忍者ブログ

肉体労働心得

世田谷区保健センターというところのホームページから転載。
ふと、乳酸がなぜ肉体的疲労(筋肉疲労)の原因になるのか、そのメカニズムが知りたくなってネットを見たところ、驚いたことに、乳酸は疲労の原因ではない、とか、乳酸を疲労物質と呼ぶのは間違いだ、と書かれたサイトが最初にずらっと並んで出てきた。
これはまたしても、医学界の陰謀かな、という気がするので、根気よく、乳酸と疲労との関係を説明したサイトを探して、見つけたのが下の記事だったわけだ。

この説明は実に腑に落ちる。筋肉は酸に弱いから、乳酸が蓄積されると十分に働けなくなる、それが疲れやだるさ、筋肉の張りになる、というのは合理的な説明ではないか。実際、肉類を酸に漬けると変性する現象は私も知っている。要するに、薄切りの生ハムにレモン汁をかけると白くなる、といったことだ。乳酸もクエン酸も同じく酸である。肉の赤身は鉄分であり、それが白くなるというのは鉄分が失われか変質したということだろう。ということは、酸素を保存する力が失われたということではないか。こう言うと、クエン酸は疲労回復に効用があるはずではないか、と言われるかもしれないが、それも怪しいものだ。少なくとも、クエン酸が筋肉に直接働きかけて疲労回復させるのではない、と思う。
ところで、乳酸は筋肉の無酸素活動で生じるらしい。ということは、酸素供給をきちんとしながら活動すれば肉体疲労は最小限度に抑えられる、ということだろう。実際、そうであるらしい。私は肉体労働者だが、仕事に慣れるまでは「力をこめて仕事をする」のが常で、そのころは毎日のように死ぬほど疲れていた。というのは、力を入れる運動とは自然に「無酸素運動」になるのである。要するに、息を止めないと全力は出せない、ということだ。逆に言えば、全力を出す必要も無いのに息を止めて無酸素運動をすると、死ぬほど疲れる、ということである。
百姓仕事などもそうだと思うが、長時間の肉体労働をする人は、実にゆったりと仕事をする。力などほとんど入れることはない。力は道具や機械が出してくれるのであり、自分自身の力をいかに使わないようにするかが、肉体労働の秘訣だと言えると思う。
で、私自身の経験から言えば、「呼吸をゆっくりとすること」が「疲れない労働」のポイントだった。別の言い方をすれば、「常に静かに呼吸をしながら動くこと」「無酸素運動をしないこと」が秘訣である。切迫した呼吸は、どうしても切迫した動作になり、無意識的に無酸素運動になりがちなのである。呼吸をうまくコントロールできれば、肉体労働者の初段くらいにはなったと言えるのではないだろうか。
なお、付記すれば、無酸素運動による急激な疲労は、完全にではないが、呼吸を整えながら有酸素運動をしている間に回復するものである。つまり、筋肉に酸素を送り込むことで疲労の一部は回復できる。「運動をしながら疲労回復できる」わけだ。これも長時間の肉体労働の秘訣で、ここでも呼吸を整えることが大事である。
念のために言うが、乳酸は肝臓でブドウ糖などに変わるから、乳酸自体が完全に悪というわけではない。ただ、疲労に関してはやはり悪玉だろう、という話である。

なお、ここは疲労の問題を話しているのであり、筋肉細胞の分裂、つまり筋肉の増大は筋肉の無酸素運動で起こると言われており、若者が肉体を作り上げる過程では無酸素運動も大事である。まあ、筋肉など、現代生活でそれほど必要だとは私は思わないのだが、男の「見た目」には筋肉も大事だろう。ただし、日本の女性は男性の筋肉をそれほど魅力的だとも思っていないと聞いたことがある。特に、ボディビルダーの体は滑稽でグロテスクだと思うようだ。実は私もそう思う。必要以上に筋肉のついた体は、男でも美しくはない。優れたアスリートは必要以上の筋肉は体につけないものだ。というのは、たとえばボクサーなどが上腕二頭筋などを鍛えると、(それは腕を縮める筋肉なので)パンチのスピードは落ちるからである。ただし、一般的には力やスピードは筋肉の量に比例してはいる。私が言うのは、無目的な筋肉は無意味だ、というだけの話だ。男なら多少は筋肉質のほうが見た目はいいだろうから、若者が体を鍛えることは結構だ。だが、それより自分の頭で物事を正しく判断できる程度に頭を鍛え、友人と政治の話がまともにできる程度に本を読み教養をつけるべきだろう。


(以下引用)



あなたの疲れの原因は?疲労の正体を見極めよう!上手な心とからだの休め方
疲労回復のメカニズムをよく知れば、効果的な回復方法が見えてきます。
疲労回復のコツ-イラスト
疲労は、肉体的疲労、精神的疲労、神経的疲労の3つに大きく分けることができます。

肉体的疲労の主な原因は、筋肉を動かすためのエネルギーの不足と、疲労物質(乳酸)の蓄積。ガソリンが切れた車が動かないのと同じように、筋肉もエネルギー不足の状態では力を発揮することができません。また、糖質が分解されてエネルギーとなるときにできるのが乳酸。筋肉は酸性に弱いため、乳酸が多く蓄積されると十分に働けなくなります。それが疲れやだるさ、筋肉の張りとなってあらわれます。

また、同じ姿勢を続けるなど、一部の筋肉が緊張を続けていれば、そこに乳酸がたまり、確実に筋肉の働きは悪くなります。さらに、筋肉は適度に動かさないと萎縮し、どんどん弱くなっていきます。動かないことが、もっと疲れやすい身体を作ってしまうのです。

精神的疲労は、人間関係や悩み事などのストレスを原因とする心の疲れ。神経的疲労は、デスクワークなどで視神経や脳が緊張した状態が続くことによって起こる、頭の疲れです。

疲労回復のコツ-イラストこれら3つの疲労は、互いに密接に関係しており、放っておくとさらにしつこい疲労へとつながります。たとえば、脳が緊張している間は、交感神経の働きにより内臓や筋肉が働き続けているため、身体へも疲れがたまっていきます。また、身体や脳の疲れは自律神経のバランスを乱し、精神状態にも影響を与えます。

疲れはこじれる前に、すっきり解消しておくことが大切。
そのためには、姿勢休養睡眠運動食事の、5つの方向からアプローチしていく必要があります。それぞれ、疲労回復につなげるちょっとしたコツを知れば、すぐに実践できるものばかり。

今度の休日は、ゴロ寝するより効果的な「積極的疲労回復の日」にしてみませんか?
効率的に疲れを取る! 5つのポイント
ポイント1─姿勢
デスクワークや家事などで長い時間同じ姿勢を続けていると、一部の筋肉が緊張し、そこに乳酸がたまってきます。さらに動かさない筋肉は血行が悪く、乳酸が流れ出にくいため、なかなか疲れが取れません。筋肉に負担をかけすぎないようにするには、正しい姿勢を心がけましょう。
疲労回復のコツ-イラスト 疲労回復のコツ-イラスト

ポイント2─休養
疲労回復のコツ-イラストゴロゴロ横になっているだけが休養ではありません。心と身体をリフレッシュする時間を持つことが大切です。

お風呂は浮力・水圧・水温の働きで筋肉を緩ませ、血液循環をよくします。この時、体内の老廃物を排出させるとともに、神経の緊張も心地よくほぐしてくれます。

ぬるめのお風呂にのんびり入って、リラックスしましょう。このとき、お風呂の中で、疲れている部分をマッサージするとより効果的です。
ポイント3─睡眠
疲労回復のコツ-イラスト睡眠は脳や身体を休めるとともに、成長ホルモンが分泌されて細胞が活発になったり、食べ物が消化吸収されて栄養が蓄えられます。

