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動画の不自由さと「時間強奪罪」

動画の欠点は、どこが重要なのか分からないから飛ばし読みならぬ「飛ばし見」ができないことである。つまり、全部見ないといけないわけで、これは人生の限られた時間の途方もない浪費である。だから私は「信頼する映像作家」の作品以外には映画もほとんど見ない。
私はテレビゲームが好きなのだが、ゲーム操作場面、つまりプレイヤーが操作している場面以外に、物語の要所要所でアニメーション映像で物語るタイプのゲームがあり、これが非常に退屈なものが多い。制作者側が一番カネをかけ力を注いでいる部分なのかもしれないが、見たくもないアニメーションを延々と見せられる苦痛は、分かる人にしか分からないだろう。まあ、勉強の苦手な子供が学校の授業を受ける時の気持ちに近いのではないか。

「相手の時間を奪う」ことは大きな罪である、という意識の無い人が世間には案外多いと思う。病院で患者を長時間平気で待たせるなどがそれである。刑法に「禁固刑」という、「相手の人生の時間を奪う」刑罰があるように、人の時間も、一種の財産なのだと思うべきだろう。しかも、その価値は実は何より尊い。
だから、私は「約束の時間に遅れる人間」も大嫌いである。相手を待たせることは「他人の時間を奪う」行為だからだ。いや、何かの約束をすることも何かの予定を入れることも嫌いであるし、就学時間や勤務時間というのも、病院で点滴を受けることなども含め、束縛されることはすべて嫌いなのだがwww 束縛されて嬉しいというのはマゾヒストだけだろう。
あなたの命が残り数時間だとして、その半分くらいを病院の待ち時間のように「他人に奪われた」なら、あなたはどう感じるだろうか。
自分で自分の時間を無駄遣いするのと他人に奪われるのはまったく違うのである。後者は犯罪行為(時間強奪罪)だと私は思っているが、自分で時間の無駄遣いをするのは自由の証であり、快感であり、すなわち幸福でもあるわけだ。


転載予定のツィートをコピーできなかったが、その趣旨は上の文章でだいたい分かるだろう。








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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
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