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貧乏人ジェノサイド

「たんぽぽ日記」から一部転載。
これから政府による大幅で広範囲な福祉削減が起こるだろうと、私は予測していたが、それが現実化しつつある。
福祉にたよっている人間の生活は、たいていは生きる上での最低生活である。それが少しでも削られることは、「生きるための最低水準を下回る」こと、つまり「生きていけない」ことになるのである。福祉の削減とはそういうことだ。よく、福祉を利用して働かずに暮らす暴力団員の話などが福祉削減の根拠に出されるが、わずかな事例を全体に広げて論じるのは詭弁の常套手段である。

要するに、福祉の削減とは、政府による殺人である。


(以下引用)


2011年05月07日
化けの皮を脱ぎ捨てる


国は生活保護給付額の減額を検討し始めた。
事故を起こした東電のリストラをも要求した。

この2件については、もっともらしいと思われる向きもあるが、
「国民の生活が一番」を主張し、
また、労働組合が組織票となっている民主党であるという視点から見れば、
至って不合理な話である。

震災や事故をきっかけとして、
「国民の生活など本当はどうでも良い」
「組合など票集めのため」
という本心をはっきりと打ち出してきた。
こうして日本社会は、少しづつ破壊されてゆくのである。

東電は社員をリストラするのではなく、
賃金のカットや、ワークシェアリングによって人件費をカットするべきだ。
ただ社員だけ切って、失業者を増やし、
その穴埋めに非正規労働者を雇い入れれば、
雇用が不安定化するだけだ。

しかも、原発の孫受け、3次下請けの人材派遣会社は、
暴力団系の請負企業が多いと聞いている。
暴力団の資金源が増えるだけではないか。

東電労働組合出身で、民主党の支持母体である連合の会長だった、
笹森清がこの時期に菅内閣の特別顧問であるということが、
この話の整合性をますますおかしくする。

笹森は福島原発爆発を防ぐために、
なんら役には立たなかったのだが、
それでは、一体何のために菅内閣の顧問をしているのか?
おそらく東電労組との連絡は取っているはずだと思われるが。

役に立たないのであれば、
班目と一緒にさっさと首を切ってしまえばよいものを。
リストラが必要なのは、こちらの方であろう。

原子力安全委員会委員長でありながら、
何の手も打たずに福島原発を爆破させた班目。
そんな人間さえ菅は辞めさせていないのだ。

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東日本ソーラーベルト構想

「つむじ風」ブログに孫正義講演の書き起こしが載っていて、それが非常に興味深い(まあ、べつに新しい情報があるわけではないが、日本有数の金持ちが本気で自然エネルギー開発に取り組もうという決意が伺われる)ので、その一部を掲載する。長い記事なので、現状分析部分は省略し、今後の方針の部分だけ。


(以下引用)