明日の活力になるエネルギーが作られる、大切な時間なのです。

眠りには身体を休めるレム睡眠(浅い睡眠)と、脳を休めるノンレム睡眠(深い眠り)があります。レム睡眠とノンレム睡眠は90分でワンセットの周期を繰り返しているので、6時間か7時間半くらいの睡眠で起きるようにすると、すっきり目覚めることができます。

心地よい眠りが得られるよう、寝室の照明や枕の高さを工夫してみましょう。
疲労回復のコツ-イラスト
ポイント4─運動
筋肉にたまった乳酸は、適度に体を動かすことでよりスムーズに排出されます。
疲れたからとゴロゴロ動かないでいると、乳酸の排出が遅れ、なかなか疲れが取れません。

散歩のすすめ
適度な運動は、筋肉や内臓の働きを活発にし、血液の循環を良くするうえ、疲れにくい元気な身体を作ることにも役立ちます。

また、自然の中をのんびり散歩することは、心のリフレッシュにも最適。自分のペースで楽しみましょう。
ポイント5─食事
1.1日3食、とくに朝食・昼食をしっかり食べる
朝食や昼食を軽くすませるのが習慣になると、ミネラルやビタミン類などの微量栄養素が不足しがちになります。 また、夕食をたくさんとると睡眠中に胃腸が休まらず、翌朝まで負担がかかります。

2.時間をかけて、よくかんで食べる  
食べ物の消化吸収は、ゆっくりくつろいだ状態のときに、よりスムーズに行われます。早食いであったり、よくかまないで食べると、消化不良をおこし、胃腸が疲れてしまいます。

3.ビタミンB1・B2をとる
ビタミンB1が不足すると、糖質の代謝がうまくいかず、乳酸が体内に蓄積されやすくなるため、だるい・疲れやすいなどの症状がおこります。また、ビタミンB2もタンパク質や、脂質・糖質の代謝に関与する重要な栄養素です。不足すると口内炎などができやすくなります。
 ビタミンB1を多く含む食品  豚肉、レバー、胚芽米、枝豆、きのこ類など…
 ビタミンB2を多く含む食品  レバー、さば、ししゃも、納豆、小松菜など…

4.カルシウム、鉄をとる
カルシウムは骨を丈夫にする他に、筋肉をスムーズに動かす働きがあります。また、鉄は体内の酸素を各細胞に運ぶ役目があるため、不足すると運動能力が低下し、疲れやすくなります。
 カルシウムを多く含む食品  牛乳、乳製品、小松菜、大豆、大豆製品、小魚など…
 鉄を多く含む食品  レバー、あさり、大豆、大豆製品、ひじきなど…

5.食欲のないときは、 消化しやすい食品を効果的に使う
オクラ、山芋、モロヘイヤなどはタンパク質の分解を助け、消化吸収を高める作用があります。また、しょうが、みょうが、しそ、ごまの風味、柑橘類や梅干しの酸味などで味にメリハリをつけ、食欲を増進させるのもよいでしょう。

6.アルコール、タバコは控えめに
アルコールを大量にとると、その分解のため肝臓が余計に働くので、疲れやすくなります。  タバコを吸う方は、吸わない方よりも、体内のビタミンやミネラル類をこわしやすいので、食事でより多くとる必要があります。

拍手

PR

食事は健康の土台

「阿修羅」から転載。「in deep」にも使われていた統計資料による記事のようだ。
沖縄県が長寿県から転落したのは、「運動不足」と「食生活の変化」のせいだろう。沖縄には短い都市モノレール以外の鉄軌道乗り物が無く、通常の社会生活を送るには各家庭に1台か2台の乗用車が必須である。そして乗用車があると、「ドアからドアへ」の生活になり、日常ではほとんど歩かなくなる。わずか100メートルほど先のコンビニでも、重い荷物を抱えて帰るよりは、と歩行より車を選んでしまうことが当たり前になる。車を止める位置でさえ、できるだけ店の出入り口に近い方を選ぶのだから、運動不足になるのは当然だろう。
食生活の点では日本全体と同じく、米や芋中心で後はわずかな野菜とわずかな肉という粗食から、飽食・過食が当たり前という状態になったようだ。特に女性は、米よりもパンや菓子を好むことが多いというのは日本全体に共通しているのではないか。
この「米からパンやケーキ中心に変わった食生活」というのが日本人の食生活の悪い方向への変化ではないか、と私は見ている。たしか、パンやケーキに大量に使われているトランス脂肪酸を米国では禁止したのではなかったか。それでなくても、パンはジャムなどを塗れば菓子も同然であり、それだけで満腹する。体に必要なビタミンやミネラルが不足するのは当然だろう。そこが、必ずオカズを必要とする米飯との違いだ。(逆に、それが面倒だから米飯は主婦に嫌われるのだろう。だから、米飯でもオカズの要らないカレーライスやチャーハンなどが好まれるのかと思う。それではビタミン不足になるのは言うまでもない。)
私自身、長年の頭脳労働者(の一種だと思う。少なくとも体を使う仕事ではなかった。)から、高齢になって肉体労働者に転身(日本の軍隊風に「転進」と言うべきか。ww)した結果、食事が肉体に及ぼす影響を明確に体で知ったので、上に書いたようなことを言うのである。
若い人でも激しい肉体労働をすると、足などがつったりする。甲子園やプロ野球などでよく見る光景だ。あれは、発汗に伴うミネラル分(おそらくカルシウムとマグネシウム)の流出の結果だろう。それほど、ミネラル分は(そしてビタミンもだが、こちらは長期的な欠乏の結果、症状は出るものかと思う。)体を動かすのに必須のものなのである。したがって、そうしたミネラル分やビタミンの欠如した食事をしていることが体に良くないことは言うまでもない。
まあ、ほとんど運動らしい運動をしない生活をしていると、そうしたことには気づかないが、たまにいきなり激しい労働をすると、自分の体がいかに不健康なものかがすぐに分かるはずである。これを単に「体がなまっていた」などと軽く考えるべきではない。
そして主婦の方々は、家族の体の健康は自分の食事にかかっている、と考えてほしい。ただし、砂糖や塩や化学調味料を使わないで不味い飯を作って、それを家族に強制的に食わせようとするのは、家族に家庭料理と母親を憎悪させるだけである。(不味い食事を強要する母親に対する憎悪は世間でごく普通にあるもので、それに気づかないのは当の母親だけである。)
食塩や糖分や脂肪分や炭水化物を制限すれば健康になる、というような単純なものではないのである。

なお、体を動かす必要の無い生活をしているならば、健康維持には粗食だけで十分かと思う。
過食の傾向があるなら運動は必須だ。



(以下引用)


コレステロール・ショック(7) 長野県の怪(BMIは違います)  武田邦彦
http://www.asyura2.com/15/health17/msg/169.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 6 月 02 日 13:55:05: igsppGRN/E9PQ
   
 
   コレステロール・ショック(7) 長野県の怪(BMIは違います)
http://takedanet.com/archives/1029243053.html
2015年05月31日 武田邦彦 (中部大学)


(大失敗!!)
  目がかすんでBMIについて「長野県」と「長崎県」を間違いました。この記事はもう一度、書きますが、とりあえず「塩と血圧と長寿」という点でお読みください。失礼しました。またご指摘をしていただいた方、ありがとうございます。



長野県の男性は都道府県の中でももっとも長寿だ。かつて、山間部で雪の多い地域だから、どちらかというと運動も不足し、新鮮な海の幸にも恵まれないので、長寿日本一とは縁が無いと考えられていた。


しかし、県をあげての健康運動が実って、それまでトップだった沖縄を抜いて堂々、一位を続けている。関係者のご努力に深い敬意を表したいと思うが、長野県のデータを参考にしようとすると、どうも国や医師の指導と比較するとデータがかけ離れている。私たちはなにか重要なことに気がついていないのではないか??


というのは表紙のグラフに示したように、長野県の男性の平均寿命は47も都道府県があるのに、もっとも長寿だ。でも、際立っているのは肥満度(BMI)も一位(太っている)、塩分摂取率は二位(お塩を多く採る)なのだ???


