「東海アマ」ブログ記事の一部で、前に私が「売(り)家と唐様で書く三代目」という川柳を引き合いにして書いた文章と同じような主旨だが、思考の緻密さが私とは段違いで面白い。
若者の右傾化(具体的には安倍政権支持)の理由がパソコンゲームなどにある、というのには同意しないが、実は戦争漫画やアクション漫画を書く漫画家は戦争や暴力を知らず知らずのうちに「人間の業であり、否定するのは偽善だ」と思いがちになると私は見ている。つまり、戦争や暴力を否定すると、それを描いている自分自身への否定になるからだろう。戦争肯定論者は、安倍政権擁護派と類縁関係になるのである。ただし、読者や視聴者として戦争漫画や戦争映画を好む人間が右翼的になると言ってしまうのは短絡的すぎるだろうし、パソコンゲームなどだと(自分が操作する世界だというだけでもフィクション性を常に実感するのだから)漫画や映画以上に現実性には乏しく、それだけに心理的影響は少ないと思う。
(以下引用)一部省略。
昔から言われてきたことは、「会社は三代目が滅ぼす」という格言である。
https://books.google.co.jp/books?id=ZtikBwAAQBAJ&pg=PA118&dq=%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AF%E4%B8%89%E4%BB%A3%E7%9B%AE%E3%81%8C%E6%BB%85%E3%81%BC%E3%81%99&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwj30ce8xIfnAhXQwosBHTZxDW0Q6AEIKTAA#v=onepage&q=%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AF%E4%B8%89%E4%BB%A3%E7%9B%AE%E3%81%8C%E6%BB%85%E3%81%BC%E3%81%99&f=false
江戸時代の商家でも同じで、贅沢や特権を生まれながらに与えられた者は、自分の地位や組織が何によって支えられているのか、どうしても理解できず、特権を自分に備わった、天から与えられた資質だと勘違いし、実力もないのに思い上がってしまい、組織を支えている人たちを上から目線で軽蔑する結果、独裁が生まれ、不信から求心力が失われてゆき、諫言をしてくれる者もいなくなり、結局、社会に追い詰められて破綻してゆくのである。
今の安倍政権は、「三代目が滅ぼす」を地で行く愚かな姿を我々に見せつけている。初代、岸信介は、妖怪といわれた強力なリーダーシップがあり、二代目、安倍晋太郎も、祖父の苦労を見せつけられて、十分に用心深く世渡りした。
しかし、三代目の安倍晋三は、生まれながらのお坊ちゃまで、何一つ苦労した経験もなく、周囲がすべてお膳立てしてくれる人生のなかで老い、しかも日本最高の権力を与えられたことで、何でも、場当たり的な嘘が通用すると信じ、権力を誇示すれば何でもできると、完全に思い上がってしまった人物である。
この男は、一企業ではすまない、まさに「国を滅ぼす者」である。
(中略)
翻って、現代のリストラ企業、そして日本国家はどうか?
企業組織に独裁権力をふるい、膨大な利益を「内部留保」としてため込みながら、これを社員には分配せず、社員を追い詰めて馬車馬のように働かせ、過労死させ、情け容赦なくリストラし、社会的保障を奪い去り、社員を、まるで日雇い浮浪者のように低賃金で扱うようになった企業ばかりだ。
そうして、組織員のなかに、まるで18世紀の奴隷社会のような、支配的階級と奴隷階級のような差別分別を作り出した。
こんな企業組織には、利権を得る者以外は、誰も愛着も持たず、三井家の奉公人が持っていたような帰属意識も失われてしまい、企業組織は、単に、わずかな日雇いの金を得るだけの場と化すわけだから、従業員、組織員は、会社が潰れることにさえ何の関心も持たなくなる。
潰れたら、別の働き口を見つけるだけのことだ。こんな組織に誰がした?
もしも具体的な人名を挙げることが許されるなら、私は、竹中平蔵と小泉純一郎、そして安倍晋三・麻生太郎の名前を挙げておこう。
今、描いているのは企業組織についてだが、これは、すべての人の集まり、組織に共通する本質である。
その最大のものが国家なのだ。日本国民が国家を愛さなくなれば、それは崩壊する道しか残されていない。
今、安倍晋三政権による日本国家に満足している者が、どれだけいるというのか?
