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新天皇制?

「天皇という『玉』を利用して政争の主導権を握る」というのが、幕末の維新軍の戦略であったわけだが、その戦略は成功して、天皇という「錦の御旗」には逆らえないと幕府軍は戦う前から弱腰になったわけである。その目的のために実は佐幕派であった何とか天皇が暗殺されて維新派が傀儡天皇として後の明治天皇を立てたという話もある。この、明治天皇の前の天皇が暗殺されたことは、当時の身近な人の証言もあるらしい。だがまあ、それはそれとして、日本が激しく揺れる時に、その中心に重石のように存在できるのが天皇である。これは、ある意味、世界的にも貴重なシステムかもしれない。普段は政治の実権からは離れているが、国難に際して、天皇を中心に適正な体制が造られていくわけだ。
まあ、私は根っからの民主主義者だから、新天皇制がかつての身分社会復活になるのは御免だが、今でも実は官僚貴族や経済貴族による身分社会ではあるのだ、と言われたら何とも言えない。

井口博士の次の記事は、思考実験としては面白いので転載する。(「思考実験」は私の用語で、仮説を頭の中でシミュレーションすることだ。だから、ただの「思考」にすぎないし、「実験」ではもちろんないのだが、「思考」だと語感が弱いのでそう言っている。まあ、通常の浮かんでは消える「浮遊思考」と区別しているだけだ)


(以下引用)




これまでの動きを見ても分かるように、日本政府、すなわち東京/横田幕府は、今の体制を維持することだけを目的に動いているというわけである。

まあ、そんなわけで、この際、再び、天皇家を中心にした、明治政府のような形に大政奉還した方が良いのではないだろうか? イギリスのウィリアム王子の結婚式を見ても分かる通り、英米政府も、再び封建主義国家の大英帝国/大米帝国時代に復古しつつあるわけだから、日本も東京時代(江戸時代)から再び、東京から奈良あたりに遷都するのを緊急に行って、一気に天皇家をトップに頂いた「平成政府」を樹立でもした方が良いのではないだろうか?

私個人は、国粋主義者でも何でもないのだが、そうでもしない限り、この国家的窮地を救済することは難しいのではないかという気がするのである。

首都圏と関東一帯が、広島型原爆1千発分程度の量の放射性物質をまき散らして被爆をしたにも関わらず、まったく無頓着でいられるという政府/マスゴミの率いる社会は、まさに腐り切った江戸時代末期を見ているようである。まあ、幸いにかなりの量は風で海に行ったか、全世界に舞って行ったかしたせいで、若干関東一帯が救われたのかもしれないが。

「今一度、日本を洗濯いたし候」

この言葉の意味深さを痛感する今日この頃である。今回ばかりは、その「洗濯」の意味には、「物理的洗濯」も含まれているのだが。これはすでに「風評被害」とかそういうレベルのものではないだろうナア。しかし、今の菅直人政権には何を言っても通じないことは明らかですナ。

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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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