「健康」は「肥満を抑えて、塩分を控える」と言うはずなのに、都道府県でもっとも肥満度が高く、塩分をとっている長野県の男性がなぜもっとも「長寿」なのか? このような時に科学者はまずとんでもないことを考える。


まず、「不健康」なら「長寿」なのか? と考える。科学は予見を持ってデータを見てはいけない。「健康なら長寿」というのが間違っているかも知れない。「一病息災」というように、ある程度病気がちの方が息災であるということわざもあるぐらいだ。


次に、「肥満で血圧が高い」というのが「長寿のもと」なのか? とも考える。 これも予見を持ってデータを見てはいけない。「肥満と健康」と言っても、BMIが30ぐらいまではむしろ「肥満の方が健康」というデータも多い。つまり程度問題で、肥満というのはBMIで30以上とも考えられ、そうなると長野県は「都道府県の中でもっとも肥満だが、BMIが24.4だから「日本全体のBMIが低すぎるので、もっとも肥満な長野県がもっとも長寿」とも言える。


この報告書は厚労省が膨大な税金を掛けて報告している詳細なレポートからなのだが、調査対象人数が少し少ないと思うが、これで統計的には大丈夫とみているのだろう。今回はこのデータを利用する(最近では大学への研究費が削られて、官庁がお金を持っているので、データが官庁からでる。政治的なデータが多くて困るので、できるだけ学者が調査をできるようにしておかないと日本の進路を見誤る)。


また食塩の摂取量は長野県は全国2位でかなり高い。それでも長寿なのは「野菜を食べるから」などと見当外れの説明がされている。それも野菜にカリウムが含まれているからという奇妙な説明で、それなら食塩をとってもその中にカリウムが入った醤油などを使えば、「減塩」などというものは無くなる。


長野県のこのデータは考えさせられる。また塩分摂取量のデータや脳疾患の統計はあるが、「男性の平均血圧」のデータがなかなかみつからない(女性はある)。「塩分摂取量」というのは「血圧に関係がありそうなもの」ではあるけれど、「血圧」そのものではない。だから、統計データとしては、「塩分と寿命」では遠い関係になるので、「塩分→血圧→主要な死因→寿命」の関係データが同じ調査対象でなければならないが、見当たらない。


「肥満の方が長寿」というのは理解できる。人間はBMI=25ぐらいが標準的で、体重が減ると体力を失い、感染症やがんなどにかかりやすくなる。日本はあまりに体重を気にして「やせている方が健康」という間違った考えでいるので、長野県がもっとも肥満なのにもっとも長寿ということになったのだろう。


「塩分をとった方が長寿」というのも納得できる。

拍手

砂糖も食塩も脂もまったくOK、らしい

「大摩邇」から転載。長文の記事の前半くらいだけ引用。
要するに、「砂糖悪玉説」も「食塩悪玉説」も「脂肪(油)悪玉説」も全部嘘、ということでいいのではないか。
長野県に癌の患者数自体が少ないわけではなく、癌死亡率が少ないのだ、ということは、癌はただの老化現象であり(若年性の癌は放射線や放射能などによる細胞の遺伝子異常から起こる異常事態と見るべきだろう)、癌とは共生して生きるべきものだ、と見ていいと思う。まあ、そのあたりは長野県での癌治療の実際を知らない以上は何とも結論できないのだが。
気になるのは脳梗塞の多さだ。山国で、日常的に斜面の上り下りが多く、自然に運動量が多い地方だと思うのだが、それで脳梗塞が多いというのはなぜなのか。長嶋茂雄は引退後も運動を欠かさず、酒はほとんど飲めない体質だったらしいが、それでも脳梗塞になっている。脳梗塞と運動量や飲酒などはあまり関係が無いのではないか。というのは酒好きで運動嫌いの私の希望的観測だ。まあ、長野県の人の飲酒量はけっして少なくはないようだから、長嶋茂雄という一例だけで脳梗塞を語ることがおかしいのは重々承知の上である。なお、私は甘いものも好きだし脂分の多い食べ物も好きだから、この長野県のデータは実に喜ばしい。
なお、長野県は野菜の摂取量が全国一のようだが、砂糖も塩も油も野菜を調理する上で必要なものばかりだ。それを制限して不味くするのが今の流行である。いわゆる飯マズ嫁などは、この記事をよく読むべきだろう。不味い食事はそれだけで家族にストレスを与え寿命を縮めるものだ。(笑)


(以下引用)*文中の「食堂ガン」は言うまでもなく「食道ガン」の誤記だろう。誤記のほとんどないin deep記事には珍しい。


17:46

[必見のデータ]砂糖も大量摂取OK、塩も大量摂取OK、食用油も大量摂取OKを示しながら「健康と心の関係」を如実に描き出す「美しき緑の長野県」

In Deepさんのサイトより
http://oka-jp.seesaa.net/article/424208021.html
<転載開始>

長野県・高遠城址公園の桜
nagano-sakura.jpg
4travel.jp


最もガン死亡率が低く長寿の県がどこか初めて知った日

前回の、

認知症大国・日本の彼岸(1) …
 2015年08月14日

で、本題とは関係ないながら、私の出身地である北海道の「うつ病の多さ」、「肺ガンの死亡者数の多さ」に驚いていましたが、その「肺ガンの死者数」の県別ランキングを見ている時に、ダントツで死亡者数が少ない県がありました。

長野県です。

nagano-cancer-001.gif
肺がん死亡率


そして、さらに他のガンを見てみますと、長野県はどれも驚くほど死亡者数が少ないのでした。


長野県のガン死亡率の順位の一部
 
胃ガン  45位
大腸ガン 43位
食堂ガン 43位
胆嚢ガン 44位
肝臓ガン 46位
肺ガン  47位

となっていまして、そして、ガン全体となりますと、

長野県のガン死亡率 47県中 47位

となりまして、何だか、やたらと健康そうな空気が漂います。

しかし、面白いのは、長野県は「ガンでの死亡者」は少ないながら、ガン患者そのものが少ないわけではないのです。ガン患者数の都道府県の比較では、47県中 6位と、ガン患者自体は、むしろ多いのです。

しかも、たとえば、脳梗塞での死亡者数は、47県中 4位となっていて、病気自体が少ないわけではないようなのです。

それなのに、その長野県民たちの「生きること」に関しての実態は・・・。

たとえば、平均寿命の上位3県。

nagano-jumiyou.gif
平均寿命:男性ランキング[2010年]


平均寿命:男性ランキング[2010年]

1位 長野県 80.88歳
2位 滋賀県 80.58歳
3位 福井県 80.47歳

47位 青森県 77.28歳

上は、男性ですが、女性も1位です。

長野県が、かなりダントツの平均寿命1位であることがわかります。

私は、長寿日本一っていうのは、漠然と、沖縄なんかが1番かと思っていましたが、現在の沖縄の平均寿命は 47県中 29位で、今や平均より低いのでした。

さらに、人口10万人あたりの死亡者数を比較した死亡率のランキング。

これは数値が低ければ低いほど、「亡くなる人が少ない」ということになります。


年齢調整死亡率(男性)ランキング

1位  青森県 662.4人
--
45位 福井県 499.9人
46位 滋賀県 496.4人
47位 長野県 477.3人

と、長野県は、死亡率がすべての県の中で最も低いです。

とにかく、「死ににくい長野県民」たち。

ダイ・ハード長野県民。

象が乗っても大丈夫(いや)。

そんなスーパー県民たちはどんな生活をしているのか。

「長野県ねえ」

とイメージしてみましたが、どうもわかりません。
そこで、他のランキングをいろいろと調べてみることにしました。

意外なランキングでは、長野県は、名字が「小林さん」の人の数が日本で1番多いそうで、長野県には 69,000人の「小林さん」がいるのだそうですが、これが関係しているのか(いや)。

