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飯山一郎への決別宣言(なあにが薩摩ワンワールドだ!)

岩上安身や山本太郎まで完全否定するとは、飯山一郎とはもはや完全決別である。


「この殺人プルームやホットパーティクルを避けながら、必死になって身を守ること!
これが、われわれが最も留意すべき点です!

フクイチ産の殺人ガスから目をそらさせるために…、やれ宇宙兵器の、桜島が大噴火するの、「川内原発の大事故は、秒読み!」のといった狡猾な目眩ましのコケ脅しが囃(はや)されています。

目眩ましのコケ脅しをする「有識者」は、絶対に信用しないようにしましょう。

とにかく今は、免疫力を下げないようにしながら、洞穴生活に徹することです。」

などと言うが、自分や自分の家族さえ生き延びればいい、というその思考形態に虫唾が走る。
なぜ、フクシマは駄目で、川内だけはいいのか。あらゆる原発を否定しなければ、フクシマを否定することはできないだろう。川内を肯定することはフクシマの悲劇をも肯定することだ。
飯山氏の支離滅裂ぶりは前々から分かっていたが、(福島から、あるいは関東から逃げる必要はない、と言ったのは、ついこの前のことだ。)フクシマ問題に対して誰よりも力のある論者だとは思ったから、その「商売人」ぶりや、虚仮脅かしの衒学趣味、自分の党派を作り、自分の反対者を巧妙に叩き潰す、その策士ぶりも、まあ許容しなければならない、と思っていた。
だが、最近の氏は、もはや道徳的抑制がゼロである。モラルの無い人間は人間ではない。
このような人間とつきあうと、こちらがダークサイドに陥ることになる。
少なくとも、彼の言うことを一字一句信じるのは、もはや狂信だろう。
なお、谷間の百合さんはかなり早くから飯山一郎を見限っていたが、私の愛好するブログの一つ、渾沌堂さんはかなり飯山一郎に傾倒しているように見える。さて、自分だけ、『洞穴生活』をして生き延びて、それで満足できるのだろうか。

なお、我々は自分の家や部屋に閉じこもってばかりで生活することは不可能(まず、生活の資が得られない)なのだから、この「洞穴生活」そのものがナンセンスであることは言うまでもないだろう。


(以下引用)



「ホ」でヤラれたんだべな。 知的退廃,人間的堕落.。この言葉は、とりあえず岩上安身と山本太郎向け。
知的退廃・人間的堕落
上のタイトルは、とりあえず岩上安身と山本太郎向け。以上。 
(飯山一郎)
Ⓜペッコ @pecko178

このブログをしっかりと読んで。 岩上「SEALDsの功績は大きいですよ」 山本「僕も渋谷のに参加しました。キラキラしてますよね。いい影響を広げてくれましたよね」 http://sekaitabi.com/blind.html  東京は被ばくしていると言いながらデモに参加。 まだ気づかない?

『臨界デブリの殺人ガス噴出の問題』さえ片付けば…、 日本列島は世界で最も価値のある島嶼!! (飯山一郎)


放知技』という掲示板に下のような質問があった。

>英国は、すでに死に体の放射能汚染列島を乗っ取って、今更何を始めようというのでしょうね?

私(飯山一郎)は次のような返答をした。

『臨界デブリの殺人ガス噴出の問題』さえ片付けば…、
日本列島は世界で最も価値のある島嶼!!


上の認識が、じつは、世界各国の支配者層の念頭にはシッカリとあります。

『臨界デブリ』が鎮圧される頃には、日本列島に日本人はいません!

ですから、日本列島の領有権については、今のうちからツバをつけたり、手を打っておくべきだ!

その時のために、九州の要地・鹿児島を傘下におき、川内原発も稼働できるようにしておく!!

そういうふうに、薩摩ワンワールドはシッカリと認識しております。

単細胞が単純に「川内原発再稼働反対!」を叫ぶ…。

こんなレベルでは狡猾な薩摩ワンワールドには対抗できないでしょう。
(元記事)
(飯山一郎)

フクイチ産の殺人ガスから目をそらさせるために…、やれ宇宙兵器の、桜島が大噴火するの、「川内原発の大事故は、秒読み!」のといった狡猾な目眩ましのコケ脅しが囃(はや)されています。(飯山一郎)


ただいま現在も、フクイチからは殺人性の水蒸気が噴き上がっています。
水蒸気が出てない時は、全ての核種を含む熱気団が、日本全国に拡散しています。

この殺人プルームやホットパーティクルを避けながら、必死になって身を守ること!
これが、われわれが最も留意すべき点です!

フクイチ産の殺人ガスから目をそらさせるために…、やれ宇宙兵器の、桜島が大噴火するの、「川内原発の大事故は、秒読み!」のといった狡猾な目眩ましのコケ脅しが囃(はや)されています。

目眩ましのコケ脅しをする「有識者」は、絶対に信用しないようにしましょう。

とにかく今は、免疫力を下げないようにしながら、洞穴生活に徹することです。

できるだけ健康を保って、生きてさえいれば…、必ず次の展望がひらけてきます! (元記事)
(飯山一郎)

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警察による「反安保法」派弾圧が始まった

「櫻井ジャーナル」から転載。
いよいよ冗談ではなく、日本は完全なファシズム国家、暴力的独裁国家になってきたようだ。それはまず警察による「安保法」反対派人間の掃討から始まった。次には、現政権の方針に反対する者をすべて犯罪者とする「日本版愛国者法」の制定か。それとも、そんな法律も不要で、警察を使って、法律無視で誰でもしょっぴき、監獄に入れるのか。下の記事を見れば、後者になりそうだ。憲法無視の法案を成立させた時点で、日本は既に「不法国家」、法の存在しない国になったのである。



