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leaping lizards

漫画版「Little orphan Anny」 の中でAnnyがよく使う間投詞(感動詞)だが、昔の英和辞書には出ていなくて(今の辞書にも出ていないと思う。)、どういう意味なのか、悩んだものである。
今のネット辞書のほうがこういう俗語も網羅していて非常に助かる。長年の「心の中のモヤモヤ」が解消された。訳は難しい。「トカゲが跳んでる(跳んだ)」では意味不明だし、無難に意訳して「まあびっくり」程度だろうか。
なお、「Little orphan Anny」は大恐慌時代に幸運にも大金持ちの養女となった孤児アニーが、大恐慌によってその養い親が破産し、いろいろ苦労しながら明るく生きていくという話で、大恐慌時代の世相などが描かれていて面白い漫画だが、昔、古本屋で見つけて購入して読んだ数年後にミュージカル映画化され、それほど有名な作品だったのか、と驚いたものである。映画は「Tomorrow」という国民的佳曲を残した以外は、下手くそなミュージカルだった。途中で映画館を出た数少ない映画のひとつである。監督はギャング映画の名作を幾つか残した名監督(ジョン・ヒューストン)だったが、土俵が違ったようだ。(舞台ミュージカル化が先で映画化はその後追い企画かもしれない。)

追記すれば、漫画のキャラの目に瞳を入れない(白い丸で描く)描き方は、日本の漫画家にもわずかにいて、それはハロルド・グレイ(確か作者は数人いて、新聞紙上で長年継続された漫画だが、私が読んだハロルド・グレイが最初の作者かと思う。)のこの漫画でのキャラの描き方の模倣だと思う。初期のあずまひでおもそういう描き方を一時しており、今でも、「あずまんが大王(あずまきよひこが描いた、物凄く影響を漫画アニメ界に残した歴史的な漫画。ほとんどの「女の子集団キャッキャウフフ」漫画はこの後で出てきた)」系統の日常漫画などで驚いた時などに目が白くなる、というように漫画的伝統になっている。「目が点になる」という言い方があるが、実際には点ではなく、白丸で描くほうが多いのではないか。いや、実際に点で描く漫画家もいるとは思うが、遠景人物の目を点で描くのとはまた話が別だ。




Wiktionary英語版での「leaping lizards」の意味

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