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こんな夢を見た

奇妙な夢を見た。
その中での私は、別の人物であり、おそらく家庭の主婦。こうした別人格を主人公とした夢を見たのは珍しい。その主婦(若い)が、空を飛ぶ傘(らしき飛行機械)を手に入れて、空中遊泳冒険をするという夢だ。ただ、操作方法はよく分からないので、前半は常に落下の危険との戦いである。後半は、その「傘」を操縦してあちこちを訪れるのだが、「壁を越した向こう側は常に異世界」であり、たとえば自宅の庭で怪鳥モアを飼っている家、何やら大きな「顔無し」風の影が二、三たたずむ海岸、米兵やヤンキーガールがビーチやその対岸(湾全体)を占領して豪華な夜間パーティをしているカーニバル風の風景などがある。最後のパーティの場に落下した主人公は「傘」をヤンキーガールや米兵に奪われそうになるが、辛くも脱出し、その後、猫や犬の迫害を受けながらやっとのことで家に帰る。だが、そこで主人が若い娘と恋愛をしているらしい現場を見る。(たぶん、それは誤解か、あるいは誤解ではないにせよ「恋愛未満」くらいの感情。)
夢はそこまでで、私は主人公と一体化して、涙など流しながら目覚めたのだが、結論は「我々は自分の現在の生活を大事にしていない」「壁の向こうは異世界」「家ほど素敵なところはない」くらいか、つまり、『オズの魔法使い』と『不思議の国のアリス』と『千と千尋の神隠し』のミックスだ。風景は『千と千尋』に近く、空中飛行は『オズ』(傘に摑まって飛ぶのは言うまでもなく『メリー・ポピンズ』だが、「家から異界への脱出」という点ではあれとは真逆である。あれは異世界からの訪問者の話だ。)、出逢う者すべてがキチガイ的で主人公にとっては敵のような感じ、というのは『アリス』である。主人公が若い主婦(というのは夢の後半からの設定のような気もするが)というのが今日的で、アニメ化したら案外イケルかもしれない。つまり、若い主婦の「ここではないどこかへ」という脱出願望への批判的解答だ。
なお、夢の中には出てこないが、傘に摑まって長時間の空中遊泳をするのは不可能だから、リアリティを出すためには「ヘリウム入り飛行服」のようなものを着用させるべきだろう。(アニメ化するなら、そのデザインには工夫が必要。『魔女の宅急便』のようにスカートのままの空中飛行というわけにはいかないだろう。かといって、色気ナシも困る。)もちろん、ヘリウムより強力な仮想の「浮遊物質」でもいい。「スーパーヘリウム」とか。メルヘンにリアリティは不必要と言われるかもしれないが、導入部くらいはある程度のリアリティが必要だろう。


ある意味では、「怪しげな存在」が世界を我が物にしている、という現実の象徴みたいな夢である。そして、異世界は敵意に満ちている、という「アリス」的主題も面白い。また、「上から見る」世界は「横に見る世界」とは違った様相を見せる、つまり「越境」による視点変換というのも大きな要素である。要するに、我々の日常生活は、(普段は壁に遮られていて見えないが)実は敵意に満ちた異世界に取り囲まれている、ということだ。
なお、アニメ化するなら、キャラデザインには高野文子さんを希望。(ただし、「黄色い本」以前の画風でね。)




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HN:
酔生夢人
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男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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