私が尊敬する書き手である宗純氏の「逝きし世の面影」記事の一節だが、かなり前に私がブログに書いたように、ジェファーソンの例は「ワンドロップルール」(一滴でも黒人の血が入っていれば黒人と見做す)の悲劇であり、ジェファーソンが下種野郎だったかどうかは別の話だろう。まあ、黒人と関係してその女が子供を産めば、その子供は必然的に黒人扱いとなり、奴隷階級となる、と熟知していながら、黒人女を後妻にしたこと自体が下種の証拠だ、と言えばそうだろうが、当時の「白人の倫理」から言えばまったく問題にならない話だとも言えるのではないか。現代の観念で昔の時代の行為を裁くのはフェアではないと私は思う。特に、白人というのは個人主義的であり、親子の結びつきがさほど強くもないから、生まれた子供がどうなろうとさほど気にしなかったのかもしれない。それを、親子関係の濃密な日本人やアジア人の倫理観で裁くのもおかしいだろう。
まあ、私は別にジェファーソンの幽霊からカネを貰ったわけでもないから彼を弁護する義理も無いのだが、いくら尊敬する人間でも論理的にあるいは倫理的におかしな発言を許容はできない(黙認すると「気が飢える」わけだ。)し、そういうことを自分で自分に許すくらいなら、(年中、心にも無いことばかり言う運命の)総理大臣や会社社長にでもなったほうがマシであるww
なお、ジェファーソンの事例を「プラグマティズム(実用主義)」と結び付けているのもかなり強引な論法だと思う。
(以下引用)
まあ、私は別にジェファーソンの幽霊からカネを貰ったわけでもないから彼を弁護する義理も無いのだが、いくら尊敬する人間でも論理的にあるいは倫理的におかしな発言を許容はできない(黙認すると「気が飢える」わけだ。)し、そういうことを自分で自分に許すくらいなら、(年中、心にも無いことばかり言う運命の)総理大臣や会社社長にでもなったほうがマシであるww
なお、ジェファーソンの事例を「プラグマティズム(実用主義)」と結び付けているのもかなり強引な論法だと思う。
(以下引用)
偽科学だと思われている「優生学」はメンデルの遺伝法則とダーウィンの進化論の科学知識と長い歴史がある「家畜の品種改良」が合体したもので実行すれば必ず成功する(だから優生学は恐ろしい)
科学的には正しい「優生学」(黒人奴隷の品種改良)を実践した狂気のアメリカ
映画のタイトル「マンディンゴ」とは競走馬のサラブレッドのような黒人奴隷の最高品種のことで、白人牧場主はマンディンゴ種の美しい奴隷女を一人所有していたが、運よく素晴らしい血統書付き(頑健で従順で眉目秀麗な)黒人男を奴隷市場で手に入れて‥‥とその後の凄まじいどろどろの展開は普通の日本人的な「常識人間」にとってトラウマになってしばらく立ち直れない代物。(★注、悪夢というかゲテモノというかトラウマ映画の代表格の「マンディンゴ」を実生活で行っていたのが日本人でも信奉者がいる第三代アメリカ大統領のジェファーソンだった)
歴代大統領の中で世界的に有名な米国第3代大統領トーマス・ジェファーソンの悪行(プラグマティズムの非人間性)
「アメリカ独立宣言」の起草者の一人でアメリカ大統領のトーマス・ジェファーソンは妻のマーサが33歳で死んだら(ジェファーソンの妻マーサの父親が奴隷女に産ませた)、マーサの異母姉妹(2分の1黒人のハーフ)の女性サリー・ヘミングスと再婚して6人の子供まで生まれる。ところが後妻のサリーも自分自身の子供たち(4分の1黒人のクォーター)も全員が「ワンドロップルール」で一生涯奴隷のままだったというから呆れ果てて言葉もない。(★注、妻マーサの父親が所有していた奴隷女が混血だったなら、血統的にほぼ白人の奴隷である)
イスラム教では女の奴隷との結婚を奨励しているが、当たり前ですが結婚と同時に奴隷身分から解放されるのが絶対条件である。(だから教祖のムハンマドは奴隷との結婚をイスラム信者に勧めた)
「夫婦別姓」は必ずしも女性解放には繋がらない
昨今日本でも問題になりだした「夫婦別姓」ですが、中国とか朝鮮半島など東アジアでは昔からの風習であり必ずしも「女性差別」云々(女性解放運動)の結果ではない。
もしトーマス・ジェファーソン大統領が後妻のサリー・ヘミングスに自分の姓ジェファーソンを名乗らせていたらと考えれば結果は明らかである。(結婚した男女に大きな身分格差がある場合には「夫婦別称」は非常に危険な選択枝だった)今の日本でも女性側の立場が弱い場合は「選択制」であっても「夫婦別姓」を事実上強制される可能性は大いにあるでしょう。(★注、リベラルメディアが強調する女性が弁護士や医者、税理士などで自活している例は少ない)
ジェファーソン大統領は大金持ちの下種野郎の見本のようなの腹立たしい話だが、実は現在のアメリカ黒人のほとんどは純粋なアフリカの黒人ではなくて、可哀想なジェファーソンの6人の子供たちのような大部分は白人が黒人をレイプして生まれた混血児たちだった。このために是非とも世界から見て例外的な、アメリカ独自の「ワンドロップルール」が必要だったのである。(★注、何ともアメリカらしい実利一点張りのプラグマティズムの権化のような話)
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