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東海アマ氏と「法輪功事件」

東海アマ氏の「共産主義憎悪」「中国憎悪」記事の冒頭部分で、中国に関する彼の予測がことごとく外れたことを正直に書いているが、それでも負け惜しみを言っている。

記事の途中からは「法輪功問題」を「中国政府による臓器略奪殺人」だ、としている、おそらく米政府による煽動記事に影響された長い記事だが、まあ、法輪功事件の中に「法輪功信者の臓器略取」があったかどうかは素人には判断できることではない。
かりにそれがあったとしても、それはユダ金やその操る政府が中世以来延々とカネのために膨大な地球人口を「貧困化させ、緩慢に殺している」ことより重罪なのかどうか、私は疑問に思う。
「死刑囚の遺体の有効利用」のどこが、それほど非難されるのか。むしろ、遺体を無駄にするほうが愚劣なのではないか。(問題があるとすれば、異端的宗教の信者を死刑にすることだろうが、それが事実あったかどうかも分からない。ちなみに、日本では統一教会というキチガイ宗教が政府を支配すらしている。)
余談だが、アマ氏が「習近平は地獄におちる」と書いているのが、氏が仏教を信じている証だとでも推定すれば、「捨身飼虎」の仏教故事や、他者(人間)の命を救うために我が身を焚火の中に投じて食物とした兎の話は知っているだろう。私は、自分の遺体は海にでも投棄してくれるのが最高だと思っているが、第三次世界大戦にでもなれば、飢えた人に食料にされてもべつにかまわない。どうせ意識など無いのだから。まあ、老人の遺体に食べる部分があればの話だ。

(7月6日追記)「隠居爺の世迷言」記事の冒頭である。これが中国の現実である。


毎回毎回、岸田総理の批判ばかり書いていますと、今どきの情報統制、言論弾圧の激しい日本では粛清の対象にもなりかねませんので、今日は大人しく耕助のブログをご紹介します。


 


 表題は「西側メディアが中国について報じないこと」(What Western mainstream media won’t tell us about China(2024.6.9))というもので、著者はJerry Greyという人になります。


 


 この記事が載せられたのは、これまで多分3度くらいご紹介したことのあるオーストラリア人で、駐日オーストラリア大使も務めたことのあるJohn Menadueという人のウェブサイト「Pearls and Irritations」になります。

 「Pearls and Irritations」にはJerry Greyの簡単な紹介も載っています。「中国南部広東省在住のフリーライター。元英国警察官で、オーストラリアを拠点とする多国籍警備会社で17年間ゼネラル・マネージャーを務めた。20年近く中国に住み、働き、旅行し、勉強してきた。異文化間チェンジ・マネジメントの修士号を取得。」と記載されています。

 また、facebookにも紹介がありまして、「英国生まれのオーストラリア人、Jerry Greyは2004年、中国に対する多くの固定観念と疑問を抱えたまま中国にやってきた。広東省中山市で教師として働いていた最初の数か月間、彼が望んだのは10か月の契約を終えて国外に出ることだった。外国人がほとんどいない都市で経験した不自由さのためだ。しかし、中国に住んで16年、自転車で中国全土を約3万キロ走った今、元英国警察官のグレイは、中国の驚異的な変化、特に中国人の生活が著しく向上していることを目の当たりにし、「私は今、積極的な中国サポーターです」と宣言している。」となっています。

 ほかに、2021年5月7日の深圳(シンセン)日報に「中国内3万キロを自転車で走破した」と紹介されています。それを見ると2024年現在65歳、中国人の妻がおり、妻の両親は共産党員だそうです。また、中国共産党についてコメントを求められ、「彼らは間違いなく人民の党であり、人民のための党だ。」と答えたといいます。

 さらに、「私が中国に来てから、中国人の生活は驚くほど改善された。私の中国人の友人のほとんどは、今では車とアパートを持っている。ライフスタイルはより近代的で便利になり、この15年から20年の間にすべてが変わった。」と述べています。




(以下「東海アマ」記事引用)



 中国共産党の崩壊など、もう10年以上前から頻繁に予告してきた。
 以下は6年前に書いた習近平問題、私は2020年に中国共産党と習近平体制が崩壊すると予想していた。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828215.html

