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脳梗塞と残り寿命

早朝散歩の途中で、「長嶋茂雄は脳梗塞で倒れてからずいぶん長く生きているなあ」と考え、倒れたのはいったいいつだろうと思って調べてみると(04/03/05)という意味不明の数字である。2004年3月5日だろうか。そうだとすると、21年前だ。68歳で倒れたのだから現在89歳か。健常者でも長生きの部類だろう。
ちなみに、長嶋茂雄は超人的スポーツマンだったのはご存じのとおりだが、引退後も軽い運動を欠かさず、毎朝速足のウォーキングをし、酒はほとんど飲めない下戸だったという。つまり、いくら節制しても脳梗塞は防げないし、脳梗塞になった後の治療も不可能である。脳血管の血栓だけ溶かす薬もたぶん無い。つまり、病院に行くだけカネの無駄。せいぜい、降圧剤を処方され、血液サラサラになるという薬を処方されるだけで、つまりは単に「これから起こる脳梗塞の予防」しか処方されないのである。繰り返すが、脳梗塞の「治療法」は無い、と思う。
まあ、私自身数年前に脳梗塞になり、病院で検査すると、過去にも2回脳梗塞になった形跡が脳にある(つまり3回目の脳梗塞だ)と言われた。で、治療などまったく無く、数日の入院を命ぜられ、入院の間は単に検査と降圧剤処置だけだったが、とんでもなく高額の医療費を請求され、法律で高額医療費軽減制度があると言われて助かったが、最初に請求された通りだったら大変な事態だった。
まあ、それで残りの人生は余禄だという覚悟になったのだけが脳梗塞体験のメリットである。

(以下引用)

 
長嶋さんは中程度の脳梗塞 右半身軽いまひ 病院発表


長嶋茂雄氏の病状について会見する長男の一茂さんと病院関係者ら
大勢の報道陣が詰めかける中、長嶋茂雄氏の病状について会見する長男の一茂さんと病院関係者ら=5日午後、東京都新宿区の東京女子医大病院で

 脳卒中の疑いで緊急入院したプロ野球巨人元監督でアテネ五輪の野球の日本代表監督を務める長嶋茂雄氏(68)の容体について、東京女子医大病院は5日、「左の大脳に中等度の脳梗塞(こうそく)が起きている。意識は保たれているが右半身に軽いまひがある」と発表した。病状から、長嶋氏が8月のアテネ五輪で日本代表の指揮をとるのは難しくなったとみられる。


 記者会見した神経内科の内山真一郎教授によると、病名は心原性脳塞栓(そくせん)症。4日朝、心臓の左心房で不整脈の一種の心房細動が起き、心臓の中に血栓ができた。この血栓が血管を通って左の大脳で詰まったとみられるという。意識はあり、問いかけには応じることができる。5日時点では、言語障害は起きていない。


 現段階では、脳のむくみを取る▽血栓が再発したり広がったりしないようにする▽脳を保護する――などのための薬物による治療をして、様子をみるという。


 今後の見通しについて内山教授は「生命に危険を生じさせる状態ではないが、病状はまだ不安定で、長期的な展望について現時点で話をする段階ではない。まずは1週間が大事。1週、2週と過ぎてからそういう話ができると思う。何日くらいで退院できるかも現時点では申し上げられない」と話した。


      ◇      ◇


 〈心原性脳塞栓(そくせん)症〉 心臓で生じた血栓が脳動脈まで運ばれて、血管をふさぐと脳梗塞の原因となる。これを心原性脳塞栓症という。静脈からの血液を心室に送る役目の心房で、正常の5倍を超える速さで不規則に震える心房細動が起きると、心房内の血液の流れが遅くなり、血液がよどみ、血栓(血液の塊)ができやすくなる。心房細動は発作型と持続型があり、発作を繰り返すと慢性化することがある。高血圧や弁膜症など器質的な心疾患が心房細動の原因となっていることが多い。 (04/03/05 13:45)

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