大企業などの組織内犯罪は外部の人間や組織の下っ端などには実情が伺い知れぬものだが、この阿武町の件は小さい町の話で、行政広報なども入手可能なので推理マニアには楽しい事件だろう。
第一に、こんな小さな町(おそらくほとんどが高齢者か)で若者の数が少ないためか、
新規採用職員の4人のうち3人が外部から来た人間である。しかもそのうち最年少でおそらく会計実務経験はほとんど無いと思われる20歳の若者が出納室という大金を扱う「危険部署(重要部署)」に配属されている。まあ、誰がこの人事を決めたのか。
で、下の記事だが、「出納室長は異動になっている」というのは、私の勘違いかもしれないが間違いではないか。出納室長のままのように思える。つまり、「出納室長兼出納係長」から「出納室長」になったのではないか。管理ミスへの譴責とか処罰ではなく「この事件は兼務が悪かったからだよね。気の毒だから兼務はやめにしようね」というお優しい処置のように見える。もっとも「室長兼係長」というのも不思議な職務だ。役職手当が二重になるのか? www
で、この事件は実はこれから日本に大量に発生する「行政を食い物にするギャング的犯罪」つまり、
他所からグループで移入してきて行政に食い込み、詐欺や横領を行う事件の魁(さきがけ)となるような気がする。モリカケなど、政府の犯罪だけでなく、地方の小さな町ほど狙われると思う。
(以下「鳶の羽(羽根?)」ブログより転載)
ネットじゃ今年採用の新人君が
やらかしたって話題になってるが
あらら、4月18日付で出納室長は異動になってる
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