<孫氏> 東日本ソーラーベルト構想。この東日本がだいぶん震災でやられて、塩害で10年間畑植えられないということですから、震災にあった所にドカッと世界最大のソーラー発電、ついでにそこに風の発電あるいはその他の発電もいれたらどうだ。これが雇用を促進する。被災者が雇用がなくて困っている。膨大な雇用の機会を提供し、そして明るい日本の未来を安心安全な未来を提供できる。こういう事をやってはどうかということを振興プロジェクト・復興プロジェクトとしてやったらどうかという風に思います。
ちなみに今日本でいくつかありますけども、世界では世界最大がカナダの97メガワットその他いろいろあります。しかし風力発電もあります。風力発電もっと伸びています。日本はたった2ギガワットですけども、中国では26ギガワット、世界では160ギガワットということで、急激に伸びています。日本はほとんどほったらかしに近い状態ですが、これもやっていただきたい。
デンマークのこのような海を使った風力発電例も出てきます。海だとか陸地でこの潜在的に、風力発電できる所というのは、日本の電力を全部まかなえるくらい、実は風力発電の潜在的能力もあるということでございます。それをやるためには、今まで問題だったのは送電線、これを電力会社が心から受け入れてほしいということであります。風力発電については、買いたくないという意図ありありの値段で今まで買ってた。採算が合わないぎりぎりの、いかさず殺さず採算合わない、しかも電力作ってもあまり受けないという、いやいや路線できてるから日本は風力がぜんぜん伸びていない。これで誰がつくるのということです。これをこの機会をもとにですね、今回の事故をベースに、世界のトレンドに日本も政策転換すべきだ。 太陽熱発電というものもあります1.3ギガワット。原発が一か所で一基で1ギガワットの発電容量がありますのでこれはこのタワーにワーット太陽の光を集めてそしてそこで熱を発生させて発電する。この一か所で1.3ギガワット原発に相当するのを作っている事例が建設中です。ほかにもトラフ型とかですね、これスペインです。ディッシュ型とかいろんなものがあります。
ですから私は自然エネルギー財団でこういう世界での事例を徹底的に調べて、日本の風土に何が一番あうのかと、どれが一番コストパフォーマンスがいいのかと、危険性が少ないのかという事の事例をどんどん紹介し日本の制度改革についての提言も行っていきたい。
地熱発電、地熱も日本はトップクラスの技術をもっている。東北に豊富な地熱発電の資源が眠っているということであります。すでに18か所で地熱発電が現在現実に行われていて地熱発電世界中で急激に伸びてる。日本製の地熱発電の機械が世界の75%を占めている。日本の技術は世界1だと。にもかかわらず日本では地熱発電が少ない。なぜか誰がそれをいやいやで受けないような体制を作っていたかということですね。地熱発電伸びてたんですが、ここ何年か、10年間止まりっぱなし。なぜか、先ほどの風力と一緒でですね、買いたくない促進させたくないという意図ありありだと。ですからまだまだあと98%開発余力がある。 主な課題こういうのがあります。これ調査開発稼働までのリードタイム。手続きがなんか役所がまたいろいろうるさいこと言っているようですね。そういうものもこの際改めてもらわないといけないということであります。地熱発電の潜在的場所がどこにあるかというと、国立国定公園内にある、つまり国が持っている、国が意思決定さえすれば、国難を救えると。何のために政府があるんだと、こういう一番困っている国難の時にこそ、国立公園内で地熱発電ができるところは、その山登りにきていないような所は、国民を救うために使ったらどうだということであります。
ということで今、今までに日本は原子力発電に30%頼っていました。今最近は25%くらいまで減ってきていると思いますけども、これを自然エネルギーの部分を一気に増やそう。これからは火力も高くなっていくよということです。自然エネルギーの構成比率を10年後はヨーロッパは25から30%にしようとしています。日本はまだ9%です。それがエネルギー自給率も日本は低いと自然エネルギーであれば自給できると。自給できると。そういう意味でも防衛できるのではないか。これから将来10年20年経つと石炭石油はコストが上がる一方、原発もコストが上がる一方。一方自然エネルギーは量産効果が効いて、テクノロジーが進化して、コストが下がる一方。先ほどありましたね、アメリカの事例のこのX軸で去年クロスオーバーした。まさにこれからますますそうなる。
だからどっちに国の政策をもっていくべきか。論じるまでもない。一回だけ国民は、覚悟しないといけない。今一軒あたりの平均電力コストが1カ月8000円です。日本の各家庭の1カ月の電気代8000円です。これが8500円くらいまで一時的にあがると、一時的に自然エネルギーを促進しようと思えば。先ほどの20年40年、電量買い取り義務というものを政策で決めると一時的にちょっとだけ上がります。でもそのあと量産効果が効いて安くなります。一方その政策をとらないで、石油石炭・原発に頼ったままでいくと間違いなく今から上がる一方になります。上がった後では手遅れですということですね。
ですから今のうちに早くこの政策転換をしましょう。つまり一回だけ1時的に500円平均各家庭の電気代が上がるということを国民が腹をくくりましょう。これをやらないとどっちみち税金とられるんです、事故が起きると。今事故が起きたから増税しようと話が今まさに議論されてますね。東電が払いきれないコストは国が払う。国が払う金は政治家がもっているのではないのです。政治家が払ってくれるのではないのです。国民が税金で払うわけです。国に補償せよつまりわれわれ国民が払わなければいけない。結局高くなるんです。だったら自然エネルギーを受け入れるということで、一回だけ500円くらい上がるという覚悟をしよう。将来的には結果的にそれはむしろコストダウンにつながる。安心安全が一時的に500円のコストアップで買えて、将来は明るい未来のビジョンがあると。日本が復興できると。子供たち孫に責任とれる国家が作れる。カギはこれです。先ほども申し上げたとおりです。
そろそろおわります。
40円20年メガソーラーの場合で40円住宅の場合の屋根で42円。40円20年全量買い取り。電力会社がこれを拒否しないで積極的に電気を受け入れるということをやりさえすれば、この1行の法案で日本の解決策が見えると電力のですね。これが私のメッセージでございます。2011年エネルギー政策転換の年、単なる批判に終わらない建設的な議論をしましょうということでございます。ありがとうございました。 【転載終了】

