例によって私の愚説を述べれば、地球の海流の状態変化は、地球の回転軸(地軸)の傾きが変化した結果である。地軸の傾きが変化したら、地表にある海流も影響を受けるのは当然だろう。
そして、海流に変化が生じたら、それは地表の気候を変化させるという、当たり前の話である。これも毎度言うが、二酸化炭素など、気候変動と何の関係もない。全校生徒の集まった体育館、いや、運動場で誰かが屁をひったら、その場の全員が臭いを感じるか?
(以下引用)
海流の問題
私はずいぶん以前から「地球の海流の消失傾向」ということに興味を持っていました。14年前の「海の終焉: すべての海流が死につつある」という記事が最初ですかね。
その後、14年間、地球の海流は死んではいないですが、弱体化はし続けていて、2015年には、「メキシコ湾流が減速している」ことが、研究で明らかになりました。
気候変動研究は、メキシコ湾流の減速を明らかにした
メキシコ湾流は、地球上で最も重要な熱輸送システムのひとつだ。メキシコ湾流は、効率的に海流を通して北半球に赤道から熱をもたらす。
しかし、このメキシコ湾流が減速してきていることが最近の研究で示された。
このことは興味深い。なぜなら、世界の多くが温暖化している中で、世界の一部の地域は寒冷化に向かうことが予測されるからだ。
ペンシルベニア州立大学の名誉教授であり、気象学が専攻のマイケル・マン氏は以下のように述べる。
「現在の一般的な気候モデルは、私たちが現在直面している変化を過小評価しています。その理由は、大西洋の熱循環が安定しているためかもしれないですし、あるいは、気候学者たちが、グリーンランドの氷床の融解を正しく見積もっていないか、またはその両方の理由により、過小評価されているのだと思われます」
Pioneer News 2015.03.25
Hadal Environmental Science/Education Program
2015年のこちらの記事に全文の翻訳があります。この 2015年ころから現在にいたるまで続く、ややカオスな気象や天候も、このメキシコ湾流の減速や、あるいは、海流は地球海洋上ですべてつながっていますので、「地球規模の海流の異常」と結びついている可能性も高いです。
つまり、気候変動の原因のひとつには、この海流の異常や海流の変化というものが関係していると思います。あくまでひとつですが。