「暗黒夜考」というブログから転載。
私が言いたいことを、私よりうまく、明確に書いてある。こういうことがあるから、自分で問題提起などしなくてもいいかな、と思うことも多いのだが、しかし世間全体が河本某叩き、生活保護叩きに狂奔していると、おいおいしっかりしてくれよ、こんなの、高級官僚が陰で操っているのはミエミエじゃないか、と言いたくなる。
しかしまあ、私と同じ見方をしている人間が少しはいるようなので安心した。
テレビで軽佻浮薄な言動をしてのさばっている無芸芸人を不愉快に思うのは私も同様だ。しかし、個人的に見れば、河本某も何の権力も無い無力な人間でしかない。そういう哀れな人間を集中的に攻撃して、何が面白いのか。それをやっている自分自身を鏡で見て恥ずかしくならないのだろうか。
ついでに言えば、例の二股男も同様のスケープゴートだと私は見ている。重要な政治課題に世間が目を向けないようにさせるための、いわゆるスピンオフという奴だろう。
とにかく、社会的弱者の不利益になる動きには加担しない、という原則を守るだけで、我々は誤った行動のほとんどを回避できるのである。
私は昔、「新十戒」というものを考え、現代に合うモラルを考察したことがあるが、その一つは「自分より弱い者をいじめない」ということだった。これだけで世の中の悪の大半は防げるのである。
(以下引用)
世間は次長課長・河本準一に纏わる生活保護受給問題で大盛り上がりであるが、これぞまさに「一粒で二度おいしい」というグリコアーモンドチョコそのものであろう。
何がおいしいのかと言うと、1つには”芸能ネタ”によって国民の意識をマンマと国政の動乱から逸らすことが可能となる点である。
「のりぴー」騒動然り、「紳助」騒動然りである。
即ち、この手の壮大な”ヤラセ”によって国民を”白痴化”するのは、大手マスゴミによるいつもの手口ということである。
今回のこのたかが”一(いち)河原乞食”たる芸人ひとりの生活保護受給騒ぎの裏側で何が起きているかをよくよく考えてみて欲しい。
・民主・自民による”手打ち”的「消費税増税八百長劇」
・利根川水系におけるホルムアルデヒド問題
・核燃サイクル秘密会議における原発推進派の組織ぐるみの八百長劇
・円高ドル安、円高ユーロ安の放置
等々・・・
列挙していけば、たかが一芸人の生活保護不正受給問題と上記問題のどちらが重要かは言わずもがなであろう。
そしてもう1点、何がおいしいかと言うと、それは今回の河本騒動に託(かこつ)けて、国家権力が大手を振って「生活保護費の支給水準引き下げ」に乗り出せるという点である。
今回の河本準一のケースに代表される悪質な生活保護請求については、確かに是正されて然るべき話であるが、今、政府がやろうとしていることは、本当に困窮した社会的弱者までをも”切捨て”にするに等しい蛮行である。
即ち、「一部の富める者のみを助け、大多数の貧しき者を切り捨てにする」という”格差社会”の助長、”棄民政策”の断行である。
早い話、一芸人の生活保護不正受給問題に託けて、本来切ってはならない国家予算の緊縮(圧縮)を図らんとしているのである。
ちなみに、今回の河本準一のケースは、所謂「人権問題」にも絡んだ、非常に”ナーバスな側面”を有しているが、今のところ大手マスゴミも週刊誌の類もこの”暗部”には触れず、単なる”一金持ちの悪事”として騒ぎ立てている。
しかしながら”事の真相”はもっと根深いものである。
つまり、戦後の長い歴史の中で生活保護を受けてきたのは、所謂「在日」であったり、極道であったりがそのかなりの割合を占めているということである。
否、もう少し正確に言うと、社会的弱者を装った一部の人間たちが”生活保護”名目に、常態的に”強請り集り”(ゆすりたかり)を働いてきたのである。
この”暗部”にのみ切り込むのであればいいのであるが、今、政府がやろうとしていることは、小泉”売国”改革により困窮の憂き目にあっている真っ当な国民までもを”一緒くた”にして益々困窮させんとするものである。
この問題は、本来、強請り集りの類のものとそうでないものをきちんと色分けすべきものであるが、これらを一まとめに切り捨てて必要な国家予算をカットしようという政府の企みはまさに”便乗犯”もいいところである。
2つの面で”おいしい”ネタだけに今後も当分この騒動は続くであろうが、皆さんには「困ったときの”芸能ネタ”」という側面と「国家権力の暴力装置化」という両面で冷静にこの問題を見つめて欲しいと思う次第である。
※参考1「「紳助引退騒動」にみる壮大な”茶番劇” ~『国政動乱すれば、忽ちにして”芸能ネタ”浮上』~」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/82257d0997a982869f99c4b6f0b123b1
※参考2「国政動乱すれば、忽ちにして「のりピー」ネタが浮上 ~あまりに無理筋な”スピン”報道~」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/1ef516d2dc73d80bfe7b8337a752f84d
(転載開始)
◆河本準一 会見前に母から激励「しっかりしゃべってこいと言われた」
