「大きな岩の顔(人面の大岩)」のあらすじを自分で書くのも面倒なので、ネットから探したブログ記事で、最良の批評とは思わないが、この作品の概要は分かると思う。
アメリカから清教徒的姿勢が消えたことや日本の小学校国語教科書からこの作品が消えたことと、アメリカや日本の道徳的退廃、新自由主義的エゴイズムの跋扈は大きく関係があると思う。つまり、この作品は新自由主義的資本主義や軍事拡張主義には邪魔な思想だったのである。
私は、世界を救うのは、この作品に描かれた「トルストイ的思想」ではないか、と思う。トルストイ自身より明確に、彼の思想を体現したのがこの短編だろう。
ただし、毛沢東やポル・ポトのように「知識人は詐欺師であり、国家の寄生虫である」とすると、トルストイ的重農主義も恐怖の政治になる。また、この作品では詩人は「この世界の素晴らしさを人々に伝える存在」として高く評価されているが、詩の内容や詩人がそういうものばかりではないことも、言うまでもない。
とにかく、「軍人・資本家・政治家」に気をつけろ、という思想を子供のころから持つことは大きな意義があると思う。私の思想や人生観の根底には小学生のころに読んだこの作品があるようだ。
(以下引用)
アメリカから清教徒的姿勢が消えたことや日本の小学校国語教科書からこの作品が消えたことと、アメリカや日本の道徳的退廃、新自由主義的エゴイズムの跋扈は大きく関係があると思う。つまり、この作品は新自由主義的資本主義や軍事拡張主義には邪魔な思想だったのである。
私は、世界を救うのは、この作品に描かれた「トルストイ的思想」ではないか、と思う。トルストイ自身より明確に、彼の思想を体現したのがこの短編だろう。
ただし、毛沢東やポル・ポトのように「知識人は詐欺師であり、国家の寄生虫である」とすると、トルストイ的重農主義も恐怖の政治になる。また、この作品では詩人は「この世界の素晴らしさを人々に伝える存在」として高く評価されているが、詩の内容や詩人がそういうものばかりではないことも、言うまでもない。
とにかく、「軍人・資本家・政治家」に気をつけろ、という思想を子供のころから持つことは大きな意義があると思う。私の思想や人生観の根底には小学生のころに読んだこの作品があるようだ。
(以下引用)
【クリエイティブ生活】ナサニエル・ホーソーン『人面の大岩』を読了
2022年6月25日 12:57
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