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マッパ社会の到来(笑)

「PRESIDENT online」から転載。
要するに、金に関する情報はすべて政府に把握されるだけでなく、過去の履歴(おそらく、治療歴、犯罪歴から公共図書館での貸し出し履歴、買い物歴、ネット検索履歴まで)がすべて政府に対して丸裸、というのがマイナンバー制度だ、と考えればいいのではないか。
となれば、政府に対する反抗など不可能であり、まさに完全な「1984」状況の到来だ、と言えそうだ。それが来年1月から実施だとか。あな、恐ろし、だ。
売春歴、万引き歴その他の犯罪歴のある若者は、一生、まともな社会生活復帰は不可能だ、と覚悟しておくがいい。
逆に、これからはそういう「マイナンバー疎外者」対象のブラックな金儲け組織がはびこるだろうという、下記記事の予測はかなり蓋然性が高いのではないだろうか。
自分には「犯罪歴」は無いから安心、などと言っている場合ではない。エロ本の購入歴、エロサイトの視聴歴など、すべて丸裸なのである。
要するに、これからは全国民、真っ裸、ということだ。



(以下引用)

「マイナンバー大不況」到来で、副業がバレる、水商売履歴が残る、倒産・凶悪事件が増える! でも、日本郵政は「特需」

プレジデント・マネーNEWS【29】


PRESIDENT Online スペシャル

 

 


     
内閣官房のサイトにあるように、マイナンバーは「社会保障・税に係る行政手続きにおける添付書類の削減」などにおいてメリットがある。しかし、同サイトではこうも言っている。「(国民の)所得のより正確な捕捉」。つまり、国は生活保護費の不正受給などを防止するだけでなく、善良な国民全員のカネの流れを完全に把握したいようなのだ。

税の専門家は、国がその気になれば、親が子どもへまとまった額の振り込みをしたような場合、これまでは特に問題にならなくても、今後は「贈与にあたる」などの指摘を受ける可能性を示唆している。マイナンバー制度は、税金をかき集める装置としての側面が強いのだ。そこで社会保険労務士で、企業向けのマイナンバー対策講座に日々追われている北見式賃金研究所代表の北見昌朗氏に、想定される「影響」をレポートいただいた。

マイナンバー特需は、まず日本郵政に

マイナンバー(社会保障・税番号制度)が、いよいよ始まる。今年の10月から番号の通知が始まり、来年1月からスタートする。


内閣官房のホームページは、制度の目的をこう説明している。


〈マイナンバーは、住民票を有する全ての方に1人1つの番号を付して、社会保障、税、災害対策の分野で効率的に情報を管理し、複数の機関に存在する個人の情報が同一人の情報であることを確認するために活用されるものです〉


このように説明されると、フーンと思うかもしれないが、実は、このマイナンバーは単なる行政手続きのための番号にとどまらず、日本社会に大きな衝撃を与える。サラリーマンにとっても、決して他人事ではない。

内閣官房「マイナンバー」のサイトより

マイナンバーの導入によって、笑う人もいれば、泣く人もいる。どんな人に、どんな影響があるのか、考えてみたい。


マイナンバーで一番の恩恵を受けるのは、日本郵政だといわれている。10月に日本国民全員に簡易書留で配られるのだから、それだけで数百億円になる。そして、その後も簡易書留の利用が増えるから、まさにホクホクだ。


マイナンバーは情報漏えいを防ぐため、厳重な安全管理を実施する。そのために法は、企業に対して情報漏えいを防ぐための措置(安全管理措置という)を求めている。内閣府のガイドラインを見ると、こんな記述が載っている。


〈特定個人情報等を取り扱う機器、電子媒体又は書類等を、施錠できるキャビネット・書庫等に保管する。特定個人情報ファイルを取り扱う情報システムが機器のみで運用されている場合は、セキュリティワイヤー等により固定すること等が考えられる〉


このような安全管理措置は、ガイドラインにおいて「手法の例示」という形でズラリと列挙されている。企業側にしてみれば、そんな負担を求められるなんて、空想していなかったに違いない。

情報セキュリティ業界はウハウハだが

これらの安全管理措置は、義務なのだ。努力義務ではない。しかも、情報漏えいすると懲役罰金となる。これが来年1月から猶予措置もなくスタートするのである。


これで沸いているのが情報セキュリティー関連の会社だ。例えば、シュレッダーとか、ウイルス対策ソフトとか、ファイアウオールとか、もう関連業界は大わらわだ。マイナンバーはいずれ預金にも符番されるところからタンス預金が増えるという見方もあり、金庫の製造会社も生産拡大に追われている。


政府のガイドラインにそって安全管理措置を実施するには、オカネが要りそうだが、いったいいくらするのか?  仮に社員100人ぐらいの会社だとすれば、初期費用1000万円、ランニングコスト年間400万円という試算も出ている。会社にとっては、大変な出費に相違ないところだ。


著者は、これはひょっとしたら安倍首相の経済対策なのではないかと、勘ぐっている。特に日本郵政に対しては、政治的な意図があるのではと思う。


マイナンバー特需は、実に幅広いジャンルにまたがっており、関係者はまさに鵜の目鷹の目で狙っている。読者諸兄も、ご自分のビジネスチャンスを見つけると良いだろう。


副業に励むサラリーマンやOLは大損

マイナンバーは、意外なところにも影響が出そうだ。


サラリーマンに影響がありそう(?)なのは、副業、つまりアルバイトだ。サラリーマンの場合、扶養家族全員の分も含むマイナンバーを、勤務先に提出しなければならない。副収入がある場合には、確定申告も行なう必要がある。住民税の支払いに際し、給与に副収入を合算した額が元になるので、会社には副業がバレてしまう。確定申告を行なわなければ、税務署から所得税の追徴が来る。マイナンバーはアルバイト先にも提出しなければならないので、税務署は簡単に調べられるのだ。


確定申告については、平成28年度分(29年に申告)から、申告書にマイナンバーを記載することが義務づけられている。つまり来年度から、国民の収入は完全なガラス張りになるわけだ。