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マッチポンプはどこにでもある

「誠天調書」より転載。
原発は作るのも金になるし、稼働させても金になるし、事故を起こしてもその処理で金儲けができる。
その金は、もちろん、国民が払ってくれる。


(以下引用)


フランスのアレバの情報で、汚染水1トンに2億円、放射能除去の技術は水の技術で、フランスでなければできないことはない、原発の中に水処理施設あり、福島にもあるのですが、膨大なので間に合わない、アレバが処理施設を作るというものの、日本の技術でもできるが、汚染水が多すぎて間に合わない、タンカーに積んで、柏崎で処理したらいいと言っているのに、動いていないのです。1トン2億円はばかげている、7万トンなら日本倒産です(計算したら14兆円!)。

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日本医療の客観的観察

「阿修羅」医療板より転載。
日本の医療は医者にとっても患者にとっても危機的な状況だと私は思っているので、医療関係の記事を転載したり、意見を書いたりしているのだが、同じ危機感を持っている人はどれくらいいるのだろうか。
これもまた他人事であり、自分の身にふりかかってくるまでは無関心な人が多いのではないか、という気がする。
下記の記事はアメリカで医学を学んだ学生が日本の医療の様子を見て驚いたという内容である。ここに書かれた、「軽症患者の入院・来院」や「3分間診療」など、ずっと言われ続けていたことだが、一向に改善されない。とりあえず、「外からの目で眺めた日本医療」というのは貴重なレポートなので、転載しておく。
まあ、タイトルには「客観的観察」と書いたが、当然、米国育ちのバイアスのかかった観察ではある。

(以下引用)


大内啓の「いのちに“格差”があるアメリカ医療」 米国の医学生として帰国し、母国の医療に驚き
http://www.asyura2.com/09/iryo03/msg/432.html
投稿者 sci 日時 2011 年 4 月 22 日 10:28:52: 6WQSToHgoAVCQ


