私は、歩き方に自信がないのです。

それどころか、まっすぐ立つことも、定かではない


別にモンローウォークができないと言っているのではありません。

ちゃんと立つって、どうすることか、よくわからないのです。

猫背になるからと、胸を張ると、重心が後ろに傾いてしまう。だからといって前かがみになれば、重心は前に行きすぎる。

それどころか、「産後のゆがみ」を、直してもらうまでは、右肩が下がって、左腰があがって、傾いていた。

なので、あっちを訂正したり、こっちを訂正したりして、体はぎくしゃくして、すっきり立てなかった。

それがね、今回、ようやく、すっきりと、重心を垂直に落とす方法が、わかりました。

つま先立ちして、かかとを「どすん」と、落とす運動は、簡単すぎて、運動とも言えない、いくら、運動音痴の私でも、難なくできるから、大切な動作だと思っていなかった。

ところが、これを三回ドスンドスンドスンと、やると、いわば、紙袋に入った粉を平らにするときに、おしりをとんとんと、平面にたたきつけてやると、バランスがとれるように、

これで、そのまますとんと、立てば、まっすぐなのよね。

その際、重心は「土踏まず」に落とすんだって。
そして、頭のてっぺんを紐で釣り上げられているように、真上に引き上げると完璧なんだって。

土踏まずに落とすと言っても、土踏まずは、そもそも土についていないから、実際には、土踏まずは床につかないんだけど、その部位が床につくんだという気持ちで立つ。

77年も生きて、ついに、立ち方が分かった!!

嬉しくて、防災訓練に行ったとき、そばにいた、老人会の会計さんに声をかけた。

「まっすぐ立てる?」すると84歳の彼は、「立てるよ」と、自信満々。

すっくと背筋を伸ばして「重心をまっすぐ下に下ろしたらええねん」

「まっすぐ下って、足のどこに下ろすの?」

「土踏まずや」

「え?え~?」なんで、知ってるの~

すると、その84歳は、手を刀のようにかまえて「太極拳やってたからね」と、ポーズをとった。

太極拳で一番基礎になるのが、この土踏まずに重心を落とす立ち方。

軽々と、体重なんかないように、飛ぶがごとくに動くためには、この重心の落とし方を身につけなければならない。


太極拳て、すごいね。ものすごい科学的、

ヨガもすごいよ。

東洋の哲理は優れていると思う。

西洋には、こういうすぐれた武芸はないよ。

この感覚はね「ほんもののお笑いは上方にしかない。東京ものの、漫才のしょうもないこと!!という感覚と似てるわ。


東京ボン太なんか、何が面白いのん?
私は今でも、東京の芸人なんか、芸人じゃないと思う。

そもそも、私は、重心が後ろに傾いて、かかとで、どすどす地面をたたいて歩く癖があります。
なので、友人から、足音であんたとわかるといつも言われていました。

思うに、私の骨密度が高いのは、この、一歩歩くごとに、どんどん!と、骨に刺激が行くからかもしれないわ