アルバイトが無理ならば、副業のサイドビジネスを、という向きもあるかもしれない。例えばネットでショップを開設してひと稼ぎというわけだ。だが、それも税務署に把握される。「個人事業主」ということで、納税を免れることはできそうもない。


中小企業に勤めるサラリーマンの場合は、一般的に年収が低いので、例えば子供の学費のため、会社に黙って、深夜のコンビニでアルバイトをしている人だっているだろう。困る人が沢山出てきそうだ。

繁華街の活気が失われる

アルバイトがバレて困るのは、クラブのホステスやキャバクラ嬢など水商売を含む風俗嬢も同様ではないかと思う。


女性の中には、昼はOL、夜はこっそり副業として水商売・風俗嬢をするという人もいるだろう。その給与は、一般的には日払いが多いようだ。つまり源氏名で、その都度、オカネをもらっているのである。


ところがマイナンバーという制度が始まると、風俗店で勤務する時も、マイナンバーの提出が必要になる。例えば、キャバクラに体験入店する時も、いきなり本名とマイナンバーを店に伝える義務があるのだ。


サラリーマンは、副収入があれば確定申告が必要になる。確定申告すると、昼間の会社に住民税の金額が通知されるが、あまりに年収が違うと、すぐ会社にアルバイトがバレてしまう。


それだけではない。風俗店で勤務していた記録が、その女性のマイナンバーに永久に記録されてしまうのだ。


マイナンバーのおかげで、風俗嬢が激減すると、必然的に夜の街から活気が失われる。歓楽街はゴーストタウン化する可能性も否定できない。酔客がいなければ、タクシー運転手も商売あがったりだろう。そうやって本来落とされるべきお金が落とされなければ、経済に負の連鎖をもたらすことになるのは子どもでも理解できる。

近所のスーパーが倒産する

さらに、マイナンバー導入による「暗い影」は住宅街をも襲うかもしれない。


例えば、地元のスーパーだ。かつてバブル後や、リーマン・ショック後などに売上不振となり、本来、店側が半分負担するべき、パート従業員などの社会保険(厚生年金や健康保険)の支払いを滞納、というケースは潜在的にかなりの数にのぼると思われる(雇用保険や労災保険などの労働保険には加入)。最終的には違法と承知で社会保険の脱退をすることも少なくない。


しかし、こうした「裏工作」はマイナンバー導入によって、会計検査院の実地調査などにより露呈する公算が大きい。社会保険料の「時効」は2年。従業員20人ほどのスーパーなら、その期間の合計額が数千万円にのぼるだろう。今さら、従業員に請求などできるはずもない店側は、ただでさえ厳しい経営環境がさらに悪化し赤字幅が拡大。ついには倒産や自己破産となるリスクをはらむ。


このあおりを受けるのは、近隣の住人だ。突如スーパーが消滅したため、買い物難民になってしまうのだ。コンビニが多い都会なら特に問題ないかもしれないが、地方でこうしたことが実際に起こると大問題となるだろう。

ストーカー・凶悪事件が急増

マイナンバー社会になることで凶悪事件も増えると私は予測している。


個人の「背番号」であるマイナンバーが何らかの事情で漏洩し、強盗やストーカー事件が勃発ということは大いにありうるだろう。ナンバーを管理している自治体の職員自らが自分の元交際相手をストーキングすることは簡単なことだろう。職員ではなく、臨時職員といった者でも、よほど管理を厳重にしなければナンバーリストを流出を回避するのは難しいのではないか。


こういうことも考えられる。


もし、我が身を隠さなければならない、のっぴきならない事情に直面したとき(例えば、警察の「お尋ね者」になって逃走するなど)、その人物が、名字や住所を何度も変えつつ、各地の工場などの派遣労働者として、何とか食っていたとする。しかし、マイナンバー法が施行されても、そのナンバー取得をできず、そうした「表」の職に就くことが不可能になったことで、「裏」の職、つまり犯罪に手を染めてしまうかもしれないのだ。


「マ無し日当10万円」


マイナンバーを取得できぬ人を目当てにするのが犯罪組織だ。「マイナンバー無しで、働ける仕事、報酬は10万円」と誘い、強盗などをさせるといった手口だ。マイナンバーの導入によって、国に貯金額などを把握されるのを嫌った高齢者などがタンス預金を今まで以上にするのは確実で、当然、それを狙う輩も増えるに違いない。


以上のように想定の範囲外の問題が起こりそうなのがマイナンバーである。


新聞社やテレビなど大マスコミはなぜか、その問題を報道していない。だから知らない向きが多いが、我が身に降りかかってくることだけに注目した方が良さそうだ。






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欧米人種の気色の悪い似非人道主義

「日刊リウイチ」から転載。
マスコミの扇情主義も、それが正しい目的のためなら可とすべきかもしれないが、一少年の死体の写真(だと思う。私はそれを見ていないし、よく知らない。)が、これまでリビアやシリアやイラクで死んだ何百万人という数字よりも簡単に世界の世論を動かすとすれば、素直にはその動きを眺めることはできない。
イギリスの首相(キャメロンか。つまらない顔の男である。民主党の野田元総理に似ている。)がシリア難民を子供に限定して受け入れることにした、というのも素直には聞けない。要するに、マララ・ユスフザイのような広告塔を作るだけではないのか。もちろん、そのように利用されることが、その子供たちにとっては幸福かもしれないが、マララを何人作ろうが、欧米支配層がシリア(や他の中東・アフリカ諸国)の内乱を操作することをやめさせない限り、何百万の死体と何百万の難民がこれからも生まれるだけである。
なお、今回の記事題名は私の白人嫌悪をそのまま出したものだ。欧米人種ではなく、欧米支配層の偽善(似非人道主義)と書くべきかもしれないが、このままだと白人全体が世界の憎悪の対象となるぞ、という警鐘として、あえて書いた。実際、私の欧米支配層嫌悪は白人嫌悪にすら至りつつある。


(以下引用)


