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医者の持つ通常の「知識」は教科書知識でしかない

「異端医師の独り言」から転載。
γGTPはアルコール摂取とは無関係だし、血圧は自然状態で20から30くらいは常に変動するものだ、ということである。
医者というものは、大学で学んだ教科書や上の人の教えを盲目的に信奉して医療を行っている。とは言っても、すべての医療が無益だというわけではないのはもちろんだ。怪我の治療や通常の簡単な病気などでは医者は有難い存在だ。しかし、慢性病や難病の治療に関しては、医者自体を疑うことも必要だろう。盲人が盲人の手を引いて、どこへ連れて行こうというのか。(この場合は、手を引いている盲人にだけは金が入るが、手を引かれた方は金を失い、時間を失い、健康を失うことになる。)
なお、この異端医師自体が、自分が癌になってしまい、癌治療を受けて数ヶ月で死んだようだ。



(以下引用)


アルコール性肝障害や血圧  ここ二十数年、毎日仕事が終わるとすぐに欠かさず飲んできた、特に休みの日は、朝から飲むのが楽しみであった。そんな飲べいが緊急入院。入院時の GOT、GPTそして LDHは正常(肝機能正常)。γGTPはやや上昇していたが、断酒後も数値は変わらず。いつか記したが、γGTPが上昇していると必ず「アルコール性肝障害とか脂肪肝」とか烙印を押される。一つ前の内科書(Harrison's)には「γGTPの意味は不明」と記されていたが、最新版には γGTPの索引すらない。根拠のない「休肝日」やら「アルコール性肝障害とか脂肪肝」とほざく医師はよっぽどの勉強不足、避けたほうが無難。
 普段の血圧は 160/100前後ときわめて健康的であった。入院中は、朝晩血圧を測定するのだが、低いときは 106/80、高いときは 130/100くらい。毎日一定の摂取内容(胃漏からの注入)、運動量、環境にもかかわらず血圧はこれほど変動する。一体どれが僕の血圧を表わすのか。降圧薬の宣伝をみると、血圧が 2mmHg低下などと謳っているが、そこには「血圧村」のにおいがする。(3月25日)


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癌にならない生活

「大摩邇」から転載。
やや長い記事だが、好記事だと思うので全文転載する。かなり前から同趣旨の記事は私自身も書いている。


(以下引用)





2013年12月29日21:38

カテゴリ『光軍の戦士たち』癌

「ガン細胞は39.3度以上で死滅する!」


光軍の戦士達さんのサイトより
http://ameblo.jp/64152966/entry-11738869196.html
<転載開始>

「ガン細胞は39.3度以上で死滅する!」




           


wantonのブログ



  

Yahoo!知恵袋より引用




ガン細胞は39.3度以上で死滅する

http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n72356




がん細胞は39.3度以上で死滅するので、
体を温める事はガンに対抗する最良の方法です。

心臓や脾臓は温度が高いのでガンになりません。

ガン患者が梅毒の発熱によって、治癒した際に
ガンも完治した…という例で発見されたようです。

もちろん39度の体温を維持するのは、体にとって
ウィルス感染など異常事態ですので、そうではなく
体温を上げた状態を作る・・・という健康法と
お考え下さい。

運動する
筋肉量を増やす
半身浴
サウナ
体を温める食べ物を食べる
(生姜、ねぎ、唐辛子、他、陽性食品)
靴下の重ねばき
腹巻

35度ではがん細胞がもっとも増殖するので
低体温の人は要注意です。

   詳しくは『石原 結實』先生の著書『空腹力』で



-引用終わり-
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ガンが治る人、治らない人

http://goodmoon51.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/post-31a4.html





一部引用


ガン細胞は35・0℃で一番増殖し、39・3℃以上になると死滅する

ことがわかっているが、それは、低体温=体の冷えがガンを作る

大きな要因になることを意味している。

ガンは、

心臓や脾臓、小腸など体温の高い臓器にはまず絶対に発生しない。

逆に、ガンが多発する臓器は、食道、胃、肺、大腸、子宮などの中空に

なっており、細胞が少なく体温の低い管腔臓器である。

世界ではじめて発表されたガンの自然治癒例によれば、

ガンに罹患(りかん)後、自然治癒した人全員が、

丹毒(急性の皮膚細菌感染症40℃以上の発熱がある)や

肺炎にかかって発熱した人だった。

以後、発熱により、ガンが治った症例はいくつも確認され、

ヨーロッパの自然療法病院では、ガン患者を45℃くらいの熱い風呂に

入れたり、アルミホイルのようなもので体を包み熱を加えて体を温めたり

というような温熱療法が行なわれてきた。・・・・・・・・・・



-引用終わり-
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 遠赤外線が健康に良い理由
http://www.mukugi.com/kinomi63ensekikennkou.htm




一部引用




下記は専門家の各種本から、私が参考になると思うところを抜粋したメモ。
具体的な記述がされていて役立つ知恵がいっぱいである。
暖めること、特に遠赤外線で温めるといかに健康に良いか明らかである。

●石原クリニック院長「体を温めると病気は必ず治る」より
 身体も頭も36.5度で一番働くようにできている。
 体温が1度低下すると免疫力は30%以上落ちる。
 体温が1度上昇すると免疫力が5-6倍強くなる。
 がん細胞は35度で一番増え、39.3度になると死滅する。

●兵庫医科大 島博基教授
 微弱な遠赤外線を当てられたマウスの体温が0.36度上がり、

マウスに移植されたがん細  胞内の遺伝子にあるアポトーシス回路が

活性化、約70日後にがん細胞の増殖が半分以下 に抑制された。

●杏林大学医学部 高山精次助教授
 ウサギの静脈にバイパスをつくり、チューブの一部を70度に加熱し

血液中の免疫系細胞を温 め、活性化させると、がん組織の増殖を

80%以上抑制。

●新潟大学医学部 安保徹教授「病気にならない免疫のしくみ」より
 基礎体温が高い人ほど、リンパ球多く、免疫力は高い。
 低体温はリンパ球比率のバランスを崩し、病気をまねく
 間違った生活がからだを芯から冷やしてしまう。
 自律神経のかたよりは、低体温、免疫力低下のもと。

