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昆虫食についての「紙屋研究所」氏の発言

昆虫食賛同派であるらしい「紙屋研究所」の紙屋高雪氏の文章だが、コオロギ食の危険性(毒物性)について調べた形跡は無いようだ。まあ、賛同派の言い分も知るべきだろうと思っての転載である。まったく賛同できないが。
そもそも、マルキストたるもの、コオロギ飼育の経済的問題(コオロギやその他の昆虫は表皮であるキチン質が体の大半で、肉の部分はほとんど無いと思う。そして、キチン質は基本的に食えない。というか、消化吸収されないはずだ。体内には様々なばい菌、微生物もある。集団飼育をすると共食いもあるし、温度管理も大変なようだ。)を考えるべきだろう。けっして安価な食品ではないというのはこの文中に書かれているのだから。
ではなぜ現行の農畜産業を潰してまで昆虫食を推進するのか、その意図は何かを調べ、考察すべきではないか。
コオロギが「美味い」というのも嘘だとしか思えない。もし美味いなら、戦後の食糧難時代に子供たちが昆虫を食いつくしていただろう。要するに、別の何かで「味付け」しているだけだと思う。

(以下引用)

ぽんとごたんだ『桐谷さん ちょっそれ食うんすか!? 』3巻


 まだ年賀状をやめていないのだが、おそらく受け取る方はすでに「年賀状仕舞い」をしているだろう人が多く、こちらが出した後に、ポツンと返ってくることがある。そういう場合、今年出した年賀状への“反応”などが書いてあって、それはそれで楽しみではある(そうでない人は1年越しにやり取りすることがある)。


 


 今年の年賀状で「コオロギを食べてみたい」という趣旨のことを書いたら、ヘタな近況報告よりもそれに反応する人が結構いて、興味深かった。


 


 昆虫食は話題になっているからぼくも食べてみたいと思いつつ、なかなか食べられない日々が続いていた。


 先日、無印良品で「コオロギせんべい」と「コオロギチョコ」をようやく手に入れて食べた。



 うんまあ、せんべいの方は完全に「エビせんべい」だよね。


 実際コオロギパウダーだけじゃなくて海老粉も入っているようだし。


 チョコの方はもうチョコの味しかしない。


 「これなら全然いけるじゃん」とは思うけど、果たして肉や魚の代わりになるのかという視点からタンパク源としての昆虫ということを考えると、いささか疑問は残った。


 具体的に考えてみればわかるけど、例えば「コオロギせんべい」を食べることでタンパク質摂取ができるのかと考える。


 コオロギせんべいの表示を見ると、1袋でタンパク質は5.5g。


 ぼくはタンパク質を1日60g以上取りたいので、3食のうち1食に20g前後取りたいと思っている。20g取れない時もあるので、まあ、おやつで補うために食べるのはいいんだけど、それで216kcalも消費するのはちょっと考えちゃうなと思う。


 コオロギチョコの場合はタンパク質が15.9gも入っていて素晴らしいのであるが、脂質が8.6gもあり、中性脂肪の値に気をつけているぼくとしてはこれはこれでまた悩んでしまう。


 そのまま食べられて、タンパク質が多くて、しかもうまくて、飼育などにあまりエネルギーを使わない、そんな食べ物として昆虫は考えられるのだろうか?


 


 なんでも食べる雑食…というか悪食マンガ、ぽんとごたんだ『桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?』(双葉社)の3巻には、コオロギの佃煮が出てくる。


 この記事にもあるように、多くの人が昆虫食を避けたいと思っている。


www.j-cast.com


調査結果によれば、さまざまな食品に対する選択肢「絶対に避ける」「できれば避ける」をあわせた数字が最も多かったのは「昆虫食」(88.7%)だったという。  


 記事には「なぜ昆虫食に対して抵抗感を示す人が多いのか」という問いが立てられているものの、原因は分析するほどでもないだろう。ビジュアルとそことリンクした食感だ。


 ぽんとごたんだ『桐谷さん ちょっそれ食うんすか!? 』3巻に、コオロギの佃煮を食べる話が登場するけども、ビジュアルと食感をネタにしている。




ぽんとごたんだ『桐谷さん ちょっそれ食うんすか!? 』3、p.15、双葉社

 




前掲書、p.35

 嫌悪感をネタにしているわけだから、当然そこがポイントとなる。上記の通り「フニャッ」という半ナマの食感に激しく嫌悪感を抱いている先生に対して、桐谷さんが馬鹿げた食感レポをするのが可笑しい。


 『桐谷さん』がすごいのは、こうした取材マンガにありがちな衛生管理された養殖コオロギを食べるんじゃなくて、野生の日本のコオロギを食べていることだ。マンガにポイントが書いてあるが、そのまま食べると臭みがひどいそうなので下処理が必要になる。(その仕方は実際に読んでほしい。)


 


 ぼく自身は、イナゴの佃煮やハチノコなどを居酒屋で食べたりするので、見た目・食感などにそれほど嫌悪感は持っていない。


 いや、さすがに手塚治虫の『火の鳥』に出てくるゴキブリは、衛生管理されていてもちょっと嫌かな。手塚はまた、それをビジュアル的にすごく嫌そうに描くんだわ…。軽いトラウマ。




手塚治虫火の鳥・太陽編』p.287、KADOKAWA

 「ザラザラ」じゃねえwww


 コオロギせんべいに入っているコオロギパウダーってどうやって作るのか知らないけど、もしただコオロギを乾燥させてそれをマッシュしているだけなら、まあそれでいいわけである。問題はそれをどう美味しく食べるかということなのだが、海老せんべい的に食べると他の不要なカロリーを多く取らないといけないなと思った。チョコもまた然りである。


 例えばコオロギパウダーがエビのような味だけであるなら、そのまま味噌汁に入れて食べたいと思うんだけど、そういうふうな売り方はしていないのだろうか? あったら買いたい。


 自重筋トレはいまだに続いているのだが、やった後にプロテインを飲む。その時に、コオロギパウダーを使ったプロテインが飲めればいいんだけど、それは製品開発的に無理そうだな。


 


 ところで上述の記事の中で


昆虫食が受け入れられるためにはどのようなきっかけが必要になるのか。吉田氏によれば、(1)昆虫があくまでも嗜好品であると認知されること(2)美味しい昆虫が広く食べられること――が重要だという。


と識者(食用昆虫科学研究会の吉田誠)が指摘しているが、「昆虫があくまでも嗜好品である」という意味が少しわからない。もともとエネルギーをふんだんに使う肉などの代替品として考えられているわけだから、「嗜好品」=「栄養の摂取を目的としてではなく、好き好んで摂取する飲食物」ということではアカンのではないか。


吉田氏は、「昆虫は採捕にせよ養殖にせよ、安いタンパク源ではなく、高価な嗜好品です。タイではコンビニのお酒のおつまみコーナーで売られており、食べたい人が食べるものです」と説明した。


 しかし、吉田の話をあえて解釈してみると、

  • 昆虫は代用品として「イヤイヤ食べる」イメージがある
  • しかしそうではなく、美味しくて好き好んで食べるものと考えるべきだ

という意味になる。吉田が言いたいことのポイントは、「イヤイヤ食べるな。うまいんだ」「食べなきゃと思うから強制感が強くなる。そこをやめてほしい」ということを強調したかったのではなかろうか。


 そうであるとすれば、肉の代わりに(安く、環境負荷が小さく)タンパク質を摂取する役割はいささかも変わらない、と。


 でも、もしそうなら「嗜好品」という強調は、やはりおかしいと思う。


 

 


 



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