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古典の花園12 第二章7


 秋風や。むしりたがりし赤い花。  (一茶)

 「『さと女』三十五日墓」と前書きがあります。愛児さとの死後、墓前で詠んだ句でしょう。幼い子は花などをむしりたがるものですが、墓の前に揺れている赤い花を見ると、さとが生きていた頃、花をむしりたがったことをつい思い出してしまうのです。  

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HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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