ことはマスコミでは常態になっています。マスコミにも事情があるのですが、この本を読むと事情は相当深刻なものです。
この本の著者はスキャンダル雑誌として有名だった『噂の真相』の副編集長だった方です。この雑誌については問題もあったでしょうが、少なくとも、『タブーの正体!』に関して言えば大変よく整理され、具体的に書かれています。「タブー」についての本をまだ読まれていない方には特にお薦めします。電力会社とマスコミの関係についても言及しています。俗に言う「面白い本」ではありませんが、「社会の構造」を知るためには非常に有効な1冊です。
私は占星術を通して自己認識することの大切さに言及してきましたが、自己認識は「自分のことだけ」に集中して完結するものではありません。多くの人々の生き方を見て、政治、とりわけ社会のあり方を正しく認識することも「自己認識」の要件です。
私が常々違和感を感じているものに、何か事件がおこるとすぐに「集団下校」することです。暴力団の発砲があったといって集団下校し、脱獄囚が出たといっては集団下校する。しかし、そうしなければ子供たちが危険なのでしょうか? 「何かあったら」と言う人もいますが、一体「何がある」というのでしょう。「何かあった」ためしがあるでしょうか? もちろん「万が一」ということはありますが、そんな気が遠くなるような確率を心配するのなら、登校自体やめていまわなくてはならないでしょう。暴力団からの被害に遭う確率より車による被害のほうがよっぽど高いのですから。
いったい誰が「集団下校」を命じるのでしょうか。もちろん「官僚」です。彼らは「万が一の時の責任」を回避するために、こうしたナンセンスなことをするのです。
もう1つどうにかならないものかと感じるのは「テレビのニュース」がどの局も「金太郎飴」のように同じことです。夕方のニュースを見ればどの局も少し大きな事件があればそのことを大きく報道し、あとは「時間つぶし」のグルメコーナー。チャンネルを回すたびに「ゲップ」が出そうになります。けれど、ニュースソースは広い日本、まだまだあるはずです。本当はもっともっと深刻で重要な問題があるにもかかわらず「権力者」を恐れて報道しません。そして相手が弱い立場の人間や会社だと知ると「これでもか、これでもか」とばかりに叩きつづける・・・。
私たちはこうした非常に問題のある社会に生きているのです。食べることにも医療にも基本的に心配のいらない先進国で、都会を歩いていると流行があり、一見明るい印象も受けますが、実は見えないところで「危険」が進行しているのです。
昨日は東京都庁に免許更新で行ったのですが、西新宿にはこ高層ビルだらけです。そのビル群を見ながら感じました。誰がこうした光景を望んだのでしょうか? こうした高層ビルが人間の幸福に寄与しているのでしょうか? 高層ビルは立ちつづけるけれど、私たち1人ひとりは人間として悪戦苦闘がつづくばかりです。もっと他にお金の遣いかたがあったのでは? と感じてしまうのです。
最後に一言。大企業に勤務する皆さん。自分も資本主義発展のために貢献しているのだという感触を持っていたら間違いですよ。私もごく若い頃そう感じた時期もありましたが、それは間違いでした。所詮、サラリーマンは「捨て駒」です。「権力者のための道具」にすぎません。
今日は占星術に関係のない記事になったことをお詫びします。でも、前から書きたかったんです。書けて少しスッキリしました(笑)。
読んでいただいてありがとうございます。
了
この前の金星の太陽表面通過が占星術的にどのような意味があるのか知りたくて調べているうちに行き当たったブログである。
下記記事とはまったく関係ないが、占星術の話をする。
私は「星座」を中心とした占星術はまったく信じていないが、宇宙の動きが地球上の人類全体の運命に関係するというのは、面白い考えだと思っている。
西欧の魔法的秘密結社「ローゼンクロイツ」の思想では、太陽系の星々に次の数字が与えられている。
1 土星
2 水星
3 火星
4 太陽
5 金星
6 木星
7 月
である。これらは4の太陽を中心に逆時計回りに並べられる。
したがって、順番的には5の金星の次に来るのは6の木星だ。これは「誠実、正直、保護、拡大、発展」などを表す吉星である。つまり、金星が太陽面を通過したというのは、金星の時代が終わって木星の時代が来る、ということで、金星の象徴する「恋愛、性欲、虚飾、華美、軽佻浮薄」といった20世紀後半の特徴は衰退し、自然で質朴、温和なものが好まれるようになるのではないかと、私は勝手に想像しているのである。
ついでに言うと、金星の前の時代が(4の太陽は中心点なので飛ばすのだから)火星の時代であり、これが戦争の星であること、20世紀前半が戦争の時代であったことは言うまでもないだろう。
なお、この考察は「In deep」中の記事を参考にした。
蛇足だが、少し前に、金星と木星が並んで観測されたそうである。これは金星と木星の交代を意味してはいないだろうか。
(以下引用)
日本の「タブー」
