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「仲間は守る、敵は殺す」。では利害が対立した仲間は?

引用ツィートは例によって下から上の順で読んでいくべし。一番下の「徒党」を組む人々の例に、「官僚」を入れるともっと良い。
「法や良識」よりも「(仲間内だけの)信義や友情」を優先させた結果が官僚村であり、原子力村だろう。もちろん、その「信義や友情」も、その本質を言えば個人的利益(物質的利益だけでなく、自己満足的な感情など、自分にとって利であること)にすぎない。
まあ、「自分たちは正義。敵は悪」と思うのは人間の自己愛(自己保身)から来る必然的傾向ではあるが、仮に「海賊」が、自分たちは正義である、と主張できるならば、泥棒も人殺しもすべて自分は正義であると主張できるだろう。で、今の日本の官僚界はそうした泥棒、人殺しの巣窟であるのは誰でもご承知の通りだ。
他国に目を向ければ、海賊の末裔がイギリス王室(他のヨーロッパの王家もほとんどがそうだろうが)であり、海賊がイギリス海軍の出自であるわけだから、「ワンピース」の「俺は海賊王になる!」とは、「俺は国王になる」というのと同じようなもので、分かりやすい例をもう一つ言えば「ブレーキング・バッド」の「俺は麻薬王になる!」と同じ話であり、不道徳ではあるが、そもそも権力の階層を上るには他人を踏みつけてのし上がるしかないのだから、正義だの悪だのと言うほうがフィクション批評の話としては無粋だということになるだろう。もちろん、現実の話になると、それで迷惑をこうむる膨大な人々が出てくることになるから、「悪は悪」として糾弾し続けなければならないわけだ。
それはそれとして、「『徒党』の中にいる人間は知能指数が半分になる。」とはまことにもって名言である。
これによって、政党というものがなぜあれほど馬鹿な判断や決定を下すのか、そのメカニズムが明らかになる。要するに、「徒党」の中で全体意志を決定するのは「賢明さ」や「論理的正当性」ではなく、一部の者の「声の大きさ」「威圧感のすごさ(暴力性)」であるからである。


(以下引用)

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