 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828245.html

 しかし、2024年になっても、まだ国家の機能を失っていない。実際には、経済的基盤が崩壊したのは鬼城マンション建設が行き詰まった2020年頃だったが、政治的基盤は予想よりも、はるかに強固だった。
 私は2020年に習近平が暗殺されると読んでいたが、実現しなかった、暗殺志望者は無数にいたが、ことごとく習近平に潰された。

 これは、中国内で中国共産党が垂れ流す美味しい汁を飲んでる人、欺されている人が予想より多かったことを意味している。逆に言えば、それだけ中共崩壊の影響が深刻で巨大なものになるということだ。

 だから、もし今年も習近平体制が安泰なら、来年には中国内部で、とてつもない殺戮が起きるのだと私は思う。
 中国は、間違いなく正真正銘の地獄に堕とされると私は確信している。その最大の理由は、法輪功とウイグル人に対する数十万人ともいわれる臓器殺人だ。

(以下省略)

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地軸の傾きの変化は既に観測されている

「ビジネス・インサイダー」記事で、長すぎるし、ムダな記述、あるいは「異常気象は地軸の傾きの変化のためではない」とするための嘘などもある。
要は、私が前々から言っているように、気象変動は長期的には当たり前の現象であり、その主な原因は地軸の傾きの変化のためだ、ということだ。地球上の各地の春夏秋冬の気候変化は太陽と地球の角度で決まるのだから、理の当然である。地軸の傾きそのものが変化すれば、各地の気候も変化する。
これも前々から言っているが、現在は地球は「間氷期」であり、これから氷期になるのである。つまり、「地球温暖化」より「寒冷化」が重大問題なのだ。

(以下引用)

地球の自転軸のぶれが加速…その一因は氷河の溶解

  • 地球の地軸(地球が自転する際の軸)が地表と接する点は地理極(北極点と南極点)だ。
  • 地軸の傾きは地表の質量配分の影響を受けて変化していて、これに伴って南北の地理極も移動する。
  • 近年の氷河の融解は、この質量配分を変化させており、その影響は地軸の動く方向が変わるほど大きいことが、研究で明らかになっている。

1980年以降、地球の地理極(北極点と南極点)は、約4メートル移動してきた。


ここで言う地理極とは、地軸(地球の中央を貫き、自転する際の軸となる目に見えない直線)と、地球の表面が交わる点のことだ。ただし、地理極の地理的な位置は固定されておらず、地軸が動けば、それに伴って地理極も移動する。

2021年3月に発表された研究で、1995年に地軸が急激に移動し始め、これに伴って地理極の移動スピードが上昇し、移動する方向もそれまでと違っていることが判明した。この研究チームによると、こうした変化を引き起こしたのは氷河の融解だという。

氷河の融解が、地球の質量配分に影響

「このような傾向を引き起こした主因は、グリーンランドの氷床をはじめとした世界中の多くの氷河で継続的に起きている質量変化だ」と説明するのは、アメリカ航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所に所属する地球科学者、スレンドラ・アディカリ(Surendra Adhikari)だ。


アディカリ氏は、2021年3月の研究には関与していないが、この現象に関するInsiderの取材に応じてくれた。

数千年分のデータを平均すると、地軸は一定の方向、すなわち「ポラリス(Polaris)」とも呼ばれる北極星(こぐま座α星)の方向を指している。しかし、天文学者たちはすぐに、地軸が常にこの方向を指しているわけではないことに気がついた。時には、地軸は別の星を指したり、よろめくような動きを見せたりするが、その後また北極星の方を向くようになるという。

科学者の研究で、地球の地理極が太陽の周囲を回る公転面との角度を一定に保ちながらも、よろめくように移動することが判明しているとアディカリは述べた。


地球自体の内部も、不変ではない。熱で溶けた状態の核は流動的に移動し、そのエネルギーも変化する。また、表面に近い地殻も、その下にあるマントルなどの影響を受けて、縮んだり膨張したりする。