【9月7日】 欧州を騒がしている移民の問題について考えていて、それが日本で起こった場合に何が起こるんだろうかと思考を巡らせ、やっぱり起こるのは先住している日本人たちとの軋轢だろうなあと思い至って、そういえば日本でもブラジルから出稼ぎに来た人たちと、前から住んでいる人たちの軋轢が問題になった愛知県は豊田市の保見団地があったなあと思いだし、今いったいどうなっているかを調べていて、ヒットした藤野眞功さんによる「裕福な国で生き延びるための5つの方法 -落下と着地」というルポルタージュが、移民たちの状況というよりはむしろ、円が大金になる“故国”を持たない日本の若者達が永劫において抱える鬱屈した気分を浮かび上がらせ、それがこの国を漆黒の闇へと陥らせかねない不安を感じさせた。

 保見団地については初期、ブラジルからトヨタ自動車やその関連会社の工場なんかに出稼ぎに来たブラジルの日系人たちと、古くから団地に住んでいる人たちのと間にどうしてもあった文化の違いが問題になって、いろいろと取りざたされたことがあった。ゴーストタウンとか、言葉は最悪だけれどゲットーとかそんな言われ方をされた時期もあったけれど、長い時間が経つに連れてそこで暮らす人たちの間で対話が行われるようになり、話さなければ分からないという前からの住民の活動、溶け込むならば自分たちもそうなろうとするブラジル出身の人たちの努力もあって融和は図られ、それでいてしっかりとブラジルのカラーも残した街になって来ているという、そんな記事を読んだ記憶もある。

 そしてこのルポルタージュは、話しかけても無視するし初対面では壁がある日本人の性向も理解しつつ、この日本で暮らしているブラジルからの出稼ぎ者やその子供たちの生態、そういう開けっぴろげなブラジル系の人たちに好意を抱く日本人たちの心情を描いて、わかり合えれば融和は進むんだとう可能性を感じさせてくれた。だからむしろ厄介なのは、移民というだけで会いもしないで嫌悪を抱き、過去にあった軋轢だけを覚えて増幅して語って今を現実とは違った姿で映し出し、分断を図ろうとする勢力がいることで、そうではないってことを情報によって発信し、時間と対話があれば人は融和できるという可能性を示すことが大事なんだけれど、メディアはよりセンセーショナルで悲劇的な文脈を追いたがるから困りもの。ガンから回復して寛解したアイドルのルポルタージュ番組が寛解したからなくなったとかいった具合に。こっちの方が病気に苦しむ人によほど希望を与えるのに、死の悲劇なんかよりも。

 そんな風に煽り立てて分断しようとする空気が一方にあって、そして現実の世界でままならず円が何倍もの価値になる“故国”を持たずにこの国で、生き続けなければならない日本生まれの日本育ちで日本で死んでいくだろう若者達が抱える鬱屈が招く、他者への理由のない恐れと怒りとやっかみが、これから本格化するだろう移民という存在へのヘイトを呼んでこの国を喧噪と不安に陥らせかねないかと心配でならない。敵意を向けられた相手は親愛を逆転させて怒りを暴走させ、そして起こるさらなる軋轢。負の連鎖。それだけは避けたいのだけれど…。だからこそ保見団地の事例はもっと読まれるべきでしら得るべき。このルポルタージュを含めいろいろと読んでいきたいなあ。何かあるかな他に。しかし保見団地、車で近所は通ったけれど入ったことはないのだった。どんなとこだろう。サンバでシェラスコでロナウジーニョなのかな。

 しかしシリアから逃げ出しながらもボートが沈んで、海に投げ出されて亡くなった少年の痛ましい画像に映像が世に出回ったとたんに、世論が一気に移民の受け入れへと向かった欧州のその態度を、それでも前向きなことは良いことだと思いたい一方で、根本となるシリアの内戦をどうするかといったところに話が及ばず、これからも悲劇が生まれかねない状況を結果として認容しているのは、やっぱり態度として昔ながらの二枚舌だよなあとも感じて、国家というものの面倒くささを改めて感じたり。ただやっぱり動こうという態度は立派で、日本でもそうなれば良いんだけれども前述のように移民に対する意識がどうにも排外的で、可愛そうだけれど受け入れるかは別といった切り分けの中で時間ばかりが過ぎていきそう。とはいえ数年で終わる話でもなし。隣国の崩壊から来る大量の難民も視野に入っているだけに、いずれ何らかの対応を迫られるだろう。その時にどうなるか。今から気がかり。

 そうした世界で起こる悲劇を世に喧伝しようとする動きの中にも、どこか扇情的なものが出始めていてそれで引く人も出かねないと心配。なるほどナパーム弾で大火傷をしたベトナムの少女の写真があり、アフリカでハゲワシに狙われているような少女の写真があって、どちらも戦場や紛争がもたらした少年少女の悲劇を切り取って世界を動かした。ただベトナムの少女は今も存命であることが分かっているし、ハゲワシの少女は同一画面に収まってある文脈を醸し出しただけで、その場で少女が食われた訳も息絶えた訳でもない。そういう画像は今見てもその存命を信じることができるのに対して、海岸に流れ着いた少年は明白な遺体であって、その生を絶対に信じることができない。けれども今、それらを横並びにして悲劇として語ろうとする動きが出始めている。

 子供が犠牲になる悲しみを、センセーショナルな画像を連ねて表現し、悲しみを止めようとする行動や思考には賛成したい部分もない訳ではないけれど、今、すぐそこで起こったばかりの明白な死をつきつけられると、浮かぶ戸惑いの方が大きかったりする。何よりカナダに暮らしているという少年のおばさんなりという人が、遺体の画像を使うことよりもかつて生きていた少年の画像を見せることで、その断たれた生への思いをはせ、失われた生への慈しみを覚えて欲しいと言っているのだから、直接的な表現から瞬間の憤りを覚えさせるのではなくて、間接的な表現の中から広く大きな想像を醸し出せるような報じ方、運動の仕方を採用して欲しいんだけれど、でもやっぱり扇情に走るんだろうなあ、その方が“稼げる”し。厄介な時代に生きている。

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ドイツの例に見る「後方支援」の実態

misaさんのブログ(ブログ名は不明)から転載。



(以下引用)


憲法解釈を変えて「後方支援」する事になったドイツがアフガンで見た惨劇

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ドイツ連邦軍 トウステン・ガートナー氏(50)
「我々の基地は、一年間に31本のロケット弾を受けた。私も基地内にいたが生き残った。」

