いやあ、ロックというかパンクというか、この女性はECB総裁会見という退屈なセレモニーを興奮のステージに変えたようだ。男二人に運び出される時のVサインと笑顔は、まさしく彼女の勝利を示している。上の二つの写真での彼女の姿もいい。フォトジェニックだ。
権力の猿芝居の場に対する、こうした愉快なテロは、もっと世界中で起こっていい。それによって権力というものの正体が露呈してくるだろう。
前に書いたように、ECBの求める緊縮財政とは、「政府の借金を国民に払わせる」ことであり、国民がそれに怒るのは当然である。EUやECBという存在そのものの意味や意義を欧州の人々は考えるべき時期に来ているのではないか。もちろん、私は、EUは解散するか、各国の主権(特に経済的主権)をもっと尊重する機構に改める必要があると思っている。
(以下「ハフィントンポスト」より転載)
(夢人追記)「阿修羅」の、この事件に関する記事の最後に面白いコメントがあったので、それを転載しておく。たぶん、記事元の「真実を探すブログ」管理人氏コメントだろう。私だけが頭がおかしいから前説のようなことを書いたというわけではなく、私と同じ気持ちの人間は案外多いのかもしれない。
海外のSNSなどを見てみると、意外と賞賛されていてビックリです。「今のECBは欧州各国の独立性を奪っている」と指摘する方も多く、今回の女性みたいに激怒している方も見掛けます。イギリスなんかでも同じ様な抗議運動がありましたし、これもグローバル化の影響の1つだと言えるでしょう。
権力の猿芝居の場に対する、こうした愉快なテロは、もっと世界中で起こっていい。それによって権力というものの正体が露呈してくるだろう。
前に書いたように、ECBの求める緊縮財政とは、「政府の借金を国民に払わせる」ことであり、国民がそれに怒るのは当然である。EUやECBという存在そのものの意味や意義を欧州の人々は考えるべき時期に来ているのではないか。もちろん、私は、EUは解散するか、各国の主権(特に経済的主権)をもっと尊重する機構に改める必要があると思っている。
(以下「ハフィントンポスト」より転載)
ECB総裁会見に女性乱入 「独裁終わらせろ」紙吹雪で抗議
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ドイツ・フランクフルトにある欧州中央銀行(ECB)本部で4月15日に開かれたドラギ総裁の記者会見で、女性が机に飛び乗って「ECBの独裁を終わらせろ」と叫んで暴れ、会見が一時中断する騒ぎがあった。時事ドットコムなどが報じた。
記者席に座っていた女性は会見開始直後、ドラギ総裁の前の机に駆け上がり、叫びながら紙吹雪のような物やビラをまいた。会場が騒然とする中で、総裁らは別室に待避。女性はその場で取り押さえられ、会見は数分後に再開した。
ロイターは、抗議したのはハンブルク出身の21歳の女性だと報じている。AP通信によると、この女性は、緊縮政策に反対する女性権利団体「FEMEN」の活動家という。
(夢人追記)「阿修羅」の、この事件に関する記事の最後に面白いコメントがあったので、それを転載しておく。たぶん、記事元の「真実を探すブログ」管理人氏コメントだろう。私だけが頭がおかしいから前説のようなことを書いたというわけではなく、私と同じ気持ちの人間は案外多いのかもしれない。
海外のSNSなどを見てみると、意外と賞賛されていてビックリです。「今のECBは欧州各国の独立性を奪っている」と指摘する方も多く、今回の女性みたいに激怒している方も見掛けます。イギリスなんかでも同じ様な抗議運動がありましたし、これもグローバル化の影響の1つだと言えるでしょう。
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