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気の赴くままにつれづれと。
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秋の歌(ボードレール:悪の華) |
秋の歌 Ⅰ やがて冷たく暗い季節がやってくる 短かった夏の光よ さらば はや中庭の敷石の上では 薪の燃えさしが音を立てて崩れ落ちる 冬のあらゆるおぞましさが忍び入る 憤怒、憎悪、恐怖、戦慄、そして苦悩 太陽は極地の地獄に沈み わたしの心は赤レンガのように凍てついた 薪の崩れる音が聞こえる 首吊り台がきしむよりも鈍い音だ わたしの心は 仮借ない槌の一撃で 砕け散る塔のようにはかない 単調な薪の音を聞いていると どこかで棺に釘を打っているようだ 誰のために? 夏は去り今は秋! この不思議な音は葬送の調べのようだ Ⅱ わたしはお前の瞳の青い光を愛す だが今では その美しさが耐え難い お前の愛も 閨も暖炉も何者も 海上に輝く太陽には勝らない わたしを愛し 母ともなって欲しい わたしがたとえ忘恩の徒 小悪党であっても 恋人であれ 妹であれ 秋のひと時を慰めて欲しい もうすぐだ 墓穴が口をあけて待っている ああ!お前の膝に顔をうずめ 炎熱の夏を惜しみつつ 秋の終わりのかすかな光を浴びさせてくれ |
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