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これは「一斑を推して全豹を知る」事例になるか

「共同通信」記事なので、中国政府への悪意に満ちた書き方になっているが、裏読みをすれば、中国政府は近づく米国の経済破綻を機会とした他国(中国)への戦争を警戒しているのではないか。ロシアも、核戦争を想定した予行演習(?)を行う予定らしい。
日本政府は、「どうせ戦場は沖縄になるだろう(沖縄などどうせ捨て石だし)」と暢気に構えているが、はたしてそうなるか。東京や原発所在地への核攻撃、そうでなくてもミサイル攻撃が無いと確信できるのか。
日本のウクライナ化がなければ幸いである。

(以下「大摩邇」から引用)

https://news.livedoor.com/article/detail/25083217/
<転載開始>




北京市内に設置された監視カメラ=9月(共同)




 【北京共同】中国スパイ行為の定義を拡大した改正反スパイ法が施行されて10月1日で3カ月。スパイ摘発を担う情報機関の国家安全省は、全国民にスパイ行為に関する情報を通報するよう呼びかけている。習近平指導部が重視する「国家安全」を守る方針に沿った対応だが、改正法で何が違法行為とされるか不透明なままで、恣意的な運用への懸念は強まっている。

 「防諜には全社会の動員が必要だ」。国家安全省は8月1日、通信アプリ、微信(ウィーチャット)の公式アカウントへの初投稿で、全国民にスパイに関する情報の密告を奨励した。


 密告奨励は、一般市民にスパイ行為の通報を義務付ける改正法に基づく措置。創立から40年を迎えた国家安全省が自ら情報発信を行うのは「異例」(中国政府筋)だという。電話やインターネットで通報を受け付けるとし「貢献した個人や組織を表彰する」と強調した。


 改正法はスパイ行為の定義を拡大し、「国家機密」に加え「国家の安全と利益に関わる文書やデータ、資料、物品」の提供や窃取なども違法行為とした。



<転載終了>

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秋空や朝日東に月西に

私の住んでいる海岸の町は、東側に海があって、堤防というか、護岸壁があり、その上が広い通路になっている。通路の隣は自動車道だが、通路との間はガードレールがある。つまり、海を眺めながら安全な散歩ができるわけだ。
で、今朝は夜明け前から朝日を眺めに東側の海沿いの道に行ったが、なかなか太陽が昇らない。何の気無しにその反対側、つまり西の空を見ると、何と、大きな満月が浮かんでいるではないか。もちろん、夜明け近くだから地平近く(仰角20度くらい)まで降りているし、空も明るくなりかかっているので、月の出の時のような鮮やかさは無いが、満月を朝に見るという経験自体、貴重である。
昨夜が満月(旧暦八月十五夜)であることは知っていたが、忘れていたのである。スーパーで買った安い月見団子は、夜まで待てず朝のうちに食べてしまったwww 
そこで一句詠んでみようかと思って作ったのが、次の句だ。(「詠む」のは短歌・和歌で、俳句は「ひねる」ものだという説には与しない。「ひねる」という言葉自体、下品である。)

満月や近く輝く朝の雲

朝の満月との偶然の遭遇もさることながら、むしろそれから少し離れた朝雲の薔薇色の輝きが気に入って、その両者を句に入れたわけだ。「満月に近く輝く朝の雲」でもいいが、これだと「満月に近い」という言葉が時間的な近さとも読める。空間的な近さで、しかも少し離れた近さなので、「隣り」という言葉も不適切である。「満月の傍に輝く朝の雲」のほうが語呂はいいが、「傍」でもない。まあ、光を失い、沈みつつある満月と、夜明けと共に光を増す朝雲との対比を出したかったが、いずれ考えてみる。
ついでに言えば、朝焼けの雲の色を表す適切な言葉が無い。色そのものが、「桃色」ではなく、赤でも黄色でも朱色でも緋色でもない。「薔薇色」が一番適切に思えるが、薔薇色はべつに「輝き」を表すものではない。そういう、「輝きを伴う色」を表す言葉があるだろうか。「瑠璃色」などがそれに近いか。


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田舎の「外来生物」

私も田舎暮らしで、数年前に移住(帰郷だが、生まれ育った場所とは違う田舎に移住した。)してきた者だが、実に住みやすいところだのに、空き家や崩壊建築物がたくさんある。勿体ないなあ、といつも思うのだが、都会からの移住者の中には怪しげな人物もおり、私もそのひとりと見られているかもしれないwww 
東海アマ氏などは山地に住むのを勧めているが、老人には傾斜地での行動はきついだろう。若いころには健康増進になるが。それに海浜地帯でも陸には坂も丘もあるのが普通である。私の住んでいるのは海浜地帯だが、実に風光明媚で、毎日散歩しても飽きない。ただ、刺青をしたサーファーの姿を見ると嫌悪感を感じる。海岸にはそういう「外来動物」もいる。


(以下引用)

「住みたい田舎」ナンバーワンは信州・飯田市!移住者は10年で倍以上というリアル…人気の理由を取材すると意外な理由が見えてきた!