任務は戦闘には直接かかわらない「後方支援」だった。

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アフガンに派兵されたヨハネス・クレア氏(29)
「銃弾が首の真横をかすめた。その時はただあと数日生き延びる事が出来ればいいと思った。」

そう語るクレアさんの主な任務は、2010~11年のアフガニスタンでの活動で、弾薬輸送や地雷撤去などの「後方支援」のはずだった。

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安全と聞かされていた任務だったが、20回も銃撃戦に巻き込まれたと言う。

戦後ドイツは、憲法で侵略戦争を禁じ専守防衛に徹してきた。湾岸戦争でも多国籍軍には参加せず、約1兆円の経済支援をするにとどめた。

しかし、その姿勢がアメリカなどから「小切手外交」との批判を浴び、当時のコール政権が憲法の解釈を変更し、海外派兵に道を開いたのだった。

裁判所も条件付きでこれを認めた。

そして2001年、アメリカがアフガニスタンで対テロ戦争を始めると、ドイツは「国際治安支援部隊(ISAF)」に参加した。

任務は、米軍などへの後方支援、現地の治安維持、学校建設・医療支援などの直接戦闘とは関わりのないものだった。

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コンスタンティンさん(22)は、高校卒業後友人の誘いで入隊し、2010年からアフガンに派兵された。

任務は、基地内での車両の整備。

その作業の最中、突然侵入してきた男の銃弾を浴び命を落とした。

「政府は最初、復興支援や井戸の建設、子どもの学校の送り迎えをするんだと言っていた。危険は少ないと。

海外派兵が何の役に立ったのか、未だによく分からない。息子が犠牲になってヒーローにされても家族にとっては何の意味もない。」

ドイツは、昨年アフガンでの活動を終えたが、自殺者を含め死者は55人。多くは若者たちだった。

だがそればかりでなく、帰還した兵士の心にも大きな傷跡を残した。

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アフガンに派兵されたクリスチャン・パパイエスキー氏(36)
「記憶力がひどく衰えた。そしてとても攻撃的になり、何度か暴力的な行為に及んだ事もあった。

恋人を殴った。一瞬でかっとなり見境なく殴り続けた。」

目の前で仲間が殺された事が原因で、帰国後戦場の様子が突然よみがえってくるようになったという。

「政府は安全だと言っていたが、そうではなかった。そこは戦場だった。」

彼は帰国後、PTSD(心的外傷ストレス障害)と診断されて入院、4年たった今も通院する毎日だと言う。

ドイツでは、このように帰還した兵士がPTSDを発症するケースが多発し、社会問題になっている。

その数は、年間200~300人だという。

日本がドイツと同じ道を進むのであれば、帰還兵の受け入れ態勢は必ず整えておくべきだと精神科医は語った。

安倍総理
photo:10

「後方支援をどのように実施するかについては、必ず戦闘に巻き込まれるわけではない。

物資を安全な場所で、相手方に渡す。これが今や私は常識ではないかと。」

後方支援の最中、何度も銃撃戦に巻き込まれたクレア氏は言う。

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「政府がいったい何の為にやるのか。そして犠牲を払う準備が出来ているのか。

自分たちの息子や娘の遺体を出迎える用意が出来ているのか。

何より大切なのは、犠牲についてオープンにちゃんと議論することだ。」

★★★まとめ終わり★★★

ドイツに学ぶことは多いです。

「後方支援」は戦闘には関わらないので安全、という政府の言葉を鵜呑みには出来ないのです。


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東大ムラ

猪狩何とかという弁護士のブログから転載。
司法試験漏洩なら、何よりもまず東大を疑うべきではないか、と私は思うのだが。
そうでないと東大法学部の、あの司法試験合格率の高さは理解できない。もともと学生の頭がいいから、というのは世間に定着した「東大イメージ」による神話か錯覚だろう。
おそらく、司法試験を作る委員が、一部は大学で漏らし、一部は個人指導(家庭教師)で「特別な学生」に漏らしていたのではないか。まあ、これは特に何の証拠も根拠もない推測を無責任に言っているだけである。無名弱小いい加減ブログにそれ以上を求めてはいけない。
要するに、司法試験を作る人間が教壇に立つこと自体が間違っているのである。教壇で、つい情報を漏らすこともあるだろうし、意図的にヒントを与えることもあるだろう。人間だもの。(笑)なお、東大の入学試験も同様ではないか、と私は疑っている。もちろん、その恩恵に与れるのは一部の「東大ムラ」の家庭の子弟だろう。まあ、一種の「推薦合格」みたいなものだ。なお、私大ではこれは普通の話らしく、有力者の子弟や学校関係者のための枠が一定数あるとか。
いや、安倍総理が東大に入れなかったのは、東大入試には不正が無いことを証明している、という人がいるかもしれないが、さすがに小学生レベルの学力では東大に入れるのは無理、と断わられたのではないか。www
まあ、東大というのも「上級国民」の要素の大きな一つだろうし、東大卒の家から東大合格者が再生産され、東大閥が生まれ、お互いに便益を図りあうという、麗しき「上級国民」社会ができるのではないか。放射能ムラも、大蔵省(今は何省だっけ)ムラもみな同じ東大ムラだろう。


(以下引用)

明治大学法科大学院の教授が司法試験の問題を漏洩 この不祥事は法科大学院制度を終わらせる

 司法試験の合格発表を9月8日に控え、NHKで非常に衝撃的なことが報じられました。

司法試験の問題内容 教え子に漏らした疑い」(NHK2015年9月7日)
「明治大学法科大学院の60代の男性教授は、ことし5月に行われた司法試験で試験問題の作成などを担当する「考査委員」を務めていましたが、試験前、教え子の20代の女性に試験問題の内容を漏らした疑い」

 これが何故、露見することになったのか、その20代の女性だけで止まらなかったからでしょうか。
 あるいは、あまりに完璧な模範答案があったために試験問題の漏洩が疑われ、内偵が行われた結果でしょうか。

