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アナザーチョイスを提示すると発狂する人々もいるが

「ユルネバ!」から転載。
日本(あるいは世界)の未来像を描く上での参考として転載保存しておく。
「木質ペレット(粒)による発熱・発電システム」は、私が以前に書いた「ニトロセルロースの燃料利用」に似ているが、それよりも実現は容易であり、実際実現しているのだろう。要するに、木を燃やして燃料にしていた古代に帰るだけのことである。木は燃えても灰になるだけでほとんど公害を出さない。灰は土になるだけだ。二酸化炭素を出す、というなら、すべての燃料は二酸化炭素を出すのである。
ついでに言えば、二酸化炭素による地球温暖化の嘘が世界的に暴露されるのは間近だろう。そもそも、地球が温暖化すれば暖房費が世界的に軽減され、人類が住める土地も増え、いい事ばかりなのである。南極や北極の氷が溶けようが、どこかの小さな島が水没しようが、温暖化の巨大なメリットとは比較にならない話だ。人類は死から我が身を守る「温暖のためのエネルギー」を得るために数万年も苦労してきたのであり、地球自体が温暖化するなら人類にとってこれほどいい話は無い。だが、残念ながら、地球は温暖化はしていない、と私は思っている。
温暖化の話はさておき、「木質ペレットによる発熱・発電システム」はまさに「持続可能、かつ、ほとんど無害なエネルギー」であり、これからの社会を構想する上での一つの重要なポイントになるだろう。
「廃棄野菜の有効利用」も私自身、ずっと前に考えていたことだ。野菜だけではなく、魚なども乱獲されて廃棄されている魚は膨大にあると言う。そういうものを保存可能な形にして安価に利用できれば、「これ以上の経済発展が不可能な社会」においての新たな脱出口になるはずである。
というわけで、私自身はこの本を読む気は無い(自分もずっと同じことを考えていたのだから読む必要は無い。)が、おそらくこの本はいい本だろう。そして、上に書いた2点は、あらゆる人が未来社会を構想する際に心に留めておいたほうがいい、と思う。


(以下引用)*赤字は引用者(夢人)による強調。


013年07

月24日
本「里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く」藻谷浩介, NHK広島取材班



 希望が湧いてくる。
 いい本ですよこれ。

 特に現実に「里山資本主義」が動いている第四章「「無縁社会」の克服」など涙無くしては読めません。

 里山資本主義というのは小難しくいえば「持続可能性」に重きを置き、「外部性依存」を下げることで結果的に、お金を使わずとも豊かに暮らせるシステムのことです。著者チームはこれを謙虚にマネー資本主義のサブシステム・バックアップシステムとして有効だ、と書いてありますが本音では、これをもっと社会に組み込む、いや組み込み直すことで「人間らしい生活」を取り戻していかねばならん、と。

 実例詳細は本書に譲りますが、木質ペレットによる発熱・発電システムや、上述の廃棄野菜と地域通貨の交換システムはいま現実に動いてるわけで、もうどんどんこういうものはやっていかないと!

 手前味噌ですが我が家でも母がほんのわずかな庭で家庭菜園やってるのですがこの季節、キュウリなんか成り過ぎて困ります。あと非沖縄人には若干使い勝手の悪いゴーヤが山のようにできる。あと茄子にトマトに……ご近所中配り回っているわけですが、こうすると、GDPは下がるわけです。
 ここがポイントで、つまりこういうことをすればするほど、日本銀行券は動かないか、小さい環境で(銀行などを通さず)くるくる回るようになるので、旧来の指標では捉えきれなくなる。
 そうすると、そういう数字を信奉する人々、そういう数字でしか物事を見れないように自分を自分で改造したショッカーの怪人みたいな人達がですね、発狂するんです。

 どのように発狂するかの実例が見たければ藻谷さんの前作「デフレの正体」に対する溢れるほどあるAmazon星一つレビューを読まれるがよい。
 ものの考え方にはいろいろあって、まして経済などという複雑なものに対しての切り口は様々あっていいはずです。なのにこういう、
「アナザーチョイスがあるよね」
という話をするだけでアナフィラキシーショックみたいな劇症アレルギーが発症して爆発する。
 これ全部そうで、原発もそうだし教育に福祉に医療、
「知恵と工夫と手間と新技術で、違うやり方してもいいよね」
って話をしてる「だけ」なのに、別に今までを否定してるわけでも新しいのを強制してるわけでもないのに、怯えるように耳をふさぐんです。

 ごくつまらない例を挙げれば、iPhoneがやってきた時我が国最大のキャリアの、世界で見ても屈指の巨大キャリアの社長は
「我々にはプラダフォンがある!」
って絶叫したんですよ。
 ポジショントークとかってレベルじゃない、ハッキリ言ってこの「怯え」は異常です。

 これはなぜか。

 ここ深入りするのは本書とは関係が無いのでやめますが、お考えめされると夏の暑苦しさが一層増してイヤな汗が出ていいですよ。藻谷さん自身がそこに辟易してる様も書かれててご同情申し上げる。


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