http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/blog/kurofunet/kouchi/201104/519381.html
大内啓の「いのちに“格差”があるアメリカ医療」
2011. 4. 21 米国の医学生として帰国し、母国の医療に驚き
ジョージタウン大学医学部のwhite coat ceremonyにて。アメリカの医学部に入学すると、医師になる道に入った証として、入学生1人ずつが先輩医師から白衣を着せてもらうという式があります。入学生の家族や友人も集まり、門出のお祝いをしてくれます。
  私は大阪生まれですが、家族の都合で12歳のときに渡米し、アメリカで教育を受けてきた日本人です。見かけや言葉は日本人ですが、考え方についてはアメリ カでの教育の影響が強いと思います。日本のことは外から見てきた部分が多く、よく分からないこともままあります。現在はアメリカで救急と内科のダブルレジ デントをしており、医療格差や医療システムにとても興味を持っています。そんな私が今までの学生・医師としての経験から感じたことを、日本の皆様にお伝え していきたいと思います。 アメリカの医学部4年生には、自分の進路選択のため、数カ月間、自由選択の実習をする機会が与えられます。私 の進路選択については医療格差の問題が関係してくるので、次回以降でお話ししたいと思いますが、私はこの自由選択の実習期間の一部を自分の母国である日本 の医療を学ぶことに使ってみようと思いました。もちろん、日本に医療関係の知人はあまりいなかったのですが、唯一の親しい友人(ボストンで研究をしていた ときに留学に来ていた感染症医で、今でも日本の医療に関することをいろいろと勉強させてもらっています)の協力を得て、環境的に大きく違う都内の病院4カ 所を、3カ月かけて回ることができました。 当初は「日本もアメリカも先進国だし、医療のレベルは同じだろう」という印象を持っており、 「多分、将来日本に帰って働くことになっても大丈夫だろう」という軽い認識でしたが、さにあらず。お国柄や保険制度の違いが医療のプラクティスを大きく変 えていることを実感し、自分の勉強不足と認識不足を痛感させられる新鮮な体験となりました。まずは、このときの経験から、アメリカでは考えられないこと、 驚いたことをお伝えしたいと思います。正月に家に帰る入院患者? まず私が驚いたのは、日本の病院における軽症入院患者の多さです。たくさんの患者が病院の中をパジャマ姿で歩き、コンビニに行ったりテレビを観たりと動き回っています。基本的に私の大学病院または現在勤務する病院では、1人で歩いている患者にはなかなか出会いません。 アメリカで廊下を歩いている患者は、理学療法士に付き添ってもらってリハビリに励んでいる人、自分のケアに対して不満を持ち医師に抗議するため部屋から出て来た人、薬物・アルコール依存症や精神疾患で目が離せず、看護師の眼が届くところまで出されている人くらいです。  アメリカでは、病気で弱っている患者については、安全のために「見張り係」の看護助手が付けられます。こうした患者の1人歩きを許して事故になると、訴訟 に発展する可能性が高いからです。歩けるほど健康で検査の合間に暇を持て余している患者は、1日中病院を走り回っていても、ほとんど目にすることがありま せん。 あまり重篤な状態ではなく、「入院する必要が本当にあるのか?」と思える患者はアメリカにもいます。ところが日本では、そういっ た患者がとても多いと感じました。若くして肺炎で入院している人もいれば(アメリカでは、よほどのことでない限り外来治療です)、手術の数日前から検査の ために入院している人もいます。入院に対する概念が、日本とアメリカの医療では根本的に違うという印象を持ちました。 例えば、アメリカの医療者はとにかく入院日数を 減らそうとします。その理由は、(1)不必要な入院をさせると入院費が病院負担となる(保険会社や公的保険が「不必要な入院」と判断した場合、または病気 に応じてある程度規制されている入院日数を超えた場合)、(2)入院日数が長いほど悪いこと(院内感染や事故)が起こる確率が高い、(3)軽症患者の入院 は病院の限られたリソースの無駄遣いになる――といったことでしょう。
 日本の病院数やベッド数は対医師数比や対人口比でアメリカよりも多いということですから、その分、両国で提供できる医療のスタンダードは大きく違うで しょう。それでも、「お正月だから家に帰るというくらい軽症なら入院しなくてよいのでは?」というのが、アメリカで医療を学んだ者の率直な感想です。日本 の診療報酬システムはベッドを埋める方が効率的であるように設計されているのでしょうか? アメリカとはあまりに異なる状況に、本当にびっくりしました。午後の外来50人、そんなに診られるの?  都内のある有名病院の循環器内科で、ある医師の午後の予定を聞くと、「今日は外来担当だから午後は忙しいなあ。多分、50人は診ないといけなから」と言わ れ、患者数を聞き間違えたと思いました。なぜなら、アメリカでは勤務医でも開業医でも、私の知る限り、外来で診る患者は1日40人が限度。しかも、それは 小児科や内科のような患者数が多い専門科の話で、外来のベテランが1日中走り回って40人が精いっぱいということです。 アメリカでの外 来は初診なら30分、再診なら15分と細かく予約で埋め尽くされます。看護師やアシスタントと役割分担してこなしても、1人ずつ服用薬を確認し、受診理由 を問診し、診察した上ですべてを細かくカルテに記入すると、15分でも足りないぐらいだと思っていました。ところが日本では午後だけで50人! そんなに たくさんの患者を、どうやって診るのでしょう? 実際に外来診察に同行させてもらってまず驚いたのが、満杯の待合室です。なんと外来は予 約制でなく、早く来た人から順番札を取って待ち、まだかまだかと呼ばれるのを待っているではありませんか。「1日の診察時間中に来た患者をすべて終わるま で診る」。このシステムに度肝を抜かれました。このときの患者数は、確かに50人を超えていました。 「諸外国と比べて病院数・ベッド数 (対人口比)が非常に多い日本なのに、なぜこんなに病院の外来が混むのだろう?」。不思議で仕方がありませんでした。もちろん、その病院が有名な大病院 で、多彩な専門医がそろっているという事情は分かるのですが、それにしても「一般内科の外来まで、何もこんなに混み合っているところに来なくてもよいので は?」と、素朴に疑問を感じました。その思いは、実際の診察を見学させてもらい、より強くなりました。「お年なんだから無理しないように」で大丈夫?  「これだけの外来診察をその日のうちに終わらせるには、いったいどういう方法があるのだろう?」。興味津々で見ていたのですが、残念ながら日本の医師の診 療が特別優れているということはなく、予想通りの結果に終わりました。つまり、バイタルを取りながら話を2分ほど聞き、ほとんど診察なしのまま薬を処方し て終わりというのが大方のパターンでした。アメリカでは、保険会社に対して初診の請求をするとき、最低限の病歴や診察所見が記録されていなければ全額の支 払いを受けられないため、医師はしっかりと患者の話を聞き、診察します。 また、私の限られた観察では、日本の患者の受診理由は「薬を処方してもらうため」が多かったのですが、日本では3カ月分以上の処方ができないと聞いてびっくりしました。  もっとびっくりしたのが、「先生、最近ちょっと息苦しいときがあるんだけれど」と、診察室を出る前にぼそりと告げた高齢患者への対応です。「おばあちゃ ん、お年なんだから、あんまり無理しないようにしてね」と問題の追究なしで診察を終えてしまったのです。この一見何でもなさそうな患者に、明日にでも何か あったらどうするのでしょうか? もちろん、医療アクセスがおそらく世界で一番優れている日本ですか ら、「家に帰っても気になるようなら、明日も来てください」と言うことが可能で、患者のセーフティーネットになっていると思います。それを考えても、「こ のペースの外来診療では、軽そうに見えて重い疾患を見逃がしてしまうようなことはないのかな?」という疑問は消えず、安全性が心配になりました。  アメリカの医療の安全性にも問題点はあると思いますが、訴訟を防ぐという意味もあり、医師はきめ細かく診察して会話をカルテに記載することが当たり前に なっています。少しでも気になることを患者が言えば、答えが出るまで追究するという場面は日本より確実に多いと思います。もっとも、これには良い面も悪い 面もあるのですが、その説明は別の回に譲ります。  