 以前より司法試験の問題は、その分野の一流の学者を中心に作成されることから、その学者の興味がある分野、大学での講義などの情報を収集し、そこから「予想問題」を考えるなどということが司法試験予備校を中心に行われていました。
 その分野が出題されると、その年のいついつの答案練習問題として出題したなどというあたかもあたかも完璧に的中させたかのように宣伝されるのですが、これはある意味では網羅的に出題されるので、的中という次元のものではありません。

 しかし、以前より慶応大学法科大学院での答案練習があたかも「漏洩」であるかのように疑われたこともありましたが、それはさておいたとしても今回の漏洩は法科大学院制度にとっても極めて決定的な不祥事です。
 法学部の学生と教員以上に法科大学院では、学生と教員との間は密なものが想定されています。少人数教育ということが前提になっているからです。
 法科大学院生は、司法試験に合格できなければ社会的には全く評価されません。
 また法科大学院にとっても生き残りのためには司法試験合格率を上げることが大前提となっています。文科省から補助金を削減されるからです。
 司法試験の合否は、教員にとっても学生にとっても利害関係があまりにも大きすぎるのです。
 今回の案件が、教員とその学生の個人的な関係であったとしても他に漏洩しなかったという保障はありません。この20代の女性から他にも漏洩されたとなれば、もはや試験の公正性は保たれません。
 一部でも漏洩された以上、合格発表そのものができるのか(例えば延期もあり得ます)、不正が発覚した受験生は後から合格が取り消されることを前提に合格発表そのものは実施されるのか、このような前代未聞のことにどのように対処すべきなのかは、司法試験委員会も困難な判断が迫られるものと思われます。
 このまま問題なしとすることは司法試験への信頼は一気に失墜することになります。

 一番の困難は再発防止策です。
 一流の学者は法科大学院でも第一線で活躍されているものと思われますし、司法試験の合格者の増員で問題にされた中に、試験を実施する際の司法試験考査委員の確保がありました。
 試験問題を作問し、そして答案に対し、適正な評価を与えられるような人材はそう多くはありません。
司法試験予備校の弊害?
「ちなみに考査委員の数はかつて法律で1つの科目4人までという制限がかなり以前ですけれども、ございました。勿論、現在そのような制限はございませんで、資料に付けてございますが、考査委員の方を相当増やしておりますけれども、やはり考査委員の質の確保、あるいは試験の公平性という観点から見ますと、考査委員の数の増加というのはおのずから限界があるだろうと考えております。」(司法審第15回議事録より法務省の説明) 

 他方で法科大学院制度の設立により、教員と学生との間が密になり、さらには上記のとおり司法試験考査委員の確保は困難であることからも司法試験考査委員と学生を完全に遮断することが不可能というジレンマを抱えることになります。

 司法試験への信用失墜は、さらに法曹志望者離れに拍車を掛けるであろうし、新規法曹への信頼も同様に失墜させることになりかねません。
 今回の不祥事は、一部の者の不祥事として片付けることは困難で、法科大学院制度そのものを崩壊させかねない重大な弊害です。


(追記)某掲示板によると、こういういきさつらしい。まあ、60も過ぎて、お盛んなことである。


195以下、\(^o^)/でVIPがお送りします2015/09/08(火) 13:22:46.486ID:QaC/a8xG0.net
発覚した原因、ここがみんなしりたいと思ってると思うけど、
真実は以下の通り。

ブルー卿こと青柳幸一は、自らが好みの女子学生(明治大学法学部卒)に対して試験問題を漏洩。
その後、当該女子学生は周辺2,3名の親友に拡散。その後さらにLINE等を通じて何人かに拡散した。
もっとも、この本件女子学生と周辺2,3名(男を含むが、これは青柳を含めて三角関係と言ってもよいのか不明だが、
少なくとも青柳側からしてみればそのように考えざるをえない状況にもあった。)しか、漏洩時の事実を知らない。
二次的拡散の何名かは司法試験問題をみて、これと一致していたことをそれほど意識していなかった。

事件が進行したのはお盆明け。この頃、本件女子学生はUSBをPC室に忘れてしまった。
それが全ての原因。たまたま通りかかった学生がこれを占有離脱物横領。
中身にワードファイルが有り、作成氏名が青柳幸一、そしておどろくべきことは作成年月日・更新日が
2015年4月4(←14日だったかもしれない)日となっていたこと。
そして司法試験問題を参照するとほとんど一致していたのみならず、解説も付されていた。
これをおかしいと判断した占有離脱物横領犯人は、出身学部の日本大学法学部教授に相談し、
ここからは付さねばならないが、某東京高検派遣検事の◯◯に相談。

196以下、\(^o^)/でVIPがお送りします2015/09/08(火) 13:23:15.093ID:QaC/a8xG0.net
当該検事が動き、法務省が調査を開始。対象者の論文試験結果を参照。
統計上著しくおかしなデータ。さらに、択一に落ちた者の論文も調査。ここでも憲法のみ好成績。
この件は先週木曜日に明らかになってどのように公表するか検討が遅れ、
今日月曜のマスコミ発表となった。

青柳幸一自身は、司法試験委員をクビになり
現在明治大学は理事会で辞職を求める見込み。

今、青柳は女子学生にキレている。
元々は男女間のもつれが原因。
それは、本件女子学生が男子学生と仲良くしているところに
憲法学者青柳が何か釣りたいと思ったところにあるからではないか。

結局はこれは小番一輝事件と極めて似ている。




(さらに追記)前説で、関係の無い東大をdisったお詫びに、公平に明治もdisっておく。「フルメタルジャケット」の新兵訓練係の鬼軍曹の言葉を借りれば、「俺は、ユダ公もイタ公も黒ん坊も差別はしない。みんな平等に価値が無い」。
まあ、大学なんてのは、遊びに行くところではない、ということだ。本気で学ぶ気の無い奴は、行くべきではない。
下の写真は路上に散乱するゴミを写したものである。


明治大学が歌舞伎町飲酒事案についての処分を発表 クライスは「公認取消・廃部」、当該学生に対しては「厳重注意」

・ω・
2014年07月18日 明治大学

 本学公認サークル「クライステニスクラブ」の飲酒事案につきまして,各方面に多大なご迷惑・ご心配をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。

