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女性が導く社会は平和な社会

「in deep」から、前置き部分だけ割愛して転載。
実に、女性たちが楽しげでいい。
男が社会を導くよりも女性が導いたほうが、社会はうまく行くのではないか。
私も、トランプでもして遊ぶだけでいいなら、こういう社会で生きたいものだ。(笑)
かつての南洋の島々でも、女性が働き、男は遊ぶだけ、という社会は多かったはずで、西洋文明が進入するまでは、こうした社会は珍しくなかったと思う。そして、それらの社会はほとんどが平和だったはずである。西洋文明は、「競争原理(闘争の正当化)」と引き換えに「西洋文明の生活」を与えた。果たして、その「交換」は正解だったのだろうか。
女性は生命を産み出す存在であるだけに、殺し合いを本来嫌うものだ。だから、女性が導く社会は当然平和な社会になるはずである。サッチャーなど好戦的な女性は、あれは「女のふりをした男」だろう。(笑)日本の右翼的な女性政治家・評論家も同様。あるいは男の「権力」を利用したいだけの魔女。


(以下引用)




Souveraines: Stunning photographs capture what societies run by women look like
Independent 2015.09.18

女性により営まれている社会がどのように映るかを撮影した素晴らしい写真の数々

 孤立した場所でのいくつかの女性家長制度による社会は驚くほど進歩的な社会だった


 


集団社会において、女性が支配者であるか、あるいは、完全なる男性と女性の平等の状態を保ついくつかの場所の生活の光景が、先住民族の写真を撮影していることで知られる写真家、ピエール・ドゥ・ヴァロムブリューズ( Pierre de Vallombreuse )氏によって撮影され、出版された。


ヴァロムブリューズ氏は、女性が社会の統治の決定的な役割を果たしているアジアの4つの隔絶された地域を訪問し、その文化にふれた。


それらの場所は、どこも、グローバル化とは無縁の孤立した場所だ。


女性が社会的、あるいは、精神的基盤の中心的存在になっていながら、男女平等を保ち、完全にお互いのことを尊敬し合う彼ら。


男性の家父長制度が通常である西側の諸国では、女性の立ち位置が論争になることがあるが、そういう論争はそれらの場所では起こりえない。


ヴァロムブリューズ氏は、このような文化にふれ、そのそれぞれの文化が、どれだけ男女同士が互いに尊重し、性の平等に向けての極めて飛躍的な概念を持つことを知り、何と進歩的なことかと非常に驚いた。


そのような進歩的な概念は、過去のヨーロッパにはなかったものだったからだ。


ヴァロムブリューズ氏は、4つの社会を訪問した。


インド北東部にあるカーシー( Khasi ) 。この文化は、女系中心社会で、そして男性は、妻の家で妻の両親と暮らす。子どもは母親から名前を受け継ぎ財産を含めた家族の中での継承権は娘にある。


そして、中国のモソ族(摩梭 / Moso)。ここでは、法律の律法は女性が行い、子どもの面倒と教育は、母方の叔父が担当する。


フィリピンの部族が暮らすパラワン( Palawan )の社会は、昔から男性と女性が、完全に平等に扱われ、社会の中に階層や階級がない。寛大さと助け合いの精神に満ちた、明るく牧歌的な文化を持つ。

パラワン族のお母さんと赤ちゃん

palawan-001


 


マレーシアのバジャオ( Badjao )の社会は、すべての階級の形式を廃止しており、人々は完全な平等主義で、そして平和と自由主義の人々の集落だ。彼らは、リバタリアン文明を提唱している。

バジャオ族の煙草を持つ青年と少女
badjo-001

ヴァロムブリューズ氏の撮影した 40枚の写真は、10月13日からパリのギャラリーで展示され、同時に、『スヴランズ( Souveraines )』というタイトルで写真集が発売される。




 


ここまでです。


上に「リバタリアン文明」と出てきますが、これは、リバタリアニズム(日本語では「完全自由主義」など)を提唱する人たちによる文明ということで、下のような意味だそうです。


リバタリアニズム – Wikipedia


個人的な自由、経済的な自由の双方を重視する、自由主義上の政治思想。


リバタリアニズムは、他者の身体や正当に所有された物質的財産を侵害しない限り、各人が望む全ての行動は基本的に自由であると主張する。


リバタリアニズムの概念はともかく、「ああ、こんな価値観で営まれている場所が本当にあったんだ。それもいくつも」と、改めて何というか、「やれる人たちはやれている」と思わざるを得なかったですね。


