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老化と健康と精神の解放

「健康関係」の記事が(新コロやワクチンの話はうんざりするほど書いたので)、関心を惹くほどのものもないので、岡氏の記事を転載する。
私は長寿にはあまり興味が無い。問題は「健康」であり、健康と長寿はイコールではない。病気の状態で苦しみながら長寿であるというのはむしろ不幸な人生なのではないか。
そして「運動」は「健康を良化させる」意味があるからしばしばこのブログで取り上げているのである。食品や栄養の話も同様だ。長生きする食品など存在しない。
要はQOL(quality of life:生活の質)であり、健康ほどQOLを根本から左右するものはない。

図書館から借りた「ハウルの動く城」はなかなか面白いが、特に面白いのは老婆となったソフィの老化の症状や苦痛がかなり正確に描写され、また老婆になることによってむしろ精神が解放され「図々しくなる」という描写があることだ。図々しさ(他者の評価を気にしないこと)こそ、生きる力かもしれない。これは老人に限らない。(アニメのほうの「ハウルの動く城」は宮崎アニメではレベルの低い部類だろう。原作の良さも出ていない。視覚的面白さはもちろんある。)

(以下引用)

「運動と寿命の長短には基本的に何の関係もない」ことをフィンランドの研究者たちが30年間の追跡調査で突き止める

地球の記録 - アース・カタストロフ・レビューさんのサイトより
https://earthreview.net/exercise-has-nothing-to-do-with-lifespan/
<転載開始>

cure.ae

運動と寿命の関係

運動は健康にいい、という概念は、もうずっと以前から常識的な概念となっています。


もちろん、曖昧な意味では健康にはいいんでしょうが、それと共に、


「運動をすることが長寿につながる」


ということについても、何となく常識的に定着しています。


しかし、最近、フィンランドのユヴァスキュラ大学の研究者たちが、


「運動をよくした人たちと、していなかった人たちの間に寿命の長さに有意な差を見つけることができなかった」


という結論に達した論文が発表されていました。


これは、1958年以前に生まれたフィンランドの双子 2万2750人が含まれているという研究で、実に 30年に渡って追跡調査が続けられたという、運動と長寿の関係についての世界最大の研究のひとつだと思われます。


その結果として、


「差はない」


となったのでした。



ただし、「短期間」での寿命に関しては、運動をしている人たちの死亡率のほうが低かったということも示されています。つまり、若いうちは、運動をしている人たちのほうが亡くなりにくいと。


しかし「長期間」となると、ほとんど同じだったようです。


長期間ということは、つまり「寿命」ということと関係するものですが、これに関しては、運動はほぼ関係しないようです。


まあ…漠然とした概念で恐縮ですが、「長生き」という観念で考えますと、スポーツマンなどの職業の人たちよりも、画家とか作家とか美術家などの「ずっと座っているような人たち」のほうが長生きしているようなイメージ(あくまでイメージですが)はあります。


このフィンランドの研究で面白かったのは、「最も運動をしない人たちと、最も運動をしていた人たちが、共に最も死亡率が高かった」ということです。


全然運動をしない人と、激しく運動をし続けていた人たちが、寿命の最短グループだったようです。


結局、寿命というのは、遺伝の関わりが最大で、そして、それに続くのがストレス(特に持続するストレス)などの外的な要因なのだとは思います。


もちろん、適度な運動が悪いわけはないですので、歩いたり何なり程度の身体活動をすることはいいことなのだとは思います。私は今はほとんどしていないですが。


フィンランドの研究に関しての医学メディアの記事です。

運動は本当に寿命を延ばすのか? 双子研究が新たな知見をもたらす

Does exercise really extend life? Twin study offers new insights
medicalxpress.com 2025/03/13



片方の双子が運動ガイドラインを満たし(右)、もう片方(左)は満たしていない一卵性双生児ペアの記録。


身体活動は人間の寿命を延ばす方法と考えられているが、フィンランドの双子研究によると、身体活動が長寿にもたらす利点はこれまで考えられていたほど単純ではない可能性があることが判明した。


フィンランドのユヴァス​​キュラ大学の研究者たちは、長期にわたる余暇時間の身体活動と死亡率の関係、また身体活動が遺伝的疾患素因による死亡リスク増加を軽減できるかどうかを調査した。