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猿芝居に騙される国民

原発事故の現状についての要約、および「小佐古」という人物への評価など。
下記記事のコメントの一つにもあったのだが、「涙の辞任会見」などという猿芝居で小佐古を良心的科学者と評価する人がほとんどだったと思うが、彼はもともと原発推進派の重鎮であり、あの辞任は「沈んでいく泥舟」から逃げだした人間のお芝居にすぎない。



(以下引用)



★阿修羅♪ > 原発・フッ素10 > 379.html  
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5月2日 小佐古氏は喧嘩相手 小出裕章〔小出裕章(京大助教)非公式まとめ〕
http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/379.html
投稿者 gataro 日時 2011 年 5 月 02 日 23:31:31: KbIx4LOvH6Ccw


http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/05/02/tanemaki-may2/

5月2日 小佐古氏は喧嘩相手 小出裕章

2011年5月2日(月)、MBS(毎日放送)ラジオのたね蒔きジャーナルに、小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)が出演されました。

2011年5月 2日【月】
東日本大震災 福島県南相馬市の現状は…
福島第一原発事故の影響で、南相馬市は「警戒区域」や「計画的避難区域」など、4つの区域に分けられています。今夜の特集では、南相馬市の桜井勝延市長に電話をつなぎ、市内の現状や区域の設定による市民生活への影響などについて、話をうかがいます。
また、きょうも京大原子炉実験所助教の小出裕章さんに、福島第一原発事故について解説してもらいます。

今回も、小出先生の部分を録音して公開してくださっている方がいらっしゃいます。放送を聴ける地域以外の人にとっては非常にありがたいことです。

【福島原発】5/2/月★1.小佐古さんとは喧嘩相手です 2.水棺は困難



要約

・(東大の小佐古教授が内閣官房参与を辞任し、会見をしたが、小出先生は知っている人か?)私の喧嘩相手。浜岡原発についての静岡県のアドバイザーとして、浜岡原発は絶対安全だと言ってきた人。

・(今回小佐古氏が言っていることは?)今回彼が言っていることは大変まともであり評価したいが、いつから何故このように変わったのかは疑問。以前ならこのようなことを言う人ではなかったから、意外。でも今回の発言は正しいと思う。彼を支持したい。

