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儒教文化圏の「平和主義」的体質

「隠居爺の世迷言」記事後半(前半は省略)で、世迷言どころか非常な卓見である。「卓見」というのは、つまり私と同じ考えだからだwww
特に下の記事に付け加えることは何もないが、欧米人(白人)がなぜ闘争的なのか、と考えてみると、実は欧米人だけでなく、中東の人間も、あるいは昔の(今でも一部はそうだが)アフリカの人間も闘争的であり、アジア人、特に日本人が例外的に平和的だという印象だ。これは東海アマ氏などがいつも批判するのと逆に、「儒教文化圏」であることが大きいのではないか。
確かに、儒教社会にも身分差別があるが、それは世界のあらゆる地域、社会、国家で同じだったのである。中世の西洋の農奴というのは、まさに家畜同然の存在だったのであり、カソリックという「偽キリスト教」がその支配構造の一部(柱)となっていたのである。同じアジアの国でも、インドなど、儒教とかけ離れた社会でこそカースト制度という最悪の身分差別社会が牢固として抜きがたい体質になっているのは、儒教がべつに身分社会を作ったわけではないことのひとつの証拠だろう。
儒教の最大の特質は「徳治主義」であり、王道とは(覇道という武断主義と反対の)徳治、つまり為政者がその徳によって治める「仁政」のことなのである。

(追記)今読んだばかり(と言うより、まだ途中だが)の「混沌堂主人雑記(旧題)」に、「東洋経済オンライン」座談会記事があり、その中で古川という人が次のように述べている。これを読めば、東海アマ氏の儒教に対する僻見が明白だろう。また、平田オリザという馬鹿が中江兆民を「読めていない」ことも分かる。

 つまり、一般の人々も含めて、誰でも学んで身を修めれば君子になれるし、なるべきである。そして、そういう人々が集まって議論して、公論を形成していくのが、あるべき政治の姿である。こういう話になっていくわけです。
 だとすると、日本で民主主義を実現したいのだったら、まずもって儒教をベースに人々が学んで修養して「君子」になることを目指すということが大前提で、それが日本における民主主義の条件であるはずです。
そのあたりのことを、儒学の素養があった明治の知識人たちはよくわかっていて、たとえば中江兆民は「市民(シトワイヤン)」に「君子」や「士」の訳語を当てています。私が『大人の道徳』で「市民」は「士民」と書くべきだと言ったのも、そういうことです。
 にもかかわらず、戦後の日本は、儒教を封建思想だとみなして、民主主義の条件をむしろ意図的に破壊してきました。

(以下引用)

 ところで、 "愛(Love)" という言葉は日本人にとってはイメージをつかみにくい。愛などという概念を日本人は持っていないように思う。異文化の言葉だから、ピッタリ来ないのも無理はないのかもしれない。しかし、欧米人と来たら二言目には、「愛、愛、愛」とうるさいったらありゃしない。一体どういうことなのだろうか。

 そうそう、欧米人の口癖のもう一つに "Peace" があるように思う「平和」のことだよね。これが組み合わさって、「Love & Peace(愛と平和)」となると、英語を全く話せない私でも何となく耳タコのような気がする。どういうことかな。

 欧米人に対する理解がその程度に浅い私も、新型コロナ騒動が始まって以降、欧米の動向に目を向けざるを得なくなってチラ見しているうちに、彼らがなぜ「Love & Peace(愛と平和)」を繰り返し叫ぶのか、何となく肌感覚で分かるようになってきたように思う。

 分かってしまえば答えは簡単で、欧米には "Love" も "Peace" もないからなんだな。ないからしきりに「Love & Peace」を叫ぶ。そうやって、少しでも「Love & Peace」に近づきたいと思っている。

 「I love you」は欧米の男が女にささやく愛の言葉になるけれど、これは、「俺はおまえを殺すなどしない」という誓いの言葉なんだな。つまり、ぼやぼやしていると男が女を殺してしまうようなことが、欧米では実際にも起こりかねない。凶暴な野蛮人であるがゆえに、女はいつも「I love you」と男に言わせておかなければ危ないという背景事情がある。

 実際にアメリカという国のやっていることを見れば分かるよね。とにかく、仲間以外は殺しまくる。殺して、殺して、殺しまくる。あいつら好きなんだよ、殺すことが。殺せば殺すほど気分が良くなるのだと思うよ。

 地球の人口は多すぎて、将来的に人類は破綻するから削減する必要があるなんてビル・ゲイツなどは言うけれど、それは真っ赤な嘘。騙されてはいけない。彼らは純粋に人殺しが好きなだけ。つまり、快楽殺人。人間狩り。そんな世界に住んでいるからこそ、欧米人は "愛" を強調したくなる。

 日本の男は女に「I love you」なんて言ったりしないけれどそれも当然。そもそも殺してやろうなんて思っていないからね。日本の女だって、男が自分を殺しにかかるほど凶暴でないことを知っているから、「I love you」と言えとは要求しない。