さらに、身体活動とその後の生物学的老化との関係も調べた。


この研究には、1958年以前に生まれたフィンランドの双子 2万2750人が含まれており、1975年、1981年、1990年に余暇時間の身体活動が評価された。


死亡率の追跡調査は 2020年末まで続けられた。


結果は、医学誌『Medicine & Science in Sports & Exerciseおよび『European Journal of Epidemiology』に掲載された。


15年間の追跡期間中の余暇時間の身体活動に基づくデータから、


・座位中心 (座っていることが多い)
・中程度に活動的
・活動的
・高度に活動的


という 4つの明確なサブグループが特定された。


30年間の追跡期間でグループ間の死亡率の違いを調べたところ、座位中心と中程度に活動的なグループの間で、死亡リスクが 7% 低下するという最大のメリットが得られたことがわかった。 (※) ほとんど座って生活している人たちと、少し運動している人たちの死亡リスクが同じで、最も死亡率が低かったということです。


身体活動レベルが高くなっても、追加のメリットはなかった。


死亡率を短期と長期に分けて調べたところ、短期的には明らかな関連性が見つかった。身体活動レベルが高いほど、死亡リスクは低くなっていた。


しかし、長期的には、非常に活動的な人と運動不足の人との死亡率に差はなかった


「運動不足自体が原因ではなく、病気の前段階の状態が身体活動を制限し、最終的には死に至る可能性があります」とスポーツ・健康科学部のエリーナ・シランパー准教授は言う。


「これにより、短期的には身体活動と死亡率の関連性に偏りが生じる可能性があるのです」


 


WHOの身体活動ガイドラインを満たしても死亡リスクが低くなるとは限らない


研究者たちは、世界保健機関の身体活動ガイドラインに従うことにより死亡率や遺伝病リスクに影響を及ぼすかどうかも調査した。


WHO ガイドラインでは、中程度の運動を毎週 150~ 300分、または激しい運動を毎週 75~ 150分行うことが推奨されている。


この研究では、これらのガイドラインを満たしても死亡リスクが低下したり、遺伝病リスクが変化したりすることはなかった。


15年間にわたって身体活動の推奨レベルを満たした双子でも、活動量の少ない双子ペアと比較して死亡率に統計的に有意な差は見られなかった


「身体活動と死亡率の間に広く見られる好ましい関係は、さまざまな情報源からの偏りが生じやすい観察研究に基づいています」と、スポーツ・健康科学部の博士研究員であるローラ・ヨエンスー氏は言う。


「私たちの研究では、さまざまな偏りの原因を考慮することを目指しましたが、追跡期間が長かったため、身体活動ガイドラインを順守することで遺伝性の心血管疾患のリスクが軽減されるか、死亡率が低下するかは確認できませんでした」


 


身体活動と生物学的老化の関係はU字型


双子のサブサンプルについては、エピジェネティック・クロック (DNAのメチル化のレベルによって予測される年齢の時計)を使用して血液サンプルから生物学的老化を判定した。


エピジェネティック・クロックにより、遺伝子発現を制御し、老化プロセスに関連するメチル基に基づいて、人の生物学的老化速度を推定できる。


「余暇時間の身体活動と生物学的老化の関係は U 字型であることがわかりました。つまり、運動量が最も少ない人と最も多い人では生物学的老化が加速していたのです」とシランパー准教授は言う。