・(原子力安全委員会は学校の件で助言をするにあたって議事録も作らず2時間で持ち回りで済ませたそうが、そういう体質なのか?)昔からそうだった。これまで私がたたかってきた裁判等で明らかになったのは、彼らが自主的な審査をせずに結論を出しているということ。これが初めてではない。

・(1号機で作業を可能にするために空気を浄化するフィルターをつけて放射線濃度を20分の1にする話が出ているが?)やらなければいけない作業。ただ、期待通りになるかどうか。建屋の放射性物質は原子炉由来のものであり、取り除いても期待通りに減るとは思えない。フィルターという発想そのものは全く新しいものではない。被曝環境のせいで設置はなかなか難しい。タービン建屋の汚染水の除去もなかなか進んでいない現状ではロードマップ通りにいかないということもあって、今回フィルター設置案が出たのではないか。

・(水棺に向けて注水量を増やしたがうまくいっていないようだが?)予想通り。本当に水棺ができるのならいいが、それを行うことで格納容器の破損の可能性が増えるし、もともと漏洩しているからそもそも無理ということもあるし、空気層が減ることで水素爆発の可能性も高まる。

・(格納容器を満たすだけの量の水を注いでいるのになぜ水位が上がらないのか理由が分からないと東電は言っているが?)それは簡単で、漏れているということしかありえない。何日か経ったら認めると思う。

・(3月12日に緊急措置としてベントが行われたが、そのときに作業員には知らされていなかったという報道があったが?)意外だ。ベントということはこれまで一度もなかった。途方もない放射能を大気に出す作業であり、必ず知らせるべきで、作業前に周知徹底すべきもの。知らせないまま行ったというのはすごく意外で、それほど混乱していたということだろう。

・(4号機の上空からの写真が出ていて、上から見る限り損傷はしていないと言われているが?)確かにラックは残っているようだが、写真は一部であり、そこだけOKだから全部OKということにはならない。一箇所でも漏れていればそれでダメという話だから、全体が分かる情報を出さないといけない。ただし、写真で見る限りでは燃料や制御棒が入っているラックが水の中にあるように見えたため、少しホッとした。他の場所も見たいが他の場所を撮影するのは難しいのかもしれない。

・(連休中も事態は進んでいるため発表はどんどんしてほしいが、2日に1回にするという話もあるが毎日発表すべき?)そう思う。

 

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新天皇制?

「天皇という『玉』を利用して政争の主導権を握る」というのが、幕末の維新軍の戦略であったわけだが、その戦略は成功して、天皇という「錦の御旗」には逆らえないと幕府軍は戦う前から弱腰になったわけである。その目的のために実は佐幕派であった何とか天皇が暗殺されて維新派が傀儡天皇として後の明治天皇を立てたという話もある。この、明治天皇の前の天皇が暗殺されたことは、当時の身近な人の証言もあるらしい。だがまあ、それはそれとして、日本が激しく揺れる時に、その中心に重石のように存在できるのが天皇である。これは、ある意味、世界的にも貴重なシステムかもしれない。普段は政治の実権からは離れているが、国難に際して、天皇を中心に適正な体制が造られていくわけだ。
まあ、私は根っからの民主主義者だから、新天皇制がかつての身分社会復活になるのは御免だが、今でも実は官僚貴族や経済貴族による身分社会ではあるのだ、と言われたら何とも言えない。

井口博士の次の記事は、思考実験としては面白いので転載する。(「思考実験」は私の用語で、仮説を頭の中でシミュレーションすることだ。だから、ただの「思考」にすぎないし、「実験」ではもちろんないのだが、「思考」だと語感が弱いのでそう言っている。まあ、通常の浮かんでは消える「浮遊思考」と区別しているだけだ)


(以下引用)




これまでの動きを見ても分かるように、日本政府、すなわち東京/横田幕府は、今の体制を維持することだけを目的に動いているというわけである。

まあ、そんなわけで、この際、再び、天皇家を中心にした、明治政府のような形に大政奉還した方が良いのではないだろうか? イギリスのウィリアム王子の結婚式を見ても分かる通り、英米政府も、再び封建主義国家の大英帝国/大米帝国時代に復古しつつあるわけだから、日本も東京時代(江戸時代)から再び、東京から奈良あたりに遷都するのを緊急に行って、一気に天皇家をトップに頂いた「平成政府」を樹立でもした方が良いのではないだろうか?

