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政治の役目は何かを描いた「ミネソタの娘」

アマゾンプライムビデオの「ミネソタの娘」(原題は「農家の娘」だろうか)だが、民主主義のお手本のような映画である。1946年の作だから、太平洋戦争が終わってまだ1年しか経っていないころの作品だ。まだ若く健全だったころの理想的アメリカの姿が見られるが、同時に政治の腐敗はこのころから水面下にはあったことも分かる。悪徳政治家役の役者の顔がまるで甘利みたいで笑える。この映画は政治を題材として、しかも面白い。フランク・キャプラの政治映画より面白いかもしれない。とにかく湿気が無く明るい。
主演のロレッタ・ヤングはさほど美人ではないが、アメコミ漫画のキャラのような顔で、見ていると味が出て来る。エセル・バリモアがジョセフ・コットンの母親役で、実に貫録がある。執事役の俳優は知らないが、これもいい。脇役が上手い映画はだいたい名作である。ジョセフ・コットンは毎度のジョセフ・コットンである。そこがいいわけだが。

(以下引用)
小麦農家の娘が家政婦に雇われた議員宅で働くうち、思いがけず自らも政治家を目指すというサクセス・ストーリー 。フランク・キャプラの作品を思わせる展開に、温かさと微笑ましさが感じられ、ロレッタの可愛らしくコミカルな演技も秀逸。彼女はこの作品で、アカデミー賞主演女優賞獲得。

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