地球を、回っているコマのようなものだと考えてみてほしい。この質量が均等に配分されていれば、コマは左右によろめくことなく、完璧に回り続けるだろう。だが、質量の一部がどちらかの側に移動すると、コマの重心や回転軸が変化し、回りながら重い側に傾いていく。

質量が、ある場所から別の場所へと移動した際には、地球にも、このコマと同じことが起きる。

時に、地球の「外核」にある液体層(溶けた岩)の配分が変わると、地球全体の質量配分にも変化が及ぶことがある。また、地球表面における水の配分も、大きな役割を果たす。

気候変動によって、地球の南北両極の周辺で大量の氷河が融解し、その結果として、氷が溶けて生まれた水が海に流れ込むと、この水の質量は、これまであった場所とは違う地域に広がっていくことになる。


質量配分におけるこうした変化が、この数十年間に観測されている地理極のずれを引き起こした主因だと前述の2021年の研究は主張している。



地理極がずれ始めたのは、1995年前後のことだった。衛星データを見る限り、1990年代半ばまでは、地理極はゆっくりと南の方向へと向かっていた。


しかし1995年頃からは、地理極は左側に向きを変えた。そして、1年あたり約3.3ミリメートルという、これまでよりも速いスピードで東の方向に向かっているという。また、1995年から2020年にかけての地理極移動の平均速度は、1981年から1995年までと比べて17倍の速さになっていたことも、2021年の研究で判明している。

気候変動で氷が急速に融解、地理極の動きも加速

こうした地理極の移動スピードの加速は、南北両極付近において、氷河などの陸氷が急速に溶け出したのと同時期に起きている。後者は、地球の地表や海水の温度が上昇したことにより発生している現象だ。


グリーンランドでは1992年以降、4.2兆トン以上の氷が消失し、これにより全世界の海面は約1センチ上昇した。しかも、この氷が溶けるペースは、1990年代には年間360億トンだったものが、ここ10年では年間2800億トンと7倍にまで上昇している。


加えて、南極の氷河の融解も加速している。1980年代当時、南極から1年間に失われた氷の量は400億トンだった。しかしここ10年で見ると、この数字は年間2520億トンにまで跳ね上がっている。

2021年の研究によれば、地下水の貯水量に起きた変化も、地理極の移動に影響を与えるという。人間が、飲料水や農業用水として使用するために、地下水を地表にくみ上げると、この水はその後、川や海に流れ込み、地表にある水の質量配分が変化する。

ガーディアンの報道によれば、1950年代以降、くみ上げられた地下水の量は20兆トン近くに達するという。

地軸は、各地域の気候からも多少の影響を受ける

そもそも、地軸は常に安定しているわけではない。1年のスパンで見ると、小刻みに揺れるような動きを見せることもある。


こうした小刻みな揺れは、この数十年に「地球上で起きたすべての事柄」から総合的な影響を受けていると、アディカリ氏は解説する。そのため、地軸の大幅なずれが起きたとしても、それが何によって引き起こされたか、正確に突き止めることは難しい。


2016年に発表された論文で、アディカリをはじめとする研究チームは、小刻みな内在的変動の原因として、豪雨や干ばつがあることを突き止めた。たっぷりと水を含んだ土壌は非常に重くなる一方で、極端な干ばつが起きると土壌が非常に軽くなることがある。こうした現象が、地軸をわずかに動かすこともあるという。


「2023年は今のところ、幸いなことにカリフォルニアには多くの雨が降っている。過去かなりの年数にわたって非常に乾燥した時期が続いたことを考えると、これは好ましいことだ」と、2023年3月に行われたインタビューで、アディカリは述べた。


「水の質量配分パターンに基づくこうした概念を広く世界全体に適用すると、これが地球の回転に及ぼす影響を見て取ることができるだろう」

1日が少しだけ長くなっている可能性も

地球の地軸は、水星や木星と違って、公転面に対して直交しておらず、23.5度傾いている。地球の北半球と南半球が、1年の時期によって1日あたりの日照時間が異なるのはこれが理由であり、四季もこれに由来している。


近年地軸に起きている変化が、我々の日常生活に影響を与えることはないだろうが、1日の長さがほんのわずかだけ変わる可能性はある


地球が1回自転するには、24時間弱かかる。しかし、地軸の移動と、それに伴う地理極の移動によって、この自転にかかる時間が数ミリ秒長くなっており、我々が過ごす1日が、ほんの少し長くなっている可能性があるという。