 本学では関係する学生全員を対象に個別面談を実施した結果,本件が過度の飲酒に起因していること,また多数の未成年飲酒があったことを確認しました。また,警察においても当日の参加学生から聞取り調査が行われ,その結果,事件性(薬物・睡眠薬の混入等)がないことを確認しております。

 本学では,これまでも未成年飲酒の禁止,飲酒の危険性に関して,新入生やサークルを対象に新入生指導週間行事や長期休業期間前のサークル説明会において,再三にわたって注意・指導を行ってきた他,ホームページ等で常時注意喚起を行ってきましたが,今回発生した事態を重く受け止め,改めて再発防止に努めてまいります。

1 事実経緯
 2014年6月20日(金)夜,本学公認サークル「クライステニスクラブ」は春学期最終練習後,新宿歌舞伎町の飲食店において,他大学と合同の懇親会を実施し,本学学生34名(うち未成年者21名)が参加しました。この懇親会では,未成年飲酒に加え,カクテルの他,アルコール度数の高いウォッカやウィスキーをイッキ飲みする等,一歩間違えれば生命の危険を脅かしかねない過剰な飲酒を行いました。

 飲食店を退店し,旧新宿コマ劇場前に集合したところ,泥酔状態に陥っていた女子学生を含む複数名の本学学生が路上に倒れこみました。その様子を見て心配した方が警察に通報し,2名の成人男子学生が病院に救急搬送されることになりました。この2名は,アルコールの過剰な摂取と診断され,数時間後に治療を終え無事に帰りました。

2 サークルへの処分
 サークル行事における過度な飲酒や未成年飲酒の常態化が確認されたことから,クライステニスクラブは「公認取消・廃部」すると共に,当該学生に対しては厳重注意を行いました。
 その上で,廃部後もクライステニスクラブに所属していた本学学生98名に対し,飲酒に対する正しい知識を習得させるため,外部講師による未成年飲酒の防止,アルコールの危険性,適正飲酒の必要性等の講習会を実施します。また,厳重注意を受けた当該学生に対して引き続き個別指導を行い,始末書及び誓約書を大学に提出させることとします。

3 今後の対策
 全公認サークル代表学生を招集し,飲酒及び課外活動全体の安全対策について,指導を行いました。今後とも,健全な課外活動を推進するため,全公認サークル部長(教職員)とともに,サークルへの指導を継続的に強化してまいります。
 併せて,本学の全学生に対しても各種ガイダンス,ホームページ,掲示,学生個人向けのポータルサイトを利活用し,飲酒に関する注意喚起を継続して行います。

以上

https://www.meiji.ac.jp/koho/news/2014/6t5h7p00000hs7yo.html









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プロデザイナーの「紳士協定」を土足で踏みにじるネットの「正直な」子供たち

「泉の波立ち」から転載。
ここまで来ると、佐野研二郎が気の毒な気もしてくる。彼の仕事の大半がパクリであったことは確かだと思うが、デザインとはもともとそういうものではないか。つまり、「素材を変形したり合成したりして『新しいもの』とする」わけで、素材の無いデザインは存在しない。その素材が既成のデザインだった場合が問題になるわけだが、それが意図的なものか偶然のものかは判断困難なグレーゾーンが多いだろう。そのグレーゾーンをプロ同士は「好意的に解釈する」という「紳士協定」によって成り立っているのがプロデザイナーの世界だ、と考えるのが妥当なのではないだろうか。プロデザイナーの多くが最初佐野氏を擁護したのは、デザインの世界がもともとそういうものだと分かっているからだろう。
ところが、そこにネットという怪物が現れて、「盗作だ盗作だ」と騒いだもので、プロデザイナーの世界自体が崩壊しかかっている、というのが現在の状況ではないだろうか。(子供が「王様は裸だ」と叫ぶのに似ている。「空気を読めよ」と「大人」は言うわけだが、「子供」は思ったことをそのまま言うから大変だww)
私自身は、佐野氏の顔が嫌いだし、彼が博報堂や身内のコネで現在の地位を作ったらしいことも不快だし、彼の仕事の多くは「グレーゾーン」を超えたブラックなものだと思うが、彼をあまりに叩きすぎたことで、彼がすべてを失うことになるというのは、「小悪」に対して、過重な罰ではないか、と思う。フクシマに関して、こんな小悪党よりもはるかにひどい悪事(放射能による大量傷害、または殺人と、避難家族の財産と生活のすべてを奪う、という悪事)を行ってきた東電幹部や政治家や官僚の誰一人、罰を受けていないではないか。
さらに、今回の事件が「著作権」強化につながることも私は危惧している。私自身の意見は、「あらゆる創作は過去の創作を基にした二次創作でしかない」というものだ。素材の組み合わせ方や並べ方など、そこに少しでも新しいものが含まれれば、単なる模倣ではなく「創作」と見ていい、ということだ。そして、「創作」の基準を厳しくする、つまり著作権の保護を厳しくすれば、あらゆる創造は痩せ細っていくだろう。このことに関して、「播州武侯祠遍照院」所載の山崎行太郎の文章を「引用2」で転載しておく。
なお、思いついて「デザイン」を英語辞書で引くと、その複数形は「陰謀」の意味があるらしい。(笑)


(以下引用)

2015年09月03日

◆ 多摩美が佐野作品を削除

 多摩美のサイトに掲載されていた佐野研二郎の代表作が、削除(公開停止)されてしまった。

 ──

 前項 では、佐野研二郎の代表作として、多摩美のサイトに掲載されていたサイトを紹介した。(代表作の画像つき。)
  → http://www.tamabi.ac.jp/prof/pr/adv.htm

