(以下自己引用)
この前に書かれた内容だが、短い眠りの連続の中で見る夢(妄想)が面白い、ということには大いに同感である。「老いていくと身軽になる」というのも同感。俗世の義理をどんどん捨てて、好きなことだけしていればいいし、周囲への責任もあまり要求されないのが老年だ。
(以下引用)
「1年380日の晩酌!」老いていく自分自身の体を面白がる
それに、老いていくと身軽になる。会社や仕事、種々雑多なスケジュールに冠婚葬祭の義理事も減り、書くのも締め切りにそう追われることもなく、毎日だいたい原稿用紙で8枚から10枚くらいを埋めていくばかり。両手をパソコンのキーボードに乗せて、いつものキーの位置にぴたりと指があたらなくなったのは、両手が縮んだのでしょう。ピアニストがピアノの鍵盤の、決まったところに手を置くようなもので、思い通りに指が文字を打てなくなるのはちょっと困りますが、まあ、なんとか工夫して、やっている。
できなくなった物事を悔やんだって仕方ない。今もできることを全てと思って、やりくりすればいいだけの話。体の変調など大同小異ですよ。 =つづく
(聞き手=長昭彦/日刊ゲンダイ)
たとえば、スタンリー・キューブリックがベルイマンになろうとしても無理だろうし、なる気もないだろう。逆もまた同じだ。
ベルイマンの特徴を一言で言えば、「超真面目でユーモアのかけらも無い」ということではないか、と思う。それでいて、見ていてある種の快感があるのが不思議なのだが、ユーモアとは別に、「厳粛な面白さ」というのが映画や文学には存在するのである。人生について、見る者にひとつの次元上昇を体験させる、というのが一番近いのではないか。これは、トルストイやドストエフスキーの小説にも言えることで、優れた純文学の持つ特長だと思う。一見軽く見える「第三の男」でも、人生についての次元上昇を観る者に与えるから、名作なのである。
だが、世間の9割がたの人は、残念ながら自分の仕事を辛い労働だとしか思っていないだろう。実際、その仕事を好きになれと言われても無理な仕事がほとんどではないか。闇金の借金(正しくは貸金か)回収の仕事が大好きだ、という人がいたら怖いwww
久世番子さんの『クリスタはじめて物語』の1コマ力(ちから)が強すぎて、見るたびに笑ってしまう。かく言う僕の来年の目標の一つは、iPad Pro買ってクリスタ入れて趣味の漫画を描くことなんだけど、趣味ならばまあ苦労ではないだろう(笑)