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寒さは老人の大敵

私が不思議に思うのは、冬の寒さが厳しい地方でも、大陸の床下暖房(朝鮮ではオンドルと言ったかな? 中国ではカンとか何とか言うと思うが、漢字すらワードではなかなか出て来ない。)が日本では普及しなかったことだ。木造住宅だと床下暖房は火事の危険が大きいというためかもしれないが、大陸も木造住宅だったのであり、工夫の問題だろう。
まあ、いずれにしても冬の寒さが老人には大敵である、というのは同感で、そういう意味でも私は「地球温暖化は(それが事実なら)人類への恵み」だと言うのである。まあ、地球温暖化のために様々な自然災害が起こる、などというわけのわからない理屈は、もっと明確にその機序を説明してから言え、と言いたい。


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前にも書いたけど、日本人の平均寿命が格段に延びたのは医療のおかげでもあるけど、暖冷房器具の普及も大きい訳で。特に冬場は暖房で室温を20度程度にして置かないと年寄りほど肺炎で死ぬから。銀の父方の祖母も肺炎が元で死んでる。医療費抑制と健康寿命維持にはまず快適な室温調整からw





(注)オンドルとはこんなもので、イラストを見れば仕組みは簡単だが、言葉の記述だけでも理解できるだろう。床下の「板石」が日本ではなかなか手に入らなかったのだろうと思う。


本来の形式は台所で煮炊きしたときに発生する煙を居住空間の床下に通し、床を暖めることによって部屋全体をも暖める設備。火災の危険を避けるためオンドルを備えた家の土台はすべてクドゥルジャン구들장)という板石を用いて築き、部屋の床は石板の上を漆喰で塗り固め、その上に油をしみこませた厚紙を貼る。朝鮮半島においてはすでに三国時代から使用の痕跡が見られ、飛鳥時代の日本に渡来した高句麗百済出身者もオンドルを備えた家に住んでいたらしい。しかしこの暖房方法は、日本では多く受け入れられなかった。


台所で調理する際の排気を利用した暖房システムだが、炊事を行わない時も暖房用として竈に火を常時入れておく。台所が無い別棟には、暖房目的での焚口を作る。また、暖房の必要が無い夏季はオンドルに繋がらない夏専用の竈を炊事に使用する。しかし床下の殺菌、殺虫目的で半月に一度ほどオンドルに火を入れることもあった。



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