ベル
 あらゆる病気は「冷え+ストレス」から引き起こされる。
 金網に挟んだマウスは体温がどんどん下がった。
 温めて血行をよくすれば、ごわごわの皮膚は改善できる。
 子宮筋腫など冷えて血流障害がひどくなると細胞のこぶができる。
 痛みや発熱などの症状は破壊された組織を治しているサイン。
 からだを温めてがんを撃退する温熱療法。
 「+4度C入浴」でからだを芯から温める。
 ぬくぬく生活は細胞分裂が促進されず、要所要所、

時には寒さを体感することも大切。

●愛知医科大学 伊藤要子助教授
 人体は加温されると「熱ショックたんぱく(HSP)」が産生され、

さまざまな病気やストレス傷害 から体を守り、がんの予防をする。

HSPは熱というショックによってつくられる。HSPは、細胞に危機がせまると、

異常なたんぱく質ができないよう細胞内で大量につくられ、異常になった

たんぱく質を修理し、もとの元気な細胞に戻す。
 HSPは加温して2日目がピークになるように増加する。これを利用して
 手術や放射線治療の2日前に加温、あるいは治療後加温すると、

術後の副作用が大幅に軽減される。

●五味クリニック院長「岩盤浴の秘密」より
 岩盤浴では汗もサラサラ汗に、血液もサラサラ血液に。
 良い皮脂膜(油)が分泌するので、岩盤浴後のシャワーはもったいない。
 ある一定の基準を満たせば、特定のブランド石にこだわることはない。 
 院長投稿文「岩盤浴のデドックス効果について」小田クリニックと調査
 NK細胞は自然治癒力の担い手で、健康な人でも1日3000-6000個

くらいできるといわれ るがん細胞を早期発見し、発病を防いでくれている。


 NK細胞が殺傷力をもつには「パーフォリオン顆粒」という実弾が必要。

この顆粒がNK細胞内 に蓄えられることを、NK活性という。
NK細胞は年齢とともに増加するが、活性化率は20歳で平均45%だった

活性化率が、60  歳以上になると20%まで低下する。 
 岩盤浴(遠赤の温め効果)で、活性化率は驚くほど高まる。

Aさん「43が72%」Bさん「55か ら78%」Cさん「39から57%」、

高齢のDさん「23から52%」に。
 

1回の岩盤浴で、AさんとCさんは、10日後も岩盤浴前より高い数値が持続。
岩盤浴の温熱効果が、骨の中の骨髄、胸の中の胸腺、お腹の中の腸管

リンパ節まで到達し 活性化と思われる。

●(社)東洋療法学校協会 発行「鍼灸の世界」より
  鍼灸施術直後、各種白血球が増加、2・3日その数を保ち、数週間施術

するとリンパ球も増  加。各種白血球の遊走速度速く、

黄色ぶどう球菌に対する白血球の喰菌力が1.5倍に。

●秋田大学医学部の小泉昭夫助教授
 遺伝的に放っておけば全部ガンになるという、ガン多発形マウスを用い、

腹八分の食事と腹五分の食事ではガンのでき方がどう違うかということを

実験されています。

悪性リンパ腫につきましては腹八分では二十一カ月経ちますと

二十六匹のうち七匹がガンにかかります  

が、腹五分では二十八匹中一匹もガンにかかりません。

「乳ガン」については十四カ月経ちますと腹八分では

五十四匹中十二匹がガンになりますが、

腹五分では五十匹中一匹もガンにかからない。

●東海大学医学部微生物教室講師 田爪生気先生
 腹いっぱい食べさせたネズミと腹八分で飼育したネズミの寿命をくらべて、

腹いっぱいのネズミの寿命が平均七十四週であるのに対し、

腹八分のネズミは百二十二週。

●今野和義「遠赤外線が地球を救う」
  効果のある遠赤外線は狭小領域である。
  常温下での電子の移動反応(還元作用)が遠赤外線の作用である。

●(有)志木 山川元志
 遠赤のアルカリ化を確認するため、PH測定器で調べと同じステンレス

ポットでお湯を沸かす と7.0の水道水が、IH、ガス、遠赤でそれぞれ

8.2、8.5、8.9と明らかな違いが確認できた。  

遠赤で土鍋を使用すると9.4と、もっともアルカリ化した。
 また酸化還元計で計ると、

プラス350-500の水道水が50-150程度に還元された。
 これらから、遠赤クッキングヒーターを使うと

明らかに還元力が発揮されることがわかる。

●黒川胤臣
 遠赤外線治療の特色胸に遠赤外線照射器をあてることにより、

呼吸筋が刺激を受けて血液 循環が良くなる。

病状や病気に応じて当てた方が効果が期待できる。
 遠赤外線治療はツボが広いので、ツボの勉強しなくても効果。
 熱エネルギーによる血行改善でリュウマチなどの関節の血行障害による

疼痛軽減 血液循環良くなり白血球集まり、膿を掃除

●泉院長
 遠赤外線は皮膚の表面だけでなく、深部の血液やリンパ球の循環を促す。

●中国トルファン
 世界でもっとも海から遠い盆地、夏は摂氏40度の日が40日続くので

火州、熱砂でガンやリュウマチ治療


● 京大中尾教授
 遠赤はセルライトを取り除き脂肪細胞を活発化させる。

京大中尾教授は、萎縮性糖尿病患者にレプチンを普通の人と同じ量を

投与で治療。
 インシュリンが血糖値を下げるが、脂肪細胞から分泌されるレプチンが

食欲を抑えエネルギ  ー消 費を高める。 レプチンはインスリンを効き

やすくし、糖の代謝をよくする。
 (レプチンは主に成熟脂肪細胞で分泌されるタンパク質。分泌された

レプチンの大部分は視床下部に多く分布するレプチン受容体に作用し、

摂食の抑制とエネルギー代謝の活性化 に強く働きかける飽食因子

(抗肥満ホルモン)としての生理機能を示す。)