それでも、慌てふためく必要はないとアディカリは言う。


「地軸の変化が及ぼす影響は、本当に微々たるものだ」


「厳密に言えば、地球が太陽から受ける日射量などによる影響もあるはずだ。しかし、この点は明確にしておきたいのだが、これは、ごくごくわずかな影響にすぎない」


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西洋文明(資本主義)のエゴイズム全能主義の破綻と、東洋文明

「隠居爺の世迷言」記事で、話の冒頭は芥川龍之介の「杜子春」から始めているが、話を簡略化するために、「杜子春」関連の部分を全部省略して、「西洋文明論」として編集する。まあ、前に載せた鳥尾子爵(鳥尾小弥太)の西洋文明論に近い。昨今、同じ感慨を持つ人が増えているのではないか。つまり、西洋文明の下司さがあまりに度を超してしまい、その正体が世界中に知れ渡ってきたというわけだ。だが、その文明は人間の我欲、私利私欲という業に根差しているだけに、西洋文明、あるいは西洋諸国が没落しても、どこかで生き続ける可能性は高い、いや、たぶんそうなるだろうが、それを少しでも改善し、世界を地獄化から救えるのが、東洋文明の「我ただ足るを知る」である。

(以下引用)


 西洋文明はどこまでも積極的であり、あきらめることを知らない。悟りを開こうなどということは頭にない。一見すると、素晴らしく前向きな姿勢であるかのように思えるけれども、これは、方向性が正しい場合にのみ評価できることであって、特にアメリカの場合は、間違った方向へ足を踏み出した場合にも修正できない。

 これが実に始末に悪い。アメリカは建国後248年のうち、戦争をしていないのは17年間しかない。しかもすべての戦争が侵略戦争だったという。人類を、世界を、不幸に巻き込んでいる。しかし、アメリカ人はへこたれない。自分たちの欲望を戦争をすることによって満たそうとする構えを現在も維持している。

 嘘と暴力がアメリカの常套手段であり、いつも嘘と暴力を用いて相手から財産を略奪することを目的としている。また、それを繰り返しながら、一層強力な軍事力を整備し、一層相手の富を略奪しようとする。そうやって世界を支配しようとしてきた。



 私は芥川龍之介が好きだが、それ以上に夏目漱石を好んでいる。特に「吾輩は猫である」は若い頃の私にとってバイブルのようなものだったけれど、その中で八木独仙という登場人物に以下のように語らせている。

 「向こうに檜があるだろう。あれが目障りになるから取り払う。とその向こうの下宿屋がまた邪魔になる。下宿屋を退去させると、その次の家が癪に触る。どこまで行っても際限のない話さ。西洋人の遣り口はみんなこれさ。ナポレオンでも、アレキサンダーでも勝って満足したものは一人もないんだよ。・・・西洋の文明は積極的、進取的かも知れないがつまり不満足で一生をくらす人の作った文明さ。」

 「日本の文明は自分以外の状態を変化させて満足を求めるのじゃない。西洋と大いに違うところは、根本的に周囲の境遇は動かすべからざるものという一大仮定の下に発達しているのだ。」

 「山があって隣国へ行かれなければ、山を崩すという考えを起こす代わりに隣国へ行かんでも困らないという工夫をする。山を越さなくとも満足だという心持ちを養成するのだ。それだから君見たまえ。禅家でも儒家でもきっと根本的にこの問題をつらまえる。」

 夏目漱石がなぜ西洋と東洋の文明の違いに関心を持っていたかといえば、それは幕末以降の日本が欧米に脅かされ、常に旗色が悪かったからだ。それは150年前も現在も全く変わりがない。日本はいつも劣位に置かれ、属国扱いをされてきた。

 しかし、ついに現在、アメリカが不利な立場に置かれるようになってきた。BRICS等の台頭、特に中国とロシアの台頭がアメリカの世界覇権を脅かすようになった。アメリカは軍事力にしろ、経済力にしろ、これ以上の伸び代がない。BRICS等に肩を並べられ、今後優位に立てないどころか、将来的にはBRICS等の軍門に降る可能性すらある。