(以下引用)



小沢と鳩山の影響力を排除して戦争法を成立させた安倍政権は警察を使い戦争に反対する人を恫喝  
カテゴリ:カテゴリ未分類
 9月19日に安倍晋三政権は「安全保障関連法案」、いわゆる「戦争法案」を強引に参議院で成立させたが、その5日後に警視庁公安部公安1課は法案に反対していた学生が出入りしていたシェアハウスを家宅捜索、その様子を警察が連れてきたテレビ局のクルーが撮影していたという。部屋の中には学生を取材中だった日刊ゲンダイの記者が居合わせ、記事にしている。

 日刊ゲンダイの記者によると、シェアハウスのドアを警官が叩いた直後、住人たちの反応も待たずに警官が網戸をこじ開け、土足で踏み込み、玄関に回り鍵を開けて数人の警官を中に入れ、令状を見せることも弁護士への連絡も拒否したという。令状を瞬間見せ、写真撮影して令状をしまうということもしなかったようで、警察側は裁判も学生からの法律的な反撃も想定していないのか、裁判所を見下しているように感じられる。(以下略)




(引用2)日刊ゲンダイ電子版より


反安保の学生に警察が…土足でズカズカ“横暴捜査”実況中継
網戸をこじ開け押し入ってくる警察官(C)日刊ゲンダイ

網戸をこじ開け押し入ってくる警察官(C)日刊ゲンダイ


 これは学生団体「シールズ」に対する脅しなのか。国家権力が、過激派でも何でもない学生にまで牙を剥いた。

 9月16日の安保法案反対の国会前デモで、公務執行妨害容疑で逮捕された13人中6人が、いまだに勾留されている。警視庁公安部公安第1課は24日、6人のうち“ハンガーストライキ”で安保反対を訴えてきた学生1人について、彼が出入りしていたシェアハウス「りべるたん」(豊島区東池袋)に家宅捜索を強行。取材で居合わせた本紙記者が、一部始終を目撃した。

 午後1時半。突然、シェアハウスのドアを乱暴に叩く音が鳴り響く。住人たちの反応も待たずに、警官が網戸をこじ開け、土足で踏み込んできた。あっという間に玄関に回り鍵を開けると、数人の警官がなだれ込んできた。玄関外にも約20人の警官がひしめく。

 住人が令状を見せるよう要求すると、警官は「関係ねえよ!」と叫んだ。弁護士に連絡を取ろうとする別の住民の手を警官が抑えつけ、電話もかけさせない。撮影を続ける本紙記者には、2~3人の警官が跳びかかってカメラを押さえつけてきた。

 外には、警官が引き連れてきたテレビ局のクルーが、シェアハウス内をのぞき見撮影。家宅捜索は1時間以上続いたが、押収物はたった6点だ。

「安保法案への抗議活動のチラシ類や、勾留されている学生のプライベートなメモなどです。私たちとしては、逮捕自体、被疑事実がなく不当だと考えていますが、加えて今回のような法律を無視するような家宅捜索にも、強い怒りを覚えます」(学生が参加しているハンスト実行委員会の関係者)

 この日の午前中、警視庁は、同じく国会前デモで逮捕された革労協メンバーの関係先なども家宅捜索している。しかしハンスト実行委員会によれば、午後に家宅捜索を受けた「りべるたん」も、勾留中の学生も、特定の政治セクトや過激派とは無関係だという。警察のやり方はいくらなんでも乱暴だ。
(取材協力・撮影=ジャーナリスト藤倉善郎)

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まずは「精神の独立」から

木村愛二という、一部では有名な人の「憎まれ愚痴」というサイトに、こういう文章があった。
人民の幸福追求の権利を踏みにじる安倍政権を倒し、新たな政府を設立することは、言うまでもなく人民の当然の権利である。
日本の米国からの独立の前に、長いものには巻かれろ主義、「シカタガナイ」主義の日本国民はこの「独立宣言」の文章をよく読み味わい、その精神を持つことだ。


(以下引用)


「独立宣言」にはこうある。


「すべての人間は神によって平等に造られ、一定の譲り渡すことのできない権利をあたえられており、その権利のなかには生命、自由、幸福の追及が含まれている。またこれらの権利を確保するために、人びとの間に政府を作り、その政府には被治者の合意の下で正当な権利が授けられる。そして、いかなる政府といえどもその目的を踏みにじるときには、政府を改廃して新たな政府を設立し、人民の安全と幸福を実現するのにもっともふさわしい原理にもとづいて政府の依って立つ基盤を作り直し、またもっともふさわしい形に権力のありかたを変えるのは、人民の権利である」(『史料が語るアメリカ史』の訳による)