「安倍が良い人」と勘違いさせられている者は、たくさんいるが、それは、安倍政権を支える反共グループの、嘘にまみれた宣伝による洗脳であって、安倍の汚い正体を思い知らされた人々は劇的に増えている。
安倍は保守政治家という議員特権=既得権益の三代目であり、アメリカの反共政策に助けられ、自分が苦労して作った国でもないのに、家柄だけで周囲から持ち上げられて、ろくに苦労も経験せずに権力をふるう地位についた。
今の自民党・公明党は、大半が安倍と同じ既得権益組であって、日本国民の幸福を願って行動する議員など皆無といっていい。
日本国家にとって災厄でしかない安倍晋三を、このまま許しておけば、「三代目が組織を滅ぼす」法則が、国家にも適用され、日本は安倍と、その取り巻きによって、今まさに滅亡しようとしているのである。
私が、何よりも憂慮するのは、安倍政権=保守、右翼に幻想を持つ若者が極めて多いことだ。理由は、パソコンゲームなどで、戦争戦闘に陶酔する習慣を持った若者が増えたせいだと思っているが、その思考力、日本語力、思想性のお粗末さに驚かされる。
(後略)
若者の右傾化(具体的には安倍政権支持)の理由がパソコンゲームなどにある、というのには同意しないが、実は戦争漫画やアクション漫画を書く漫画家は戦争や暴力を知らず知らずのうちに「人間の業であり、否定するのは偽善だ」と思いがちになると私は見ている。つまり、戦争や暴力を否定すると、それを描いている自分自身への否定になるからだろう。戦争肯定論者は、安倍政権擁護派と類縁関係になるのである。ただし、読者や視聴者として戦争漫画や戦争映画を好む人間が右翼的になると言ってしまうのは短絡的すぎるだろうし、パソコンゲームなどだと(自分が操作する世界だというだけでもフィクション性を常に実感するのだから)漫画や映画以上に現実性には乏しく、それだけに心理的影響は少ないと思う。
(以下引用)一部省略。
昔から言われてきたことは、「会社は三代目が滅ぼす」という格言である。
https://books.google.co.jp/books?id=ZtikBwAAQBAJ&pg=PA118&dq=%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AF%E4%B8%89%E4%BB%A3%E7%9B%AE%E3%81%8C%E6%BB%85%E3%81%BC%E3%81%99&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwj30ce8xIfnAhXQwosBHTZxDW0Q6AEIKTAA#v=onepage&q=%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AF%E4%B8%89%E4%BB%A3%E7%9B%AE%E3%81%8C%E6%BB%85%E3%81%BC%E3%81%99&f=false
江戸時代の商家でも同じで、贅沢や特権を生まれながらに与えられた者は、自分の地位や組織が何によって支えられているのか、どうしても理解できず、特権を自分に備わった、天から与えられた資質だと勘違いし、実力もないのに思い上がってしまい、組織を支えている人たちを上から目線で軽蔑する結果、独裁が生まれ、不信から求心力が失われてゆき、諫言をしてくれる者もいなくなり、結局、社会に追い詰められて破綻してゆくのである。
今の安倍政権は、「三代目が滅ぼす」を地で行く愚かな姿を我々に見せつけている。初代、岸信介は、妖怪といわれた強力なリーダーシップがあり、二代目、安倍晋太郎も、祖父の苦労を見せつけられて、十分に用心深く世渡りした。
しかし、三代目の安倍晋三は、生まれながらのお坊ちゃまで、何一つ苦労した経験もなく、周囲がすべてお膳立てしてくれる人生のなかで老い、しかも日本最高の権力を与えられたことで、何でも、場当たり的な嘘が通用すると信じ、権力を誇示すれば何でもできると、完全に思い上がってしまった人物である。
この男は、一企業ではすまない、まさに「国を滅ぼす者」である。
(中略)
翻って、現代のリストラ企業、そして日本国家はどうか?
企業組織に独裁権力をふるい、膨大な利益を「内部留保」としてため込みながら、これを社員には分配せず、社員を追い詰めて馬車馬のように働かせ、過労死させ、情け容赦なくリストラし、社会的保障を奪い去り、社員を、まるで日雇い浮浪者のように低賃金で扱うようになった企業ばかりだ。
そうして、組織員のなかに、まるで18世紀の奴隷社会のような、支配的階級と奴隷階級のような差別分別を作り出した。
こんな企業組織には、利権を得る者以外は、誰も愛着も持たず、三井家の奉公人が持っていたような帰属意識も失われてしまい、企業組織は、単に、わずかな日雇いの金を得るだけの場と化すわけだから、従業員、組織員は、会社が潰れることにさえ何の関心も持たなくなる。
潰れたら、別の働き口を見つけるだけのことだ。こんな組織に誰がした?
もしも具体的な人名を挙げることが許されるなら、私は、竹中平蔵と小泉純一郎、そして安倍晋三・麻生太郎の名前を挙げておこう。
今、描いているのは企業組織についてだが、これは、すべての人の集まり、組織に共通する本質である。
その最大のものが国家なのだ。日本国民が国家を愛さなくなれば、それは崩壊する道しか残されていない。
今、安倍晋三政権による日本国家に満足している者が、どれだけいるというのか?
「安倍が良い人」と勘違いさせられている者は、たくさんいるが、それは、安倍政権を支える反共グループの、嘘にまみれた宣伝による洗脳であって、安倍の汚い正体を思い知らされた人々は劇的に増えている。
安倍は保守政治家という議員特権=既得権益の三代目であり、アメリカの反共政策に助けられ、自分が苦労して作った国でもないのに、家柄だけで周囲から持ち上げられて、ろくに苦労も経験せずに権力をふるう地位についた。
今の自民党・公明党は、大半が安倍と同じ既得権益組であって、日本国民の幸福を願って行動する議員など皆無といっていい。
日本国家にとって災厄でしかない安倍晋三を、このまま許しておけば、「三代目が組織を滅ぼす」法則が、国家にも適用され、日本は安倍と、その取り巻きによって、今まさに滅亡しようとしているのである。
私が、何よりも憂慮するのは、安倍政権=保守、右翼に幻想を持つ若者が極めて多いことだ。理由は、パソコンゲームなどで、戦争戦闘に陶酔する習慣を持った若者が増えたせいだと思っているが、その思考力、日本語力、思想性のお粗末さに驚かされる。
(後略)
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