いや、この事件の内容はほとんど知らないし、真実は調べようもないと思うが、校長の「天寿をまっとうした」という言葉が面白いので転載する。この程度の頭(あるいは人格に問題があるのかもしれない。)の人間が校長になるというところに、今の教育制度のおかしさが露呈している気もする。
もちろん、この種の失言はある種の事故(うっかりミス)であることもあるし、私なども無数にやっている。だから、と言うわけではないが、この失言だけを問題視するのではなく、学校でいじめがあったか無かったかを問題にするべきである。
(以下引用)この種の記事の末尾に必ずついている「相談窓口」も、行政もいじめ・自殺対策を真面目にやってますという言い訳に思える。
福島・高3自殺 校長「天寿全うした」にあぜん…親「真実知りたい」
記者会見で「なぜ娘が自死に追い込まれたのか真実を知りたい」と涙ながら訴える女子生徒の両親=福島県郡山市で2023年12月4日、根本太一撮影
福島県立須賀川創英館高校に通っていた3年の女子生徒(当時17歳)が2022年4月に自殺した問題で、生徒の両親が4日、郡山市内で記者会見した。県教育委員会が設置した第三者委員会が8日に報告書をまとめるのを前に、「なぜ娘が追い込まれたのか、真実を知りたい」と涙ながらに訴えた。 【写真】ほぼ真っ黒…堺市教委が公表したいじめ報告書 生徒は、新学期開始間もない22年4月15日に亡くなった。両親は直後、県が開設している相談窓口に、生徒が「クラスにいづらい」などと送ったメールの書き込みを見つけたという。 0歳時に腸の一部を切除する手術をした際の家族の苦労話を知り、小学生で「看護師になる」夢を描いていた。中学の弁論大会では、生命の大切さを語り、高校ではスポーツ部活動のマネジャーとして青春を満喫していた。 しかし、2年の2学期のころから部活には出る半面、学校は休みがちになり、亡くなった日も欠席したという。両親によると、当時の校長は3日後の全校集会で「この生徒は天寿を全うした」などと発言したといい、「17年しか生きていないのに『天寿』って?」と言葉を失った。 県教委の第三者委は、女子生徒の自殺から約5カ月半後に両親が要望した末にようやく設置された。「娘は何に悩んでいたのか。学校は真摯(しんし)に対応してくれたのか」。第三者委には誠意ある報告を求めている。【根本太一】 ◇相談窓口 ・#いのちSOS 「生きることに疲れた」などの思いを専門の相談員が受け止め、一緒に支援策を考えます。 0120・061・338=フリーダイヤル。月・木、金曜は24時間。火・水・土・日曜は午前6時~翌午前0時 ・いのちの電話 さまざまな困難に直面し、自殺を考えている人のための相談窓口です。研修を受けたボランティアが対応します。 0570・783・556=ナビダイヤル。午前10時~午後10時。 0120・783・556=フリーダイヤル。午後4時~同9時。毎月10日は午前8時~11日午前8時、IP電話は03-6634-7830(有料)まで。 ・まもろうよ こころ(https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/soudan/sns/) さまざまな悩みについて、LINEやチャットで相談を受けている団体を紹介する厚生労働省のサイトです。年齢や性別を問わず、自分に合った団体を探せます。 ・こころの悩みSOS(https://mainichi.jp/shakai/sos/) 悩みを抱えた当事者や支援者への情報のほか、相談機関を紹介した毎日新聞の特設ページです。
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