たとえば、同音異義語の多さはビジネス的には誤解を生むデメリットもあるが、話者同士はそれを熟知しているから「化学」を「ばけがくの化学ね」と説明したりする。そして、そのデメリットよりも、日常生活で駄洒落が限りなく作れるというメリットのほうがはるかに大きい。駄洒落と馬鹿にする人もいるだろうが、これは和歌の「掛詞」という高度な技法にもなるのである。現代の短歌はともかく、昔の和歌では掛詞を含まない歌のほうが少ないくらいだろう。
ついでに、昨日の散歩中に野原に朝顔が咲いているのを見て作った俳句を書いておく。別に掛詞を使ってはいない。旧暦だとまだ二月初旬だが、語調で新暦にした。幾つもの意味で季感が滅茶苦茶である。短歌は絵筆の絵画だが俳句は鉛筆スケッチだから、作るのが楽だ。
南国の朝顔咲くや 二月尽
(以下引用)
意外というか、母国語で学問やるメリットはまさしくこれが真髄だと思う。 初見の専門用語でも母国語で説明可能な環境というのは、学問のリテラシーの大幅な底上げになると思う。 twitter.com/ent_univ_/stat…
2022-06-08 18:34:41
漢字は東洋版のラテン語なのかなぁ…と考えてます。「心筋梗塞」といえば「心」の「筋」が「梗塞」したものとわかる。英語だと「Myocardial Infarction」というラテン語(Myo=筋、Cardio=心、Infarction=梗塞)なので患者さんに伝わりにくく「Heart Attack」とする。つまり英語圏でも母国語ではないです twitter.com/ent_univ_/stat…
2022-06-08 16:04:04
日本語でずっと学べることがとても大切なことだと幾つものtweetに出会うけれど、医者にかかって普通に医療の話を受けられることは母国語で皆が学んでいるという良い点が現れていることなんだなと。 twitter.com/ent_univ_/stat…
2022-06-08 11:11:16
@ent_univ_ ああ…これ、他の学問にも言えるそうです。日本ではすべての授業を日本語でやるから、理科や数学の概念を小学生から日本語で深く学ぶことができる。母国語でない英語で理科や数学を学ばないといけない国では、まず英語の習得にハードルがあり理科数学の習得にまで至らない。