●1心病院林田医師
 アレルギー性の気管支喘息の改善経験から
 遠赤は①自律神経の機能調整②喘息発作の予防

③発作中の筋肉痛・頭痛の鎮痛効果④ 発作の温床となる肩こり・便秘。

全身衰弱・筋肉痛の症状改善⑤ステロイド常用者の副腎機 能の恒常化

●防衛医科大黒川医師
 遠赤外線療法の特徴①鍼灸神経ブロック通電治療の際に感じる痛み

や刺激がなく、安全で ある。②ほとんど副作用がなく安全である。

③穏やかでまろやかな感触のため長時間使用  出来る。

④強弱の調節が簡単⑤深達性があるので骨組織に囲まれた部位にも有効

⑥患者自身で簡単に操作できる

●安保徹
 赤リンパ球の数が1800-2000個の状態を2年間維持すれば

進行ガンの多くは縮小していく。

●斑目健夫
 ゆたんぽで、平均で725個だったリンパ球が1週間後に1850個に、

ただし1時的。

●水嶋クリニック
 自律神経免疫療法は、悪性リンパ腫、悪性黒色腫(メラノーマ)、

腎臓ガン、肝臓ガンという  4種類のガンに高い効果。

ヘルパーT細胞T1とT2が8:1以上なら免疫療法効果。

●五味常明
  一般的に、皮膚温が5℃上がると発汗量は2倍、10℃上がると6倍。
 岩盤浴の温度設定は40-55℃、最も多かったのは45-50℃と比較的

低温、温度あげなくても汗かける。湿度は50-80%と非常にばらつき

幅広い。外気湿度高いとそれがバリアー  となってその分汗をかきやすい。

15-20分1度休憩をとって再入浴すると汗出しやすい。  

長時間だとかえって汗腺疲労で汗出にくくなる(発汗漸減という)。
 運動減少や冷房で汗腺機能低下、汗をかかないのは退化の証拠、

汗をかかないと変温動物になる。
熱中症、冷え性、低体温。人間は最も汗をかく、カエルやヘビは変温動物。

低体温は少しの 温度上昇で隠れ熱中症状態でめまい・意識失うことも。
 岩盤から出るマイナスイオンは赤血球のヘモグロビンの中の鉄を還元し、

酸素供給力を高める。




-引用終わり-
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 わんわん

管理人


やはり、冷え性は万病の元というのは本当みたいですね。

直ぐに頭に浮かんだのが、サウナや酵素風呂。

家庭では、40度~42度くらいのお風呂に、毎日少し長めの時間

入浴すれば良いという事になりそうです。




内部被曝から、ガンやその他の病気になるメカニズム

http://ameblo.jp/64152966/entry-11350936235.html



ある原子や分子から電子が一個なくなると、その物質は「酸化」された

といいます。逆に電子を一個もらうとその物質は「還元」されたといいます。







パンティ-ストッキングのある恐ろしい秘密~より

http://ameblo.jp/64152966/entry-11379964093.html







女性の身に着ける合成繊維のパンティ-ストッキングは、絶えず静電気、

つまり、プラスイオンを発生させ、近くの身体からマイナスイオンを奪います。

これにより、その部位は機能低下し、冷え性になると考えられます。

近くにある腸も機能低下し便秘になることが考えられます。

子宮も当然、マイナスイオンを奪われますので、酸化を促進することになり、

活性酸素の攻撃に晒され、子宮筋腫や子宮ガンの一因になることが

危惧される訳です。




晴れ




私がお勧めするのは、遠赤外線毛布です。

その数ある中から、安くて良い物を調べました。

遠赤外線とマイナスイオンを出す優れものです。





温泉毛布

http://www.sakuramichifuton.jp/products/onsen/



【純日本製】温泉毛布 シングル 9,980円


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出来れば、敷毛布と掛け毛布で身体を挟むのがベストです。

遠赤外線によって、身体を芯まで温めて下さい。

そうすれば、あなたの免疫力は何倍にもアップするはずです。

更に、欲をいえば、毎日お風呂に入ることをお勧めします。

ガンで、かなり体調が悪化した人が、お風呂で治した例も

あるようです。


<転載終了>


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庶民生活と医療費

「長周新聞」から転載。パソコンの経年劣化か、ウィルスにかかったのか原因は不明だが、ワードの変換機能が最悪で、文章がほとんど書けない状態なので、前説は書かない。
庶民生活における医療状況はこのようなものだという実例である。


(以下引用)







 年金少く衣食住に困る

 下関市内の高齢者のなかでは、年金が引き下げられる一方で、有無をいわさず天引きされる後期高齢者医療保険料や介護保険料は上がり、食料品などの物価も高騰し、そのうえ来年4月からは消費税率が8%に引き上げられることに、「安倍さんたち政治家は、自分たちだけいい暮らしをして“景気回復”といっているが、どこにそんなことがあるのか」と憤りを語っている。そのなかで医療費の負担は大きく、医者に行かない人が増えている。
 70代後半のある婦人は、先日インフルエンザの予防接種(1260円)をし、持病の薬代とあわせて1割負担で約4000円を支払った。その前の肺炎球菌の予防接種でも数千円とられた。高齢者は一つの病院だけではなく、いろいろかけ持ちしているが、「これではとうてい病院にかかることはできない」という。
 その婦人は、「5万円程度の年金では、生活を維持するための衣食住にも困るほどだ。私などもう新しい服は買えない。市営住宅の家賃が払えない人もいる」といい、「昔、池田勇人が“貧乏人は麦を食え”とひどいことをいったが、まだ国民を生かそうとしていた。最近、麻生副総理は“(終末医療で)さっさと死ねるようにせよ”といった。それを実生活で実感している」と語った。
 71歳になる今も2つの仕事をかけもちで働いている婦人は、20年前、同じ建設会社で働いていた夫を亡くしたとき、自身は健康保険をかけておらず、そのためその後は月3万円程度の年金が出るだけ。夫の会社が倒産しても退職金もなにもなく、現在は早朝3時間、弁当屋で働いて2000円を手にし、午後には時給600円程度で建設の下働きに出ている。
 その婦人は、「今は医者に通うために働いているようなもの」という。長年の労働で痛めた足腰は、整形外科に通ってヒヤルロンサンを注射するのと、痛み止めの座薬をもらい、痛みを忘れるようにして仕事をする。咳が止まらず甲状腺が悪いということで、内科にも通っている。歯や目、耳も悪くなっており、窓口負担が1割のうちに歯だけは治したいと思っていた。
 ところが安倍政府は来年度から、70~74歳の負担を1割から2割に引き上げようとしており、「こういうのも2割になったらもう行けない。働くのもおしまいになるから病院もおしまいだ。子どもにも頼れる状況ではない。今はなんともいえない世の中だね」といっている。