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ブロガーの誇大妄想やブロガーの内ゲバのこと

「世に倦む日々」氏が共産党の提唱する「戦争法案反対に特化した国民連合政府」を自分のアイデアをパクったものだ、と書いていて、凄い誇大妄想だな、と思ったのだが、その記事中に書いている「世に倦む日々」氏の組閣名簿には興味を持ったので、過去ログを探して見つけたそれを転載しておく。
なお、私が彼を誇大妄想だと言うのは、この種の「理想の(野党連合)政府」というネタは、今の政治に批判的な人間ならほとんど誰でも空想するものであり、私自身も自分のブログで書いたこともあるくらいにありふれた空想だからである。市井の一ブロガーの記事が国政に影響を与えると思うなど、夜郎自大も極まれり、だろう。
もっとも、現実政治に携わるものが、そういうネット評論などを自分の政策の参考にするのは大いに結構であり、誰のブログ記事でも誰かには影響を与え、それが回りまわって国政にまで影響してくる、という可能性はある。むしろ私はそれを期待して、こんな読者数の少ないブログを延々と書いている、というところもある。少なくとも、政治記事に関してはそういう意図もある。だが、自分の文章が直接に政治に影響を与えた、などという「世に倦む日々」氏の言葉は誇大妄想以外の何物でもないだろう。
まあ、何の話をしているのか、該当記事を読まないと分からないだろうから、その記事の方を先に引用しておくことにしよう。
ついでに、カマヤンの「世に倦む日々」批判の文章も追記するかもしれない。激烈な批判だが、最近の「世に倦む日々」氏の言説は権力による大衆の「分断統治」をむしろ利する行為だと思うから、あえてその批判の言葉を載せておく。
なお、wanton氏が飯山一郎氏を批判したような記事を書いたら、飯山陣営(きのこ女史など含む)が即座にwanton氏批判を始め、どうにもこうにも見苦しい泥の投げあいをしている。まあ、wanton氏のブログも妄想記事は多いように私には見えるが、この「飯山一郎批判」は、フクシマの現在の放射能状況を飯山氏が「よくなった」という趣旨の発言をしたことに対しての、「原発批判派」として当然の懸念を表明したものであり、その言葉も紳士的なものだったと思う。むしろ、それに対する飯山陣営の反撃が、外野から見れば「過剰防衛」に思える。明らかな「人格批判」「人格攻撃」をしているのだから。まあ、これも外野から見れば「赤勝て白勝て」と無責任に見ていてもいい話ではあるのだが、今の政治状況は、そういう「現行政治批判派」の内部分裂を慎しむべき状況ではないのか。
おそらく、当事者にとっては自分へのちょっとした批判も「喧嘩を売られた」と思えるのだろう。こうして暴政に反対するブロガーたちの間であちらでもこちらでも内部分裂が起こり、権力の座にいる連中は高笑いをするわけである。


(引用1)

共産党の「国民連合政府」提案 - 党利党略、敗北の総括回避の目眩まし

共産党の提案した「国民連合政府」について。正直なところ、最初に見たときは「パクられたな」と感じて苛立ちを覚えた。私は、3か月前の6/24に「立憲党で選挙に勝つ - 小林節を首班とする立憲連合政府の閣僚名簿」という記事を発表している。安保法の政治戦のカギとなるのは安倍晋三の支持率であり、支持率を下げるためには目に見える受け皿がどうしても必要で、反対派はすぐに受け皿作りに動けと提起し、具体的なアイディアとプランを提示した。その後も、何度も何度もTwで記事をリンクし、この提案を採用して実践に動くよう反対派の全員に呼びかけた。が、安保法が成立するまで全く反響はなく、誰からも無視されて放置されたままだった。反対派はデモのみを唯一の戦略とし、反対運動全体をSEALDs運動に収斂させ、ひたすらSEALDsをマスコミで宣伝しまくって国会前に人を動員する作戦に熱中した。安倍晋三の支持率を下げるための受け皿作りなど、誰も発想することなく、具体的な提案を作って発信する者はいなかった。結局、政治戦は完敗で、安保法(戦争法)は無傷で国会を通過し、安倍晋三の支持率も盤石で微動だにしていない。掠り傷ひとつ負わせられなかった。ところが、共産党は、本来なら敗北の総括をしなければいけないところを、目眩ましのように、安保法成立の翌日に「国民連合政府」の提案を突然打ち出したのである。(以下略)


(引用2)同ブログより。


私は私なりに、無名の市民ができる精一杯の貢献を果たそうと試みるのであり、誰も思いつかない大胆なアイディアとコンセプトを提示することで、この政治戦を勝利に導く展望と確信に繋げたいと願うのだ。最初に情報のエントロピー最大化を企図して、敢えて説明の順番を省略して組閣名簿の発表から始めたい。政治の提案と説得は常に具体的でなければならない。

総理大臣  小林 節        外務大臣  国谷裕子 (民)
官房長官  長妻 昭        文科大臣  谷岡郁子 
財務大臣  金子 勝 (民)    厚労大臣  福島瑞穂 
総務大臣  片山善博 (民)    農水大臣  舟山康江 
法務大臣  枝野幸男        経産大臣  蓮  舫 

防衛大臣  柳澤協二 (民)    国交大臣  辻元清美 
国公委員長 平岡秀夫        環境大臣  嘉田由紀子 
復興大臣  山本太郎        沖縄担当相 糸数慶子 
経済再生相 藻谷浩介 (民)    地方創生相 亀井亜紀子
官房副長官 山井和則        官房副長官 森 裕子





(引用3「カマヤンの燻る日記」より)

2015-09-26

kamayan2015-09-26

[][]「世に倦む日日」よりは小熊英二を一万倍支持する 23:02 「世に倦む日日」よりは小熊英二を一万倍支持するを含むブックマーク 「世に倦む日日」よりは小熊英二を一万倍支持するのブックマークコメントAdd StarBUNTEN

1

「世に倦む日日」がこのところ小熊英二叩きを激しく(しつっこく)しているようだが、小熊英二と「世に倦む日日」を比較すると、「世に倦む日日」の方が一万倍胡散くせえと俺は思う。


第一次安倍晋三内閣の頃は「世に倦む日日」のブログをフォローしていたが、何がきっかけだったか忘れたけど「世に倦む日日」はフォローするに値しないと判断して、ブログも読まなくなったしツイッターは最初からフォローしなかった。


