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DSの「グレートリセット計画」足踏みとウクライナ戦争

「徽宗皇帝のブログ」に載せた副島隆彦の記事の一節で、櫻井よしこについての記述がちょっとした驚きだったので、その部分を色字で転載しておく。

 櫻井よしこは、実の父親が、台湾華僑だから、日本人への真の愛着がない日本人は、台湾独立のためには、たくさん死んでもいいのだ、という深い怨念を持っている。櫻井よしこは、ゼレンスキーの悪党 と同じだ。私は、彼女らに、ここまでケンカを売る。どうせ向こうは、私をを相手にしないから、私は、彼ら(彼女ら)を糾弾し続ける。


つまり、日本の極右グループの二大大将の櫻井よしこは台湾人で、安倍晋三は朝鮮人だ、ということになるのだろうか。不思議な話のようだが、これは「右翼」というものを「愛国者」と誤解するから不思議に思うのだろう。いや、右翼の中に愛国者は多いとは思うが、その指揮者が愛国者だとは限らないわけだ。これは左翼も同じだろう。どちらも、自分たちの組織を自分の利益のために操作している、と見るのが正しいのではないか。
私は民族差別というものを嫌悪するが、民族意識というのは個人の基本的なアイデンティティであるだけに、感情と密接に結びつき、だからこそ操作されやすいのだろう。

ついでに、上記引用文の直後の次の文章も、或る意味興味深いので転載する。

 維新の会に所属しているのに、参議院議員の石井みつ子は、「日本は、あんあり(欧米に)踊らされる必要はない」と言ったらしい。彼女はそれなりに見識のある女性のようだ。

「あんあり」は当然「あんまり」の誤記だろう。引用した理由は、橋下徹や鈴木宗男など、日本維新の会の関係者が、なぜか対ロ制裁に積極的ではない、つまり「穏健派」である、という事実が奇妙に思えるからだ。(石井みつ子は「維新の会に所属しているのに」ではなく、おそらく「所属しているから」なのである。)これまでの維新の過激で愚劣で「汚い」政治行為(関西マスコミの徹底的利用や他党攻撃など)を見てきた目には、この事実が奇妙に見えるわけだ。日本全体の大衆からの感情的批判を恐れずに対ロ融和論を出すのは、ポピュリズム政党としての維新の性格とあまりに乖離している。
これは、維新という政党が一見右側に見えて、実は単に「新自由主義政党」であるからかもしれない。つまり、「経済的観点から見て、ウクライナ戦争に肩入れするのは損である」という「合理的な」姿勢なのではないか。「誰にとっての損」なのかが問題で、売国政党の維新が日本という国家を大事に思うはずはない。とすれば、ウクライナ戦争はDSの存続にとって有益ではない、という意見がDS内部にある、と私は推定する。
補足すれば、ウクライナ戦争によって「新コロ詐欺」は完全にストップしており、DSによるグレートリセット計画は足踏みしているのである。


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