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なぜ「暗黒の中世」という言葉を忌避するのか

まあ、便利さには「見えない弊害」があるものだが、「暗黒の中世」という言葉は、中世というものをたった一言で理解させる便利さがある。

もちろんその「暗黒」はかなり主観的なものであり、暗黒の中にも光はあり幸福もあっただろう。しかし、現代の人権思想を基準にして眺めれば、中世は暗黒だったというのは非常に正当性のある認識だろう。簡単な話、ドン百姓(農奴)として中世に生まれることは幸福だとは私にはとても思えない。貴族や王侯も幸福なばかりではない、という反論は成り立たないだろう。
現代の人間が「源氏物語」や西欧中世の騎士の世界に憧れるのは結構だが、自分が貴族としてその時代に生まれることしか想像しないのは「なろう小説」の異世界転生物と同じレベルである。庶民には人権の無い世界に、庶民として生まれる可能性をなぜ想像しないのか。社会自体が地獄に近いからこそ極楽往生思想を説く宗教があれほど流行したのである。それは西洋中世も日本中世も同じである。


  1. 近藤ようこ‏ @suikyokitan 17時間17時間前
  1. 中学の世界史の授業で「昔は暗黒の中世と言われていました」と教わったのが約50年前か・・・まだ言われているのね。>RT
  2. 2件の返信 2件のリツイート 11 いいね
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  1. 「暗黒の中世」というレッテルが強力過ぎて、啓蒙思想というメルクマールと関係なく濫用されているのが問題なので、その言葉を使うのを先ずやめよう、言っているのがそんなに理解し難い事が理解し難い。
  2. 1件の返信 8件のリツイート 14 いいね
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