「世に倦む日日」は仮にアクティビスト・ロビイストとして評価した場合、俺とそんなに力量に差があるわけでなく(もっと正直に言うと俺より力量がないと思う)、俺が「この議員はダメだ、見込がない」と判断した議員に執着がある「勘の悪い」、あるいは表明しているのとは別な力関係の下にある、もしくは表明とは別な思惑を持つ不正直なアクティビスト・ロビイストだ、というのが俺の評価。


俺に好意を持っている政治ウォッチャーが「世に倦む日日」を根拠として小熊英二叩きを最近し始めているので、以上記しておく。

2

余計な話だけど、俺より力量のあるロビイストを俺は運よく3人ほど知っているが、その3人は俺よりたぶんwebでの知名度は低い。


さらに余計な話だけど、「政治運動」「市民活動」の長さとロビイストとしての実力というのはあまり関係がなくて、俺程度ですら、政治運動歴が俺の数倍ある政治運動家よりロビイ能力があったりした。数年で政治家は入れ替わるからね。









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政治の「主権」はそこで暮らす人々にあるのが当然

「阿**」から転載。
(「阿**」と書くようになってから、記事をアップする際の原因不明の故障が見事に無くなったww)
沖縄、辺野古新基地問題について海外からの視点で書かれた記事を3本まとめていて、参考になる。読者コメントも悪くない。
さて、下の記事の中で、翁長知事がこれ以上の抵抗を続けるようだと、日本政府が強権的に「知事解任」をする可能性がある、と書かれているのが気になる。(正確には「知事権限を奪う」だが、これは「解任」と同義だろう。もっとも、知事は選挙で県民に選ばれたのであり、政府に任命されたわけではないから、「解任」という言葉は不適切だ、とも言える。)はたして、それは可能なのだろうか。その可能性を言っているのは明治大学の奥村とかいう「専門家」のようだが、その言葉は信頼できるものだろうか。政府による知事解任(権限剥奪)というのは、今の憲法の下で行われた例はあるのか。
仮にそうなれば、今度は本格的に「沖縄対日本政府」の政治闘争になる。これまでは「交渉」だったのが、「闘争」になるわけだ。そしてそれは当然、「沖縄独立問題」が現実の話になってくるということである。
はたしてそうなるかどうか、現地の人々の心情や覚悟を知りたいものである。今の私は沖縄には住んでいないので、現地の声を直に聞くことができないのが少し残念だ。

政治の主権は官僚や不正選挙で選ばれた代議士やその背後の経団連などの経済支配層にあるのではない。国民にあるのであり、「政府」と「地方」が対立するなら、そして特に、その政府に実際の自決権が無く、外国や一部の人間に操縦されており、その一方「地方」の政治主体が住民の大多数に支持されているならば、民主主義における主権は「地方」すなわち現地に住む人々にこそある、と私は考える。
これは「中央」対「地方」や、「全体」対「部分」でも同じことであり、現地の人々の意志を無視して決定された政治判断は無効だ、というのが本物の民主主義だろう。
「大の虫を生かすために小の虫を殺す」のは当然だ、というのが政治のリアリズムだと考える人は多いが、はたしてそれは正しいのかどうか、再考すべきではないか。かりにそう言う論理ならば、むしろ「数の多い虫を生かすために数の少ない人間を殺すのは当然か」と読み替えれば、「多数決」の怪しさも分かろうというものだ。いや、虫に喩えたら罪の無い虫が可哀想なほど、生きるに値しないクズども(社会の寄生虫というべきか)の利欲のために大多数の善良な「人間」が犠牲にされるのが今の世の中ではないか。


(以下引用)



「知事は辺野古をめぐり沖縄と東京の衝突も辞さない構えだ」(イランラジオ日本語・DW English・Suptnik日本)
http://www.asyura2.com/15/warb15/msg/886.html
投稿者 無段活用 日時 2015 年 9 月 24 日 20:46:49: 2iUYbJALJ4TtU
   
 
 

(イランラジオ日本語)
http://japanese.irib.ir/news/commentaries/item/58097-%E6%B2%96%E7%B8%84%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E8%BB%8D%E5%9F%BA%E5%9C%B0%E3%81%AE%E5%BB%BA%E8%A8%AD%E4%BD%9C%E6%A5%AD%E3%81%AE%E5%81%9C%E6%AD%A2


2015/09/15(火曜) 20:28


沖縄アメリカ軍基地の建設作業の停止(音声)






ガッファーリー解説員


沖縄県の翁長知事が、沖縄での新しいアメリカ軍基地の建設に向けた埋め立て承認を取り消すと表明しました。


翁長知事は、最初からこの地域のアメリカ軍基地の移設に反対していました。実際、この反対の立場により、同氏は知事選挙で勝利しました。

翁長知事は新しい立場を表明する中で、「以前の知事の指示や計画を認め、実行する必要はない」と述べました。こうしたアプローチは当然、彼の支持率を増すことになるでしょう。

日本政府は、普天間基地を現在の宜野湾市から、名護市辺野古に移設し、これにより地元住民の抗議を抑えようとしていました。こうした中沖縄の人々や行政関係者は、県外の移設を求めています。これにより、今回の翁長知事の埋め立て承認の取り消し表明は安倍総理大臣にとって新たな悩みの種となるでしょう。特に安倍首相は現在、国民の強い反対の中で安保法案を可決しようとしています。