では、たとえば、長野県の人たちは、どんなものをどのように食べているのか。

果たして、それは健康的なものなのか。

最近、私は、少し前の、

オカ氏の異常な愛情 または私は如何にして心配するのをやめて恐怖を愛するようになったか
 2015年08月08日

という記事や、あるいは、他にもいくつかの記事の中で、

「健康というものは、食事や健康法だけで作られるものではないかも」

という考えが出てきていまして、つまり、「楽しい心」や「感謝する心」というものがなければ、真の健康には至らない、つまり、「健康は食事から作られるだけではなく、心の持ち方が最も重要」だと思っている部分があるのですけれど、そういう観点からも、この長寿の人たちの食事は気になります。

長寿の国の食べ方は

長野県民の食生活を調べていくうちに驚いたというのか、奇妙に思えたのは、長野県は、体に悪いと言われることの多い「あるモノの摂取量がダントツで多いのでありました。

それは・・・。

nagano-sugar.gif
砂糖消費量[2008年]

砂糖消費量

1位 長野県 9,772グラム
2位 長崎県 8,999グラム
3位 宮崎県 8,953グラム

45位 福井県 5,109グラム
46位 埼玉県 5,030グラム
47位 東京都 4,963グラム

そうなんですね。

砂糖なんです。

この統計は、1年間の世帯当たりの砂糖の購入量を県別に比較したものですけれど、長野県の砂糖の消費量は群を抜いています。

最も砂糖の消費量が少ないのが東京というのは意外ですが、長野は、東京の倍ほどの砂糖を消費しています。

・長野県の人は砂糖をたくさん消費している
・それで、「ガンの死亡者がとても少なくて、とても長寿」


ということになるようです。

うーん・・・。

砂糖に関しては、このブログでも、

米国カリフォルニア大学のチームが過去の膨大な科学論文の研究の結果、「砂糖は毒である」という結論をまとめる…
 2015年02月12日

という記事などで、砂糖の有害性が確認されたことを記したことがあります。

特に、心臓系や生活習慣病などの慢性疾患との関連が示されました。

しかし、どうやら、大量に砂糖を摂取していると考えるしかない長野県の人々は、少なくとも、ガンでの死亡者は、日本で最も少ない。

じゃあ、長野の人は「」はどうか。

塩も、「とりすぎは健康に良くない」とする説はたくさんあります。

長寿の国の人びとは、塩をあまりとっていないのか、あるいは、大量に塩をとっているのか。

下は1年間の食塩の消費量の県別の偏差をあらわしたものです。

nagano-salt.gif
食塩消費量


1位から3位までこそ東北ですが、長野県は、塩の消費量が第4位であり、東北を除けば、ダントツで食塩を消費していることがわかります。

どうも、これを見ているだけでは、

日本で最も長寿で、ガン死亡者の少ない県は「砂糖を大量摂取して塩を大量摂取」している

という生活をしていることになってしまいます。

ちなみに、「味噌」も、長野県が消費ナンバー1です。


seasoning_a30.png
illpop.com

1年間の味噌の消費量ランキング

1位 長野県 11,901グラム
2位 秋田県 10,463グラム
3位 青森県  9,800グラム

45位 兵庫県 4,558グラム
46位 大阪府 4,382グラム
47位 和歌山県 3,258グラム

長野県は、和歌山県の3倍以上、味噌を消費しています。
同じ日本で、この差は結構すごいですね。

長野県は、醤油の消費量も8位で、塩、味噌、醤油と合わせれば、相当な塩分をとっているといえそうです。

ただ、同じ塩分系調味料でも、

・ソース消費量(46位)
・ケチャップ消費量(45位)


と、これらのものはあまり摂取していないようですが、塩や味噌に比べて、日常的なものでもないですしね。たとえば、うちなどでは、ソースもケチャップも、月に1度使うかどうかといった感じです。

ところで、最近、牛乳なんかも体に悪いって言われることもありますよね。

私もややそう思っているところがあります。

そうか、きっと、長野県の人は牛乳をあんまり飲まないんだ。

と、見てみますと・・・。


牛乳消費量ランキング

1位 埼玉県 105.87リットル
2位 奈良県 105.14リットル
3位 長野県 101.93リットル
--
47位 高知県 65.12リットル

長野県は第3位。

どうやら「牛乳もがぶ飲み」であります。

最近は「」のことも、よく言われますよね。

腸が体の健康を考える上でとても大切だと。
特にサラダオイルなどの食用油は過剰にとらない方がいいと。

そうか、きっと、長野県の人は油をあまりとらないんだ。


sald-oil.gif
dhaepasupple.com

食用油消費量ランキング

1位 福島県 13,071グラム
2位 山口県 12,920グラム
3位 長野県 12,100グラム

と、ここでも長野県は、1位ではないものの、第3位であります。
油もガブガブ飲んでいるようです(飲んじゃいないだろ)。

ちなみに、食用油の使用量が少ない県は、

45位 千葉県 6,906グラム
46位 香川県 6,802グラム
47位 東京都 6,639グラム

となっていて、日本では東京が最も食用油の消費が少ないのでありました。

東京というところは、砂糖もあまり使わない、油もあまり使わない・・・というより、多分、東京は一人暮らしなども多いですから、自炊自体の率が比較的少なく、東京は食事自体が外食や中食が多いことが理由かもしれません。

それにしても、塩と砂糖、味噌、牛乳、食用油を大量に摂取する長野県の人たちが長寿で、ガン死亡率がとても少ないという事実が浮き彫りになります。

ただ、他の項目を見ますと、たとえば、下のふたつの項目は、かろうじて、いわゆる一般的な健康論に通じる部分はあります。

まず、野菜の摂取量。

nagano-vegitables.gif
・野菜摂取量ランキング

野菜摂取量(男性)ランキング[2010年]

1位 長野県 379グラム
2位 新潟県 360グラム
3位 山形県 352グラム
--
47位 徳島県 245グラム

上は男性のものですが、女性の野菜摂取量も長野県が第1位です。

そして、長野県の人は肉をあまり食べません。

肉全体の消費量も 44位と、肉の消費量は全体として低いですが、特に牛肉となりますと、圧倒的に消費量が低いです。

この「牛肉消費量」は上位3県も意外というのか、興味深いです。


牛肉消費量ランキング[2013年]

1位 奈良県 10,617グラム
2位 京都府 10,415グラム
3位 大阪府 10,380グラム

45位 群馬県 6,628グラム
46位 長野県 3,385グラム
47位 新潟県 2,958グラム

46位の長野県は 45位の群馬県の半分となっていて、長野県と新潟県の2つの県の圧倒的な牛肉消費量の少なさがわかります。

牛肉消費量の上位が、奈良、京都、と続くのは意外な感じですが、奈良県は 47位の新潟県の3倍以上も牛肉を食べているようです。

奈良県は、さきほどの「牛乳消費量」でも全国2位でしたので、「牛に関係するもの」と関係が深いのかもしれません。

この奈良県のランキングもなかなか興味深くて、奈良は、国宝や史跡、重要文化財の数が1位であるということは理解できるのですが、他に、奈良の1位は、

奈良県のランキング上位のいくつか

・コーヒー消費量(1位)
・ピアノ普及率(1位)
・小学生長時間テレビ視聴率(1位)
・パソコン普及率(1位)
・中学生通塾率(1位)
・1世帯あたりの貯蓄額(1位)


などとなっていて、うーん・・・奈良県もイメージと何だか違うなあ。

まあしかし、奈良県の探究はまた今度にしておいて、長野県に戻ります。

まず、長寿県である長野県は「小林」という名字が日本で1番多い(まあ、それはもういい)。

そして、食べ物では、

・砂糖消費量ナンバー1
・塩、食用油、牛乳もガブ飲み


という、一見すると、健康と相反するような食生活をしている一方で、

・野菜摂取量ナンバー1
・肉の消費量がきわめて低い


ということがあることがわかります。

ちなみに、お酒に関しては、長野県のアルコール消費量は 20位と、やや多いといった程度ですが、日本酒となると、全国5位の消費量で、お酒も決して消費量が少ないとはいえないようです。

