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ミニシアターは何を上映するべきか

「独立系映画館」というのがどんなものか知らないが、映画館にも系列があって、大手映画会社の配給する映画だけを上映する映画館と、非大手プロダクション制作の映画を上映する映画館があって、その後者だろうか。
小さな映画館なら、館主がこれと見込んだ映画を何か月も何年も上映するというやり方もあっていい。つまり、クリスティの「鼠獲り」を何十年も上演するロンドンの芝居小屋みたいなものだ。まあ、さすがに同じ作品だけを上映するのはためらうと言うのなら、私なら、映画黄金時代である1950年代から1960年代(つまり、アメリカンニューシネマ以前)の名作だけをローテーションで上映する。今どきの若者がフェリーニもベルイマンも、それどころか、大衆映画の巨匠であるヒッチコックやジョン・フォードの映画すら知らない、というのは可哀そうすぎる。何なら、私に上映ラインアップを組ませてくれ。

まあ、家でDVDを見るのもいいが、映画はやはり映画館で見たいものだ。
休日に、ふらりと映画館に入って古い映画を見る、という楽しみは格別なものだろう。

「君の名は。」がハンバーガーにコーラなら、「この世界の片隅に」は和菓子にお茶みたいなもので(これは食感の話で、実は栄養たっぷりの映画なのだが)、若者でも後者のセットが好き、という層は必ずいる。



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2月18日

『この世界の片隅に』が京都シネマでも公開決定し、市内独立系映画館3館リレーという珍しい形をつくった。かねてから全国の独立系劇場に新たな客の開拓と利益をもたらし最高と思ってたが、地域の異なる場で上映リレーってのもイイ


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HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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