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嘘と演技の才能や努力

「晴耕雨読」から転載。
橋下の話などするのも本当は不愉快なのだが、いくら失敗を重ねても、いくら悪事を働いてもすべてマスコミや既得権益グループから守られているのだから、ほとんど不死身である。これは恐ろしいことだ。
だが、彼を選挙で落とすことは(不正選挙さえ無ければ)可能である。
であるから、彼のあの鉄面皮ぶりやしぶとさに負けず、こちらも粘り強くあのチンピラヤクザが化けた怪物と戦っていくしかないだろう。

私は、現代社会で生きるための必須の技術は「嘘と演技」である、というのが持論なのだが、私自身は自分がついた嘘を覚えるだけの記憶力も無いし、演技など練習するだけの根気も無い。で、仕方なく正直者のままで生きてきたわけである。まあ、面倒臭い嘘や演技をしてまで得るほどのものがこの世にあるとも思わなかったということもある。当然、それでは社会の第一線では働けないわけで、だから私は別ブログで「本業では無能な人間」の意味で、「徽宗皇帝」をペンネームにしているわけである。そして、私が願う、本来の生き方である「酔生夢死」をもじってこちらでは「酔生夢人」と名乗っている。
要するに、嘘をつく技術も演技する技術も、才能と努力の賜物なのだ、ということである。社会に出て人と交わるためには、これは必須の技術だ。だから、昔からそうした技術を身につけるのが嫌な怠け者は、隠者などになったわけである。独りでいれば、嘘も演技も不要だからだ。

公的な立場にあればあるほど、この嘘と演技の才能は非常に役立つものなので、橋下があれほどのし上がったのは、マスコミその他の後押しもあるが、本人の才能や努力も当然大きなものだっただろう。ただ、その人間性が最悪なために、その才能や努力は社会的な被害をより大きくしただけだが、これは彼をそのような存在に作ってきた連中の責任である。
一日でも早く、この怪物の幼虫を我々は叩き潰す必要がある。幸いなことに、彼は、まだ幼虫段階なのである。


(以下引用)*コメント筆者が誰か分かりにくいが、面倒なのでそのままコピーしておく。


2013/1/30


「いい加減、視聴者や有権者は彼の技法を見抜かないと、今後とも誤摩化され続けると思う:想田和弘氏」  その他

https://twitter.com/KazuhiroSoda
 


とくダネで橋下徹の弁明を聞いたが、「新入生を迎え入れる状態にない」の一点張りで、何度説明を聞いても、入試を中止することの必要性が不明。

「意識改革、意識改革」とも連呼していたが、入試を中止しないと意識改革が不可能だという理路も示されない。

結局、「僕は厳しく対応してますよ」ということを印象づけ、体罰を容認してきた自らの責任に対する追及をかわすための、保身術であるように思えた。

ついでに、あわよくば教育委員会制度もつぶして、政治家が教育現場を支配できる体制を作る突破口にしたいという野心も透けて見える。


文字起こしをすればはっきりすると思うが、橋下はどんな質問が来てもそれには正面から答えず、自分が言いたいことを繰り返し話しているにすぎない。

話し方や身振りのせいで理路整然と話しているような「印象」が伝わりがちだが、内容のみを精査すれば説得力はまるでない。

内容は薄いのに、いかにも立派なことを言っているように見せかけるテクニックは、橋下徹が以前から最も得意とする技のひとつである。

しかしこのことを指摘する人は、驚くほど少ない。

いい加減、視聴者や有権者は彼の技法を見抜かないと、今後とも誤摩化され続けると思う。

橋下が弁舌で醸し出すある種の「説得力」は、非言語的コミュニケーションの巧みさに由来する。

それは論理ではなく、感情や印象を操作する技術である。

彼が発信するツイッターの文章が、弁舌よりも遥かにボロが見えやすいのは、文章では非言語的コミュニケーションが発揮できないからである。

> 橋下徹はテレビは内容より印象ということを熟知してます。髪を整え背筋を伸ばしカメラから視線をそらさず何を突っ込まれても動揺せず真面目な顔で持論を繰り返しておけば視聴者は騙される。古くから言われている事ですが実践は意外に難しい。

ですね。

> さらに巧妙なのは中継を利用している点です。相手が目の前にいると本能的に反応してしまうけど中継だと相手はモニターの中。でも視聴者は二人が同じ場所で会話しているように感じる。橋下は小倉と会話するフリをして視聴者を洗脳してただけです。

> アドルフ・ヒトラーもそうでした。それはゲッペルスによってより一層増幅されました。日本では大手マスコミがゲッペルスの役割を果たしているようですが,それは意図されたものでしょう。

マスコミは意図がある場合も、ない場合もあるでしょうね。
 






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投稿者: 早雲
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この記事へのコメント一覧
※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。


投稿者:ワイワイ

2013/1/30 20:58

 記者会見で答え難い質問、本質を突いた質問を記者がすると、彼は必ず記者に反問しているようです。記者が何を前提に質問しているかを確かめるためのようです。そしてその前提を崩そうとします。前提を崩せば議論は勝てます。記者会見は質問に答えること場なのに、質問に答えず議論するのはおかしいです。そのことを言わずに橋下市長から訊ねられた記者が答える必要はないのに、議論に引きずり込まれているのを何度か見ました。逆質問された記者は、質問しているのは私です、質問に答えてください、と食い下がればいいのに。結局橋下氏は質問にちゃんと答えずお茶を濁しています。記者の人たちは自分の役割を果たしてほしい。



投稿者:磯谷

2013/1/30 18:49





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