巷のさまざまな健康論に沿うのは、野菜の摂取量が多いことくらいなのですが、しかし、その野菜の摂取量の県ごとの差というのは、それほど大きな差ではなく、それと比べますと、砂糖や塩、油、牛乳の消費量の差はかなりのもので、野菜だけではどうも理由になりづらい気がするのです。

拍手

各種病気の死亡率推移は何を意味するのか

「in deep」に載っていたグラフが面白いので転載しておく。
がんの安定した上昇ぶりは、がんの原因が「社会的な原因」だ、ということを示しているだろう。また、結核がほとんど絶滅したのに対し、同様に肺の病である肺炎が1980年代頃から上昇に転じているのは、空気中の粉塵か何かが原因しているのではないか。これもまた「社会的な原因」だと言えるだろう。自動車の排気ガスや工場の排煙などはその前より規制が厳しくなっているはずだのに、死亡者数が増加したのはなぜか。個人的な対策よりも先に、何がその原因かを突き止める必要があるのではないか。



人口10万人に対しての死亡率
cancer-d-2009.gif
厚生労働省 人口動態統計

拍手

味覚が喜ぶものは体の敵、か

武田邦彦のブログから転載。
政府が「砂糖税」を考えているらしく、「砂糖は体に毒だから、国民が食べ過ぎないように税をかけて、入手しにくくする」そうだ。実に、国民のことを労わってくれていて、有難い政府である。フクシマの放射能による汚染食品の拡散防止も、その調子で願いたい。
もっとも、毒ならば、禁止するのが当然で、税をかけて高額にすればいい、というのなら、麻薬や覚醒剤(いま、「各税罪」と間違えて打ってしまった。ww)も、税をかけるだけで解禁してもいいのでは、という疑問が浮かばないでもない。だが、こういうのは専門家が我々無知な庶民よりも深く考えてくれているのだろう。すべて、お上に任せていれば間違いない、というのが由緒正しい日本国民であり、お上を疑うのは非国民である。
砂糖税について、それに反対する声が多数上がっているが(「ネットゲリラ」参照)、税を払うのは国民の義務であり、その税の根拠は政府が決めるものだ。無知な国民などが文句を言うのは許されることではない。政府は憲法よりも上位にある存在なのである。
下の記事と私の上記の言葉が矛盾する? まあ、砂糖が毒かどうかは、各自が自分の体で実験すれば分かることだ。甘いものはたいてい毒であることは「気をつけよう、甘い言葉と暗い道」という有名なフレーズからも分かる。甘い言葉とは言っても、「集団的自衛権の発動で日本が戦争に巻き込まれることはありません」というような発言のことではない。


(以下引用)


2015年06月13日




人間は果物を食べるけれど、どの動物も食べるわけではない。たとえば果物には豊富にビタミンCが含まれているが、仮に、ある動物がビタミンC(アスコルビン酸)を必要とするなら、それは自分の体の中で合成するのであって果物を食べるのではない。


人間がビタミンCを食物からとるのは、サルの時代に木に登って果物ばかり食べていたので、体内にあるビタミンCの合成工場を止めてしまったから、今の人類はビタミンCをとらなければならなくなっただけだ。人類以外でもビタミンを合成できない動物は多い。


だから人間は果物が美味しい。もしサルが果物を食べずに私たちの体にもビタミンCの合成工場が残っていたら、おそらく果物は美味しくないだろう。シマウマは草を美味しそうに食べるし、ヤギや紙ですら食べる。人間は草のセルロースを消化することができないので、美味しくない。


(注)本来はウマやウシもセルロースを消化できない。草食動物はまず歯で細かく砕き、ウシは反芻、ウマは後腸で細菌の力で消化する。


人間が草を食べても味も素っ気も無いのは、「これは自分の体に必要ない」ということが分かるからで、そのために「味覚」というものがある。私はここ20年来「なぜ、美味しいものが有害なのか?」を調べたり栄養の専門の先生に聞いたりしてきた。主に、「スイーツ」、「油」、そして「辛いもの」の3つを調べてきた。


女性がケーキを食べている姿を見ると、美味しそうで、果物を食べている時と同じように見える。でもケーキは健康によくないが、果物はよいというと奇妙だ。味蕾で味を感じる意味が無くなる。


こう言うと、すぐ反論が来るだろう。「果物が酸っぱくないから女性が喜ぶ。ミカンが酸っぱいときには女性は食べなかった」・・・確かにそうで、現在の女性が果物や野菜が好きなのは品種改良が進み、甘い果物や野菜が出てきたからでもある。


もちろん、生野菜は化学肥料と農薬のおかげで食べることができるようになったもので、今から50年ほど前までは、第一に野菜が苦くて美味しくなく、第二に非衛生的で食べることができなかった。


そうなるとどうも「砂糖、油、塩」の味覚と健康の関係がもっとも大切であることが分かる。しかし、現代の感覚ではいずれも「悪いもの」とされている。この理由を20年ほど前に栄養学者などに聞き回ったら、「砂糖は15世紀ぐらいから、油は高かったから、塩は手に入らなかったから」という説明を受けて納得していた。


医師に聞くと、根源的な回答がなく、いずれも「食べると病気になるから」ということだったが、後に、栄養学者も医師もあまりデータによっているのではなく、感覚、常識、空気、個人の好みで言っていることが次第に分かってきた。


「新鮮なものが美味しいというのは、人間が腐敗したものを食べないように味覚ができている。それなのに、砂糖、油、塩を取り過ぎても危険というのはどういう理由か?」という質問に答えた学者はまだいない。


動物の五感(触覚、臭覚、視覚、聴覚、味覚)は自分を守るためにある。だから、動物の多くは「草原の草が豊富でも肥満したシマウマはいない」ことや、「飽食させると甘いものが好きなラットでも砂糖水を飲まなくなる」と言う研究などで裏打ちされている。このような具体的な観察や研究に匹敵するものが「砂糖、油、塩」に関しては存在しないように思う。


つまり、「砂糖を食べると糖尿病になる、油を食べるとコレステロールがあがる(間違い)、塩をなめると血圧が上がる(必ずしも正しくない)」というのは一つ一つの独立した現象であり、総合的なつじつまを考えていない。だから今回のコレステロール・ショックが起こっている。


私たちは、心臓(血圧)、合成能力(コレステロール)、味覚(砂糖、油、塩)を信用してみたらどうなるだろうか? 私たちの体はそれほどダメなのだろうか?



(平成27612日)




(引用2)「
課税強化で、酒の飲み過ぎや砂糖の取りすぎの防止などにつなげたい考えだ」そうです。これほど国民のことを思ってくれている政府が他にあるだろうか。(感涙)
ここには載っていないコメントに、「佐藤税」にして、佐藤という姓の持ち主だけに課税しろ、という意見もある。「それならば(どうせ他人事だから)、いいかなあ」と少し心がぐらつかないでもない。それに、「頭髪の量に課税しろ」「イケメンに課税しろ」なども禿や醜男の間での賛成者は多いかと思う。イケメンに課税するなら、納税者は政府認定イケメンということで、喜んで納税する男もいるかもしれない。

砂糖に贅沢税を課します

| コメント(12)