 まあ、自業自得だから、落ちぶれて大いに苦しむがいいのだけれど、問題は日本だ。右翼は日本が長い歴史を持った素晴らしい国であると自画自賛したがる。しかしその素晴らしい国が現在やっていることはといえば、落ちぶれゆくアメリカの腰巾着か提灯持ち程度のものでしかない。

 アメリカが衰退していく過程でいずれその支配力が弱まり、束の間の自由が日本に訪れるかもしれないけれど、そのようなときに日本は自国を明るく住みやすい国にできるだろうか。現在の日本を見ている限り、その可能性は低いように感じる。政治家や役人は平気で嘘を言い、賄賂が横行して利権が幅を利かせている。権力者や権力者と癒着した者が融通を効かせ合い、違法行為に及んでもツラッとしている。

 道徳的なことを問題にしているのではない。道徳が廃れてしまうと、国が発展するのは難しくなるものだ。アメリカを見ればよく分かる。



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DSとの戦いの英雄としてのメル・ギブソン

マイクロソフトニュースの糞記事のタイトルと、記事の一部で、全体はメル・ギブソンを悪しざまに描く内容だが、その中に、彼の「栄光からの転落」の真因を書いている部分がある。

「世界のすべての戦争の原因はユダヤ(DS)だ」というのは、今やネットでは常識化しつつあるだろう。メル・ギブソンほどの大物俳優がこういう発言をしたことは、ユダヤ組織にとっては許せないことだったはずだ。彼の「飲酒癖」や「妻への怒りからの暴行、悪口雑言」など、世間的には些事でしかない。ハリウッドの俳優がみな聖人だと思っているキチガイはほとんどいないだろう。
なお、彼は「陰謀のセオリー」の中で、政治的事件の大半はDS的存在に仕組まれたものだ、とも言っている。私は、この映画こそが彼を本格的にDSの敵にしたと思っている。

(以下引用)

ハリウッドの伝説、メル・ギブソンの栄光と転落:映画界の王者から業界追放まで

反ユダヤ発言©Showbizz Daily International 提供

カナダ・オーストラリア・米国では飲酒運転のかどで何度も逮捕されているが、2006年7月には彼を逮捕した警官に向かって「世界中の戦争の責任はすべてユダヤ人にある」と暴言を吐き、『TMZ』誌にスクープされてしまった。


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なぜ日本では子供が不幸なのか

「混沌堂主人雑記」に引用されている記事の一部で、後半は同じような思想の繰り返しになるので省略。現代の人間の「偽善性」の理由として「シツケようとするからだ」というのはあまりに一面的であり、私のような社会主義者は、「それは資本主義が『闘争』を本質としているからだ」と考える。
つまり、あらゆる人間が敵なのだから、偽善でしか自分を守れないわけだ。競争に勝つことを子供のころから求められる以上、子供は敵を倒す、あるいは自分を敵から守ることが生きる条件になり、兵士化するのである。当然、偉い人(親、教師、会社の上司)のご機嫌伺いの卑屈な人生になる。
幕末の日本を訪れた外国人の多くが、「日本の子供は世界で一番幸福だ」と見ていたことを、現代の教育者、教育界の人間は深く考えるべきだろう。


(以下引用)