明らかに人々の信用を得ている翁長知事の行動は、安倍政権にとってさらに大きな問題を生じさせる可能性があります。というのも日本人は憲法改正に反対し、安保関連法案の可決を日本の平和主義の終点と見なしているからです。この法案が可決された場合、自衛隊は自国が直接攻撃されなくても、アメリカなどの同盟国を支援するために行動に出ることができるようになります。

こうした中、日本にあるアメリカ軍基地にアメリカの空母・ロナルド・レーガンが寄港することに対し抗議運動が興りました。日本人だけでなく、中国や北朝鮮などアジアの一般市民も、この空母の派遣を東アジア、東南アジアにおけるアメリカの干渉的、軍事的な戦略の一つだと見ています。このため、日本の人々はこのアメリカの措置を安倍政権の行動に結びつけ、日本はアメリカとの同盟を見直すつもりはないと考えています。

これらのアメリカの空母は数日後に横須賀基地に寄港しますが、人々の抗議デモは、日本の世論が安倍政権とアメリカの行動を肯定的に見ていないことを示しています。日本ではここ数年、アメリカ軍の駐留をめぐり、人々と政府が対立しています。

こうした状況はまた、アメリカがこの数十年、日本の世論を尊重しようとせず、常にアメリカとの同盟における防衛・軍事計画を推し進めようとしていることを意味しています。

一部の有識者は、人々の抗議を伴う状況は安倍政権には不都合だと見ていますが、アメリカが日本の軍国主義化にゴーサインを出していることから、日本政府は人々の要求に注目することなく、さらにアメリカとの同盟関係を進めるでしょう。


メディア Download



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(Governor puts Okinawa on collision course with Tokyo: DW English)
http://www.dw.com/en/governor-puts-okinawa-on-collision-course-with-tokyo/a-18715361


日本


知事は沖縄と東京の衝突も辞さない構えだ


この日本の島の県の妥協なき指導者は日米両国政府の圧力に屈することを拒否しており、米国政府の太平洋に「軸足」を動かす日程に疑念が生じている。ジュリアン・ライオールが報告する。






翁長雄志・沖縄県知事は、島北東部の沖合で米海兵隊基地を拡張する埋立・建設工事の実施について、前任者が与えた許可を取り消すと表明した。このため、10年前に完成するはずの事業がさらに遅れることになった。

翁長氏は、県内の米軍の存在の大きさに反対するマニフェストだけにほとんど依拠する運動により、11月に地滑り的勝利を得て選出されたが、彼の妥協なき姿勢は日米両国政府を苛立たせており、米国防総省によるアジア太平洋地域全体の部隊再配置を妨げている。

それでも最終的には、東京の国政府が訴訟に持ち込んで議論に打ち勝ち、辺野古の街に近い米海兵隊キャンプ・シュワブの開発作業を推し進めるだろうと、アナリストたちは語る。

そうすることにより、あるいは、知事の権限を一時的に奪う可能性を示すだけで、安倍晋三政権は高圧的すぎると見られる危険があり、そうなれば、島々での米軍の存在に既に反対している人々に加えて、さらに多くの地元住民が離反するかも知れない。さらにそうなると、芽生え始めた沖縄国家を目指す運動において東京からの独立要求をさらに勢いづかせるかも知れないと、語る人たちもいる。




米海兵隊・普天間飛行場は沖縄県宜野湾市の密集した都市部に位置する


政府へのメッセージ


「知事の行為が、キャンプシュワブの基地拡大工事を中止させるために、自分の権限できることは全て行うという強いメッセージを中央政府に送ると、私たちは信じている」京都・龍谷大学の松島泰勝教授はDWに語った。

「彼はこれまでの計画を取り消す考えを明確に示し、沖縄県民はそれをとても喜んでいる」と松島氏は語った。彼は、1879年に日本に併合されるまで琉球として知られた独立王国だった島々の独立獲得に貢献する団体の共同創立者となっている。

「私たちは今のところ会員わずか400人程の団体だが、最近の東京政府の行動は、私たちの行動と独立を求める呼びかけについて、関心が著しく強まったことを示している」と、松島教授は語った。


「軸足」を妨げる


知事は断固とした姿勢を示しているだけでなく、沖縄に駐留する米軍軍人の配置転換をめぐる議論もこの知事の動きのために長引いている。

この計画は、沖縄中部の過密の街・宜野湾に位置する米海兵隊普天間飛行場から、数千人の部隊を地域の他の基地に移動するもので、これには約8,000人が太平洋の島・グアムに移転することも含まれていた。

他の部隊は豪州北部や韓国に配置転換されるが、残りはキャンプシュワブを拡張した場所に移動させることになっている。海岸部に建設されるこの基地は現状において航空機に対応する能力が不十分で、計画では沖合を埋め立てる工事を行い滑走路2本をV字型に建設することを求めている。

しかし、移転案の実行が繰り返し遅れており、これは「太平洋の軸足」、つまり、貿易・外交・文化面の緊密な関係を始めとした全ての注意の焦点を大西洋から太平洋に動かす政策において、米国政府が妨げを受けていることを意味する。

しかし、この政策の最も重要な部分は地域への米国の軍事面での関与を強めることにある。米海軍は現在能力の運用比率を大西洋と太平洋で半々としているが、2020年までにペンタゴンの資産の60%もが太平洋に投射される。


論争となっている基地


小さな街・辺野古のわずかな人々が米軍部隊の大量の流入を迎え入れることに地元住民たちが強く反対したことから、この計画には当初から論争が存在している。その他、特に夜間の航空機の離発着による騒音公害の増加が避けられないことなどが懸念されている。