またですか!? というような仰天なんだが、砂糖に課税だそうでw コレね、食料品の低減税率やっても、何の意味もない、という事だ。砂糖の入ってない食品なんて、世の中にはほとんどないんだからw 蕎麦ツユだろうが焼肉のタレだろうが、味の付いた物には例外なく、塩と砂糖は入っている。特に、若い人の好むジャンクフードにはてんこ盛り入ってる。スーパーのお惣菜にもてんこ盛り入ってる。
厚生労働省の有識者懇談会が、健康対策の一環として、2020年までにたばこ、酒、砂糖などへの課税強化を求める提言案をまとめた。
 医療費抑制を目的に、患者の医療費負担について、風邪などの軽い病気は重くし、重病や難病は軽くすることも盛り込んだ。
 現在の課税は、たばこ1本約12円、酒は種類で異なるがビールなら1缶(350ミリ・リットル)で77円、砂糖は消費税のみだ。提言案は、具体的な課税方法などには言及していないが、「あらゆる財源確保策を検討していくべきだ」と指摘した。課税強化で、酒の飲み過ぎや砂糖の取りすぎの防止などにつなげたい考えだ。
日本料理は、タイ人に言わせると「ナニを食っても甘い。砂糖のカタマリ」と言うんだが、おまえらに言われたくない、と思うんだが、残念ながらその通りですw タイ料理も甘いけどねw

厚労省「砂糖は健康に悪いから課税検討しようぜ」、というわけで、例によって2ちゃんねるでは無責任なネットすずめたちがピーチク騒いでおります。ニュース速報板からです。
-----------------------
あとコーラも
-----------------------
プリン体に課税はよ。
-----------------------
税金がどんどん増える...
-----------------------
糖分先だな
-----------------------
↑美味いな。
-----------------------
金持ちから取れや
-----------------------
米やパンに課税したら低炭水化物ダイエットが捗りそうだな
-----------------------
準主食に課税とかどうかしてるわ
-----------------------
とりすぎは体に悪いがエネルギーとして必要なんだからそういうのは止めろ
-----------------------
砂糖よりもデブに税金かけろ
BMI20越えたら市県民や保険料税5割増とか
スポーツクラブ、健康食品で1000兆円市場できるぞwww
-----------------------
地方も国家も公務員と政治家それに大企業は日本国の健康に悪いから、課税しろよ
-----------------------
止めてくれブヒ~
-----------------------
やめて
ほんとやめて
-----------------------
米、芋、茶、麺などもすぐ課税だろな
馬鹿馬鹿しい
-----------------------
白砂糖や合成甘味料だけにしてくれ。
きび砂糖、黒糖、てんさい糖、などはそのままで。
-----------------------
ワロタ
1日1kg喰ってたらそりゃ体壊すだろうけどな
ほとんどヤクザのいいがかり
-----------------------
これでもネトウヨは、官僚が頑張ってるから今の日本が維持できている!待遇を向上させろ!天下りは許せと叫ぶ
-----------------------
それで合成甘味料使えって流れか
そんな国なんて糞っ喰らえだ
-----------------------
酸素も吸い過ぎると危険だから空気税も新設しないとね
歩きすぎると脚に悪いから徒歩税も
-----------------------
なんか日本めちゃくちゃになっちゃったね
-----------------------
砂糖は課税
二郎は据え置き
-----------------------
ますます昭和の戦前だな
そのうちぼた餅も食べられなくなる
-----------------------
一番の毒は政治家だけどな
-----------------------
やめろ
それでなくても菓子パンに人工甘味料たくさん使いやがって
もう食えないの増えた
-----------------------
砂糖に課税されるということは大半の菓子類が値上げされるということだな
-----------------------
あなたの為と言って余計なことする奴ほどたちが悪い
-----------------------
オナニー税は困る
-----------------------
あと毛髪の量に対して課税して
-----------------------
↑ハゲ税創設決定。理由不愉快だから
-----------------------
こんなに課税して国民の生活は大丈夫なのかな
-----------------------
普通に食ってる分には健康に何の問題もねーだろバカたれが
-----------------------
砂糖は麻薬より依存性が高いからな
どんどん課税しろ
-----------------------
あったまきたから職場の佐藤ひっぱたいたわ
-----------------------
まぁ、砂糖は安すぎるので、倍になってもたいした影響はないけどw じゃあ、味醂はどうするのか? とか、人工甘味料どうすんの? とか、色々あるんだが、一番困るのは清涼飲料水屋さんですw











拍手

朝飯と晩飯の役割の違い

「東洋経済オンライン」記事から抜粋。
糖質制限ダイエットなる馬鹿げたダイエットへの批判は前にも書いたが、糖質、すなわち炭水化物は基本的エネルギー源であり、炭水化物を摂らないでまともな活動ができるわけはない。しかも、現代人は一般に炭水化物摂取不足ではないか、と私は思っている。宮澤賢治の「雨ニモマケズ」の一節のように、「一日玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ」というのが理想的な食生活であり、玄米四合を多すぎるというのは、現代人が運動不足だからだろう。まともに体を動かす生活をしていれば、玄米四合が多いなどということはないと私は思う。であるから、下の記事のように、戦国武将は米(玄米)を一日5合食べていた、という説は、我が意を得たり、である。
もちろん、現代人の生活からは、体を動かすという契機(要素)が欠けているから、必然的に玄米四合では多すぎる、ということになるが、少食にすることで体重を減らし、あるいは維持するのはいいが、それでも運動不足という欠陥が無くなるわけではない。そして、少食でかつ運動(肉体活動)もする、というのは不可能だろう。それができるのはボクサーくらいであり、それも単に試合の間だけは動けることを目指しての短期的な(そして不自然で不健康な)体重制限食事制限にすぎない。
もっとも、毎日の肉体活動で消費できないほどのカロリーを摂るということは、当然ながら肥満や病気の原因になる。私の考えでは、寝ている間には何の肉体活動も無いのだから、寝る前数時間の食事は肥満や病気の原因になると思う。延暦寺だったかどこだったか、お坊さんが集団生活をしている或るお寺では、(どこの寺でもそうかどうかは知らないが)夜6時以降は食事をしないと聞いたことがあるが、少なくとも、寝る前の食事(夕食・晩飯)はカロリーの低いものにする必要がある。酒を飲む人なら、それだけでご飯(米の飯)に相当するカロリーを摂っているのだから、酒を飲んだ上に晩飯(米の飯等の炭水化物)まで食うのは自殺的行為だろう。
その反対に、朝や昼の食事はむしろ炭水化物中心の食事にしないと一日の活動に差し支える。必要なミネラルや塩分(これも肉体的活動には必須)を何らかの形で補えば完璧だ。下の記事のように、ご飯とみそ汁(それに漬物)という日本の伝統的朝食こそが理想的な朝食だろう。
朝と夜の食事についてまとめれば、朝は炭水化物中心、夜はタンパク質中心の食事というのが理想である。なぜ夜はタンパク質中心かと言えば、日中の肉体活動の疲労回復、肉体補修にはタンパク質でないとダメのようだからである。炭水化物はただのエネルギー源だ。それを晩飯に食うのは胃袋の満足以外のメリットはなく、デメリットが大きくなる、ということだ。



(以下引用)


コメとみその食事は完全食

 腹が減っては戦さができぬ。戦国時代の武士たちは、日常、コメを1日当たり5合食べていたそうだ。おかず代わりに食べていたのが、野菜を入れたみそ汁だ。


 戦闘中ともなれば、コメを1日1升(10合)食べた。エネルギー換算すると5200キロカロリーだ。


 コメは豊富な炭水化物を含む、栄養価の高い食物だ。一方、みその原料である大豆はタンパク質や脂質を多く含んでいる。コメと大豆を合わせれば、3大栄養素である、炭水化物、タンパク質、脂質がバランスよく摂取できるのだ。


 また、コメはアミノ酸の中でリジンだけが少ないが、大豆はこのリジンを豊富に含んでいる。反対に大豆はアミノ酸のメチオニンが不足しているが、コメにはこのメチオニンが含まれているのだ。


 しかも、当時、武士たちが食べていたのは、白米ではなく玄米だった。精米技術が発達していなかったからだ。玄米は、白米に比べて、ビタミン、ミネラル、タンパク質が豊富に含まれている。