2012年5月25日 14:02 スポニチ Sponichi Annex
母親の生活保護受給に関する問題で謝罪する、お笑いコンビ「次長課長」の河本準一(中央)
Photo By 共同
お笑いコンビ「次長課長」の河本準一(37)が25日、母親の生活保護受給が問題になっていることについて、都内の所属事務所で記者会見を行い、生活保護受給を認めて謝罪。一部返還に応じる意向を示した。
今回の受給について、あくまでも母親が暮らす岡山県の福祉事務所との話し合いで援助額などを決めていたという河本。福祉事務所からの問い合わせは「直接は3回で、毎年ではなかったと認識している。そんなに数は多くなかった」(渡邊弁護士)といい、その都度話し合いで金額を決め、「半年前から話し合いを続けていた」(河本)と釈明した。
問題発覚後、まだ母親とは会っていないという河本。「母親とは長年会っていなかったですし、自分の仕事が忙しくなって、なかなか話をすることもできなかった。今日の会見に至るまで、ずっと仕事をしていまして、岡山の実家には帰れませんでした。今日も母親と電話をして、しっかりしゃべってこいと言われた。今後はもっと母親のケアができればと思っている」と母への思いを明かした。
自民党の生活保護プロジェクトチームの世耕弘成、片山さつきの両参院議員も「生活保護不正受給疑惑」を問題視していたことについては「今の私の立場からは何も言えることはない」とコメントしなかった。
◆生活保護費:支給水準引き下げを検討 小宮山厚労相
毎日新聞 2012年05月25日 21時17分
小宮山洋子厚生労働相は25日の衆院社会保障と税の一体改革特別委員会で、生活保護費の支給水準引き下げを検討する考えを示した。また、生活保護受給者の親族らが受給者を扶養できる場合、親族らに保護費の返還を求める考えも示した。
生活保護をめぐっては、人気お笑いコンビ、「次長課長」の河本準一さんが同日の記者会見で、自分の母親の受給について「適切でなかった」と謝罪した。生活保護受給者は209万人(今年2月時点)と過去最多を更新し続けているが、親族の扶養義務が徹底されていない点も一因とされており、永岡桂子氏(自民)が小宮山氏の見解をただした。
厚労相の諮問機関、社会保障審議会は現在、生活保護費の支給水準を検証中。都市部では保護費の方が基礎年金より高く、自民党は「生活保護の給付水準の10%引き下げ」を掲げている。保護費カットへの対応について小宮山氏は「御党の提案も参考にしながら検討したい」と述べた。
(転載終了)
私が言いたいことを、私よりうまく、明確に書いてある。こういうことがあるから、自分で問題提起などしなくてもいいかな、と思うことも多いのだが、しかし世間全体が河本某叩き、生活保護叩きに狂奔していると、おいおいしっかりしてくれよ、こんなの、高級官僚が陰で操っているのはミエミエじゃないか、と言いたくなる。
しかしまあ、私と同じ見方をしている人間が少しはいるようなので安心した。
テレビで軽佻浮薄な言動をしてのさばっている無芸芸人を不愉快に思うのは私も同様だ。しかし、個人的に見れば、河本某も何の権力も無い無力な人間でしかない。そういう哀れな人間を集中的に攻撃して、何が面白いのか。それをやっている自分自身を鏡で見て恥ずかしくならないのだろうか。
ついでに言えば、例の二股男も同様のスケープゴートだと私は見ている。重要な政治課題に世間が目を向けないようにさせるための、いわゆるスピンオフという奴だろう。
とにかく、社会的弱者の不利益になる動きには加担しない、という原則を守るだけで、我々は誤った行動のほとんどを回避できるのである。
私は昔、「新十戒」というものを考え、現代に合うモラルを考察したことがあるが、その一つは「自分より弱い者をいじめない」ということだった。これだけで世の中の悪の大半は防げるのである。
(以下引用)
世間は次長課長・河本準一に纏わる生活保護受給問題で大盛り上がりであるが、これぞまさに「一粒で二度おいしい」というグリコアーモンドチョコそのものであろう。
何がおいしいのかと言うと、1つには”芸能ネタ”によって国民の意識をマンマと国政の動乱から逸らすことが可能となる点である。
「のりぴー」騒動然り、「紳助」騒動然りである。
即ち、この手の壮大な”ヤラセ”によって国民を”白痴化”するのは、大手マスゴミによるいつもの手口ということである。
今回のこのたかが”一(いち)河原乞食”たる芸人ひとりの生活保護受給騒ぎの裏側で何が起きているかをよくよく考えてみて欲しい。
・民主・自民による”手打ち”的「消費税増税八百長劇」
・利根川水系におけるホルムアルデヒド問題
・核燃サイクル秘密会議における原発推進派の組織ぐるみの八百長劇
・円高ドル安、円高ユーロ安の放置
等々・・・
列挙していけば、たかが一芸人の生活保護不正受給問題と上記問題のどちらが重要かは言わずもがなであろう。
そしてもう1点、何がおいしいかと言うと、それは今回の河本騒動に託(かこつ)けて、国家権力が大手を振って「生活保護費の支給水準引き下げ」に乗り出せるという点である。
