「神戸だいすき」ブログのコメント欄だが、ブログ主の「台湾有事はない」という、単なる感覚的発言について、常連コメンターらしき人々が、かなり有益な意見や情報を書き込んでいて、コメント欄のあるブログというのも悪くないな、草の根的な賢者の言葉が聞ける、と感じる。まあ、私のブログにコメント欄をつけたら、私の悪口だらけになるだろうから、そのあたりはブログ主の人徳かもしれない。
「台湾有事はない」というのは、普通に考えてもそういう結論になるだろう。中国に何のメリットもないからだ。すでに台湾と中国は民間レベルの経済的連帯がある以上、武力で台湾を征服する何の意味も無い。東海アマ氏みたいに「中国人の精神構造」がどうこうというオカルト的な意見は愚論の最たるものだと私は思うが、粘着的気質の彼は、知識は多いし文章自体は詳しくしつこく書くので、それが一部の人には「理論的だ」「物事を良く知っている」と見える可能性はある。
理屈(屁理屈)というのは、実は「結論」が先にあって、その結論に合う(合いそうな)「事実」を無理やりに探して、くっつけているだけにすぎないことが多い。橋下徹の理屈など、その最たるものだと思うが、世間の多くの人は「橋下は頭がよい、弁が立つ」という印象を受けるわけである。
一見科学の衣をかぶった屁理屈でも世界を動かせるのは、地球温暖化詐欺や新コロ詐欺で明白である。と言うのは、科学的屁理屈も、「仮説→検証→仮説の正しさの確認」から生まれたという体裁を採っているからである。その「検証」が実にいい加減なものであることは、自分で情報を精査して、自分で考えれば普通の人間でも分かるのだが、普通の人は生活に追われているので「自分で考える」余裕がない。だから、マスコミに出る怪しげな「専門家」の言葉を鵜呑みにしてしまうのである。で、馬鹿ほど口が軽いから、テレビで「専門家」が言ったことを周囲の人間にペラペラ喋り、無意識的に「折伏(つまり洗脳)」してしまうわけだ。賢明な人間は事実が確認されるまで口を開かないから、馬鹿の言説があっと言う間に世間を支配する。
一日に8時間も働いて、残りの時間を政治問題の検証に使うというのはほとんどの人には無理だろう。仕事で疲れた頭を癒すために、パチンコをやるか、テレビを見るか、漫画を読むくらいだと思う。その中で、漫画を読むのはマシな部類である。漫画は天才的な頭脳の人間が問題を精査し、熟考して描いていることが多いのである。しかも、娯楽性を重視しているので、読むのに苦痛が無い。高校以上の学校に行くより、手塚治虫の全作品を読破したほうが頭脳のためには有益だろう。もちろん、手塚治虫以降の漫画家にもたくさんの天才はいる。現代でもたくさんいる。ただし、天才的な人間でも政治問題に関しては凡人以下の作家もたくさんいる。
なお、引用コメントの取捨選択はしていない。最後の「啓蒙家(凄いHNである。世間の人間はみな、無知の闇に覆われている愚人で、自分はその蒙を啓(ひら)く賢明な人間だ」と自称しているわけだ。)」氏のコメントは中国と戦争する気マンマンの愚劣なコメントだと思うが、そのまま載せる。
(以下引用)
コメント

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台湾島からの工業製品輸出に支障が出ています。さらに中国軍による、臨検等も実行すれば効果満点でしょう。
日本軍は、兵員に対するワクチン接種のおかげで、戦える能力は低下中です。戦えない無能な軍隊になりつつあります。出兵は無理ですよ。