環境諸団体は、保護指定を受けるサンゴ礁や絶滅に瀕するジュゴンのエサ場が埋立工事のために破壊されると指摘し、論争への介入を試みてきた。

翁長知事や彼に投票した住民たちは、沖縄は日本に駐留する米軍の負担を背負い過ぎており、普天間の機能は日本本土に移転するべきだと語る。

妥協の合意について東京と沖縄の間で徹底的に議論する試みが頓挫したため、知事はキャンプシュワブの用地でこれ以上の作業を行う許可を取り消す判断をとった。それでも、国政府は開発を進める意思を明確にしている。

「政府は、許可を取り消す知事の判断に争う意向を既に示しており、次のステージは法廷となるだろう」と、明治大学国際総合研究所客員研究員の奥村準氏は語った。


予想される反動




安倍政権は翁長氏に高圧的すぎる対応をとった場合、さらに多くの沖縄県民が離反するかも知れない。


国の政府が選挙で選ばれた知事の権限を実質的に奪うために最終的に踏み込んだ措置をとることは法的には可能だと、奥村氏は指摘した。日本政府は今のところその誘惑に抵抗している。そのために、反動や選挙で選ばれた地方の権限者を蔑ろにしたとの非難が起きることが避けられないからだが、それでも、政府はその手法を取るしかないかも知れないと、その専門家は述べた。

「私にはどちらにも受け入れ可能な妥協は不可能に見える」と奥村氏は語った。「安倍首相の政権についてあまりにも多くのこと-特に米国との防衛協定-がこの実施にかかっており、その一方で、知事には引き下がる兆しが見えない」と彼は付け加えた。

そして、東京は小競り合いに勝ったとしても沖縄県民に後味の悪い思いをさせることは避けられないと、専門家たちは語る。自分たちは日本で最も無視された部分だという考えを島の人たちは既に抱いており、基地の問題が存在するだけでも、彼らが日本の他の部分への忠誠を考え直すよう促すのに十分かも知れないと、専門家たちは強調する。



発表 2015年9月15日
記者 Julian Ryall, Tokyo
関連テーマ
アジア
キーワード アジア日本沖縄翁長雄志東京米国安倍晋三



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(Sputnik日本)
http://jp.sputniknews.com/japan/20150923/939718.html


沖縄県 国連に米軍基地移設問題への介入を要請





© AP Photo/ Yoshikazu Tsuno/Pool Photo


日本


2015年09月23日 01:01(アップデート 2015年09月23日 01:03)



沖縄県の翁長知事は、スイスで開かれている国連人権委員会で、沖縄にある米軍普天間基地の移設計画について訴えた。


翁長知事は、普天間基地移設計画について米国の議会や大統領府と話し合うために6月に米国を訪れたが、これは日本の内政問題だと言われたと述べ、しかし結局のところ米国は沖縄の大部分を占めていると指摘し、国連人権理事会が、同問題は人権に関わるものであると確信し、それを米国が理解するためにワシントンに伝えてくれることに期待する、と指摘した。

また翁長知事は、この問題を日本の指導部と1ヶ月にわたって協議したが、建設的な答えは一切得られなかったと述べ、まだ作業は続いているため、裁判で自分たちの立場を擁護する準備をしていると指摘、基地の建設許可を無効にする意向だと語った。


タグ 国連, 日本, 米国



-参考-

(沖縄タイムス公式動画チャンネル - Youtube )



(琉球新報 - Youtube )




 


   
 


     


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1. 2015年9月24日 23:05:05 : aIjrukObbg
独立国家になれば『直接交渉』は可能でしょう。

無駄な労力を一つの方向へ収束するべきです。



2. 戦争とはこういう物 2015年9月25日 02:34:14 : N0qgFY7SzZrIQ : 0lfblgLuXc
独立運動に今の時点でつなげるのは、まだ時期尚早。チベット同様、まず中央政府と対等な位置で議論するべく、国際社会の理解を求める段階。
 今後も中央政府が「シュクシュク」と黙殺する様なら、隣接大国が非難されているのと同様の人権問題として、訴えていけばいい。建前上の民主主義国家には、ある程度有効となるはず。



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自衛隊「R検討」

「リテラ」から転載。
「R検討」とは「リアル検討」か、「(遺体の日本への)リターン対策検討」か。いずれにしても、自衛隊という、とうとう本物の軍隊となった組織はとうに現実の戦闘の場合を想定し、隊員の遺体をどうするかまで検討している。


(以下引用)


安保法制成立で自衛隊が始める準備とは? すでに棺桶と遺体処理班を用意! 市ヶ谷駐屯地内に墓地建設計画も

【この記事のキーワード】,
2015.09.25
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瀧野隆浩『自衛隊のリアル』(河出書房新社)

 安保法制がとうとう可決されてしまった。いよいよ、日本は戦争のできる国になり、自衛隊は近い将来、米国が戦争を行っている中東の最前線に派遣されることが目に見えていて、その戦死リスクはこれまでと比べ物にならないほど大きなものになる。


 実際、自衛隊では着々と“自衛隊員の戦死”の準備がなされているという。


 これまで本サイトでは、戦死を想定した“隊員家族連絡カード”の存在や家族に遺すため手紙を書くことを指示されていたことを報じたが、しかし自衛隊内はこれからもっとリアルな準備を進め、組織として「死」を制度化していくだろうと予測される。


 では、いったい自衛隊は具体的にいったいどんな準備を進めるのか。そのヒントになりそうなのが、防衛大学を卒業し、毎日新聞に入社した異色の記者・瀧野隆浩による『自衛隊のリアル』(河出書房新社)だ。同書は、著者が防衛大学時代の独自のネットワークを使って取材したものだが、過去、自衛隊がはじめて海外で戦死のリスク、準備を始めたときのことがまさにリアルに描かれている。


