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ティペラリー

「徽宗皇帝のブログ」に引用した「インドへの道」という言葉で、「ティペラリーへの道(遥かなティペラリー)」という歌を連想したので、ウィキペディアから転載しておく。「マンダレーへの道」という歌もあったはずで、「~への道」は軍歌(俗謡としての軍歌)には付き物の表現であるようだ。まあ、行軍は陸軍の兵士にとっては一番なじみ深い日常だろう。「歩いて歩いて歩いて」である。

日本語訳詞では「streets are paved with gold」が「大通りはとてもきらびやか」となっているが、これは文字通り「通りはみな黄金で舗装され」としたほうがいい。カネで浮かれた大都会ロンドンと素朴な農業国アイルランドの対比になる。





元歌詞[編集]

1912年版の楽譜に基づく[9]


1番
Up to mighty London
Came an Irishman one day.
As the streets are paved with gold
Sure, everyone was gay,
Singing songs of Piccadilly,
Strand and Leicester Square,
Till Paddy got excited,
Then he shouted to them there:
繰り返し部
It's a long way to Tipperary,
It's a long way to go.
It's a long way to Tipperary
To the sweetest girl I know!
Goodbye, Piccadilly,
Farewell, Leicester Square!
It's a long long way to Tipperary,
But my heart's right there.
2番
Paddy wrote a letter
To his Irish Molly-O
Saying, "Should you not receive it,
Write and let me know!"
"If I make mistakes in spelling,
Molly, dear," said he,
"Remember, it's the pen that's bad,
Don't lay the blame on me!
(繰り返し部)
3番
Molly wrote a neat reply
To Irish Paddy-O,
Saying Mike Maloney
Wants to marry me, and so
Leave the Strand and Piccadilly
Or you'll be to blame,
For love has fairly drove me silly:
Hoping you're the same!
(繰り返し部)

日本語訳[編集]

1番
ある日、大ロンドン
アイルランド人の若造がやってきた。
大通りはとてもきらびやか、
だから人々は誰もが陽気。
皆がピカデリーストランド
レスター広場を歌い上げるから
アイルランド野郎はいきり立って
連中に向かって大声で怒鳴り始めた。
繰り返し部
遥かなティペラリー、
遥か彼方よ。
遥かなティペラリー、
愛しのあの子の居るところ!
さよなら、ピカデリー、
さらば、レスター広場。
ティペラリーまでの道のりはひどく長い。
けれど心はいつもそこに。
2番
アイルランド野郎は手紙を書いた、
愛しのアイルランド娘モリーに宛てて。
「結婚してくれないというのなら、
手紙でそう書いてください!」
「ぼくが綴りを間違えているとしても、
ねえモリー」彼は続けて
「どうか覚えておいて、それはペンが悪いんだ。
ぼくのせいじゃないんだ!」
(繰り返し部)
3番
モリーはきちんと返事を書いた、
アイルランド野郎に宛てて。
「マイク・マロニーも
あたしと結婚したいって言ってるの。
だからストランドやピカデリーなんて放っておいて帰ってきて。
さもなくばあなたを恨むわよ。
あたしはあなたへの恋心ですっかり馬鹿になっているの。
あなたも同じ気持ちでありますように」
(繰り返し部)

映画などでの使用[編集]

1913年、イギリス国内のミュージックホールにてフローリー・フォードが初めて歌った。そして1951年のミュージカル映画『On Moonlight Bay』で使用された他、1960年代のミュージカル及び映画『素晴らしき戦争』と1970年のミュージカル映画『暁の出撃』ではジュリー・アンドリュースによって歌われた。ジャン・ルノワールの『大いなる幻影』では捕虜が歌い、ヴォルフガング・ペーターゼンの映画『U・ボート』では潜水艦U-96英語版の乗員らが歌うほか、英国のラジオ放送として赤軍合唱団による戦後録音の音源も使われた。映画『アメリカ上陸作戦』でも背景音楽として使用された。アニメ『ピーナッツ』の一編『It's the Great Pumpkin, Charlie Brown』では、第一次世界大戦の撃墜王を演じるスヌーピーによって歌われた。


日本では1917年に浅草オペラ女軍出征』で使用されたことから、チッペラリーとして有名になった[10]宮沢賢治の童話『フランドン農学校の豚』でもこの曲の名前が出てくる[1][11]


その他、ドキュメンタリー番組などでも第一次世界大戦を象徴する曲としてしばしば引用される。





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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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