エルニーニョもラニーニャもスペイン語っぽいが、その「言葉自体の意味」は説明された記事を見たことがない。まあ、ウィキペディアあたりには書かれているのだろうが、「どうでもいいか」という感じで、未だに調べたことはない。どちらも海面温度の分布の問題だろ、程度の理解である。私だけでなく大半の人はそうだと思うがどうだろうか。
下の記事はラニーニャ現象の解説までしていて、高校生などには有益な記事だろうし、今年の冬の予測も役に立ちそうだ。今年の冬が厳寒なら、南国に住む人間としては、南国に住むだけでも少しは助かるわけであるが、北国・雪国の人間には死活問題だろう。春まで冬眠したらどうかww
シベリア高気圧、アリューシャン低気圧というのは、初冬から仲冬には恒常的にそうなる、ということだろうが、海側(アリューシャン)は大陸との比較では温かいので、上昇気流、つまり低気圧となり「周囲の空気を吸い込む」わけだろうか。大陸側は海より早く寒冷化するので海との気圧の関係で高気圧となり「空気が外に流れだす」、つまりシベリアの冷たい空気が海側に流れ出すという構造かと思う。つまり日本はシベリアの冷たい空気が流れ込むわけだ。単に冬には陸側から海側への大きな空気の流れが起こるということで、日本に関してはラニーニャの影響がそれほどあるとは私には思えない。
原理そのものは、土は熱しやすく冷めやすいが水は熱しにくく冷めにくいという単純な原理だと私は理解している。温度変化の速い遅いがそれによって生じ、温度の差で気圧の高低が生じるわけだろう。水と土の熱伝導の差(熱しやすさ・熱しにくさ)を簡単な例で言えば、フライパンやポットに何も入れないで熱すると、数秒で触れないほど熱くなるが、その中に水を入れて水が熱くなるのに数分かかるようなものだ。これはポットが瀬戸物(土)でも同じであるはずだ。
(以下引用)
今年の冬 ラニーニャ現象が続く可能性が高く 厳寒 日本海側は雪が多い 寒候期予報
今年の冬(2022年12月~2023年2月)、ラニーニャ現象などの影響で、日本付近は冬型の気圧配置が強いでしょう。西日本、東日本を中心に寒さが厳しく、日本海側では、雪が多くなる見込みです。
今年の冬(2022年12月~2023年2月) 天候の特徴
気象庁は、きょう20日、寒候期予報を発表しました。 今年の冬(2022年12月~2023年2月)、日本付近は、西日本、東日本を中心に冬型の気圧配置が強く、寒気の影響を受けやすいでしょう。 西日本、東日本の平均気温は、平年並みか低い予想です。太平洋側は、例年でも雨や雪は少ない時期ですが、降水量は平年並みか少ないでしょう。 一方、東日本の日本海側の降水量は平年並みか多く、降雪量は平年並みか多い予想です。西日本の日本海側の降雪量も平年並みか多いでしょう。
冬はラニーニャ現象の影響で偏西風が蛇行 冬型の気圧配置が強まる
寒い冬になり、日本海側で雪が多くなる原因の一つは、ラニーニャ現象です。 冬にかけてラニーニャ現象が続くでしょう。1月を中心とするラニーニャ現象の発生確率は60%です。 ラニーニャ現象は、南米ペルー沖で海面水温が低く、太平洋赤道域の西にあたるフィリピンやインドネシア付近で海面水温が高い現象です。日本を含め世界中の異常な天候の要因になり得ると考えられています。 ラニーニャ現象などの影響で、上空の偏西風はユーラシア大陸東部で北へ、日本付近で南へ蛇行する見込みです。シベリア高気圧は南東側への張り出しが強く、アリューシャン低気圧は西側で強いでしょう。 このため、西日本、東日本を中心に冬型の気圧配置が強くなります。西日本を中心に北西の季節風が強く、日本海から雪雲が流れ込みやすいでしょう。 今のところの資料では、関東の平野部などに大雪をもたらすことがある、南岸低気圧の影響は弱い見込みです。 【北日本】北海道・東北地方 【東日本】関東甲信・北陸・東海地方 【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部 【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方
日本気象協会 本社 白石 圭子

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