 しかし、ここに来て、つまり、ワクチン接種が始まるようになって、日本政府も日本人をたくさん殺すようになった。岸田総理も、菅前総理も、デマ太郎も、パンチドランカー西村も、女だてらに暴徒知事も、自民党女性議員も。もっとも、日本人だけあってビル・ゲイツとは違い、そんなに楽しんでいるようには見えないかな。しょせんはパシリなのだろう。岸田総理はちょっと危ないような気もするけど。

 さて、殺しを楽しむ、これ以上ない残虐な人非人が欧米人、特にアメリカ人になるのだけれども、アメリカにはもう一つの軸があるように思う。それが "金(カネ)" になる。殺しも好きだけれど、 "金(カネ)" も大好きなのがアメリカ人。

 殺しはいつもしているわけにはいかない。さすがのアメリカ人も「Hello」と言ったあとにいきなり拳銃を出して「バーン」と撃ち殺すなんてことはしない、できない。そんなことを始めたら、自分たちもいつ殺されるか分からない社会になってしまうからね。

 でも、 "金(カネ)" は違う。アメリカ人は「Hello」と言った次の瞬間には、どうやってこいつを騙してカネを巻き上げようかと、その算段を始める。もちろん、金儲けの途中で殺しが入り込むことは大歓迎。何しろ殺すことが好きなんだから。

 結局のところ、アメリカには思想も哲学も宗教もないということになる。形式的にはあるかもしれないけれども、それがアメリカ人の心の中に根付いていない。正義も、愛も、思いやりも、哀れみも、情けも、仁も、情も、恩も、慈悲も、そんな感情や考えがアメリカ人の心の中には欠けている。

 それゆえ、直接見えるものばかり、あるいは直接感じられる強い刺激ばかりを追い求めようとする。その代表が金であり、殺しであり、それにもう一つ、権力ということになる。抽象的な善などという概念は、アメリカ人にとっては「それいくら?」「それおいしいの?」くらいの気持ちで眺めて、そんなものはいらないと捨ててしまう。

 これまでアメリカが国家としてやってきたことは、全部殺しと金と権力目当てだと思っていいのではないだろうか。一番は戦争だね。戦争はアメリカ人に殺す楽しみ、金儲けの楽しみ、権力を得る楽しみを全て与えてくれる。

 例えばロシア・ウクライナ紛争。アメリカ人はロシア人をたくさん殺せると大喜び。これ以上ないくらい武器が売れて大儲けで、大喜び。戦争に勝った暁には世界中に対して大威張りだと、とらぬ狸の皮算用。

 過去をたどれば、イラクに対しても、ヨルダンに対しても、アフガニスタンに対しても、リビアに対しても、イランに対しても、ロシアに対しても、日本に対しても、その他多くの国に対して、殺しと金と権力の3点セットである戦争を吹っかけてきた。人非人の国、それがアメリカ。

 戦争ばかりではない。新型コロナ騒動も同じ。アメリカ人はワクチンで世界中の人間を殺せると大喜び。ワクチンが飛ぶように売れて大儲けができて大喜び。ワクチンが欲しければ下僕になれと各国に命じて大威張り。殺しと金と権力の3点セットでウハウハ。そんな国がアメリカなんだな。

 それにしても、ソ連崩壊後のアメリカの手口の汚さは目を覆うばかり。見えも外聞もなく、騙して、殺して、巻き上げてを繰り返すようになった。その理由は、なんだかんだ言っても、アメリカという国が衰退してきているせいだろう。そこが本質。「貧すれば鈍する」の典型が1990年頃から現在に至るまでのアメリカなのだろうなあ。いいところが一つもない。

 この先、アメリカが回復というか、再生というか、勢いを盛り返すことがあるだろうか。将来の世界に何が起きるかを見通すことはできないけれども、今の流れで行けばアメリカは「世界にいくつかある大きな国の一つ」にまで落ちぶれることは間違いないだろう。世界の覇権国ではなくなる。

 ただし、落ちぶれてアメリカの立ち位置が決まるまでは悪あがきをして、手負いの熊のような危険な存在になるかもしれない。なにしろ、世界一大きな船が沈んでいくのだから、その時にできる渦も巨大だろう。巻き込まれないように、できるだけ離れているに限る。

 そのように考えたときに一番危ういのが日本かな。愚かなことに、沈みゆく船にピッタリ付いているのだから。そうではなくて、アメリカからいかにして少しずつ離れたらいいか、いかにして距離を置いたらいいかを考えることが、この先日本に一番必要とされることになる。

 中東やアフリカの国々が続々とBRICSに近寄っている。そういうことなんだと思うよ。「ネズミは沈む船を見捨てる」というが、人間だって同じこと。日本は大丈夫なのだろうか。沈没船と一緒に沈んでいくような馬鹿なネズミにはなりたくないなあ。

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