 それは、2005年6月23日、陸上自衛隊がイラク・サマワの復興支援に派兵された際のことだ。このときは、陸上自衛隊が攻撃を受けている。車列に向けて遠隔式のIED(即席爆破装置)が破裂したり、ロケット弾攻撃は、派遣期間中、13回におよんだ。このうち、宿営地内に着弾する事案が4回発生したという。


 特に04年10月31日、夜間に発射されたロケット弾は、地面に衝突した後、鉄製の荷物用コンテナを貫通して土嚢に当たり、宿営地外に抜けるという「一つ間違えば甚大な被害に結びついた可能性もあった」というもので、「むしろ犠牲者がでなかったのは幸運としかいいようがない」ものだったのだ。しかもこれは自衛隊が明確に狙われたことに他ならず、「戦闘状態」にあったと同書は記している。


 現場の隊員にとって“死”と隣合わせだったのだ。しかも、このイラク派兵の際、攻撃とは別のあまりに衝撃な“事実”もあったという。


〈イラク派遣部隊の宿営地に積まれたコンテナの中には、一切開けられることのなかったコンテナがひとつだけあった。そこに棺桶が入っていたことを知っていたのは、各群長と幕僚数名だった。派遣経験のある高級幹部は私にこう告げた。
「隊員たちの士気が下がるから、特にその存在を知らせる必要はないのは当然だろう。だが、一方で、もしものときに備えておく必要もあった」〉


 もしもの時、戦死さえも想定して棺桶を用意していた。これは確かに「自衛隊のリアル」である。


 安全な日本の地で政治家たちが何を言おうと、現場は戦場という現実に直面する。自衛隊内では既にカンボジアPKOの際から、“戦死”を想定した様々な検討が行われていたという。


〈陸自は極秘裡に、死者が出た場合の遺体収容方法などの検討を開始していた。具体的には『遺体袋』の購入など。予算上、どう処理すべきかも検討された。陸自舞台が派遣されるのに、攻撃を受けないと考えるほうが非現実的だった。国会対策上、表沙汰にはできない。だが、リアリスト集団としてはやらざるをえなかった〉


 その後のイラク派兵では前述のように秘密裏に棺桶が用意されたが、それだけではなかった。戦死を想定した詳細なまでの具体的“手順”までもが検討されていたのだ。


〈現場から中継地、そして帰国までに遺体を後方の安全な場所に運搬する方法。羽田空港での出迎え態勢。その参加者リスト。首相は無理か。だが最低でも、官房長の出迎えは欲しい。「国葬級」の葬儀が可能かどうか。場所は東京・九段の武道館でいいのかどうか。開いている日程は絶えず掌握された。(略)そして医官・衛生隊員は順次、「エンバーミング」と呼ばれる遺体保存・修復の技術を関西の葬儀社で研修させた。傷んだままの遺体では、帰国させられるはずもなかった。部内ではそれらのことを「R検討」と呼んでいた〉


 復興のための派遣という名目だったイラク派遣ですらこういう準備が必要だったのだ。おそらくこうした戦死を想定した準備はもっと具体的に大々的なものになっていくだろう。


 そのひとつと思われるのが、戦死した自衛隊員の墓地計画だ。あまり知られていないが東京・市ヶ谷の防衛省敷地内にメモリアルゾーン「自衛隊殉職者慰霊碑」がある。そこには青色の端末機があり、1851人の殉職者のデータを見られるというが、10年ほど前そこを“アーリントン国立墓地のような場所にする”との計画が防衛省内で持ち上がったというのだ。

〈(イラク)派兵部隊に戦死者は出なかったが、それはまさに僥倖だった。自衛隊の戦死者はいつ出てもおかしくない状態だったのだ。だから『国立墓地』のようなもの、が必要だった。政治が主導しないから、防衛省・自衛隊独自で」
 計画は具体的に煮詰まっていった。
「陸海空各自衛隊から儀杖隊要員を出す」「観光客の鑑賞に堪えられる儀式を考案する」
 しかし各自衛隊からの「人を出す余裕がない」との理由で、墓地計画は頓挫したという〉


 実際、ここにきて、すでに防衛省内部ではひそかにこの「自衛隊のための国立墓地」の計画を進め始めたという情報もある。


 安倍政権は安保法制によって自衛隊員のリスクが高まることをぎりぎりまで認めようとしなかった。兵站=後方支援は敵の最大の標的になるというのは軍事の常識なのに、「後方支援なので安全」というインチキな詭弁を繰り返し続けた。


 だが、政権がどういいつくろおうと、戦死リスクはすぐそこまで迫っており、当の自衛隊が一番それをリアルにわかっているということだろう。
伊勢崎馨

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ジャパンハンドラー、および米国の傲慢ぶり

「代替案のための弁証法的空間」というブログから転載。
筆者は大学の経済学か何かの先生のようだが、こういう文章を堂々とネットに載せるだけでも骨のある先生である。
しかし、確かにブルース・クリングナーとやらは、元CIAとも思えない脇の甘さである。というより、これだけはっきりと舞台裏を白状しても、日本の猿ども(日本国民全員ね)には何もできまい、と舐めきってているのだろう。
最大の問題は、琉球新報が報じた、この傲慢男の発言を、本土マスコミはまったく報じなかったらしいことである。