私個人は、国粋主義者でも何でもないのだが、そうでもしない限り、この国家的窮地を救済することは難しいのではないかという気がするのである。

首都圏と関東一帯が、広島型原爆1千発分程度の量の放射性物質をまき散らして被爆をしたにも関わらず、まったく無頓着でいられるという政府/マスゴミの率いる社会は、まさに腐り切った江戸時代末期を見ているようである。まあ、幸いにかなりの量は風で海に行ったか、全世界に舞って行ったかしたせいで、若干関東一帯が救われたのかもしれないが。

「今一度、日本を洗濯いたし候」

この言葉の意味深さを痛感する今日この頃である。今回ばかりは、その「洗濯」の意味には、「物理的洗濯」も含まれているのだが。これはすでに「風評被害」とかそういうレベルのものではないだろうナア。しかし、今の菅直人政権には何を言っても通じないことは明らかですナ。

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TPP参加確定か

「反戦な家づくり」ブログから転載。記事中の筆者の言葉と引用部分の区別がここではつけにくいので、詳しくは元記事にあたってほしい。
TPPについてマスコミではタブーになっている、という所に注意。これはつまり、TPPは絶対に実施する、というか、日本はTPPに参加するというのが既定方針だということだ。アメリカはあくまで日本を骨までしゃぶるつもりらしい。
さて、それに対して我々には何ができるか、じっくりと考えてみよう。


(以下引用)


2011-04-30(Sat)
孫崎享x岩上安身 ディープナイト@大阪 ちょっとレポート
今日は、カミさんをだまくらかして じゃなくて 説得して家族サービスを一日ずらし、ディープナイト@大阪に参加してきた。

L大阪の南ホールがほぼ満席。200人近い参加。
私の申し込みは、どん尻から3番目くらい。ギリギリセーフだった模様。
参加者は若い人が圧倒的に多い。

2時を少し過ぎたところで、会は始まった。
大体の内容はタイピングしたけれども、全部書くとIWJの営業妨害になるので、詳しくはDVDが発売されたら購入していただきたい。

ここでは、私がなるほど!と思ったところをピックアップしてお伝えする。

念のため。あくまでブラインドタッチでのタイピングなので、正確とは言い難く、文責は私自身にある。
また、なにも書いていない部分は、ほぼ孫崎氏の話。

(今日のテーマ 岩上氏から)
3.11でこれまでの諸課題が無くなった訳じゃない
例えばTPP かえって危険
日米関係、安全保障、核の問題
原発であぶり出された利権構造

確かに、すごく気になっていたけれども、原発が頭の8割くらいを占有していて、他のことを考えることができなくなっていた。
敵さんは、そういうナイーブな心性は持ち合わせていないだろう。
気をつけなくては

(原発・震災の話から)
何故危険か 想定外じゃない
06年衆議院予算委員会公聴会 石橋神戸大教授 
東電研究チーム 06年国際会議 5.7mの津波予想
 50年以内に想定超える確率約10%

公聴会と東電本体!
言い逃れしようがないはず。やはり福島の事故は、起きるべくして起きた。
分かっていて起こした。確信犯だ。

(原発コスト1)
危険を保険かけたら まったく採算合わない
企業は安いが 保険等は国民負担
もし保険かければとてつもない値段
被害はすべて国民負担

(原発コスト2)
大島健一教授 立命大 電源コスト
東電は理論値 これを実績値で計算
原発の電気 実際は3割しかつかえない あと捨てる
で、揚水発電 これを水力発電に組み込んで計算
揚水発電入れれば10円超える
さらに税金入ってる そして保険ない

コストが本当は高いというのは、実はずっと言われ続けてきたこと。
反原発運動の中では常識だった。
けれども、全く表に出てこなかった。
こうした情報が表に出てきたことが画期的だ。

(ドイツ)
原発やめると 保守が決定
背景には25万人デモ
メルケル 再生可能エネを2020に35%
ドイツエネルギー水利協会(企業集団) 2020年原発廃止
保守政党や企業が認識している

