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理想無き「リアリスト」に告ぐ

「バカ国民帝国日本の滅亡」から転載。相も変らぬ政治的ニヒリズムだが、こうした言説が一番、世の中の害毒になるのではないだろうか。(以前にどこかで引用した村岡花子の随筆にもニヒリズムの害毒について書かれていたが。)
政治は八百長、野党はただガス抜きのための存在、革命などしてもムダ、という言説である。
では、どうすればいいのか。この世は永遠に弱肉強食のジャングルで、長い(強い)ものには巻かれろ主義で行くか自分が強者となって弱者を食って生きろ、とでも言うのか。
そんな言説をする自分自身が、他人から踏みにじられても殺されても、文句は言わない、ということか。
私は、こういう低レベルの「リアリスト」思考(理想無きリアリストの思想)が大嫌いである。このタイプの思想家をマキャベリストと言ってもいい。いや、マキャベリも韓非子も私は読むし、孔徳秋水氏も文章は面白い。だからこそいつも読むのだが、それは非常に啓発的だからである。思考に刺激を与えてくれる。だが、思想としては「世に害毒を流すもの」だと思う。
リアリズムはいい。だが、それがニヒリズムになると最悪だと思う。世界全体を悪化させるだけの言説である。言っていること(事実の記述)が八割がた正しいだけに、害毒も大きい。事実認識はだいたい正しいが、そこから出てくる「判断」や「意見」(すなわちニヒリズム)は最悪だ。まるで、人生は悪に満ちているから、生まれた赤ん坊をすぐに殺せ、というようなものだ。

私は、社会(世界)はゆるやかに向上していくものだと思う。革命などで一気に変わるのではない。革命が成功しても腐敗し、また次の革命が起こり、また腐敗していく。
だが、その革命に意義が無かったか、というと絶対にそんなことはない、と断言する。
アメリカ独立革命(独立戦争)があり、フランス革命があったからこそ、まがりなりにも民主主義を標榜する現代世界があるのである。たとえそれが「疑似民主主義」であっても、それは絶対王権の社会よりははるかに優れているのである。それを無視して「理想的なものがすぐに得られないなら、その代用品はいやだ」と泣きわめくのは小児のすることではないか。


(以下引用)

管理されている革命


テーマ:

『進撃の巨人』…




”巨人の謎”もさることながら…




”憲兵団の謎”も不可解極まります…






憲兵団は、反体制派の取り締まりを行い、そのためにスパイを潜り込ませている…




しかし、「反体制派は、”必要悪”」と憲兵団幹部が言う…





わかりますか?この意味…





高橋五郎氏の著作を読んでみる…




オーウェルの『1984年』や『動物農場』を読むと…わかるかもしれません…





巨人の住む世界と現代社会は、権力構造や世の中の仕組みがそっくりなのですよw





人民を統治するために、わざと”反体制派”を作って育てる…




野党の存在もまったくいっしょ…




実際、”草の根”で労働組合結成に成功しても、すぐに”第二組合”が作られ、取って代わられる。




炭鉱や国鉄のような強力な組合は、炭鉱自体を閉鎖する、民営化して分解する…





きっと、山口組分裂もそういうものの一環だと私はにらんでいるのですがね…





かのキング牧師も”交渉役”に祭り上げられて利用され、批判を浴びた時期があったわけだし…




そして、隣国のスパイが入り込んで、国内の政治勢力に影響を与えているというのは、『史記』や『三国志』の時代からすでに”常識”なわけですが、日本人ってのはまったくこれを疑わない。




漢王朝を滅ぼした紅巾の乱の背後には、モンゴルなどの北方遊牧民族の支援があったわけです。




だから、読売や産経の背後にアメリカやイスラエルがいても、朝日や毎日の後ろに北朝鮮や中国ロシアがいても、全然おかしくはない。




右翼VS左翼なんていうけど、これも”代理戦争”なんですね…





しかも、米英や中露は、敵対しているようで実は共闘している。




そういうことが、99%たちにはけっしてわからないのですね~





運動家の皆さん…このこと、ちゃんと知ったうえで運動やってるんですか?




あなたがたもまた、単なる道化芝居の役者のひとりなんですよ…





その”革命”を成功させて、傀儡政権を作ってみたり、(明治政府がそうだったかもですな…)




”反体制派”に集まってきた”危険分子”を折々に排除したり…




まあ~一種の”ゴキブリホイホイ”や”ネズミ取り”みたいなもので…




かの「イスラム国」の「テロ」にしたって、一種の”やらせ”で、黒幕は現体制なんです。




そして、その茶番を国民に信じさせるために実際に爆破させているわけですね…





いわゆる”論戦”もけっして議論がかみ合わないように演出、運営されている…




そういう”お芝居”をみて国民は、「言いたいことが言える社会」と勝手に思い込み、「激しく議論が戦わされている」と、これも勝手に思い込む。





うすらサヨクにうすら愛国…ともに、トンデモ論をぎゃあぎゃあわめいて、わざと議論を外してしまう。




たまに論点がついてあるものであっても、肝心なところがぼかされていたりしている。





相撲の八百長ひとつ見抜けないのですから、こういうお芝居も見抜けないのですね~




しかし、『1984年』で示されたとおり…




全体主義国家を作るためのレシピとして”反体制派”が作られるのです。






この世はすべてが”茶番”…





人間の世の中で、信じてよいものなど、なにひとつありません。






さて…運動家の皆さん…




左翼だろうと保守・右翼だろうと同じことです。





反体制派は、何のためにあると憲兵団幹部は言っていましたか?





”市民のガス抜き”のため…





そして、適当な時期に”間引く”ため…





ハイ!もっとしっかり日の丸を振って~!!!



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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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