シツケようとすると躾を失い、シツケなければ躾が身につく皮肉
上記文抜粋
・・・・・・・・・・・・
「しつけ」考。
戦前賛美の人の話を聞くと、「昔は子どもを厳しく訓育し、そのおかげでしつけが行き届いていた。今の子どもは甘やかされてダメだ」と聞かされることが多い。
しかし渡辺京二「逝きし世の面影」なんかを読むと、大人は子どもをしつけようとしてるように思えない。ものすごく可愛がる。
叱ることもほぼない。なのに子どもは大人をよく尊敬し、知らぬ間に大人の立ち居振る舞いを覚え、美しくなっていく。まさに「身が美しい=躾」となっていく。
むしろ戦前、軍国主義が始まるあたりから鉄拳制裁が始まり、妙に厳格な教育が施されるようになってから、屈折した人間が増えてるように思う。
幕末から明治初期あたりまでは西洋文明に汚染されることなく、子どもをよく可愛がる文化であったらしい。その頃は「躾=立ち居振る舞いが美しい」が自然と身についたようだ。しかし時代が下るにつれて西洋文明に影響され、ムチと道徳による指導が入ってくると。
抑圧された、表面上は厳格だが内実はヘナチョコな人間を増産するようになったと感じる。
シツケようとしない時代には「躾=立ち居振る舞いが美しい」が成立し、シツケようとしてからは表面的で、しかし内実は醜い人間像を生み出してしまったのでは?という気がする。シツケようとすると躾を失う皮肉。
欧米では、中世キリスト教の厳格な教育(人間は生まれながらにして罪を背負っているから、自分にムチ打ってそれを償わねばならぬ)の影響を長らく引きずって、大人が「外から」子どもを枠にはめようとする伝統を持っていた。それが変化し始めたのはルソーが「エミール」を著したあたりから。
ルソーが現れる前は、人間は放置しておくと野蛮で凶暴だから、教育によって洗練された教養を授けねばならぬ、と考えていた。しかしルソーは、むしろ子どもは生まれもって善良であり、文明に汚されることによって悪徳を身につける、と考えた。
ルソーの「新説」は、それまでの西洋人が子どもを「小さな大人」とみなし、未熟で愚かな子どもをムチでシバいて立派な大人に教育せねばならぬ、という考えていたのを逆転させ、子どもはありのままで素晴らしく、それをなるべく損なわないまま育てた方がよい、という新たな考え方を生んだ。
しかし、ルソーのこの考え方はなかなか広がりを見せなかったらしい。A.S.ニイル「問題の子ども」は1925年の出版だそうだが、当時の西洋人が、キリスト教の厳格な人間観(人間は生まれつき罪人)に影響され、子どもを厳しく規制するのが普通だったことをうかがわせる。
しかしニイルらの考えが次第に普及し、欧米では子どもをありのまま肯定し、そこから出発して子育てを考えるように再構築が進んだ。幕末の日本に遅れること100年ほどかけて、ようやく西洋は「シツケない方が躾が身につく」ことを知るようになったと言える。
ところが日本では、逆転現象が起きてしまったように思う。なんでも西洋のものはありがたがる戦前戦後の風潮で、子どもを厳格に指導する中世キリスト教のような子育て観を輸入し、取り入れてしまった感じがある。子どもをのびのびと育てていたのが、親の監視下に置く感じが濃厚となってしまった。
戦前賛美派の「躾の行き届いた日本人」は、幕末の、変にシツケようとしていなかった時代の遺産で育てられていた世代の人達のような気がする。その後の、厳しくシツケようと育てられた世代は、むしろ表面だけ取り繕い、内心は屈折してねじ曲がった心を育てていたのではないかと思う。

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小学生に「民主主義(選挙)とは何か」を教えるww

これこそ、まさに「民主主義とは何か」の授業。www
生徒たちは、学んだだろう。選挙結果は権力者が決定する。

(以下引用)


1: 2024/06/21(金) 21:42:59.84
東京・東久留米市にある自由学園。ここで70年以上にわたって続いてきた伝統的な授業が、生徒が育てた豚を食肉処理施設に送り
最後はその肉を自分たちで調理し、給食で食べる、いわばまさに“いのちに触れる学び”だ。
https://times.abema.tv/articles/-/8655974

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大衆が「彼ら」の餌食にされ続ける理由

「大摩邇」から転載。私自身は、もう、新コロ問題にはうんざりなのだが、そういう「堪え性の無さ」が「連中」の付け目なのだろう。まして、普通の人は毎日の仕事で暇がない。生活に余裕がない。
「連中」とはDSだけではない。彼らの下には、ピラミッド型に膨大な手下、蛆虫がいるのである。それを「政治家」と言う。まさに、彼らにとってこそ「民主主義万歳!」だろう。まあ、とりあえず、新コロや新コロワクチンに協力的だった政治家には票を入れないことだ。

(以下引用)






 

 







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職業:
仙人
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考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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