 これは、昨日の深夜の段階では、きちんと表示されていた。
 ところが、今では、この作品が削除されてしまった。脱殻のようなページだけが残っている。

 つまり、著名な広告賞を四つも受賞した、佐野研二郎の代表作が、「なかったこと」にされてしまったも同然だ。少なくとも多摩美としては、その方針である。

 ──

 いったいどういうことかと思って、検索してみたら、こういう事情だった。
 佐野氏が教授を務めている同氏の母校・多摩美術大(東京都)は、大学ポスターを含む他の盗用疑惑で、理事会の討議次第では来年以降に予定する講義が取りやめられる可能性があることを示唆。
 同大の総務課によると、エンブレム問題に関しては「組織委員会が見解を示していますし、当校としては問題にするつもりはありません」と、撤回が決まったものの不問にする構え。ただ、問題となるのは、先月中旬に発覚したサントリーのキャンペーン賞品デザインと、数日前からネット上で指摘されている同大学の広告シリーズポスター「MADE BY HANDS.」の盗用疑惑だ。
 特に「MADE―」は、大学に関わる問題とあって重要視。総務課では「近日中に行われる予定の理事会で、間違いなく議題として上がるのではないでしょうか」としている。現在、大学は夏休み中で、学内では騒動となっていないが、学外からメールなどによる指摘が届いているという。
 同課の担当者は「理事会の結論次第では、佐野氏の講義が行われなくなることもあるのか」との質問には、「その可能性は否めないと思います」とした。理事会の緊急討議次第では、来年以降に予定されている「佐野プロジェクト」と名付けられた3、4年生の講義がなくなる可能性がある。
( → 2015年9月3日 スポーツ報知

 他に、次の記事もある。
  → 佐野氏母校の多摩美大困った…13年ポスターに疑惑

 こういうふうに世間で話題になったことで、多摩美としても問題を放置できなくなったようだ。

 で、当の画像が公開されなくなったので、何とか保存しようとして、Google キャッシュを探したり、魚拓を探したり、Web Archive を探したりしたのだが、どこにも残っていなかった。すべて削除済み。
 せっかくの作品が、もはや見られなくなった状態だ。

 ──

 ただし、必死に探すと、いくらかは見出すこともできる。たとえば、これだ。(サムネイルのみ。)
  → http://j.mp/1JPHP3y
   
 こっちのサイトもある。
  → http://www.dandad.org/awards/professional/2014/branding/23324/tamabi/
  → http://www.spoon-tamago.com/2013/05/09/made-by-hands-tama-art-university-ads-by-kenjiro-sano/


 なお、佐野研二郎のサイトは、現在、閉鎖されているのも同然なので、何の情報も見つからない。
 


 [ 余談 ]
 それにしても、ここまで来ると、もはや「すべてを失った」という状況だ。業界内で生きていくことも困難だろう。あらゆる仕事を失いかねない。その一方で、事務所の維持には、莫大な金がかかる。
  → MR_Design(佐野研二郎代表)のオフィスがオシャレすぎ
 このままだと、収入がないまま莫大な支出を迫られ、破産しかねない。人生そのものが破滅になりそうだ。

 思えば、サントリーのトート・バッグの件が話題になった時点で辞退しておけば、これほどひどくはならなかっただろう。なのに、あくまで「おれは正しい、パクリはしていない」と言い張ったせいで、徹底的に絞られて、すべてを失うハメになった。
 すべてを望んだせいで、すべてを失うことになった。

 ──

 なお、私は前に、次のようにコメントしておいた。
 佐野研二郎は、もはや自発的にデザインの撤回を申し出るべきだ。

 一方、本人が何もしないでいると、どんどん世論の糾弾を浴びて、本人がぼろぼろになる。自殺行為も同然だ。
 巨大な敵から巨大な攻撃を受けているときには、白旗を掲げるのが、生き延びるための唯一の策だ。
 無為無策でいると、そのうち、原爆を落とされて、莫大な損害をこうむるだろう。
( → コメント by 管理人 at 2015年08月30日 10:17

 ここで忠告したとおりになってしまった。(上記を書いたのは 30日だが、その翌日の 31日に、多摩美のポスターの盗用が発覚した。 → 別項



(引用2)

私は、デザインやデザイナーというものに興味がない。

しかし、「五輪エンブレム問題」をめぐるネットやマスコミの「騒動」には興味がある。

私が「ネット右翼亡国論」で問題にするテーマが、そこにあるからだ。

今回は、「盗作」や「パクリ」が問題になっている。デザインにおける盗作とパクリ。そもそもデザインにおける「オリジナル」とは何か。

ネットの世界では、「似ている」ということが、即、盗作やパクリということなっているようだ。「似ているか、似ていないか?」は、素人にも理解できる。

いわば、これが「ネットの正義」「ネットの倫理」である。

私は、そこに問題があると考える。

少なくとも、今回は、デザイン業界が、「アマチュアの倫理」に過ぎない「ネットの正義」に屈服した事件と見ていい。

これからデザイン業界は、「模倣」や「模作」「パスッテイッシュ」「オマージュ」という芸術や文学・・・に不可欠な技法に敏感になり、そういう技法に躊躇するようになるだろう。むろん、これによって、デザイン業界も、貧困化、凡庸化、幼児化していくだろう。





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『進撃の巨人』の「『人類』を喰らう『巨人』」は中国を暗喩したものだろう

HULU(ネット配信TV)に「進撃の巨人」が入っていたので第一回を見てみたが、あきれた「反中国プロパガンダ」の右翼アニメ(漫画)であるようだ。子供の頃からこういう漫画やアニメで「中国嫌い」「中国恐怖」を心の中に植えつけようという電通(アメリカ)の戦略だろう。
どう考えても、主人公たち(人類)の住む「シガンシナ」は「シナの此岸」、つまり「日本海の彼岸である中国のこちら側、日本」の意味でしかない。
つまり、高い壁に守られて100年の平和の惰眠を貪っていたシガンシナの住人とは、「日米安保と米軍に守られて」70年の平和を享受して軍備不要論を唱える「憲法9条で頭がお花畑の日本人」を揶揄したもので、「壁の向こうの凶悪な巨人」に対し危機意識を持ち続けていた「高い意識の主人公」とは、中国の軍備増強に備えて、日本も軍備増強し、強兵政策を採るべきだ、という右翼少年、右翼青年であるわけだ。
これが日本のマスコミの応援を受けてベストセラーになり、アニメになり、映画化もされる、というところに今の日本が米国の手の上で踊らされている状況がありありと分かるが、そうした背景も知らず、「進撃の巨人」を喜んで見て、右翼少年化していく子供たちが大量生産されることだろう。