(スウェーデン)
免責無しを決定
企業も銀行も新規原発やるところ無し
これは原発廃止の現実的な方法
しかも過激ではなく当たり前

(アメリカ)
州レベルで継続不許可
菅政権の新経済成長戦略 原発輸出頼り 対アメリカ ベトナム
でも実行不可能になるだろう

スエーデンの話は、ホントにそうだ。
原発廃止は実に簡単。免責を無くせばいい。なるほど
だから、福島県いわき市出身の自民党議員・吉野正芳は、この期に及んで東電を完全に免責せよ、などと言うのだ。

(原発誕生の時代背景)
1955年原水禁運動 反米
鳩山一郎内閣 ソ連接近 重光外相 米軍の代わり自衛隊
これらをアメリカ潰す これと原子力推進 重なる
推進役 正力松太郎 CIAエージェント
戦前公安警察のドン 公職追放されていた スネに傷
アメリカベッタリなら利権 そうでないなら追放
典型が岸信介 鳩山一郎つぶす中心

この辺は、ちょうど有馬哲夫さんの「原発・正力・CIA」を読んでいるところなので、よく分かる。
ちなみに、この本は必読書かと。

(外交・防衛)
羽生名人の言葉 いかに可能性のないものを捨てるか
(対中国で)軍事的に日本が勝てる可能性は無い
ミサイルで滑走路と原発をやられたら終わり
あとは、平和的な手段 可能か考える

これは、目から鱗だった。
理念としての戦争反対ではなく、現実をリアルに見つめたときに、平和的手段しかない、と孫崎氏は言う。15年前は独自核武装を提言した人の言葉。
懇親会で言われていたのは、「アメリカは日本に核武装させて中国と撃ち合いをさせようとしている」ということ。だから核武装論は止めたと。

私自身の考えと全く同じではないが、それにしても、こういう反戦もあるんだということにビックリ。そして、なるほど。

(TPP)
(岩上氏)TPP話した日にとくダネ!でプロデューサーに番組クビにされた
TPPはメディアのタブー

TPPはたくさん話があった。
この逸話だけでも、TPPが如何に強引に進められようとしているか分かる。

(米国債)
大変な輸出超過なのになんで日本は豊かににならない?
超過したドルで米国債を買っているから
100出して還ってくるのは 米国債金利の3だけ
97はアメリカに

(震災後)
震災後 アメリカは米国債売るんじゃないかと思った
だからドルが暴落した
ところがその議論全くない

そうかそうか。日本で大震災が起きたのに、なんで円が上がるのか不思議だった。
そりゃそうだ、こんなことになれば貯金をおろすだろうと誰でも考える。
考えないのは、当事者である日本だけ ってことだ。

(ではどうするか 岩上氏)
ツイッターだけですむほど甘くない
デモ 電話 アナログなことも同時に
トークカフェ 集いと語らい もっとも古いメディア
ツイッター もっとも新しいメディア 挟み撃ちに

焦ることじゃない
資本も人材もないが かなりの程度に届いている
統合本部の会見締め出しに対して おそらく膨大な抗議
アナログな行動 パワーもつ

そうだ。デモに行こう。
気軽にデモ。
ちょっこらデモ。

それと、名前を出せる人は実名で行動しよう。
もちろん、リスクはないとはいえないので、それは判断して。
デジタルの爆発力と、アナログなリアリズム。
デジタルの軽さ、早さ、広さ
アナログの重さ、現実感、深さ

(日本人と政治 岩上氏 懇親会)
メキシコでも小沢事件とそっくりなことあった
メキシコは大規模デモ 日本はそれがない
日本人は中南米などと比べて政治的におこちゃま

これが最大の課題だろう。
小沢氏もくり返し言っていること。
僕らオッサン連中は、まず実践してみせること。
政治にかかわっても、大丈夫だぜ、何の問題もなく生きてるぜ
という姿を実験台になって見せてやらなくちゃならない。

40年間保育器の中に入れられてきたブランクを、
何とかしてとりもどさなくっちゃ。
その兆しはある。

懇親会では、私も少しだけ発言させてもらった。
岩上氏が、この反戦な家づくりをご存じだったのは嬉しかった。
他にも、結構読んでるよ と言う方がおられて、ご挨拶もさせてもらった。



合計5時間近い会合だったが、まだまだ消化不良の感じもある。
もっとも古いメディアである集いと語らい。
これからも参加したいし、お手伝いできることがあればしたいと思う。


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プロフィール

HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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