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TPP参加確定か

「反戦な家づくり」ブログから転載。記事中の筆者の言葉と引用部分の区別がここではつけにくいので、詳しくは元記事にあたってほしい。
TPPについてマスコミではタブーになっている、という所に注意。これはつまり、TPPは絶対に実施する、というか、日本はTPPに参加するというのが既定方針だということだ。アメリカはあくまで日本を骨までしゃぶるつもりらしい。
さて、それに対して我々には何ができるか、じっくりと考えてみよう。


(以下引用)


2011-04-30(Sat)
孫崎享x岩上安身 ディープナイト@大阪 ちょっとレポート
今日は、カミさんをだまくらかして じゃなくて 説得して家族サービスを一日ずらし、ディープナイト@大阪に参加してきた。

L大阪の南ホールがほぼ満席。200人近い参加。
私の申し込みは、どん尻から3番目くらい。ギリギリセーフだった模様。
参加者は若い人が圧倒的に多い。

2時を少し過ぎたところで、会は始まった。
大体の内容はタイピングしたけれども、全部書くとIWJの営業妨害になるので、詳しくはDVDが発売されたら購入していただきたい。

ここでは、私がなるほど!と思ったところをピックアップしてお伝えする。

念のため。あくまでブラインドタッチでのタイピングなので、正確とは言い難く、文責は私自身にある。
また、なにも書いていない部分は、ほぼ孫崎氏の話。

(今日のテーマ 岩上氏から)
3.11でこれまでの諸課題が無くなった訳じゃない
例えばTPP かえって危険
日米関係、安全保障、核の問題
原発であぶり出された利権構造

確かに、すごく気になっていたけれども、原発が頭の8割くらいを占有していて、他のことを考えることができなくなっていた。
敵さんは、そういうナイーブな心性は持ち合わせていないだろう。
気をつけなくては

(原発・震災の話から)
何故危険か 想定外じゃない
06年衆議院予算委員会公聴会 石橋神戸大教授 
東電研究チーム 06年国際会議 5.7mの津波予想
 50年以内に想定超える確率約10%

公聴会と東電本体!
言い逃れしようがないはず。やはり福島の事故は、起きるべくして起きた。
分かっていて起こした。確信犯だ。

(原発コスト1)
危険を保険かけたら まったく採算合わない
企業は安いが 保険等は国民負担
もし保険かければとてつもない値段
被害はすべて国民負担

(原発コスト2)
大島健一教授 立命大 電源コスト
東電は理論値 これを実績値で計算
原発の電気 実際は3割しかつかえない あと捨てる
で、揚水発電 これを水力発電に組み込んで計算
揚水発電入れれば10円超える
さらに税金入ってる そして保険ない

コストが本当は高いというのは、実はずっと言われ続けてきたこと。
反原発運動の中では常識だった。
けれども、全く表に出てこなかった。
こうした情報が表に出てきたことが画期的だ。

(ドイツ)
原発やめると 保守が決定
背景には25万人デモ
メルケル 再生可能エネを2020に35%
ドイツエネルギー水利協会(企業集団) 2020年原発廃止
保守政党や企業が認識している

(スウェーデン)
免責無しを決定
企業も銀行も新規原発やるところ無し
これは原発廃止の現実的な方法
しかも過激ではなく当たり前

(アメリカ)
州レベルで継続不許可
菅政権の新経済成長戦略 原発輸出頼り 対アメリカ ベトナム
でも実行不可能になるだろう

スエーデンの話は、ホントにそうだ。
原発廃止は実に簡単。免責を無くせばいい。なるほど
だから、福島県いわき市出身の自民党議員・吉野正芳は、この期に及んで東電を完全に免責せよ、などと言うのだ。

(原発誕生の時代背景)
1955年原水禁運動 反米
鳩山一郎内閣 ソ連接近 重光外相 米軍の代わり自衛隊
これらをアメリカ潰す これと原子力推進 重なる
推進役 正力松太郎 CIAエージェント
戦前公安警察のドン 公職追放されていた スネに傷
アメリカベッタリなら利権 そうでないなら追放
典型が岸信介 鳩山一郎つぶす中心

この辺は、ちょうど有馬哲夫さんの「原発・正力・CIA」を読んでいるところなので、よく分かる。
ちなみに、この本は必読書かと。

(外交・防衛)
羽生名人の言葉 いかに可能性のないものを捨てるか
(対中国で)軍事的に日本が勝てる可能性は無い
ミサイルで滑走路と原発をやられたら終わり
あとは、平和的な手段 可能か考える

これは、目から鱗だった。
理念としての戦争反対ではなく、現実をリアルに見つめたときに、平和的手段しかない、と孫崎氏は言う。15年前は独自核武装を提言した人の言葉。
懇親会で言われていたのは、「アメリカは日本に核武装させて中国と撃ち合いをさせようとしている」ということ。だから核武装論は止めたと。

私自身の考えと全く同じではないが、それにしても、こういう反戦もあるんだということにビックリ。そして、なるほど。

(TPP)
(岩上氏)TPP話した日にとくダネ!でプロデューサーに番組クビにされた
TPPはメディアのタブー

TPPはたくさん話があった。
この逸話だけでも、TPPが如何に強引に進められようとしているか分かる。

(米国債)
大変な輸出超過なのになんで日本は豊かににならない?
超過したドルで米国債を買っているから
100出して還ってくるのは 米国債金利の3だけ
97はアメリカに

(震災後)
震災後 アメリカは米国債売るんじゃないかと思った
だからドルが暴落した
ところがその議論全くない

そうかそうか。日本で大震災が起きたのに、なんで円が上がるのか不思議だった。
そりゃそうだ、こんなことになれば貯金をおろすだろうと誰でも考える。
考えないのは、当事者である日本だけ ってことだ。

(ではどうするか 岩上氏)
ツイッターだけですむほど甘くない
デモ 電話 アナログなことも同時に
トークカフェ 集いと語らい もっとも古いメディア
ツイッター もっとも新しいメディア 挟み撃ちに

焦ることじゃない
資本も人材もないが かなりの程度に届いている
統合本部の会見締め出しに対して おそらく膨大な抗議
アナログな行動 パワーもつ

そうだ。デモに行こう。
気軽にデモ。
ちょっこらデモ。

それと、名前を出せる人は実名で行動しよう。
もちろん、リスクはないとはいえないので、それは判断して。
デジタルの爆発力と、アナログなリアリズム。
デジタルの軽さ、早さ、広さ
アナログの重さ、現実感、深さ

(日本人と政治 岩上氏 懇親会)
メキシコでも小沢事件とそっくりなことあった
メキシコは大規模デモ 日本はそれがない
日本人は中南米などと比べて政治的におこちゃま

これが最大の課題だろう。
小沢氏もくり返し言っていること。
僕らオッサン連中は、まず実践してみせること。
政治にかかわっても、大丈夫だぜ、何の問題もなく生きてるぜ
という姿を実験台になって見せてやらなくちゃならない。

40年間保育器の中に入れられてきたブランクを、
何とかしてとりもどさなくっちゃ。
その兆しはある。

懇親会では、私も少しだけ発言させてもらった。
岩上氏が、この反戦な家づくりをご存じだったのは嬉しかった。
他にも、結構読んでるよ と言う方がおられて、ご挨拶もさせてもらった。



合計5時間近い会合だったが、まだまだ消化不良の感じもある。
もっとも古いメディアである集いと語らい。
これからも参加したいし、お手伝いできることがあればしたいと思う。


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