やはり、米国からの独立以外には、日本の進むべき道は無い。その上で、対等の関係を結べばいいのである。べつに、米国と喧嘩しろというわけではない。友好関係は保ちつつ、相手の理不尽な要求は堂々と撥ねつければいいだけの話だ。



(以下引用)赤字部分は夢人による強調。

CIAも劣化したものだ ―ブルース・クリングナー氏のインタビュー記事紹介

2015年09月20日 | 脱米
 本日(2015年9月20日)の『東京新聞』で、元CIAの北東アジア担当官で、現在ヘリテージ財団の「ジャパン・ハンドラー」の一人、ブルース・クリングナー氏(ヘリテージ財団上級研究員)のインタビューが掲載されていた。クリングナー氏は次のように言う。

***『東京新聞』9月20日付け6面クリングナー氏インタビューより引用****

 集団的自衛権の行使容認は、米国が長年、日本に要求してきたことだ。だが、日本側はいろいろな理由を挙げて「難しい」と譲らなかった。だから安倍首相が容認に動いたときは、良い意味でとても驚いた。
 (中略)
 ただ、安保法制は日本からすれば安保政策の歴史的転換点であっても、世界的に見れば、哀れなほど小さな変化にすぎない。
 日本が集団的自衛権を行使できるのは敵対行為に対応する場合に限られ、PKOでも応じるのは後方支援くらいだろう。
 (後略)

***引用終わり*****

 クリングナー氏は、米国が執拗に日本に要求し、拒み続けた日本政府をついに屈服させたぞと鼻高々のご様子である。おそらく氏は、財団内部において日本を屈服させるに当たって自分の果たした役割を誇らしげに報告していることだろう。宗主国から送り込まれた植民地行政官の態度さながらである。そして、安倍首相はまだ屈服し足りないと、さらに積極的に自衛隊を米軍の下請け部隊として奉仕させるよう要求している。
 この後、何を考えるだろう。日本がさらに積極的に集団的自衛権を行使し、戦闘行為に参加せざるを得なくなるよう、さらなる「ショック」を与えようと考えているに違いないのである。

 クリングナー氏の過去の行状を見れば、今後彼の考えそうなことは明らかだ。

 民主党政権時代の2012年11月14日にクリングナー氏が書いたレポートの要約は、IWCが翻訳している。以下のサイト参照。
 
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/118349

 クリングナー氏はこの論文で以下のように宣言している。

 「安倍氏の外交姿勢が保守的であり、日本国民のあいだに中国への懸念が広がりつつあるという状況は、米国政府にとって、日米同盟の健全性維持に死活的な数項目の政策目標を達成する絶好の機会である。

 米国政府は長きにわたって、日本が自国の防衛により大きな役割を担うこと、さらに海外の安全保障についてもその軍事力・経済力に見合う責任を負担することを求めてきた。日本が防衛費支出を増大させ、集団的自衛権行使を可能にし、海外平和維持活動への部隊派遣に関する法規を緩和し、沖縄における米海兵隊航空基地代替施設の建設を推進することになるとすれば、米国にとって有益なことである」と。

 尖閣での日中対立を利用して、中国の脅威を煽り立てれば、日本は屈服し、米国の長年の要求である集団的自衛権の行使容認、防衛費の拡大(=アメリカからの武器輸入の拡大と自衛隊の米軍の下請け化による米国の財政負担軽減)、海兵隊辺野古基地建設、を受け入れるだろうと。日本と中国を対立を拡大させることが、アメリカにとって有益であると堂々とおっしゃっているわけだ。
 そして、まんまとこの戦略通りに事は運んだわけだ。大予言的中と言いたいところだが、シナリオ通りになるように植民地を恫喝しているだけなのだから的中するのも当然でしょうよ。「さすがはCIA」と言うほかない。

 尖閣の日中対立を煽って、鳩山政権の目指した東アジア共同体構想を挫折させるに当たっては、いろいろ影でやってくれたようだけどね。まあ、そんなのにまんまと引っかかる日本人も中国人もよほど民度が低かったってことだから、残念ながらこっちの負けですよ。

 クリングナー氏が、2013年12月17日に発表したレポートでは、「沖縄知事が、辺野古の埋め立てを認めないなら沖縄振興予算を凍結すると恫喝すべきだ」と日本政府に「指南」していたということを自ら明らかにしている。「振興予算を凍結すれば沖縄は経済的苦境に陥るだろう」と。植民地政府に対して、反乱を鎮圧するための兵糧攻めを献策したわけだ。たいそうな軍師ぶりである。

 この問題、本土のマスコミは報じていなかったが、『琉球新報』は大きく報道した。琉球新報のサイト参照(2013年12月22日付け記事)。

 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-217009-storytopic-53.html
 
 この問題を見ても、彼のやり方は「ショックドクトリン」である。東アジア共同体を挫折させるためには「尖閣」ショックを与え、辺野古基地を推進するためには「兵糧攻め」ショックを与える。前者は成功したが、後者は失敗した。沖縄県民は、そんなことで屈しはしなかったわけだ。 

 クリングナー氏のやり方、「さすがはCIA!」と言いたいところだが、ちょっと待った。アメリカの外交も随分劣化していないか?
 ふつうこうした隠密活動というのは影でコソコソやるものであって、自慢気に堂々と顕示するようなもんじゃないでしょう。クリングナー氏ときたら、公の目に触れるヘリテージ財団のレポートで、自分の業績として高らかに誇っているのだ。

 ここまで日本人は舐められているんだよ。こんなのに手玉に取られている自称「保守」、自称「愛国者」っていったいなんだ? あなたたちはバカにされてるだけなんだよ。 

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