喫煙やアルコール摂取などの他のライフスタイルは、身体活動と生物学的老化との好ましい関連性を主に説明した。


この研究では、4,897組の双子の遺伝子データを入手できた。


冠動脈疾患、収縮期血圧、拡張期血圧に対する双子の遺伝的感受性は、ゲノム全体の罹患感受性を合計した新しい多遺伝子リスク・スコアを使用して評価された。


さらに、180組の一卵性双生児の全死因死亡率と心血管疾患死亡率が追跡された。1,153組の双子の生物学的老化率は血液サンプルから評価された。


この研究は、ユヴァスキュラ大学のスポーツ・健康科学部および人間科学方法論センター、ヘルシンキ大学のフィンランド分子医学研究所と協力し実施された。


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現代人の食生活

「大摩邇」所載の「ナカムラクリニック」記事で、読んでの判断は個人責任であるのは当たり前の話だ。別に、塩を大量に摂取するのがいいという話ではない。塩分不足も問題だ、という話である。特に現代人は天然の塩ではなく、悪質成分の入った精製塩を普通は使用しているようだ。悪質成分とは言っても、体にどの程度の悪影響があるかは不明だ。
私の経験では天然の塩は甘みがあるようだ。まあ、その製品特有のものかもしれない。
現代の食品は味噌などにもあまり感心できない成分が入っている気がする。これは私個人の印象なので、詳しくは書かない。
コメも小麦も野菜も果物も肉も調味料も「農薬・除草剤・添加物だらけ」である。それでも長寿を保つ人も多いのだから、人間は本来は頑丈な生物ではある。つまり、気にしすぎるのも良し悪しだ。


(以下引用)



「2月下旬から塩水を飲み始めました。天然の塩を小さじ1杯お湯に溶いて、これを朝晩飲む。
最初、ひどい下痢をしました。塩分こんなに摂っちゃいけないのかなと思ったけど、この方法を教えてくれた娘が「下痢は悪いものが出ている証拠だから、ちゃんと出したほうがいい」というので、塩水を続けました。
今、2か月ほど続けているのですが、花粉症がすっかり治りました。この時期、いつもなら鼻水が出て、抗アレルギー薬が手放せないところ、今年は症状がないので、薬も飲んでいません。20年以上悩んできた花粉症が、2か月塩水を飲み続けて、治ってしまったんです。驚きました。こんなに効くのかと思って。
どんな塩を使ってるか?これです。
ちょっとにおいのある塩で、のどに引っかかるような感じがあるけど、効果を実感しているので、我慢して続けています。大阪に堀江発酵堂というのがあって、そこでこの塩を勧められて買いました。
それと、電車にも乗れるようになりました。
小麦をやめたのもよかったし、マグネシウムも効いたけど、どんなサプリよりも何よりも、私には塩が一番効きました
もう治らないとあきらめていた花粉症やパニックが、ここ最近、まったく出ていない。健康ってこんなに快適なのか、と思います」


心の症状だから対話が必要かと思ったら、なんと、塩水を飲むというアプローチで、花粉症やパニック発作が治ってしまった。
この患者の治癒に際して、僕は何もしていない。経過フォローというか、2年ぶりに来られた人だから、正直顔も覚えていない。
でも、こうやって来院して、すばらしい治療経験を僕に教えてくれる。
僕はただ、観察者として、劇的な改善を記録する。こういう変化が見られるのも医者冥利に尽きます。


塩と水の効用を説く良書は多い。


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上記のような症例を経験すると、塩の重要性を実感します。もちろんサプリも有効だけれども、より根本的には、塩と水。まずそこにこだわった上で、それでもなお症状改善が難しいときにサプリを検討する、という順番にすべきでしょうね。

塩の質には、ぜひこだわりましょう。僕が「塩」というとき、それは決して精製塩のことではありません。
塩と精製塩は、別ものです。この点は強調しておきたい。
海水をコップに入れて、そのまま放置すると、水が蒸発し、コップの底に白い粉が残る。これが塩です。
精製塩は化学的に作る。中学生のとき理科の授業で「酸とアルカリを混ぜると塩(えん)ができる」と習ったでしょう。たとえば、


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のように、塩酸と水酸化ナトリウムの反応によって塩化ナトリウムができる。あるいは、イオン交換膜を使って塩化ナトリウムを作る方法もある。いずれにせよ、法律上、塩化ナトリウムの含有量が97%以上になれば食塩と呼んで差し支えない。
純度の高い塩化ナトリウムは、保存しておくと固化してしまう。こうなっては、消費者の印象が悪い。そこで、固化防止剤(anti-caking agent)が添加されることになる。具体的には、フェロシアン塩やアルミノケイ酸塩が用いられます。


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厚労省はフェロシアン化ナトリウムを無害だとしているけれども、構造式を見ると、シアンがたっぷり含まれた鉄。本当に大丈夫なの?固まって「だま」になるのを防ぐため、精製塩にはこんな添加物が含まれています。