信越放送


一方、移住者にとって壁になるのが、古くから住んでいる人たちとの付き合いともいわれます。

この日、引っ越してきたばかりの山田さん家族を訪ねてきたのは、地区の役員や近所の人たち。
移住する前にすでに顔なじみになっていて、山田さんたちが選んだこの家は自治会長に紹介してもらった空き家でした。


(山田さん)「賃貸で空き家というとなかなかないよと聞いていたが、本当にタイミングよくご縁があった」

(龍江地域づくり委員会・木下博史会長)「10年くらい空き家調査をしていて空き家を把握している。80~100軒くらいあるがなかなか空き家はあっても貸し手がないので、タイミングがないとマッチングできない」

少子高齢化が進み、各地で深刻さが増している空き家問題。
この地区では利活用を進めようと、積極的に移住者を迎え入れています。



(木下会長)「空き家は資産、地区の財産だと思っていて、活用しないと本当にもったいない。民泊や専業農家やサラリーマンの方とかいろいろな方が移住してきて、徐々に子どもも増えてきて本当にありがたいと思う」

移住する前から地元とつながり、関係を築く、まさに「結い」を大切にしながら取り組む飯田市。

地域が一体となって希望者に寄り添う環境が、移住先に選ばれる理由のひとつと言えそうです。


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海と信号機

気まぐれに市民図書館から借りてきたのだが、穂村弘に「手紙魔まみ、夏の引っ越し(兎連れ)」という作品集があり、後書きを見ると、実際にまみという少女の作品集のようだが、あるいはそれは嘘で、全部穂村弘が作った歌かもしれない。しかし、それにしては、あ まり感心するほどの作品は無く、本の題名だけがいい、という気もする。まあ、変な少女の変な感覚を短歌とも何ともつかない短文にしたのを集めたものに見える。
ほとんどが短歌としては破調なのだが、ほとんど唯一「五七五七七」になっている作品があり、それが短歌としても、優れていると私には思える。まあ、この程度の感覚なら歌人を名乗る者なら無数に書いているのかもしれないが、私は現代短歌をほとんど知らないので、これがプロの目でどう評価されるかは分からない。とにかく、私は気に入った。

夜明け前 誰も守らぬ信号が海の手前で瞬いている


誰もがいつかどこかで見た情景で、その時に何かの感情を生じたと思うが、それが、その信号が「誰も守らぬ」ものであることから生じたものであることが的確に表現されていて、しかもその信号が「海の手前」にあることで、情景が完璧になっている。海という巨大な存在と、信号という小さな人工物(しかも、誰も守らない)の対比。我々の存在自体、この信号のようなものではないか。

次の作品は、穂村弘の作品として私は記憶していたのだが、どうなのだろうか。素人の作品には思えない。


「凍る、燃える、凍る、燃える」と占いの花びら毟る宇宙飛行士






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ウィルスの謎

孔徳秋水氏の「バカ国民帝国~」記事の一節で、どういう根拠があっての発言なのか分からないが、私もウィルスという存在にはかなり疑問を持っている。しかし、「赤いひぐま」氏のように「ウィルスは存在しない」説は採らない。また「ウィルスは病気の原因ではない」説も、可能性はあるが、採る自信はない。存在はするが、ワクチンで防御できるようなものではない、という考えだ。生物ではない、という説は面白いが、侵入した生物体内で増殖するなら、やはり「遺伝子を持つ存在」ではあるだろう。「生物ではない(したがって抗生物質は効かない)が遺伝子は有する」という存在だろうか。秋水氏が言うような化学物質なら、遺伝子は無いだろうし増殖はできないはずだ。まあ、ウィルスが増殖するということが科学者の嘘でなければ、という話だが。

(以下引用)



なにしろ、『ディープステート』には、ウィルス研究企業が入っている。


 


ウィルスは、厳密な意味では「生物」ではなく、「化学物質」…


 


…なので、わりと、簡単に「組み換え」等々「加工」可能。


 
(引用2)「大摩邇」の「生チョコぽん酢」氏の記事の一部である。「抗生物質が効かない患者が増えている」わけだ。「耐性菌」とされているのはウィルスなのではないか。つまり、生物ではないからもともと抗生物質が効かないわけで、ぽん酢氏の「抗生物質の多用で耐性菌が増えた」は誤解である可能性もあるだろう。もちろん、抗生物質の使用で、ウィルスの活動範囲が広がった、という考え方は可能だろう。戦後に伝統的ヤクザが衰退して三国人ヤクザが勢力を伸ばしたように。

例えばつい先日の出来事なのですが。

A病院からB病院に転院搬送の依頼がありました。

脳出血の患者さんでストレッチャー搬送です。

でも気になる単語が耳に入ります。

CDI、MRSAなど(耐性菌のこと)

病室(個室)の入口には色々な注意書きがされており、実際にはそこまで気にすることではないのですが、何が言いたいかといいますと、何故脳出血で入院した人がこんな耐性菌だらけになっているのかということです。

私は医療従事者ではありませんから詳しくありませんが、私の知る限りでは耐性菌は抗生物質に起因することが殆どです。

抗生物質とは細菌を倒す万能薬であり、恐らく医学における最大の発明で、恐らく一番多くの人命を救っている神の薬と言っても過言ではないでしょう。

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西洋人の細密描写と日本人の簡潔描写(あるいは図書館での奇跡の出逢い)