今回の河本準一のケースに代表される悪質な生活保護請求については、確かに是正されて然るべき話であるが、今、政府がやろうとしていることは、本当に困窮した社会的弱者までをも”切捨て”にするに等しい蛮行である。
即ち、「一部の富める者のみを助け、大多数の貧しき者を切り捨てにする」という”格差社会”の助長、”棄民政策”の断行である。
早い話、一芸人の生活保護不正受給問題に託けて、本来切ってはならない国家予算の緊縮(圧縮)を図らんとしているのである。
ちなみに、今回の河本準一のケースは、所謂「人権問題」にも絡んだ、非常に”ナーバスな側面”を有しているが、今のところ大手マスゴミも週刊誌の類もこの”暗部”には触れず、単なる”一金持ちの悪事”として騒ぎ立てている。
しかしながら”事の真相”はもっと根深いものである。
つまり、戦後の長い歴史の中で生活保護を受けてきたのは、所謂「在日」であったり、極道であったりがそのかなりの割合を占めているということである。
否、もう少し正確に言うと、社会的弱者を装った一部の人間たちが”生活保護”名目に、常態的に”強請り集り”(ゆすりたかり)を働いてきたのである。
この”暗部”にのみ切り込むのであればいいのであるが、今、政府がやろうとしていることは、小泉”売国”改革により困窮の憂き目にあっている真っ当な国民までもを”一緒くた”にして益々困窮させんとするものである。
この問題は、本来、強請り集りの類のものとそうでないものをきちんと色分けすべきものであるが、これらを一まとめに切り捨てて必要な国家予算をカットしようという政府の企みはまさに”便乗犯”もいいところである。
2つの面で”おいしい”ネタだけに今後も当分この騒動は続くであろうが、皆さんには「困ったときの”芸能ネタ”」という側面と「国家権力の暴力装置化」という両面で冷静にこの問題を見つめて欲しいと思う次第である。
※参考1「「紳助引退騒動」にみる壮大な”茶番劇” ~『国政動乱すれば、忽ちにして”芸能ネタ”浮上』~」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/82257d0997a982869f99c4b6f0b123b1
※参考2「国政動乱すれば、忽ちにして「のりピー」ネタが浮上 ~あまりに無理筋な”スピン”報道~」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/1ef516d2dc73d80bfe7b8337a752f84d
(転載開始)
◆河本準一 会見前に母から激励「しっかりしゃべってこいと言われた」
2012年5月25日 14:02 スポニチ Sponichi Annex
母親の生活保護受給に関する問題で謝罪する、お笑いコンビ「次長課長」の河本準一(中央)
Photo By 共同
お笑いコンビ「次長課長」の河本準一(37)が25日、母親の生活保護受給が問題になっていることについて、都内の所属事務所で記者会見を行い、生活保護受給を認めて謝罪。一部返還に応じる意向を示した。
今回の受給について、あくまでも母親が暮らす岡山県の福祉事務所との話し合いで援助額などを決めていたという河本。福祉事務所からの問い合わせは「直接は3回で、毎年ではなかったと認識している。そんなに数は多くなかった」(渡邊弁護士)といい、その都度話し合いで金額を決め、「半年前から話し合いを続けていた」(河本)と釈明した。
問題発覚後、まだ母親とは会っていないという河本。「母親とは長年会っていなかったですし、自分の仕事が忙しくなって、なかなか話をすることもできなかった。今日の会見に至るまで、ずっと仕事をしていまして、岡山の実家には帰れませんでした。今日も母親と電話をして、しっかりしゃべってこいと言われた。今後はもっと母親のケアができればと思っている」と母への思いを明かした。
自民党の生活保護プロジェクトチームの世耕弘成、片山さつきの両参院議員も「生活保護不正受給疑惑」を問題視していたことについては「今の私の立場からは何も言えることはない」とコメントしなかった。
◆生活保護費:支給水準引き下げを検討 小宮山厚労相
毎日新聞 2012年05月25日 21時17分
小宮山洋子厚生労働相は25日の衆院社会保障と税の一体改革特別委員会で、生活保護費の支給水準引き下げを検討する考えを示した。また、生活保護受給者の親族らが受給者を扶養できる場合、親族らに保護費の返還を求める考えも示した。
生活保護をめぐっては、人気お笑いコンビ、「次長課長」の河本準一さんが同日の記者会見で、自分の母親の受給について「適切でなかった」と謝罪した。生活保護受給者は209万人(今年2月時点)と過去最多を更新し続けているが、親族の扶養義務が徹底されていない点も一因とされており、永岡桂子氏(自民)が小宮山氏の見解をただした。
厚労相の諮問機関、社会保障審議会は現在、生活保護費の支給水準を検証中。都市部では保護費の方が基礎年金より高く、自民党は「生活保護の給付水準の10%引き下げ」を掲げている。保護費カットへの対応について小宮山氏は「御党の提案も参考にしながら検討したい」と述べた。
(転載終了)
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