新コロ問題やワクチン問題などで「医師批判」をする人もいるし、また「医療保険制度批判」をする人もいるが、どちらも的外れだろう。医師はむしろ時代や社会の犠牲者なのである。おそらく、今後、医師を職業として志望する若者は減少する、いや、激減すると思う。で、医師の中でも、激務でなく医療責任の低い美容整形医志望者だけが激増するだろう。
下の記事はYahooニュース記事で、膨大なコメントがついているが、そのどれも医師に同情的なコメントである。普通なら「高給取り」の医師はそれだけで憎悪されるものだが、今の社会は医師受難社会だという認識を持っている高い見識の人も多いということだ。
(以下引用)できれば、下の記事の後の読者コメントを読むことをお勧めする。
医師3人が退職 さらに4人が退職の意向 串間市民病院 半数以上の医師退職か
宮崎県の串間市民病院では、医師3人が今月いっぱいで退職し、さらに、4人が退職の意向を示していることが分かりました。 【写真を見る】医師3人が退職 さらに4人が退職の意向 串間市民病院 半数以上の医師退職か 7日、開かれた串間市3月議会の一般質問では、串間市民病院の来月以降の医療体制に関して質問がありました。 (串間市議会 木代誠一郎議員) 「(事業管理者が)穴を埋めて救急体制24時間365日運営している。今の現事業管理者が、仮に交代というふうになれば、医師を確保する必要があると考えていますが」 (串間市 島田俊光市長) 「一時的には市民の皆さん不安でしょうけど、一日も早く体制づくりをしっかりやっていきたい」 串間市民病院は現在90の病床があり、江藤敏治院長を含め常勤の医師が11人、そして、大学から派遣されている医師1人のあわせて12人で対応しています。 こうしたなか、病院の事業管理者も兼任している江藤院長が今月いっぱいで交代へ。 江藤院長は救急医療や訪問診療の多くをカバーしていましたが、串間市は、医師としての雇用継続についても考えていないと、7日、明らかにしました。 さらに、病院では、医師2人が今月いっぱいで退職予定、4人が退職の意向を示しています。 (串間市民病院 江藤敏治院長) 「私が辞めるという状況において、ほかの先生方も4名ほど退局の意向を持っているのは非常に串間の安全・健康を守るうえでは厳しい状況になってしまうと感じています。(患者との)関係性をいきなり切られるというのは、非常に医療人として心外です」 新たな事業管理者が決まっていない串間市民病院。 今後、医療体制への影響が懸念されるとともに、関係者の動揺も広がっています。 (串間市民病院 江藤敏治院長) 「病院の継続は患者の命に直結することであるということを理解していただいて、県とともに責任をもって串間市民の命を守るような体制を作ってもらいたい」 大学からの医師1人の派遣も今のところ4月からなくなるということで、12人中合わせて8人の医師が去る可能性。今後の市の対応が注目されます。

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