繰り返しますが、塩と精製塩は似て非なるものです。前者は自然の産物であり、後者は科学(化学)の産物です。ものが違えば、当然、体に対する作用も違う。しかし世間一般の人にとっては、いずれも「塩」で、わざわざ両者を区別しようとしない。「塩は高血圧の原因」「塩の摂取量は1日6g以下に」などというマスコミの声を真に受けて、現代の僕らは塩を「避けるべき憎っくき悪」だと思っている。
しかし江戸時代以前の人々は塩が命の源であることを知っていました。「敵に塩を送る」ということわざは、現代日本では成り立たない。塩が命の源だという前提がすでに崩れているのだから、「高血圧の原因物質を送り付けて敵軍の健康状態を弱体化させる狙い」などと解釈されかねない(笑)
かつて罪人に課される刑罰のひとつに「塩抜きの刑」というのがありました。普通に食事をとらせるが、ただ、塩っけだけは一切とらせない。そうすると、罪人はたちどころに音を上げる。体が衰弱して元気が出なくなる。この罪人が現代日本にタイムスリップして病院に行けば、「うつ病」と診断されるだろう。「塩不足によるエネルギー障害」と正しく診断できる医者はいない。

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なぜ「抗癌剤」治療が行われ続けるのか

「プレジデント オンライン」記事の一部で、筆者は京都大名誉教授で医師の和田洋巳氏。
抗癌剤は無意味でむしろ有害だというのは私が大昔からブログで書いていることだ。私は職場の同僚が咽喉癌の治療を始めて半月で歩行困難になり(「咽喉」癌であるにも関わらずだ)、およそひと月で亡くなったのを目撃している。治療内容の詳細は知らないが、切除手術でないのは明白で、抗癌剤か放射線治療のはずで、放射線治療でも歩行不能にはならないと思う。抗癌剤なら全身が関係するだろう。体の一部位だけに効果のある抗癌剤があるはずがない。また、癌だけを消滅させる薬があるはずがない。

(以下引用)


がんの病期(ステージ)は、病勢の進行とともに、I期(ステージI)、II期(ステージII)、III期(ステージIII)、IV期(ステージIV)へと深刻化していきます。このうち、原発巣以外の他臓器や遠隔リンパ節などに転移のないI期からIII期までの段階であれば、おおむね手術は可能です。


しかし、原発巣以外の他臓器や遠隔リンパ節などに転移のあるIV期の場合、手術はほぼ不可能(手術適応外)とされ、標準がん治療では「もはや治癒は望めない」と判定されてしまうのです。


そして、標準がん治療では、このような絶望的なショックの底にいる患者や家族らに抗がん剤治療が追い討ちをかけていくのです。

「IV期がんは治らない」と分かって薬を投与している

そもそも、抗がん剤には「がんを治す力」は基本的にありません。


確かに、睾丸がんや絨毛がんなどごく一部の固形がん、白血病や悪性リンパ腫などの血液がんについては、抗がん剤で治ることがありますが、がん全体から見ればレアケースにすぎません。つまり、圧倒的多数を占める固形がんについては、再発がんや転移がんも含めて、抗がん剤治療で治癒に至ることはほとんどありません。そして、がん治療医らは「IV期がんは治らない」ことを前提として治療を行うのです。


言うまでもなく、がん治療医らはこれらの事実をよく知っています。ただし、患者や家族らに「抗がん剤治療を受けても、がんが治ることはありません」とは明言しにくいものです。そのため、多くの場合、医師は次のような“励ましの言葉”を駆使して、患者や家族らを説得しようとします。


「最近はいいお薬(抗がん剤のこと)もたくさんあります」
「私たちも全力で支えますから、希望を持って頑張りましょう」


これらの励ましの言葉が医師の悪意から発せられている、すなわちウソを伝えて患者や家族らを騙そうとしている、とまでは私も言いません。医師の胸の内に患者や家族らを何とか勇気づけたいという気持ちがあるのもまた事実でしょう。


しかし、「厳然たる事実」と「励ましの言葉」との間にある大いなるギャップは、結果的に患者や家族らをさらなる絶望の淵へ追い込んでいくことになるのです。

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コウモリを食べると風邪をひく?

