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近況報告など

最近、このブログは隔日投稿みたいになっているが、その理由は、仕事のためである。パート仕事だが、朝が早いので、これまでのようにブログを毎日二つも書くのは困難になったわけだ。
もともと趣味で書いているブログであり、義務や仕事ではないんだから、これからは興が乗った時や、ぜひ書きたい話題がある時にだけ書くことにするつもりだが、たぶん隔日くらいが多くなるだろう。

私の現在の仕事は肉体労働だが、なかなか面白い。その仕事の進め方が面白いのである。緩やかなノルマと時間的拘束はある程度あるが、仕事の進め方は個人的裁量の部分が多く、それでいて全体での協力が暗黙の了解となっている。仕事内容も臨機応変に判断され、「今優先されるべき仕事は何か」によって随時変更されるのである。職場には職務上の(指示系統上の)上下関係はあるが、それを誇示する人間はおらず、いわば組織の各部分が平等で、かつ全体が有機的に動いている、という印象である。つまり、手は手、足は足で、それぞれが常に全体の効率を考えながら動くという感じだ。ある意味、未来的な、理想の仕事方法ではないだろうか。
そして、職場のほぼ全員が真の意味での紳士である。つまり、穏やかで親切である。お節介はしないが、相手に援助が必要な時は黙って助けてくれる。これは以前のどの職場でも無かったことである。彼らに比べたら、「知的労働」の世界は、嘘と演技と自己アピールだけの下種な人間が実に多かったという印象だ。もちろん、中には立派な人も数人はいたが、それほど多くはなかった。それに比べたら、この世界は精神的には実に清潔なものである。もちろん、肉体労働の世界も種々さまざまだろうが、案外と社会的身分(世間の目で見ての話だ)の上に行けば行くほど精神的に汚く、下に行けば行くほど(水商売は別として)きれいなものではないか、という気がする。そもそも、普通の人が嫌がる汚れ仕事や、金に結びつかない仕事を選ぶというだけでも、その人の精神のきれいであることは保証済みなのかもしれない。

まあ、まだ試用期間なので、この仕事が続くかどうかは分からないが、身体的に問題が起こらなければ、なるべく続けていきたい職場である。

まったく関係の無い話だが、最近ずっと読んでいた中国古典小説の『児女英雄伝』は面白いです。武田泰淳の『十三妹』のネタ本の一つだが、ユーモアと倫理観に溢れていて、読後感が非常にいい作品だ。話の前半部分の十三妹は『キックアス』のヒットガールそこのけに悪人を殺しまくるのだが、相手が悪人だからそれも気持ちがいい。悪人には生きる資格はない、というのが私の信念です。
ただし、普通の人は、「縁起首回」という前置き部分はどうでもいいような御託にしか思えないはずなので、飛ばして読む方がいい。


これも別の話だが、「崖っぷち社長」のブログやツィッターが1月23日から停止したままなのが心配である。旅行中とかならばいいのだが、無事であることを祈りたい。(などと言いながら、私は無神論者なのだが)




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HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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