 通院我慢し入院費20万

 子どもと子どもを持つ親にとっても、医療費は頭が痛い。
 小学生と中学生の子どもを持つある母親は、身体が丈夫な方ではない。あるときカゼをひいたが、パートを休むわけにはいかず、それに医者にかかれば支払いは5000円を下らないと思って我慢して、市販の風邪薬でごまかして仕事を続けていた。
 ところがカゼをこじらせて肺炎になり、入院。そのうえ小学校の子どもにもカゼをうつしてしまった。
 入院中は夫が仕事から早めに帰って、子どもたちにご飯を食べさせていたという。結局、入院費が20万円もかかってしまい、現在分割払いができるように病院側と話しあっている。

 治る前に病院追い出し

 入院した経験のある人のなかでは、入院が長引くと病院から追い出されたという話も多い。
 2カ所のガンの手術で70代の夫を入院させた婦人は、夫が1度目の手術後に肺炎になったため、2度目の手術が延期され、家に連れて帰っても世話ができないので別の病院を紹介してもらった。そして2度目の手術が終わって2週間たつと看護婦の態度がガラリと変わったという。
 「“病院を早く出てくれ”という雰囲気になった。まだ歩けもしないし、下の世話もしないといけないが、家に連れて帰っても介護できない。紹介してもらった別の病院にもう一度入院させてもらえないかと頼んだが、それもできないという。困ってあちこち探し回って、ようやく次の病院を見つけた。病気が治るまで見てくれるのが病院だと思っていたが、ベッドは空いているのに、入院が長引くともうからないから追い出される」。
 医療関係者は、こうした状況が生まれる要因に、2003年に導入されたDPC(診断群分類包括評価)制度があると指摘する。従来の出来高払い方式では、一つ一つの医療行為ごとに料金を設定し、その合計額が診療報酬として国から支払われていた。この下では、医者が1人1人の患者の状態にあわせて試行錯誤しながら、積極的な医療をおこなうこともできた。
 ところが小泉内閣が「治療費が高くなる病院はムダな治療をしている」と宣伝して導入したDPC制度は、治療の内容にかかわらず、病名などで1日当たりの診療報酬が決められており、それ以上の治療をすれば病院の持ち出しとなり、経営が困難になる。それで病院側は在院日数を短縮化し、ベッドの稼働率を高めて収益をあげることにきゅうきゅうとするようになった。
 病気を治して患者や家族に喜ばれることが医療関係者の喜びだが、もうけ第一でそれに相反する在り方になっていることに、疑問が語られている。






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危険食品についての知識まとめ

「阿修羅」の或る記事の連続するコメントが、なかなか有益な情報を含んでいるので転載して紹介する。
もちろん、15のコメントがその有益な情報を含むものだが、既に知られた内容ではある。ただ、よくまとまっていると思う。
問題は、こうした知識を知っても、たいていの人間にはそれを覚えておけないだろう、ということだ。私の女房などは、関東産の農水産物は避けて買っているようだが、我々くらいの年齢の人間は、いまさら危険食品を避けて美味いものが食えないよりは、食いたいものを食うという選択もあっていいと私は思う。
しかし、成長期の子供を持つ親は、子供にこうした危険食品を食べさせないのが親の義務だろうし、それ以外の大人も、そうした危険食品がその正体を隠したまま市場に流通することを許さないように政治的に努力するべきだろう。だが、その一方で、そういう危険食品にも需要はあり、それで助かっている人々もいる、ということを忘れるべきではない。つまり、どこで妥協点を見つけるかということだ。
話は変わるが、昔、学生運動が盛んなころ、「Don’t trust over thirty」つまり、「三十歳以上の人間を信じるな」というキャッチフレーズが一部の若者の間で流行ったことがあった。私はその頃まだ子供(若者)だったが、その言葉の馬鹿馬鹿しさに呆れたものである。そういう連中は、自分たちは未来永劫に三十歳にならないつもりか、それとも「自分たちだけは」三十歳になっても信じられる人間だというのか。そういう非妥協的な、自己中心的な、あるいは唯我的な思考を子供思考と言うのである。まあ、人間だれしもそういう子供部分はあるが、大人であるということの目安の一つは理想と現実を妥協させていく中庸性にあると私は思っている。
もちろん、上の段落は、今日の徽宗皇帝のブログに書いた内容(危険食品をフードスタンプ用食品に利用しろ)と、この記事の前半部分との矛盾についての言い訳である。(笑)




(以下引用)


14. ruminan 2013年10月09日 10:58:18 : WgZpWWRquaiD6 : C38Y8UWbK2
飼い犬が鶏のもみじを食べるのを見て、卵や鶏が食べられなくなり、
唯一、昔から食べているキューピーマヨネーズだけは食べれたのに。。
遺伝子組み換えとは、、
今日は好物のマカロニサラダゆで卵抜きを作ったのですが。。
魚介類以外の動物性食品を控えるようにしていますが、海も汚染されているし、
いったい何を食べればいいのでしょうか。
最近、同居人も具合が悪いです。
同居人は、コンビ二弁当や安い丼屋さん回転寿司が好きで、
喫煙者です。
私もいつかきっと病気になるのだと思います。