まあ、WHOはロックフェラー医薬品帝国(ビル・ゲイツが最近は表に出ている)の一部門だと私は認識しているが、下の記事の出来事もその「新作戦」の導入だろう。
よく読むと、その「新しい未知の病気」の症状は風邪やインフルエンザの症状と変わるところはない。

発熱、頭痛、悪寒、発汗、首のこり、筋肉痛、複数の関節痛や体の痛み、鼻水や鼻血、咳、嘔吐、下痢などの症状

しかし、最後は「出血熱」という変な症状で死んでいる。ここがミソだろう。つまり、「恐怖心を煽り立てる」わけだ。その次は世界への「感染」の広がり(何しろ、初期は風邪と同じ症状だし医者が「これはコンゴ熱です!」と言ったら「感染」が広がるに決まっているww そして知ってか知らずか劇薬を処方したりする。あらゆる薬は患者によっては毒薬でもあるわけだ。そして患者の数パーセントが死亡して社会問題化する。)、そして新ワクチンの発売で大儲けという予定である。
まあ新コロで世界はこりごりだろうから、今回は失敗する可能性が大だと私は思うが、要は、「彼ら」はいつも機会を狙って行動しているということだ。

*「出血熱」というと「エボラ出血熱」を思い出すが、あの騒ぎはどう解決したのか覚えている人すら稀だろう。そもそも、なぜ「熱」で「出血」するのだ? 体温が100度くらいになって沸騰して目や鼻や口から出血するのか? (ちなみに「華氏」だと体温は100度以上にもなるが、もちろん沸騰はしない。これは冗談だ。まあ、本当は「出血」と「熱」の関係はないが、単に「血が出る」という言葉や概念が恐怖を煽る効果があるとされ「出血熱」と命名されたのだろう。)

(以下引用)

コウモリが原因とされるコンゴの謎の病気がさらに多くの村に広がる

BrainDead Worldさんのサイトより
https://nofia.net/?p=26161
今回はどのような実験をしているんでしょうか?
<転載開始>

以下で報じられた病気です。すべて、同一の病気かどうかは不明です。


コンゴ民主共和国:「未知の病気」に数百人が感染し、53人が死亡
BDW 2025年2月22日

コウモリが原因とされるコンゴの謎の病気がさらに多くの村に広がる

breitbart.com 2025/02/28


Congo Mystery Disease Linked to Bats Spreads to More Villages



世界保健機関(WHO)は 2月28日、コンゴ民主共和国(DRC)で発生した謎の病気が別の村に広がり、感染者数が 141人増加し、死者数は 60人になったと発表した。


新たな感染クラスターは、最初の感染発生地域から約 40マイル離れたバサンクス保健区域で報告された。これまでのすべての症例は、コンゴ民主共和国の赤道州内で発生している。赤道州はケンタッキー州とほぼ同じ大きさで、コンゴ川にまたがっている。


感染拡大は 1月21日、コウモリの死骸を食べたとされる幼児 3人が、その後急速に進行する出血熱に罹患して死亡したことから始まった。


被害者に行われた検査では、エボラ出血熱、マールブルグウイルス、黄熱病などの既知の病気の可能性は否定された。


WHOは 2月27日、「疾病監視の強化により、発熱、頭痛、悪寒、発汗、首のこり、筋肉痛、複数の関節痛や体の痛み、鼻水や鼻血、咳、嘔吐、下痢などの症状を示す患者が合計 1096人確認された」と発表した。


WHOは、被害者から採取されたサンプルの約半数が「この地域でよく見られるマラリアの検査で陽性反応を示した」と指摘した。


コンゴ病は、マラリア、髄膜炎、あるいは食中毒によって患者の体内で悪化する可能性があるようだ。WHOは、調査員らが、この病気の毒性と致死性を説明するかもしれない「異常なパターン」を探していると述べた。

 

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疲労と疲労感と「健常」概念

「農業社会の遺制としての家族」「封建社会での労働力としての子供」という問題を考えようかと思うが、それはまた気が向いた時にやる。
ここでは、早朝散歩の時に考えた「疲労と疲労感と『健常』概念」という、何のことやらと思われそうな浮遊思考を少し考察してみる。まあ、「医療・健康」分野の話だ。