というか、「女性が支配している」というニュアンスの方ではなく、特に、フィリピンのパラワンの社会とか、マレーシアのバジャオ部族などの、


 


・人間同士の(性別、年齢を越えた)完全な平等


・完全な自由の生活を実践している


 


という部分ですね。


あー、こういう社会って今の時点ですでにあったんだなあと。


これらの社会のことを、少し調べてみました。


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実在する理想郷のそれぞれ

中国・モソ族の女性たち

moso-ladieschinatrip.jp 


 


この4つの部族や社会の中で、日本語で調べられるのは、中国のモソ族社会のことだけでしたが、このモソの人たちがなかなか。


このモソ族は、平等とか自由というよりも、とにかく「女性が男性より圧倒的に存在感の強い社会」という一言に尽きるようなんですね。


テレビなどでもたまに取りあげられるようで、テレビ東京の未来世紀ジパングという番組のサイトに以下の文章がありました。


中国雲南省の「女性が強い」謎の民族とは…


中国・雲南省の山奥に「女性が強い民族」がいるという。民族の名はモソ族。美しい湖・濾沽湖(ろここ)を見に観光客が押し寄せる美しい地域に暮らしているが、そこで働いているのはすべて女性。


湖畔に大きなホテル建設中だが、手掛けるのはやはり女性だ。さらに家庭の中では「家の主」、稼いだ金を管理している。しかも、家事を担当するのも女性、子供を育てるのも女性だ。


彼女たちはみな言う。「ここは女の国。自分たちの望む通りにできる」。では男性は何をしているかというと、みなトランプをしたりして遊んでおり、仕事は全くしない。また、子供がいても男性には養育権がないどころか「父親」という呼び名もないという。


仕事も家事も育児もぜーんぶ女性がやるみたいです。


そして、白組こと、我が男性軍は、


 


> みなトランプしたりして遊んでおり、仕事は全くしない。


>「父親」という呼び名もないという。


 


(笑)


白旗をあげる白組といった感じでしょうか。


さらに、この番組では、この番組紹介をしている他のページには、


この地域特有の女性の悩みを聞いてみると、「まったくありません、女性の悩みってなんですか?」と皆笑顔で話し、「ほとんどの物事は自分で解決できるので、男性は必要ありません」。男性は「景色ですね」とのこと。


> 男性は「景色ですね」


そこまで言われると、むしろ痛快ですね。


他の部族社会については、日本語ではほとんど説明されているものは見つけられませんでしたが、英語などでも説明はあっさりしていて、上のインディペンデントの内容と同じほどのものが多いです。


ただ、ちょっと笑ったのは、女系の相続が確立されているというインドのカシという社会の写真が集められているページがあったのですね。


それを見てみると、写真の内容はともかく、「写真に女性しか写っていない」のですよ。

インド・カシの風景

india-khasi-02


dreamstime.com


男性で写っているのは子どもだけのようです。
どうも、この社会も仕事、育児、家事をすべて女性がおこなっている雰囲気が伝わります。


カシの男性たちはどこに・・・?(やっぱりトランプ?)


なお、マレーシアのバジャオ族というのは、海上で生活している人たちのようで、写真を検索しますと、とにかく「子どもがものすごく多い社会」であることがわかります。


そして、ほぼ例外なく、どの写真の子どもたちも楽しそうなんですね。

バジャオの女の子

Badjao-girl-01flickr


 


その上、どうも女の子なんかも強そう。

船の先頭に立つバジャオの女の子

Badjao-girl-02pinterest.com


 


そんなわけで、この4つの社会は、それぞれが違うタイプのものではありますけれど、少なくとも今の一般的な主要国の生活よりは幸せなようには見えます。この中でも、フィリピンとマレーシアの部族の社会は、私には本当に羨ましいです。


私が、何となく日本などの「女性活躍政策」というような響きに違和感を持ってしまうのは、「自由」と「平等」という概念が抜け落ちたまま、それが語られているからかもしれないですが、まあしかし、そんなことはともかく、世の中には、今回の記事の社会のように「できている」人たちがいるのだから、私たちも、それぞれが自分が理想とする社会を作ることは決して不可能ではない(かもしれない)と改めて思います。


やればできる、あるいは思えば成される・・・のかもしれないです(すこし弱気)。

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