15. 2013年10月09日 12:34:21 : dcrRgj1iOY
>>14
比較の問題では牛より豚、鶏がマシ。体が小さい、成長が早いから
餌や環境が改善されていれば食べられる。
(餌が問題だがそこまではわからない。餌にこだわる農家もあるので、ネットで
選ぶといいかもしれない。騙されていなければ。)
魚ならカラフトシシャモのように小さい魚。アジ、イワシはマシ。
安いインド洋マグロで作っているツナはマシ。
深海の魚は汚染されやすい。タラやカレイ、ヒラメ、アイナメなんかが注意。
放射性物質は水溶性で水に溶けて落ちる。食べるなら内臓を除去してよく洗って
煮るのがいい。煮汁は飲まない。焼いても生よりはいい。
しかし汚染は放射性物質だけでなく、有機水銀の蓄積もあるから、体の大きい魚は
水銀と放射性物質と両方の汚染が大きくなり、Wで危険性が高い。
汚染地域を流れてくる川、湖沼の魚はダメ。
野菜は西のか、東でも水耕栽培で農薬を使っていないのは大丈夫。ハウスはマシ。
米は玄米の方がリスクは高い。白米を研いで炊けばかなり放射性物質は除去され、
あまり心配はない。
元から安い食品は材料に輸入が多く、逆に汚染が少ない。案外コンビニの食品は
セシウムが出ないのは輸入品が多いからかもしれない。たまに食べてもそう心配
ない。が安物は食品添加物が多いのでお薦めはしない。輸入は遺伝子組み換えもある。
輸入でもまだ基準値超えるチェルノ由来セシウム出るので侮れない。
吉野家みたいに国産使い始めたら、常食は子供には勧められない。



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オバマケアはなぜ反対されるのか

「阿修羅」から、オバマケアの実体(本質)を論じたあっしら氏の投稿を転載。
私もオバマケアを「公的保険」だと思い込んでいたため、なぜ米国民の多くがあれほどオバマケアに反対するのか理解しかねていたが、あっしら氏の文章で理解できた。さすがに「事実に基づいて、精密に論じる」あっしら氏の本領発揮というところである。最近精彩を無くしていた感じだったが、こうした文章を読むとやはり力量がある。
日本の公的保険は、無駄な医療が多すぎるために医療費が増大し、それに伴って保険費が高くなりすぎている、という欠陥があるが、それでもまだまだ世界に誇れる制度ではあるだろう。(特に「国民健康保険」の保険費の高さは、未納者の割合の高さの原因となっている大欠陥である)保険費の高さは「相互扶助」によるものであり、また「若く健康な人間」が未来の「老いて病気がちな人間」である自分を補助している、と考えれば、納得はいく。
もちろん、医療の無駄は無駄として改善していけばいい。私は、癌治療や難病治療、延命医療などに要する医療費が、医療費全体を異常に高額にしている、と見ている。そして、それらの医療で得られる「結果」は、惨憺たるものである。通常の「対費用効果」の考えからは、まったく馬鹿げたものだが、それが医療界の金蔓でもあるから一向に改善されないのである。



(以下引用)




連邦政府機関閉鎖の原因ともなった「オバマケア」の内実:連邦政府が医療保険会社の商品を“押し売り”するという稀代の悪政
http://www.asyura2.com/13/hasan82/msg/872.html
投稿者 あっしら 日時 2013 年 10 月 07 日 20:33:13: Mo7ApAlflbQ6s






 日本の問題を考えるだけでアップアップなので米国の問題に触れる余裕はないが、TPP発足が近づくなか日本にとっても無関係ではない問題になりそうなので簡単に取り上げたい。

 「オバマケア」をめぐる争いについては、リベラルで弱者の立場を尊重するオバマ大統領や民主党  Vs. 保守的で反連邦政府の立場にあるティーパーティ(茶会党)系共和党の争いと簡略化されて説明されているが、それほど単純な話ではない。

 まず、政府や医療業界とは医療観や生命身体観で距離があるが、日本の健康保険制度はあったほうがいいと考えている。
 世界に誇る「超長寿社会」が悲惨な姿になっていない一つの大きな要因が、健康保険制度を核とした老人向け医療サポートにあると思っている。過度な医療や検診が現役世代の負担を膨らませているという問題はあるが、生活保護制度と相俟って、日本という社会を穏やかで安定的なものにしている。

 ただし、医療に関する皆保険制度は、国民多数派のための福祉政策というより、病弱者や難病者に対する支援を別にすれば、投資原資の確保(預金と同じ意味)・インフレの抑制・医療関係者に対する支援である。

 投資原資の確保やインフレの抑制という目的は、設備投資やインフラ整備を必要としつつも、それがインフレを亢進させ国際経常収支にも悪影響を与えていた高度成長期を思い起こせば理解していただけると思う。
 公的保険制度が国家総動員体制時の戦中に設立されたことを思い起こせば、インフレ抑制という役割は理解できるだろう。ただでさえ消費財の供給が乏しい状況で、総動員で家計の給与総額が増大する事態を放置すれば、インフレが激しく亢進することになる。


 医療関係者に対する支援という目的も、現在の米国が証左だが、医療を受けるたび高額の費用を支払わなければならない状況だと人々が医院や病院に通う頻度が大きく減少することを考えればわかるだろう。
 70歳から75歳未満の医療費自己負担が1割に抑制されてきたことが問題視されているが、それで助かるのは、病弱な老人や“医者依存症”の老人だけでなく、医者を含む医療機関もである。
 公的保険制度で診療報酬や薬価などが強制的に抑制されるとしても、トータルでの収支は保険制度があるほうがずっといい。

 TPP問題や混合診療解禁問題で、日本の健康保険制度は優れたものでなんとしても維持しなければならないという主張もなされているが、多数派にとって、公的医療保険制度への加入を強制されることで得られるメリットは意外に少ない。ほとんどないと言ってもいいくらいだ。

 病弱者や難病者そして“医者依存症”の人には大きなメリットがあるが、その他の過半数を占めている人たちは、健康保険料相当分(企業負担分を含む)を自分で積み立てて、そこから必要になった医療費を支払ったほうがずっと“得”である。

 少し考えればそれが当然のこととわかるが、健康保険制度を端的に言えば、健康で稼ぎがある人が病弱者や“医者依存症”の人たちの過大な医療費負担を助けるためのものである。
 健康で支える側にある人たちのメリットは、将来の罹病を別にすると、自分の責任での積立が不足していていざというとき医療費が支払えないという問題が生じないことくらいである。(後から保険料で“返済”し、いつの日か“過払い”に転じる)

 健康保険料は、定額の国民年金とは違い、国民健康保険も所得比例制となっており、健康であっても所得が多ければ支払う保険料は増える。
 応能負担か受益負担かという観点で考えると、健康保険料がもっとも応能負担に傾いた公的負担と言える。