最初に言いたいのは「疲労と疲労感の違い」である。これは本質的に違う、というのが先ほど私が考えた浮遊思考である。
「疲労」とは文字通り「労働(運動・体の使用)」による「疲れ」である。
ところが「疲労感」は体を使っていなくても生じるのである。つまり、或る種の体の不全状態、不調に対して日本社会がいい加減につけた名称が「疲労感」なのである。私の推測では、その不調はある種の栄養分の欠乏から来るもので、「運動」によるものではない。まあ、細胞活動も運動だと強弁すれば話は別だ。
たとえば、朝起きた段階から体がぐったりして足が重い、そしてその原因が特に思い当たらない、というなら、それは「運動による疲労」ではないから、それを「疲労感」と名付けること自体が不適切なのである。まあ、強いて名付けるなら「不全感」だろうか。「不調」だと漠然としすぎているようだ。少なくとも「疲労感」ではない。

では「健常者」とは何か。どういう状態を指して「健常」と言うのだろうか。
一般的にはこれは五体満足で病気でない者を指すようだが、慢性的な病気を持っていても、肢体不具者でなければ健常者だとみなすことが多いようだ。精神面は無視するので、残忍非道酷薄そのものの健常者はゴマンといる。
そして、なぜか人というものは、身体的健常者であることをもって、身体部位に欠損を持つ者を「自分より劣った者」と見なす資格があると思っているものだ。同情すら、自分が上位であることを意識する満足感を伴っていることもあるだろう。だから、不幸な人々は同情されることを嫌うのである。まあ、そのあたりは小説や漫画でうんざりするほど描かれたものだ。

で、健常という状態は、私の考えでは「自分が存在し、生きていること自体に幸福感を持っている状態」と定義したい。その前提が「身体的苦痛がない」だが、それ以上に「身体的精神的に健康であることの実感や幸福感があること」でありたい。まあ、老年になればなかなかそうはいかないが、若い時期なら、そよ風が頬を撫でる感覚や、道を歩いて、足が地面から受ける反動自体が、生きている幸福感を呼びさますこともあるのではないか。そういう状態をこそ私は「健常」と呼びたい。そういう意味で自分が健常なら、世界や他者への悪意は生まれようがないはずだ。

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体の関節や筋肉の廃用性劣化(関節運動の勧め)

記事の大半は私が経験していないことなので、紹介しても良さそうな部分だけ引用する。
まあ、日常的な作業の中で関節をほぐす動作をして体の可動域を広げればいいという、単純な話だ。
とにかく、体は使用しないと退化するという、中学校の保健体育で習う「廃用性萎縮」は身体作業と無縁の現代人の宿痾であり、その影響は中年以降に出てきて、老年期にはかなり進行しているわけである。(「萎縮」は筋肉についての言葉なので、関節などを含めるなら「廃用性劣化」「廃用性退化」とするべきだろう。)
机に向かっている時でも、時々肩をすくめる動作をするだけで肩関節の運動になる。台所仕事をしている時、時々つま先立ちしたり、両手の開閉をするだけでも足関節や手指の運動になる。
スクワットができない(関節故障で困難な)人も、体重負荷をかけないで膝関節や股関節の可動域を広げる動作をすればいい。とにかく、「廃用性萎縮(劣化)」にご注意。(体重をかけない運動には、椅子の背もたれを利用して体重を預けて運動するなどの方法がある。壁や階段なども利用できるだろう。腕立て伏せはできない人も、「壁を押す」「机を上から押さえる」ことはできる。椅子に座ったままできる運動もほとんど無限にあるのではないか。極端に言えば、パソコンから目を離し、窓の外を見るだけでも目の運動だ。立って伸びをするだけでも立派な運動である。)
なお、無理に力をこめる必要はない。軽い動作だからこそ継続でき、体の関節機能が保持できるのである。「運動=筋肉運動」という固定観念は害悪だろう。もちろん、筋肉運動には別のメリットはあるが年齢との関係がある。若いころに「体を作る」のには筋肉運動は必須だが、老年は「体の維持」が基本だ。

(以下引用)

