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八卦の意味

易の基本は小成の八卦(乾、兌、離、震、巽、坎、艮、坤)で、この八卦と八卦を組み合わせたのが大成の卦、つまり、天の下した占断である(としておこう)。

簡単な易占の方法としては、占う内容を念じながらコイン6枚を机の上に一枚ずつ(この1枚ずつが爻である。)落としていき、それの陰陽を下から上に紙に書き並べていく。表(十円玉なら平安神宮みたいな図柄、百円玉なら菊の図柄)が陽で、裏(10や100の数字面)が陰である。十円玉5枚に1枚だけ百円玉を加えてその百円玉をその卦の「主爻」と見る方法もあるが、ここでは爻は(面倒くさいからww)無視する。
下から順に、出た陰陽(裏表)を並べると、たとえば下から「表、表、表、裏、裏、裏」となった場合、下卦は「表、表、表」で「乾(天)」となり、上卦は「裏、裏、裏」で「坤(地)」となる。
この卦は「地天泰」という目出度い卦であるが、なぜ上が地で下が天という逆さまなのに目出度いのかと言うと、天は上る性質があり、地は沈む性質があるので、上卦と下卦が密接に結びつくから目出度いのだ、という理屈のようだ。逆に上卦が「天」で下卦が「地」だと「天地否」という不吉な卦になる。

八卦の意味しているのは天地自然であり、「乾(天)」「兌(沢)」「離(火)」「震(雷)」「巽(風)」「坎(水)」「艮(山)」「坤(地)」である。
大まかな意味としては

乾(天):陽の極みであり、乾は「健」を意味する。剛直さの長所と短所があると思えばいい。方角は西北を意味するらしい。その他の意味は怪しげなので書かない。
兌(沢):喜ぶ(悦ぶ)意味だが、まあ、子供らしい喜びと見るべきか。西を意味するらしい。
離(火):日(太陽)でもある。「付く」と「離れる」の二面性があり、装飾性や文化の意味もある。南を意味するらしい。
震(雷):動きを意味する。特に、活動の初期。雷のように人耳を驚かす出来事やニュースの意味もあるか。ただ、その驚きは空疎な驚きの可能性が高い。東を意味するらしい。
巽(風):「木」の意味もある。「入る」意味がある。東南を意味するらしい。
坎(水):雨や川など、水関係で、概して「険難」を表す。「陥没」の陥と同様に「陥る」意味がある。北を意味するらしい。
艮(山):「止まる」意味がある。これも概して「険難」を表す。東北を意味するらしい。
坤(地):陰の極みであり、従順さや「縁の下の力持ち」裏方的存在の意味がある。念のために言えば、「陽」だから良いとか「陰」だから悪いということはなく、単に立場を示すだけだ。

ついでに、読みを書いておく。「乾(けん)」「兌(だ)」「離(り)」「震(しん)」「巽(そん)」「坎(かん)」「艮(ごん)」「坤(こん)」である。










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それだけで人生は生きるに値します。

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