テーマ:西洋占星術
2012年05月08日 11時29分17秒
今日は占星術には直接関係のない記事になります。
昨日久しぶりに新宿へ行き、本とDVDを数点買ってきました。その中の1冊が
川端幹人『タブーの正体!』(ちくま新書)
――― という本です。
「タブー」に関しては以前から関心があり、何冊か読んではいましたが、この本も面白く、昨夜0時に少し読んでみようとページを開いたのですが、3時間かけて一気に読んでしまい、今日は少々寝不足気味です。
この本の主旨は、経営的に追いつめられているマスコミが、「権力者」に対して批判できなくなっている、ということです。
「権力者」には、
①.右翼などの「暴力」を武器とするもの。
②.政治や官僚などの「権力」を武器とするもの。
③.大会社や大手プロダクション、巨大宗教団体などの「経済」を武器とするもの。
などに区分され、それぞれ多くの実例を実名で記しています。
私が記憶しているのは、2001年、SMAPの稲垣吾郎が道路交通法違反と公務執行妨害で逮捕されたとき、講談社系新聞が通常逮捕された容疑者に使う「○○容疑者」という呼び方ではなく「稲垣メンバー」と記していたことです。この時の違和感は今も覚えています。この本が指摘しているように「ジャニーズ事務所に遠慮した」ということなのでしょう。
このような「相手が誰であるかによって態度を変える」ことはマスコミでは常態になっています。マスコミにも事情があるのですが、この本を読むと事情は相当深刻なものです。
この本の著者はスキャンダル雑誌として有名だった『噂の真相』の副編集長だった方です。この雑誌については問題もあったでしょうが、少なくとも、『タブーの正体!』に関して言えば大変よく整理され、具体的に書かれています。「タブー」についての本をまだ読まれていない方には特にお薦めします。電力会社とマスコミの関係についても言及しています。俗に言う「面白い本」ではありませんが、「社会の構造」を知るためには非常に有効な1冊です。
私は占星術を通して自己認識することの大切さに言及してきましたが、自己認識は「自分のことだけ」に集中して完結するものではありません。多くの人々の生き方を見て、政治、とりわけ社会のあり方を正しく認識することも「自己認識」の要件です。
私が常々違和感を感じているものに、何か事件がおこるとすぐに「集団下校」することです。暴力団の発砲があったといって集団下校し、脱獄囚が出たといっては集団下校する。しかし、そうしなければ子供たちが危険なのでしょうか? 「何かあったら」と言う人もいますが、一体「何がある」というのでしょう。「何かあった」ためしがあるでしょうか? もちろん「万が一」ということはありますが、そんな気が遠くなるような確率を心配するのなら、登校自体やめていまわなくてはならないでしょう。暴力団からの被害に遭う確率より車による被害のほうがよっぽど高いのですから。
いったい誰が「集団下校」を命じるのでしょうか。もちろん「官僚」です。彼らは「万が一の時の責任」を回避するために、こうしたナンセンスなことをするのです。
もう1つどうにかならないものかと感じるのは「テレビのニュース」がどの局も「金太郎飴」のように同じことです。夕方のニュースを見ればどの局も少し大きな事件があればそのことを大きく報道し、あとは「時間つぶし」のグルメコーナー。チャンネルを回すたびに「ゲップ」が出そうになります。けれど、ニュースソースは広い日本、まだまだあるはずです。本当はもっともっと深刻で重要な問題があるにもかかわらず「権力者」を恐れて報道しません。そして相手が弱い立場の人間や会社だと知ると「これでもか、これでもか」とばかりに叩きつづける・・・。
私たちはこうした非常に問題のある社会に生きているのです。食べることにも医療にも基本的に心配のいらない先進国で、都会を歩いていると流行があり、一見明るい印象も受けますが、実は見えないところで「危険」が進行しているのです。
昨日は東京都庁に免許更新で行ったのですが、西新宿にはこ高層ビルだらけです。そのビル群を見ながら感じました。誰がこうした光景を望んだのでしょうか? こうした高層ビルが人間の幸福に寄与しているのでしょうか? 高層ビルは立ちつづけるけれど、私たち1人ひとりは人間として悪戦苦闘がつづくばかりです。もっと他にお金の遣いかたがあったのでは? と感じてしまうのです。
最後に一言。大企業に勤務する皆さん。自分も資本主義発展のために貢献しているのだという感触を持っていたら間違いですよ。私もごく若い頃そう感じた時期もありましたが、それは間違いでした。所詮、サラリーマンは「捨て駒」です。「権力者のための道具」にすぎません。
今日は占星術に関係のない記事になったことをお詫びします。でも、前から書きたかったんです。書けて少しスッキリしました(笑)。
読んでいただいてありがとうございます。
了
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