 年間支払い医療費(自己負担+保険充当)が30年間平均で5万円ほどでありながら、保険料は80万円(企業負担分を含む)平均という人も少なくない。死ぬまでにどうなるかはわからないが、2400万円もの保険料を負担する一方、受益は105万円(150万円の7割)という話である。
 非婚者が増え、子どもがいない家庭も増えている昨今、この傾向はさらに強まっているはずである。

 それでも、改善を続けながら、公的健康保険制度は維持した方がいいと考えている。


 「オバマケア」は、米国で初めての医療に関する“皆保険制度”と言われている。
 米国は、現状、国民の15%およそ5千万人が医療保険の枠外にあると言われている。
 連邦政府が、法律を盾に、一定の条件にある医療保険未加入国民を強制的に医療保険に加入させる政策だから、“皆保険制度”と言っても間違いとは言えないかもしれない。しかし、「オバマケア」の内実は、クリントン大統領夫妻のヘルスケア構想とは違い、日本でイメージされる“皆保険制度”とはまったく違うものである。

 公的医療保険制度をめざした「クリントンケア」は、医療保険会社や製薬会社そして病院企業から強い反発を受けて頓挫してしまう。

 「オバマケア」を端的に言えば、連邦政府が医療保険会社から大口契約特典を引き出したので、一定の所得レベルや年齢区分にありながら医療保険に未加入の国民は、並んでいる医療保険のいずれかに加入しろというものである。そして、期限までに選択肢の医療保険のうち一つを買わなければ罰金を課すというムチまで付いている。

 忌憚なく言えば、オバマ大統領は、医療保険会社の総代理人となって、医療保険未加入者にどこかの医療保険会社のいずれかの医療保険商品を買うよう押し売りを行うセールスマンに成り下がったのである。

 日本にたとえるなら、アヒルかどうかは別として、安倍首相が、“混合診療”の解禁に備え民間医療保険に加入することを国民に義務づけるような話なのである。

 「オバマケア」のメリットは、連邦政府が強制することで大量の新規加入者が見込めることから、保険料に“大口割引”が適用されることくらいである。
 貧乏な人向けのメディケイドを享受する水準は超えるが低所得であるという層に対しては医療保険を買うための補助金が支給されるが、それは、納税者相互の扶助であり、ある人にはメリットだが別の人にはデメリットになる話である。

 この10月1日に、医療保険未加入者国民向けに「医療保険取り引き市場」が創設された。医療保険未加入者は、来年3月31日までにその市場を通じて医療保険を買わなければならない。4月1日になっても買っていないと、罰金を徴収されることになる。

(罰金を徴収されるまえに、「オバマケア」を利用した詐欺が横行し、お金を騙し取れられる人も増えているという)

 「オバマケア」として創設された「医療保険取り引き市場」で買う商品も様々であり、新規加入者は自己責任で選択しなければならない。
 保険によってカバー範囲に違いがあり、自己負担の割合も違う。安い医療保険は、支払いが認められる範囲が狭く、自己負担率も高い。高い医療保険は、保険料が高い代わりに、適用範囲が広く自己負担率も下がる。

 所得が年3万ドルの単身者が自己負担を3割にとどめる医療保険を買おうとしたら、月々の保険料は203ドル~486ドルの範囲になるそうだ。
 この幅が、医療保険が支払いを認める治療範囲の違いである。米国の医療保険は、救急車を呼ぶ費用の充当から、同じ疾病であっても受けられる治療行為のレベルまで違う内容になっている。

 このような「オバマケア」が成功するとはとうてい考えられない。保険の適用範囲をめぐる訴訟は頻発するだろうし、保険料未払いも月日を重ねるごとに増大していくだろう。

 米国の医療問題は、公的医療保険制度がないこととともに、先進国でも群を抜く医療費水準の高さである。
 「オマバケア」ではこの問題に手が付けられていない。
 老人向けであるメディケアは、そのシェアを利用して、医療費の引き下げを勝ち取ったが(メディケアの適用を受ける場合、同じ治療でも25%ほど安くなると言われている)、「オバマケア」は公的医療保険ではなく民間医療保険にばらばらに入ることになるから、そのような働きかけはできない。
 今でも、民間医療保険会社は、高額の費用がかかる慢性病の治療を国外で行うよう誘引している。「航空運賃+宿泊費+医療費」でも、米国内の半値以下になるからである。医療保険会社は、国外での治療を行ったケースにはわざわざボーナスまで支払っている。

 米国の医療保険制度を考えるとき、皆保険もさることながら、診療・手術費や処方箋薬代を抑制することが不可欠である。そして、これを実現するためには、公的保険制度の力をもって追求するしかない。

 日本的な保険点数制度に近づければ、「オバマケア」の保険料は半額未満になる。
 米国でも、公的医療保険の管理費は2%ほどなのに対し、民間医療保険の管理費は17%も取られている。それだけでも、100ドルの保険料なら85ドルまで引き下げることができる。
 
 つまるところ、「オバマケア」とは、稼ぎがそこそこある人たちからお金を吸い上げて医療保険会社に配り、医療保険に加入させることで加入した人たちが医療機関に通うことになって保険会社とともにお金を支払うことを狙った政策と言える。