9月27日の「盗侠行」記事の内容を一部訂正する。その前に、事情説明をしておく。下記文章で訂正に関する部分は下線をつけた。

昨日、市民図書館に借りた本を返しに行き、新しく読む本を探した。物色した本が貸し出し限度の10冊近くになったので、何の気なしに児童文学の棚へ足を向けた。深層意識の中で、「盗侠行」の原詩の作者が童話作家だという情報が動いていたのだろう。棚をほとんど見終わって最後のあたりで、「ウィルヘルム・ハウフ」という名前を見つけ、もしかしたらこの作家が、探していた人物ではないか、と思って本を取り出し、中身を見ると、目次の最初に「隊商」という作品名がある。ドンピシャだ、と喜んで少し読むと、詩ではなく小説(童話というには大人向けの内容のようだ。)だが、その内容はまさしく「盗侠行」そのものである。しかし、どうやら「枠物語」のようで、幾つもの話を挟んだもののようだ。
立ち読みするのももったいないので、借りだした。(数えると、それがちょうど貸し出し限度の10冊目だった。)
家に帰って読むと、詩の「盗侠行」を数倍にふくらましたというか、細かい描写がされて、全体が200ページほどもある。つまり、「おもかげ」で「盗侠行」を書いた人は、このエッセンスを見事に抜き出してあの簡明かつ雄渾な「盗侠行」という詩にしたのである。だから、私が「『盗侠行』の原詩」という言い方をしたのは誤りだったということだ。ただそれだけのことに長い説明をしたが、これは、「小説のエッセンスを物語詩にする」作業が偉業であることを言いたかったからである。詩のほうの作者は鴎外とは限らない。「新声社」というグループで、その代表名が森鴎外である。

小説の「隊商」は、まだ「盗侠行」関連部分しか読んでいないが、細部の描写が膨大にあり、悪くない描写だが、私のような日本人には無くもがな、という気がする。我々は事物のエッセンスを17字や31字で簡潔に表現することに慣れた民族なのである。

たまたま興味を持った作品の関連図書を同じ図書館で見つけるというのは、実際にはかなり稀だと思う。私がいつも利用している市民図書館は蔵書数そのものがひどく少ないのである。だが、それでもこのような「奇跡」を与えてくれたわけで、図書館という存在の素晴らしさを教える話だ。


盗侠行

何か創作的な作業をしないと頭が寂しいので、鴎外の詩集「おもかげ」から、少し珍しい物語詩を口語訳してみる。ただし、図書館の返却期限が明日なので、今日中に出来るかどうか。意味不明の部分はほとんど適当訳である。つまり、「超訳」だ。原詩はウィルヘルム・ハウフの「隊商」である。話の意外な展開(ただし冒頭は淡々としている。)が非常に面白い物語詩だ。

盗侠行     (夢人注:「行」は物語詩の意味。白楽天の「琵琶行」など)

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組織悪と蟲毒社会

「東海アマ」ブログ記事の一部で、全体の「マウント取り」論は長いし私にはさほど面白くないのでカットした。で、引用した「組織論」は、マウント取りとは別の話であり、全体から浮いているが、私にはこのほうが面白い。
つまり、組織というのは不可避的に「上意下達」「命令への絶対服従」という性格を持つわけだ。これが、私が昔から言っている「組織悪」だが、組織のそういう性格を世間の人はほとんど認識していないか、認識してもむしろ長所だと錯覚している。
要するに、警察も暴力団もこの面では双子なのである。だから、外部に対しては強いが、内部では理不尽が横行する。会社も実は同じである。カネ儲けという至上命題の前に、違法行為が起こされ、隠蔽される。そして時々それが世間に出る。まあ、順法精神とモラルを持った良心的会社も8割くらいはあると信じたい。

念のために言えば、「マウント取り」は人間の自己保存本能、自己愛の発現であり、競争が激化した社会では必然的に生じる現象である。つまり、人間の社会的サバイバルである。そしてそれが社会をより一層悪化させていく。


(以下引用)


 上官の命令に従うことを絶対視、強要される序列社会、例えば、軍隊(自衛隊)や警察、消防などでは、意思は上意下達であり、「みんなで平等に意見を出して合理性のある結論を導き出す」という民主主義は拒絶される。
 たぶん、そんなことをすれば、強制力が働かなくなるというのが、命令側の理由だろう。

 階級による上意下達が最優先される社会では、命令を出す側の間違いも当然多くなり、それを下から是正することも拒絶されるわけだから、命令秩序を守るためには、命令の正当性を絶対視すること、言葉を換えれば強引に「正当化」することが必要になる。

 日本の官僚社会では、上意下達命令は、多くの場合、たくさんの間違いを含んでいながらも、それを批判することが許されず、徹底的に正当化される。
 これが官僚社会の本質である。身分、序列を前提にした官僚社会では、あらゆる指令命令が徹底的に正当化され、よほどのことがない限り、それが是正される機会は存在しない。

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プロフィール

HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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