 つまり、コメと大豆の組み合わせは、理想的な完全食なのである。


 ただし、玄米は白米に比べて消化が遅い。この欠点を補うのがみそなのだ。みそには酵母菌、乳酸菌、酵素などが含まれていて、玄米の消化を助ける。


 コメとみそと野菜しか食べなかった「草食系」の戦国武士たちが強かったのは、このコメとみそを中心とした完全食があったからなのである。




(夢人補注)激しい肉体労働をする人なら1日玄米四合以上だが、それ以外の人も含めた平均は1日玄米3合というのが平均値らしい。
石(こく)という単位は1日3合として大人一人が年間に消費する米のだいたいの量という概念であるようだ。ウィキペディアに次のように書かれている。私同様に、時代劇によく出てくる石高の意味を知らなかった人も多いだろう。扶持が10石と言えば、家族や従者合わせて10人を養える程度の下級武士、となる。もちろん、実際には米以外にも必要なのはあるから、せいぜいが家族だけを養う程度だったのではないか。


1石は下位単位では10にあたり、同じく100、1,000に相当する。


日本では、1食に1合、1日3合がおおむね成人一人の消費量とされているので、1石は成人1人が1年間に消費する量にほぼ等しいと見なされ、示準として換算されてきた(1000合/1日3合で333日分)。


なお、面積を表す日本の単位であるは、元は米1石の収穫が上げられるの面積として定義されたものであった。



拍手

脳出血と脳梗塞

「ギャラリー酔いどれ」から転載。
私も降圧剤服用者だったが、ある時期から薬をのむのをやめた。その後、血圧が特に上がっている、ということもない。現在上が150~160、下が90~110くらいだが、それで年齢相応だろうと割り切っている。数値以外では高血圧の自覚症状は特に無い(というより、高血圧には一般に、明確な自覚症状は無いのではないか。)のだが、親兄弟に脳出血、脳梗塞で倒れた者が多いから、用心して薬を飲んでいただけだ。しかし、下の記事にあるように、降圧剤を飲めば脳出血の確率は下がるが脳梗塞の確率は上がる、というのならば、飲んでも飲まなくても同じことだ。医者自体、この二つを区別して降圧剤を患者に与えているとは思えない。「高血圧ですね。降圧剤を出しておきましょう」と言うだけだろう。仮に、下の記事が言うように、降圧剤によって脳梗塞の危険性は増すのならば、これは医者(医療業界)による殺人行為ではないだろうか。心ある医者に、このあたりのことを究明してもらいたいものだ。




(以下引用)



◆http://www.minusionwater.com/ketuatu.htm
日本新生 さらば核発電 2011.02.09
年を取ったら血圧は高くてよい


「血圧は低い方がよい」という誤解が広まっています。

しかし血圧は必要です。

たとえばキリンは脳に血液を送るために高い血圧が必要です。
血圧が下がったらキリンは死んでしまいます。


☆年を取ると血圧が上がるのが自然

人には適正な血圧があります。
それは年をとるにつれて上昇します。

人は年を取ると血管が狭くなり血がドロッとしてきて血液が流れにくくなります。
すると脳から血圧を上げよという指令が出て
自律的に血圧が上がって血が流れるようになります。

これを自律神経の働きと言います。

脳の指令に従って血圧を上げられるのは、その人が健康である証拠です。

昔は適正血圧(上)は年齢プラス90と言われていました。

つまり、

  60才   60+90=150 mmHg
  70才   70+90=160 mmHg
  80才   80+90=170 mmHg

などです。

しかし、現代日本の血圧専門医はこれを「古い考え」だと切り捨てます。

患者 「血圧は年令+90くらいがいいと聞いたんですが・・・・・・」

医師 「あぁ、昔はそう言ったんですがね、それは古い考えですよ」

しかしそんなことはありません。


☆フラミンガムでの長期大規模調査の結果

下のグラフは年令による血圧の変化です。

米国フラミンガム市で戦後すぐの1948年から
50年以上にわたって行われた長期調査の結果で、世界的にも有名な大規模調査です。

赤い線が全2036例の平均値です。

http://www.minusionwater.com/framinghamketuatu.jpg

「年齢別の血圧分布」は、たとえば神戸市なら神戸市で
老若男女の何千人もの血圧を測定して、それを年齢別に並べると得られます。

しかしそれは年齢別の分布ではあっても、一人の人の経年変化ではありません。

フラミンガム調査の大きな特徴は、50年以上わたって2000人以上の同じ人々を
調査した結果だということです。

つまりこのグラフは、人の血圧は50年の加齢とともにどう変化するか、
という経年変化を何千人もの実例で示しています。

このグラフは、人間という生き物の加齢による自然な血圧の変化を明確に示しています。

血圧の絶対値には民族や生活習慣の差があるのでしょうが、このグラフから、
人は年令とともに血圧が上がることがはっきりと分かります。

右側の手書きの数字 n=○○ は人数です。
調査では対象を4群に分けて集計、分析しています。
血圧が低い第1群が456人、やや低めが833人、やや高めが515人、血圧が高いが232人です。

しかしそういう細かいことは抜きにして、要するに

   85才での平均血圧は160を越えていて、それでみんな生きている

のです。

これらの人々は老化により血流が悪くなって血圧を上げる必要が生じ、
それに体が正しく反応して血圧を上げることが出来て、長生きしてきたのです。

これが人間の自然で正常な姿なのです。

高血圧になると血管が破れるというリスクがあります。

しかし一方で、低血圧では脳に血が行かないというリスクがあります。

人は老化にともなって生存のリスクが増えます。

どちらをとり、どちらをあきらめるか、という選択です。

そして、高血圧のリスクと低血圧のリスクとを比べれば、
人は年をとったら血圧は高い方がよい、というのが自然界の選択なのです。

フラミンガムの調査は、はっきりとそのことを示しています。


☆大量に処方される血圧降下剤

しかるに現代日本の医療は、この自然現象は良くないとします。

何という愚かさ、何という傲慢さでしょう。

そして血圧が基準値より高いと血圧降下剤が処方され、
一生飲み続けなさいと言われて、人々は従順にそれをせっせと服用しています。

しかもその基準値は、10年前に突然160mmHgから140mmHgに下げられました。

その結果新たに数千万人の人々が高血圧と診断されるようになりました。

今は130mmHgを目標に血圧降下剤が処方されています(下図)。

http://www.minusionwater.com/kijunketuatu.jpg

もちろん、高血圧によって何らかの自覚症状がある場合は、
薬で血圧を下げる必要性があるでしょう。また、
今まで飲んできた血圧降下剤を急にやめるのは反動があります。

しかし薬とは、緊急の場合に短期間に服用すべきものです。

毎日飲みなさい、ずーっと一生飲みなさい、という処方は根本的に間違っています。


☆血圧降下剤と脳梗塞


血圧降下剤の薬袋には、
めまい、しびれ、貧血、心房細動、などの「副作用」が書かれています。

いずれも血流が悪くなった結果です。

そして副作用の筆頭には「脳梗塞」と書かれています。

もともと血が流れにくくなったから血圧を上げて対応している高齢者が、
若者と同じように血圧を140mmHg 以下にしようとして血圧降下剤を常用していれば、
脳に血が行きにくくなって脳梗塞が起こりやすくなるのは、物理的な必然です。

薬の袋に、そう書いてあるのです。

「高血圧だと脳卒中になりやすい」と言われています。

これが決まり文句であり脅し文句ですが、必ずしもそうではありません。

なぜなら、脳卒中とは「脳出血」と「脳梗塞」の総称だからです。

脳出血は脳の血管が破れることです。
血圧が高いと血管は破れやすくなります。

脳梗塞は脳の血管が詰まることです。
血圧が低いと流れがとどこおって詰まりやすくなります。

確かに、運ばれてきた患者は同じように見えるでしょう。

しかし、メカニズムのまったく異なるこの二つの脳疾患を、
同じ名前でくくってしまうところが、そもそもの間違いです。

右図で、左が脳出血、右が脳梗塞です。

http://www.minusionwater.com/nousottyuu2.jpg


では脳出血と脳梗塞の比率はどうか。

昔は脳出血が7割で 脳梗塞が3割でした。

  現代では脳出血が3割で 脳梗塞が7割です

ですから現代では、

高血圧だと3割の脳出血は起こりやすくなるが、

7割の脳梗塞は起こりにくくなる
のです。

単純計算では血圧が高い方が脳卒中は起こりにくいことになります。


☆血圧降下剤と認知症

認知症の人は脳の血の巡りが悪くなっています

2009年に京都府立医大で開発された「認知症早期発見装置」が
脳の血流を測る装置であることがそのことを示しています。
脳の血流が少ないと認知症の疑いがあるのです。