 医療保険会社と医療機関と製薬会社のための「オバマケア」でしかないのである。



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自分の体は自分で守れ

内海聡というお医者さんのフェイスブックから転載。(他のブログで知った記事だが、面倒なので経由は省略。)
本文中の「(2)を実践できれば動物です」というのは、言うまでもなく動物を人間以上に賢い存在としているのである。うっかり者が、「人間は動物よりエライ(賢い)」という固定観念で誤読するかもしれないので、念のため。
自分の体のことを本能的に分かっているのが野生動物であり、それがペットや家畜になると、その本能が薄れてきて、肥満の犬や猫、生活習慣病の犬や猫が出てきたりする。それより悪いのが家畜で、人工的に肥満体にさせられ、メタボ化した体を「霜降り肉」などとして売られるわけだ。
何も自分から家畜にならなくてもいいのに、そういう家畜と同じ生活をし、家畜状態になっているのが現代人である。まあ、肥満体がその人にとっては自然である、という生まれつきの人もいるから、肥満自体が悪いわけではないが、度を越さないことが大事だろう。
商売のために筋肉や脂肪を身につけるのがプロレスラーや相撲取りであるが、その彼らの中でも賢い人間は、現役を引退したら意識して減量に取り組む。50キロ(人間一人分!)ほども減量するのである。カール・ゴッチや隆の里などはかなりの減量をしているはずだ。逆に、現役を引退するとブクブク肥るスポーツマンも多く、そういう連中はたいてい早死にする。現役時代と同じ食事をし(胃袋が通常の人より大きくなっているためである)運動はしなくなるのだから、当然である。
かといって、長嶋茂雄のように、現役引退後も運動を欠かさず、酒も煙草もやらない人間が脳卒中になったりするから、病気の予防はなかなか難しいものである。
突然だが、医療界は、「治療」はするが、なぜある病気になるのか、という原因究明や「予防」は本気でやっていないように思う。まあ、世の中から病気が無くなれば彼らは飯の食いあげだからそれは当然だ。つまり、自分の体を守るのは自分しかいない、ということである。



(以下引用)





内海 聡 · フォロワー31,168人
9月17日 1:25 · ..




ある食事に対する考え方だが、これが実践できたら人間です。(2)を実践できれば動物です。全部実践できないのがグーミンです。

(1)知識を増やすこと。糖分を摂り過ぎた場合に、将来、どんな病気が待ち受けているか? それを知れば、白い砂糖は毒物に見えてくるはずである。人工甘味料を摂取すると何が待ち受けているか? それを知れば、怖くてソフトドリンクに手を出せなくなるだろう。

(2)胴体(胃など)の意見を尊重することである。われわれが通常、「おいしいものを食べたい」という欲求を抱く身体の部分、実際に甘いものやスナック菓子を食べたときに、「おいしい」と満足している部位は、頭ではなかろうか。胴体は、決して喜んでいない。食後に胃がもたれるのは、まさにその状態だ。

野菜ジュースを試してみた。食材が揃ってなかったこともあり、実にまずいジュースができた(その後、改良を加え、おいしいものになった)。頭は、拒絶したわけである。だが、飲んだ後に、いつもとは違い、腹部に妙な爽快感がある。通常、食後には胃に負担がかかり、眠気も感じる。そうしたものが一切ないのだ。これが身体が喜ぶ食事というものなのだろうと思ったのである。こうした経験を重ねていけば、身体と対話する能力も発達してきて、本当に自分が食べたいものが把握できるようになるのだろう。頭部の意見だけでなく、身体各部の意見も聞いて、民主的に食べ物を決めよう。そうすれば、「好きなもの」「食べたいもの」だけ食べることで健康になるはずだ。身体が病気を「作る」ものを食べてしまう原因は、頭だけで選んでいることにある。

(3)常識をリセットする。食事の量も問題であるが、「1日3食」などという常識に囚われず、食べたくないときは食べないようにする。結果的に24時間食べなかったということもあるだろう。「おかずだけ食べてはいけない」(毎回の食事に必ず米かパンを主食にする)というのもリセットすべき常識である。




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ダイエットの話(付:血圧の話)

「大摩邇」経由で、「異端医師の独り言」から転載。
ダイエットについての様々な誤解や迷信を打ち破る知識がたくさん入っている記事だ。
「工業圏の住人は、普通に生活していれば肥る」
というのは、私もしばしば述べていることである。当たり前の話だ。過剰に栄養を摂取し、ほとんど運動をしなければ、「過密飼い」の家畜も同然に肥るに決まっている。家畜でも放牧すれば、自由に運動するから、締まった体になる。(農業漫画(?)「銀の匙」参照)特に家庭の主婦などが体重過剰であるのは、その生活が「食べ過ぎ、運動不足」であるからだ。ならば、ダイエットの方法は「食べないこと」、「運動すること」の二つしか無いのは当然であり、「食べてダイエット」というのは愚の骨頂である。
下の「異端医師の独り言」というサイトには、減塩が血圧降下に良い、という考えが、エビデンス(証拠、だろうか)がほとんど無い、ということなど、様々な「医学の迷信」を打破する記事が多い。前にも引用したような記憶もある。
なお、安保徹という医師もそうした「医学の迷信」を打破する活動(言論)を行っており、たとえば血圧に関しては、ほとんど生まれつきであり、高血圧が自然である人もいれば、低血圧が自然である人もいる、という考えだ。むしろ低血圧の方が不活発な体質で不便だ、という考えのようで、彼自身は血圧が常時170~180ある「高血圧」だが、まったく気にしていないと言う。もちろん、降圧剤など飲んでいないのだろう。要するに、血圧は個人差が大きく、「正常値」など存在しない、ということである。
血圧に「正常値」を設けた結果、人為的に「高血圧症」とされて「要治療」となった人間が膨大におり、それは医療業界の一大金蔓になっている、ということである。これが数年前の「メタボ基準」の真相だろう。




(以下引用)







2013年01月29日21:20



おデブの内科的治療


異端医師の独り言さんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/leeshounann/archives/51300447.html