しゃがむトイレは、股関節に効果大

2002 年に発表された中国と米国の大学による共同研究に、中国に住む高齢者と米国に住む高齢者の股関節炎の有病率を比較したものがある。それによれば、関節炎による股関節痛の発生率が、アメリカ人の男女と比べて、中国人の男女は 80 ~ 90 パーセントも低かった。この違いを生む原因の一部が遺伝にある可能性を指摘しつつも、中国人の日常的な体の使い方に起因していると研究者らは結論付けていた。


そして、「深くしゃがむと股関節がエンドレンジまで達し、直立姿勢では負荷がかからない股関節軟骨に負荷がかかる。使われない股関節軟骨は脆くなりやすいし、ストレスに弱い。しゃがむことが、軟骨のターンオーバーと再生を刺激している可能性がある」と報告している。


しゃがむときは、股関節のほかに、足首と膝の 2 つの関節もかかわってくる。足首は過小評価されがちな部位だが、実は進化の賜物であり、体全体のバランスを維持するうえでとても重要なものだ。


もう1つ大きくかかわってくるのが膝関節だ。膝を 90 度以下の角度に曲げるしゃがみ方は、その膝を悪くすると言う人がいる。しかし、躊躇する必要はない。関節は深く曲がるように設計されており、膝関節も同じだ。スクワットは膝を傷めるどころか、膝を支える筋肉を鍛え、膝を保護するのに役立つ。


実際、最も人間的な行為の 1 つ――うんち――は、膝を深く曲げてしゃがむ能力に依存している。ちょっと前までは、世界のどこにおいてもそのスタイルで排泄を行っていた。ある歴然とした事実がある。しゃがんでトイレする文化圏では、過敏性腸症候群や炎症性腸疾患などの消化器疾患の発生率が明らかに低いことだ。


都会に住む私たちが使っているトイレは、椅子、コピュータ、クルマを使うときと同様、体のデザインと一致しない不自然な姿勢を強いるものになっている。もちろん、それを放棄するよう求めているのではない。しかし、排泄時の姿勢について考えると、しゃがむのが自然であり、その一点を取ってもしゃがみ込むことが定期的にとるべき姿勢であることがわかる。

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白内障の予防

白内障を予防するには
 白内障は、加齢によるものですが、紫外線や喫煙、糖尿病や薬物(副腎皮質ステロイド、向精神薬など)も大きな原因となります。血中の糖は、タンパク質と結合し、それによって各種最終糖化産物(AGEs)という物質ができます。これが酸化ストレスをも引き起こします。それらによって目の酸化ストレス、糖化ストレスが上昇し、白内障がおこるといわれています(図1)。したがって、以下の予防法が現時点では有効です。
  1. 禁煙そして糖尿病、高血圧、高脂血症、心血管系疾患などの疾病予防、白内障の原因となる薬物を摂取しないようにするために心身の健康を保つ。
    体内での酸化ストレス・糖化ストレスの産生を予防しましょう。
  2. 抗酸化効果の高いビタミンを多く含む野菜や果物を毎日摂取する。
    食事で十分に摂取できない方は、マルチビタミンやルテインなどのサプリメントが白内障予防に有効との報告があります。
    酸化ストレス・糖化ストレスを消去する食事を摂取して、体内の抗酸化力を高めましょう。
  3. AGEを多く含む食品を多くとらない。
    炭酸飲料、揚げ物、スナック類、バターなどはAGEを多く含みます。
  4. 眼部の紫外線被ばくを避ける。
    紫外線対策は、夏場だけではなく一年を通して必要です。天気が良い日には帽子やサングラスによる眼部紫外線予防は重要です。とくに朝晩や春・秋の紫外線は、メガネの横から反射して眼部に入ってくるといわれています。
    つばの長い帽子やサイドからの紫外線対策効果のあるサングラス、紫外線カット効果のあるソフトコンタクトレンズは、眼部紫外線暴露の予防には有効です。
  5. 眼部の外傷を避ける。
    眼の打撲や怪我でも白内障になります。
  6. 放射線、赤外線被ばくをさける。
    チェルノブイリなどの原発事故、原爆による白内障のみならず、心臓カテーテル治療を行う医師には白内障を発症する人が多いことがわかっています。

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酔生夢人
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仙人
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考えること
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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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