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これぞ脚本と演出の妙

前回の「真田丸」を見ていない人には意味不明だろうが、このツィートは感心した。私はまったく気づかなかった。本を読んだり、映画やテレビドラマを見たりしても、得るものはその鑑賞者のキャパ次第だ、ということである。地図の件が信繁の城内の彷徨につながっていると気づいたこのお母さんは凄い。脚本家や演出家も凄い。
ついでに言えば(他の人も言及しているが)、光と影の使い方も凄い。明るい白日の中の豊臣家の闇が、最後、日没近い黄色い光と対照され、豊臣の没落の暗示となっていると見ることができる。その夕暮れの残光の中に浮かび上がるのが……茶々であるという、演出。


(以下引用)


あきら @12_Req 2016-04-24 21:23:48
三成に城内の地図を覚えろって言われたけど結局見てなかったところが、ラストの自分がいるところも秀吉がいるところもわからず迷いまくって彷徨ってる所につながるって母が言ってて、そこで初めてこの構成の美しさに気付く自分。 ほんと三谷さんすげぇ…! #真田丸

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酔生夢人
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考えること
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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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