血圧降下剤は脳の血流を少なくします

ですから血圧降下剤の多用が認知症を多発させている疑いがあります。

右図は厚生労働省の統計です。血圧降下剤の生産額が毎年10%以上伸びています。

昨今のわが国の認知症の増加と、
血圧降下剤の消費量の増加とは、グラフに書けばピタリと重なるでしょう。

http://www.minusionwater.com/koukazaiseisan.jpg


☆血圧降下剤と がん

がんが急増しています。日本人の2人に1人が、がんになると言われています。

このことと、血圧降下剤に限らず、

さまざまな薬の乱用とは、おそらく関係があるでしょう。



☆血圧と塩分は関係がない


☆塩は重要なミネラル源

天然の塩は大切なミネラル(微量元素)の源です。
人は体内に海と同じ組成をもっています。
ですから海の塩は必要な栄養です。 岩塩も海が起源ですから同じです。

塩が不足するとミネラルが足りなくなって健康を害します。
これは乳児のアトピーにも言えることで、
母乳で育てているお母さんがしっかりと塩分をとることで、
赤ちゃんの皮膚が良くなるケースが多々あります。

ただしJTの塩は極端に精製されていて
ナトリウムが99.99%ですから健康によくありません。

みそや醤油も天然塩で作ったものを選ぶ知恵が必要です。


☆減塩しても意味がない

血圧を下げるために「塩分を控えめに」、と言われていますが、それは間違いです。
塩分摂取と血圧との間にはほとんど関係がないことは、
とっくの昔に科学的に決着がついています。

そもそもここまで述べてきたように、血圧を無理矢理下げること自体が
ナンセンスなのですから、塩の摂取量などいちいち気にすることもありません。

ただし、塩分の取りすぎは胃ガンを起こします。
昔は冷蔵設備がなく食べ物は塩漬けにされていて、世界中で胃ガンが多かったのですが、
冷蔵設備の普及で塩分摂取が減り、世界的に胃ガンは減少しました。


☆体内の塩分濃度は一定

体内の塩分濃度は約1%で一定です。
これが狂うとイオンで動いている心臓が止まります。

体内の塩分量は、水分が70%として体重60キロの人は、
60kgx0.7x0.01=420gの塩分があります。

ペットボトル1本分くらいあるわけです。

減塩を主張する人は、1日に10gまで摂取するのはよいが、
12g(現在の日本人の摂取量と言われている)では多すぎると言っています。

しかし体内に420gも塩分があるのに、
たった2gの差などいちいち気にする方がどうかしています。

塩分をとりすぎると、人は自然にノドが乾いて水を飲み、
過剰の塩分は尿として排泄されます。
砂糖や油は体に貯まりますが、塩は体に貯められないのです。


☆猛暑の夏は梅干しが売り切れ

塩分不足で熱中症になると言われて、猛暑の夏に梅干しが売り切れたそうです。

建設現場で働く人やスポーツ選手は塩分が必要です。

ちょっとジョギングしても塩分は失われます。

減塩論者は、猛暑の夏でも建設現場でも、
「梅干しは良くない」「10g以下にしろ」と言うのでしょうか。

ふつうに味付けしておいしければそれでいいのです。
それ以上の減塩には意味はありません。


☆ナトリウムとカリウムのバランスが大切

人の体は脳も神経も心臓も電気仕掛けで動いています。
ですからイオンのバランスが大切です。

特にナトリウムとカリウムのバランスが大切です。

ナトリウムは塩に、カリウムは野菜に含まれています
ですから野菜に塩をかけるのは合理的です。いい塩梅とはそのことです。

西欧人は肉を多く食べます。肉には血があり血には塩があります。

日本人は野菜や穀物を食べ、肉食が少ないので、
日本食は自然に西欧人よりも塩を多く入れるようになっています。



◆http://www.minusionwater.com/ketuatu2.htm
年をとったら血圧は高くてよい Part2  2014.02.27

先日、読者の方から貴重な体験メールをいただきましたの転載します。


  血圧のお話。感銘いたしました。  2014年2月22日


  約半年ほどLAに滞在残りは信州でのリタイア生活です。

  高血圧の基準が下げられ 130
  国民の半数を患者に仕立てた学会(半数が病気。。これは病気ではありません)
  WHOや日本の学界のスポンサーは製薬会社

  私の父はいわれるままに降圧剤を服用し脳梗塞で半身不随の後死去しました。
  最近脳梗塞で倒れる人 血流不足で認知症 血流不足による斌脈性不整脈 
  心房細動 免疫不足でガンが急増しています。

  私の住む信州の寒村で2013年 運転中に三人 脳梗塞でたおれました。
  降圧剤は脳出血の予防であったはずです。
  栄養の良い現代では脳出血は見られません。

  若い亀も老いたキリンも130が高血圧???
  私は30代のころから160/95位で 今66歳 
  ある日 薬を捨てました。

  降圧剤服用後ホルター心電図で心房細動出現
  トレッドミルで心室性期外収縮 連発。。 で薬をやめました。

  2014のはじめ、
  米国で150/90以下の.患者?には降圧剤投与は禁止されました。

  これでアメリカの脳梗塞 (心房細動からくる血栓が脳に飛ぶ)
  認知症 ガン は劇的に改ぜんされると思います

 
  テレビでも報道され。。。なぜか日本では報道されないのでしょう。

  寒い信州 冬は高い血圧が必要です。。ここ数日雪かきです
  降圧剤で不整脈 心房細動 
  今度は抗不整脈剤 リスモダン メインテート プロノン 
  サンリズム タンボコール セルシン等。。
  すべての薬は効果なく逆に心室性連発や心房細動がよりいっそう出現しました。。

  原因は降圧剤 抗不整脈剤。。。でした。

  薬はもう一切飲みません。。。。。
  意図的に下げられた血圧基準の悲劇の体験者です
  年齢プラス 90が適正血圧です。。

  キリンなどの絵でわかりやすく解説され感動した次第です。

  アメリカでは150/90 通常180 を超えて降圧剤を処方しても
  保険会社は保険請求を却下するはずです。


アメリカの医療は高額ですが、高額であるだけに、
受益者側が自然に自衛して、合理的な行動をとるようになります。

2014のはじめ、米国で150/90以下の.患者?には 降圧剤投与は禁止されました

これは私も初耳で、たいへん貴重な情報をありがとうございます。

日本では、人々は「業者の言いなり」に無駄な薬を大量に買わされていますが、
健保制度のために薬はタダでもらえていると勘違いしていて、
だから薬をたくさんもらえるとうれしくて、それをせっせと飲んで、
ならなくてもいい病気になって、病気が増えて業者はますますもうかる、
というばかげた仕組み(業者側にはすばらしい仕組み)になっています。



◆http://tokuteikenshin-hokensidou.jp/guidedl/guidedl.pdf
2013年4月1日に厚生労働省より公開された
標準的な健診・保健指導プログラム改訂版】」
に記載されている、
主な健診検査項目の保健指導判定値及び受診勧奨判定値です。

拍手

カレンダー

02 2025/03 04
S M T W T F S
10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

カテゴリー

最新CM

プロフィール

HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

ブログ内検索

アーカイブ

カウンター

アクセス解析