<転載開始>
カテゴリ医学、科学論文の要約

工業圏の住人は、普通に生活していれば肥る、これは環境と遺伝子のミスマッチによる。環境とは「美味しい食品を簡単に手に入れられるようになった、座ったままの生活、交通手段、の発達など」。遺伝子とは「かつて人類が飢餓に際し、発達させてきた倹約遺伝子群」。倹約遺伝子群は「飢餓(ダイエット)に際し、基礎代謝を低下させ、飽食時に余分なエネルギーを内蔵脂肪として蓄える」働きをし、生存の可能性を高めた。
 100人に一人くらい、ダイエットを意識しなくても肥らないヒトがいる。かかる人類は、万歩計で計れない運動を無意識のうちにしている。例えば、椅子に座っていても無意識に体を傾け、腹筋や大腿筋を使ったり、それにより一日数百カロリー(数字は失念)余計にカロリーを消費する。
 さて、ダイエットに科学のメスが入ったのは 1994年、抗肥満ホルモン leptinの発見に端を発する。その後、ghrelinをはじめ食欲をコントロールするホルモンが次々に発見され、2001年頃から超一流の科学誌に肥満やダイエットの総説を散見するようになった。
 2008年8月号の NEJM*に首記の「Nonsurgical Management of Obesity in Adults」という論文が掲載されている。著者(Eckel,R.H.)は、減塩政策で失態を演じた国立心肺血液研究所(NHLBI)のガイドラインをそのまま紹介し、ダイエットを理解しない能天気な論文を鵜呑みにし、そしてダイエット薬服用へと誘導している感がある。しかし、何しろアメリカの超一流内科誌、僕の経験とあわせ、ダイエットの科学を紹介します。
 論文*では、まず食事について諸説が紹介されている。「総カロリーを減らして減量に成功した研究」が紹介されているが、摂取カロリーを減らせれば痩せるのは当たり前。
 低脂肪食については論争があると記されているが、脂肪は肥らない。いくら血中脂肪濃度が高くなっても、それを体脂肪に変換するホルモン、インスリンがでてこない(=分泌されない)からだ。ヨガの修行に「バターと牛乳だけを食べる」のがある。一日の摂取カロリーは7千数百 Kcalになるが、みるみる痩せる。かつては、これをヨガの神秘性に求めていたが、種を明かせば(科学が進歩すれば)仕掛けは簡単。
 低炭水化物食は、一時的ダイエット効果があるが一年続かないと紹介されている。
 意外だったのは、低糖化指数ダイエット。糖化指数とは、食べた後 2時間目の血糖値(血糖値の濃度下面積=AUC)、これが高くなりやすい食品は肥りやすいと考えられている。なぜなら、インスリンとインスリン様成長因子が分泌されるからだ。2つの無作為化試験によると、低糖化指数ダイエットは同等のカロリー制限と減量効果に差がなかったそうだが、前者ではインスリン分泌が抑制された。追試を待つしかない。
 高タンパク食は肥満ホルモンが分泌されず、基礎代謝を高め、ダイエット中の筋肉量低下を抑制する。だからお勧め。
 数社のダイエット食、いずれも減量効果が示されているが、こんなものを一生食うわけにはいかない。
 現在の知見をもって、僕がすすめるダイエット食は、高タンパク・中脂肪・低糖化指数食。
 運動にいたっては噴飯ものであった。一日 80分の歩行、あるいは 35分のエアロビック運動**、これにカロリー制限を加えると、さらに減量効果があったという研究を紹介している。そんなの当たり前、マラソン中毒者やサーファーでない限り、誰がこんな運動を毎日続けられるの? 差を出せばいいというものではなく、実行可能な役に立つ研究を待ちたい。Science誌***によると、過激な運動は食欲亢進ホルモンを増加させ、食欲低下ホルモンを低下させるので、肥りやすくなる。
 FDA(食品医薬品局)で認可されている痩せ薬は 4つ、Diethylpropion、Phentermine、Orlistat、そしてSubtramine。いずれもインターネットで購入できる。
 前 2剤は、覚せい剤の誘導体、日本のサノレックスと似たものと思われる。論文では、習慣性の可能性には言及しているものの、長期投与で安全だったという研究結果を紹介している。まだ比較的新しい薬なので 3カ月以上は連用しない方が無難だと思います。
 僕はサノレックス(食欲抑制剤)を処方して 20年近くになりますが、日本発の薬なのでエビデンスに乏しく、慎重に処方しています。経験的に、連用しなければ習慣性は無いようです。肥満者、2型糖尿病、脂質異常症や高血圧症には、本剤の助けを借り、5日の断食を勧めています。断食により、血中にケトン体という食欲を抑制する物質が出現し、以降のダイエットが楽になります。減量に成功したら、それをいかに持続させるかが重要。詳細は、カウンセリングしています。
 Orlistatは消化管での脂肪吸収を阻害する。結果、文字通り脂肪を排泄する、非常に安全な薬だが便意を感じると待ったなし。論文では、Orlistatを長期間服用しても安全でダイエットを維持できたという研究結果が報告されている。が、だいぶ前に「Orlistatを長期間服用しても痩せない」という論文を読んだ。この痩せ薬、製薬会社を肥らすだけ。
 Subtramineは食欲を抑制する薬。スタッフ全員で飲んでみたが、効いたのは一人だけ、僕に至ってはもりもり食欲が亢進した。本剤による心臓死が続いたため、イタリアでは、本剤の承認を取り消した。論文では、副作用として軽度の頻脈と血圧上昇(時に重篤)と紹介されているだけ。
 誰しも割れた腹筋にあこがれるので、TVショッピングの類では、次から次へと腹筋商品が紹介されます。引き締った二の腕もしかり。残念ながら、部分痩せはできないのです。ボディービルダーは猛烈に食べ、筋トレをして、そして猛烈なダイエットをするのですよ。
 最後に、ダイエットにあたりモチベーションを高める研究結果***を。ダイエットすると、身体がいわゆる「倹約モード」に入り、基礎代謝が低下する。そのため肥りやすくなるのだが、この倹約モードが若さを保ち長寿をもたらすと考えられている。実験に供したすべての動物で、自由に摂食させた場合と強制的にダイエットさせた場合、ダイエット群の方が長生きした。ヒトでは、130歳まで生きると予想されている。アメリカで超一流の科学者たちは徒党を組んで、ダイエットに取り組みだした。彼らの目的は、従来考えられていた天寿をこえて、未来を見たいそうだ。
 これは僕の見方ですが、売れっ子モデルはかなり痩せていますよね、世の男性が好むから。もしかすると、子孫を残す上で、わが遺伝子群が健康な女性を選別しているのかもしれない。

*New England Journal of Medicine 358;18:1941, 2008
**有酸素運動なるもの、誤訳から生じたしろもの。30分運動するとして、30分間続けても、10分ずつ分けても、消費される脂肪量は同じ、念のため

***Research on Aging: The End of the Beginning. Science 299:1339. 2003 

リー湘南クリニック leeshonan@gmail.com  拙著「癌患者を救いたい PSA検診のウソ」(正誤表)(2008年11月の記事、校正)




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それだけで人生は生きるに値します。

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