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東京オリンピックは本当に実行されるのか

「村野瀬玲奈の秘書課広報室」から転載。
時間が無いので前説は簡単に。
東京オリンピックは直前でご破算になる可能性大。それを知っているハイエナ連中が、オリンピック予算の分捕り合戦に血道を上げているというのが、無数のオリンピックドタバタ喜劇の根本原因だろう。だからこそ、これほどいい加減な事件がたくさん起こるのだ。前にも書いたが、日本株式会社そのものが倒産目前なのではないか。



(以下引用)



日本人の集団無責任体制・公金占有手口の事例研究としてのみ、「新国立競技場」と「2020年東京オリンピック」は興味深い。

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2020年東京オリンピックをめぐる日本の政治、経済、社会の中での様々な動きと、それらが日本社会にもたらす問題点。そして、目立ちやすいところでいうと、「新国立競技場」をめぐる一言では語り尽くせない官民あげての迷走。

うちのブログでも、たとえば「東京オリンピック」などのキーワードで検索していただくと過去記事がいろいろ出てくるのでわかるように、折に触れて記事を書いてきました。それ以降も事態を観察していてますます強く思うのは、『東京オリンピックが日本社会に与えるプラスの影響よりも、日本社会に与えるマイナスの影響の方がはるかに大きく、そのプラスの影響は見えやすいように演出されて麻薬的な一時の仮装快感を日本社会にもたらすのに、そのマイナスの影響は目には見えにくいのに長期的な害毒を日本社会にもたらすからなおさら問題が大きい』ということです。

そういう問題点の一つを指摘した過去記事を一つだけリンクしておきます。

■2020年東京オリンピックは復興にマイナスだという被災地首長たちの意見
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-5414.html
2014/03/21 19:00

現在、オリンピックによる経済効果を「復興」と関連づける言論も政治動向も私の知る限りありません。「復興」をダシにして日本に引っ張ってきたオリンピックは現在、集団的公金占有というもともとの目的のもとにしか動いていません。こんなオリンピックには賛成も応援もする気がわきません。もともとオリンピックに含まれる国家主義的側面、国威発揚による害を考えなくても、この東京オリンピックには関心を持つことができません。...日本人の集団無責任体制・集団的公金占有手口のケーススタディとしてしか見ることができないのです。

オリンピック開催で動くお金は政治や経済の世界で利権に近い立場にある者たちや業界や企業だけがもっぱら占有し、その果実は社会全体、特に、地震、津波、原発事故などの大災害後に生活の再建を必要としている人々にまであまねく回ることはまずないという現実を今一度忘れまいと私は決心します。...貧しい人々、社会の中で恵まれない地位に置かれている人々への国家予算からの援助がますます縮小されているという背景とともに。

さらに、「新国立競技場」など、ひとたび箱物が建設されると、その後の使い道は採算がとれるほどはないだろうという予想と、実際に採算が取れなくなった場合にさらに失われる税金のことも。





さて、ここまでは、オリンピックの公金占有手口の話。もう一つ、新国立競技場をめぐる予算超過の件やロゴの盗作騒動にみる、集団無責任体制の大問題がさらに加わります。最近の報道をメモしておきます。

●東京新聞_(TOKYO Web)
■無責任ドミノ 新国立ドタバタ劇検証
http://www.tokyo-np.co.jp/article/culture/new_stadium/list/CK2015072302000209.html
2015年7月23日

■「白紙撤回」形がい化 「建てずに既存施設活用」議論なく
http://www.tokyo-np.co.jp/article/culture/new_stadium/list/CK2015082902000190.html
2015年8月29日

これだけの人間がこの大プロジェクトにかかわって運営しながら、予算大超過の件といい、競技場建設のスケジュールの危うさといい、ロゴの盗作騒動の件といい、誰も責任をとらないですむ組織作りだけはしっかり確立させていることに(皮肉を込めて)「感心」します。公正や道徳を身につけていないとしか言いようがない日本人にしかできない、世界が絶賛...いえ、絶句する匠(たくみ)の技、...いえ、悪だくみの技といえましょう。

自分の金でずっとやり続ける事業じゃなくて、期間限定で税金を引っ張ってくる事業だから、責任を避けながらここぞとばかりに甘い汁にたかっているようにしか見えません。本人たちの頭の中では真面目に(?)オリンピックを成功させようとしているのかもしれませんが、自分たちの利益を最優先に考えるものですから、このような無責任で強欲なことをするのだと考えられます。組織や運営のずさんさも目を覆うばかり。醜く不手際で無責任。ただただ呆れるばかりです。

ロゴ盗作疑惑やそれへの対応のどたばたぶりもそうですし、予算超過の見直しのために日本の夏場に猛暑の日光の下で競技や観戦をさせられるはめになりかねない競技場の設計変更、そして、果たして建設が間に合うのかというところまできてしまいました。



一つ一つの問題についてリアルタイムで詳しくフォローする時間は私にはありません。いずれにしても個別の件はマスコミが報道するでしょうし、この件をフォローするネットメディアやSNSも多いです。だから、そちらにお任せします。しかし、こんな失態続きのオリンピック準備のために無駄にされる報道のリソースとエネルギーはかなりのものです。ほかにも報道されるべきもっと重大な問題を隠してしまうという害悪までおまけについている始末です。

私がここで強く言いたいのは、これは全世界の目にさらされる日本人の集団無責任体制・公金占有手口の実に恥ずかしいリアルタイムの事例研究なのだということです。そういう目で2020年東京オリンピックの件をこれからも観察しようと私は思うのです。

ただ、オリンピックの競技を楽しみにしているスポーツファンに文句を言うつもりはありません。ですが、私が「オリンピックの競技を見ているどころではない。オリンピック運営で露わになっている日本人の集団無責任体制と公金占有の手口を観察し、批判し、改善をはかることの方が日本社会の将来のために重要なことです」と主張することは許してほしいと思います。記事タイトルに込めた気持ちもそういうものです。

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酔生夢人
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趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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