肥満と高血圧は日本人の中高年の二大悩みだろうが、果たして痩せていることや低血圧はいいことなのだろうか。で、この二つはほぼ並行しており、肥満の人は高血圧であることが多く、痩せている人は低血圧であることが多いと私は理解している。実際、私はかつてはやや肥満気味であり、体重が80キロ近くあった。身長は176くらいあったから、その体重でもそれほど不都合は無かったのだが、中年になると覿面に高血圧になった。これはやはり肥満から来たものだろう、と思って体重を落とし、72キロをコンスタントな体重として維持したが、それでも相変わらず高血圧の薬の世話になっていた。医者の知人の話では、高血圧の薬は、飲み始めたら一生飲むしかない、ということなので、仕方なしに飲み続けていたのである。ところが、数か月前から肉体労働の仕事に就き、2か月余りで体重が7キロ減ったのだが、それと同時に、血圧の状態に変化が出たのである。上が140、下が90を切ることが多くなり、ためしに薬を飲まない日を作っても、それほど血圧が上がらない。もっとも、数日すると上が150近く、下が90以上になるので、また飲む。それの繰り返しで、要するに、毎日飲むはずの薬を4、5日おきくらいで飲んでいるわけだ。こんなふうに血圧がサイン曲線のように定期的に上下するのも、良くないのかもしれないが、血圧が上がってもいないのに血圧を下げる薬を飲むのも変な話だと思ったのである。
要するに、体重をある程度落とせば、薬に頼らなくても高血圧は改善される可能性があるのではないか、と私は考えているわけだ。ただ、その「ある程度」、がなかなか難しい。私は肉体労働に就いているので、体重を減らすのは簡単だった。ヒントを一つ言えば、晩酌の習慣のある人間は、夕飯(炭水化物など)は食うな、ということだ。どうせ酒のつまみなどを食うはずだから、その上に晩飯まで食えば、食い過ぎに決まっている。その、わずかな我慢でゆるやかにでも体重は減らせる。もちろん、運動などをしてカロリーを消費するのはいいことだ。ただし、運動は運動障害の危険と常に隣り合わせだと私は考えている。
さて、ここで最初の話に戻る。果たして、痩せていることや低血圧は、肥満や高血圧より素晴らしいのだろうか。
私にはそうは思えない。痩せているとスタミナや回復力に問題があるし、低血圧ははっきりとめまいや立ちくらみ(まあ、似たようなものだが)などが起きる。と言うのは、これは私自身が今日経験したのである。今朝、血圧が高めだったので、(上が167、下が97だ)数日ぶりに降圧剤を飲んで仕事に行ったら、仕事の最中に、ひどいめまいに襲われたのである。家に帰って血圧を測ってみたら、案の定、低血圧であった。(上が101、下が62である。念のために1時間後にもう一度測っても、上が100、下が61であった。)
要するに、薬を飲む回数を減らした結果、体が薬に頼らなくなってきたために、逆に薬が効き過ぎるようになったのだろう、と私は考えている。
私自身の体を使った人体実験はまだしばらく続けるつもりだが、果たして高血圧の薬は「一生飲み続けるしかない」ものなのかどうか、後数か月もすれば報告できるだろう。
余談だが、低血圧で体(頭)がふらふらしていたので、何か塩気の強い食事をしようと考え、家に帰った後、自分で蕎麦をゆでて今年初めてのざる蕎麦を食った。ざる蕎麦のつけ汁の成分はほとんど醤油であり、塩気は十分だ。で、予測どおり、半時間もすると血圧は正常に戻っていた。低血圧には、水分と塩分を多量に摂るのがいいようだ。(まあ、それが効き始めるのに時間が本当はどれくらい必要か、私には分からないのだが)
最大の問題は、今朝の血圧、(160~100前後)のような場合に、薬を飲むべきか、飲まざるべきか、まだ私の心が決まっていないことである。
要するに、体重をある程度落とせば、薬に頼らなくても高血圧は改善される可能性があるのではないか、と私は考えているわけだ。ただ、その「ある程度」、がなかなか難しい。私は肉体労働に就いているので、体重を減らすのは簡単だった。ヒントを一つ言えば、晩酌の習慣のある人間は、夕飯(炭水化物など)は食うな、ということだ。どうせ酒のつまみなどを食うはずだから、その上に晩飯まで食えば、食い過ぎに決まっている。その、わずかな我慢でゆるやかにでも体重は減らせる。もちろん、運動などをしてカロリーを消費するのはいいことだ。ただし、運動は運動障害の危険と常に隣り合わせだと私は考えている。
さて、ここで最初の話に戻る。果たして、痩せていることや低血圧は、肥満や高血圧より素晴らしいのだろうか。
私にはそうは思えない。痩せているとスタミナや回復力に問題があるし、低血圧ははっきりとめまいや立ちくらみ(まあ、似たようなものだが)などが起きる。と言うのは、これは私自身が今日経験したのである。今朝、血圧が高めだったので、(上が167、下が97だ)数日ぶりに降圧剤を飲んで仕事に行ったら、仕事の最中に、ひどいめまいに襲われたのである。家に帰って血圧を測ってみたら、案の定、低血圧であった。(上が101、下が62である。念のために1時間後にもう一度測っても、上が100、下が61であった。)
要するに、薬を飲む回数を減らした結果、体が薬に頼らなくなってきたために、逆に薬が効き過ぎるようになったのだろう、と私は考えている。
私自身の体を使った人体実験はまだしばらく続けるつもりだが、果たして高血圧の薬は「一生飲み続けるしかない」ものなのかどうか、後数か月もすれば報告できるだろう。
余談だが、低血圧で体(頭)がふらふらしていたので、何か塩気の強い食事をしようと考え、家に帰った後、自分で蕎麦をゆでて今年初めてのざる蕎麦を食った。ざる蕎麦のつけ汁の成分はほとんど醤油であり、塩気は十分だ。で、予測どおり、半時間もすると血圧は正常に戻っていた。低血圧には、水分と塩分を多量に摂るのがいいようだ。(まあ、それが効き始めるのに時間が本当はどれくらい必要か、私には分からないのだが)
最大の問題は、今朝の血圧、(160~100前後)のような場合に、薬を飲むべきか、飲まざるべきか、まだ私の心が決まっていないことである。
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